2022年12月01日

競馬重賞予定


1月20日(日)
AJCC
ジェネラーレウーノ、ダンビュライト、フィエールマン
東海S
アンジュデジール、インティ、チュウワウィザード
1月23日(水)
TCK女王盃
アイアンテーラー、エイシンセラード、クイーンマンボ、ラビットラン、ワンミリオンス
1月30日(水)
川崎記念
アポロケンタッキー、オールブラッシュ、ケイティブレイブ、ミツバ
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2019年01月13日

京成杯、WIN5予想

葉牡丹賞の1、2着馬のシークレットランとランフォザローゼズ、東スポ杯2歳Sは時計の早い馬場が敗因だったと思っているナイママ。それからエリカ賞で大きく出遅れたカフジジュピターの巻き返し。
新馬1戦1勝組では、33秒1の上がりで勝ったラストドラフトが怖い。驚異的なレコードが出たJCの日の新馬戦だったので馬場状態が良かったとは言え、この上がりタイムだけでなく、レースのラスト2ハロンが10秒9、11秒1という超スローペースながらも中団から差し切ったその末脚を評価したい。
カテドラルは折り合えば怖いものの、福永が続けての騎乗というのがそれほど期待を抱かせてくれない。
あまりにも人気がないのでカフジジュピターを本命にする。新馬で勝った相手よりも人気がないのはなぜなのか。考えられるのは騎手だが、それにしても人気がなさすぎる。

◎カフジジュピター 8
○ラストドラフト 7
▲ナイママ 10
△ランフォザローゼズ 5
△シークレットラン 9
複勝200円 8
ワイド各100円 5-7 9-10

自信度★☆☆☆☆


2019年1月14日WIN5予想
1レース目:10、11
2レース目:6、10、12、14
3レース目:4、5
4レース目:、8
5レース目:2、4、8
計96点

結果:1レース的中
先週調子が良いなんて言ったらこの有り様。
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2019年01月12日

日経新春杯、WIN5予想

ハンデ戦だが人気どころのハンデにあまり差が無い。
アルゼンチン共和国杯と同じような顔合わせとなったが、ウインテンダネスは右回りの実績が無く捨てる。
9着だったノーブルマーズは叩き3走目でそろそろ調子も上がってきて良い頃だろう。ただ、宝塚記念も目黒記念も内枠で好走しており、今回は外目の11番枠がどう影響するのか。かなり迷ったが、結局捨てることにする。
2着だったムイトオブリガードは当然有力だし、6着だったガンコはアルゼンチン共和国杯ほどの極端なスローペースにならなければ、今の時計のかかる馬場なら勝機はある。
8着だったルックトゥワイスは力負けだったのか、敗因が分からない。しかしその前はムイトオブリガードと好勝負しており、今回はムイトオブリガードが大外に入ってしまったことを考えると逆転があってもよさそう。京都の芝は今は時計がかかっているので、ステイゴールド産駒というのもプラス材料ではないか。
他には明け4歳の菊花賞組。前残りが怖いメイショウテッコンと、菊花賞5着とメンバー最先着のグローリーヴェイズ。
あとは去年2着のロードヴァンドールと、去年の秋に長期休養から復帰して結果を残しているシュペルミエールあたりだが、ロードヴァンドールの前走が休み明けとは言え最下位だったのは不安。まだまだ調子は戻っていないのではないか。それに今回はメイショウテッコンやガンコもいるので去年のような楽な前残りの展開にはなりにくいと見て捨てる。
本命はルックトゥワイス。あまり人気していないので狙い時な気がする。

1枠1番マサハヤドリーム北村友55
1枠2番グローリーヴェイズデムーロ55
2枠3番エーティーサンダー酒井51
2枠4番アフリカンゴールドミナリク52
3枠5番シュペルミエール北村宏55
3枠6番サラス松若49
4枠7番ガンコ藤岡佑57
4枠8番ウインテンダネス内田56
5枠9番ケントオー和田55
5枠10番ルックトゥワイス岩田55
6枠11番ノーブルマーズ高倉56
6枠12番メイショウテッコン56
7枠13番ダッシングブレイズ福永56
7枠14番アイトーン国分恭54
8枠15番ロードヴァンドール横山典56
8枠16番ムイトオブリガード川田56

ワイド各100円 10-12 7-10 2-10 5-10 7-12
自信度★★★☆☆


2019年1月13日WIN5予想
1レース目:2、6、13
2レース目:1、11、14
3レース目:10、12
4レース目:3、6
5レース目:10、12
計72点

結果:2レース的中
今年も外国人騎手で行きましょう。
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2019年01月11日

フェアリーS予想

例年通り訳の分からないメンバーの集まったレース。抽選対象の1勝馬が14頭、残りの2頭は初のマイルと、本当に例年通り重賞であることの価値を全く感じられない。
アクアミラビリス、アマーティ、グレイスアン、フィリアプーラ。このあたり。よく分からないのでマイルで実績のある馬を選んだ。
新馬が楽勝だったアクアミラビリスが人気するだろうか。それとも中山実績のあるフィリアプーラだろうか。
人気しそうだが本命はフィリアプーラ。未勝利では4コーナーで外も外、大外をぶん回して差し切った内容を評価したい。
グレイスアンも新馬は直線途中まで持ったままの楽な手応えで押し切ったが、上の2頭に比べると少しインパクトに欠けるレースだったように思う。
アマーティは骨折明けの大外枠なら割引が必要だろう。
それなら枠を考えて、初のマイルだが唯一マイル以上の距離で結果を残しているエフティイーリスも押さえておきたい。

◎フィリアプーラ 1
○アクアミラビリス 11
△アマーティ 16
△グレイスアン 13
△エフティイーリス 3
ワイド各100円 1-11 1-16 1-13 1-3
自信度☆☆☆☆☆
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2019年01月09日

シンザン記念、京都金杯、中山金杯結果

直線で大外からマイネルフラップが豪脚で追い込んで来たものの、スタートは出遅れ4コーナーでも無駄に膨れて大外を回ったロスがあったか、先頭を捕まえようかというところで失速。逆に内でロス無く立ち回ったヴァルディゼールが、マイネルフラップの追い込みを跳ね返すようにそこからさらにひと伸びして先頭でゴール。2戦2勝で重賞勝利を決めた。
ただ、マイネルフラップの方が強いと思えるレース内容だっただけに、雨でしか走らないと思っていた前評判を覆し、良馬場でも十分勝負になるだけの末脚を見せた。
3着のミッキーブリランテはスタートが決まらず、押していったら折り合いを欠いてしまうという、スムーズさに欠いた競馬だったにも関わらず3着と好走。こちらも能力は高そう。
人気のアントリューズは直線で前が詰まって8着。今回の結果は度外視で、また次に期待したい。

1着:ヴァルディゼール ▲
2着:マイネルフラップ
3着:ミッキーブリランテ △
4着:パッシングスルー ○
5着:ハッピーアワー △
結果:-500円


パクスアメリカーナが外々を回りながらも最後はきっちり差し切る強い競馬で勝利。前走のオープン勝ちに続いての重賞制覇で、明け4歳で今年の活躍が期待できる勝ち方だった。
同じ明け4歳で注目されたカツジはスタートで出遅れて後方からの競馬になり、追い込み届かず8着。
2着には早めに動いて先頭に立ち、そのまま押し切りを狙ったマイスタイル。1600mでは距離が短いかと思ったが、ペースが早くなかったこともあり楽に追走し、勝負どころでも置いて行かれることなく抜け出して見せた。むしろ2000mよりマイルの方が合っているのではと思うほどの内容だった。
3着には中団から追い込んだミエノサクシード。牝馬では上位の末脚を持っていることは確かだが、少しレースのレベルに疑問が残った。
次走の巻き返しを期待するなら、直線の勝負どころで前が詰まって追い出しが遅れ、6着に敗れたグァンチャーレか。ただ、前が開いてからの末脚勝負で外の馬に差されているので、スムーズなレースだったとしても3着までだっただろう。

1着:パクスアメリカーナ ◎
2着:マイスタイル
3着:ミエノサクシード
4着:アドマイヤアルバ
5着:ヒーズインラブ △
結果:-500円


58キロのハンデも問題なし、中山巧者ぶりを見せつけたウインブライトが中山金杯を制した。
2着には向こう正面で一気に捲っていったステイフーリッシュが粘りを見せた。
また、3着には逃げて粘ったタニノフランケル、4着にも好位の内でレースを進めたアドマイヤリード、さらに5着も早めのレースをしたタイムフライヤーが残ったように、前が有利なレース展開だった。そんなレースで、中団からきっちり差し切ったウインブライトの中山での強さは、ここでは力が抜けていたような印象。
人気のマウントゴールドはまさかの控える競馬で12着。両隣のマイネルハニーとストロングタイタンが抜群のスタートを切ったおかげで、間にいたこの馬が前に行きにくかったのもあるとは思うが、前残りになったこの展開であれば序盤から出していくような競馬をしていれば、結果は違っただろう。
エアアンセムもスタートが悪く後方からの競馬で7着だった。
もう1頭、人気だったコズミックフォースはスタート良く前につけたものの、13着と大敗。ダービー3着で過剰人気しているだけだと思ってはいるものの、それ以上に負けすぎな内容。単純に不調に陥っているのではないか。

1着:ウインブライト
2着:ステイフーリッシュ ◎
3着:タニノフランケル
4着:アドマイヤリード
5着:タイムフライヤー
結果:-500円
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2019年01月05日

シンザン記念、WIN5予想

新馬1戦1勝のヴァルディゼールとパッシングスルー。そしてマイルで2連勝のアントリューズ。それから新馬、未勝利とも上がり最速で2、1着と好走を続けるミッキーブリランテ。前残りのデイリー杯2歳Sでアドマイヤマーズを上回る上がりで3着に来たハッピーアワー。この5頭以外は重賞や500万で力の足りないレースをしており狙いにくい。
前走急に500万で快勝したマイネルフラップはここまでの2勝が重、稍重なので雨でないと狙いにくい。

◎アントリューズ 5
○パッシングスルー 9
▲ヴァルディゼール 2
△ハッピーアワー 3
△ミッキーブリランテ 10
ワイド各100円 5-9 2-5 3-5 5-10 2-9
自信度★★☆☆☆


2019年1月6日WIN5予想
1レース目:、8
2レース目:6、10
3レース目:6、7
4レース目:3、
5レース目:、3、5、9
計64点

結果:4レース的中
今年は年明けから2日連続4レース的中なのは絶好調と言っていいだろうか。それもハナ差の2着とかなり惜しいレースだった。しかしヴォージュを押さえていれば100万馬券だっただけにもったいない
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2019年01月04日

京都金杯、中山金杯、WIN5予想

今年からタイトルの書き方を少し変えることにした。理由は海外だと「&」の入るレース名があることと、ジーワンの時には予想1と予想2が混じってしまい全てを&でつなぐとかなり分かりにくくなっていたことから、レース名を羅列する時は「&」から「、」に変える。幸い、今のところ重賞で「、」の入るレース名はない。
ハンデも厳しくないので4歳でいいだろう。カツジ、サラキア、パクスアメリカーナ。この3頭。
本命はパクスアメリカーナ。休み明け2走目で、安定の川田、中内田コンビで、ハンデもカツジより1キロ軽い。
古馬ならグァンチャーレ。4年前にシンザン記念を勝っているし、これまでの成績を見ても阪神より京都の方が得意だと思っている。
スワンSを勝ったロードクエストも気になるが、ハンデ57キロでは狙う気にはなれない。スワンSでもグァンチャーレと僅差だったので、ハンデ差と距離延長で今回はグァンチャーレ優勢と見ている。
中京記念3着のリライアブルエースは休み明けだし鞍上が坂井なのでここは叩き台か。
それよりはヒーズインラブの復調に期待したい。

◎パクスアメリカーナ 12
○カツジ 3
▲グァンチャーレ 4
△サラキア 2
△ヒーズインラブ 8
ワイド各100円 3-12 4-12 2-12 8-12 2-4
自信度★★☆☆☆


タニノフランケルが楽逃げの展開になれば怖いものの、武豊が前走乗って勝ったのに今回はマウントゴールドに乗るのなら、こちらを狙いたい。タニノフランケルを見ながら楽に好位に付けてレースを進められそうで、展開が向きそう。
前走そのマウントゴールドに続く3着だったステイフーリッシュはステイゴールド産駒なら中山で本領発揮となるか。ホープフルSで3着に来ているのでコースの不安はない。
連勝中で勢いのあるランガディアは、2回目の中山コースに対応できるのかどうか。
それよりは中山2000m実績を重んじてブラックバゴのほうを狙いたい。
あとは8歳にして充実期のエアアンセム。
去年2着のウインブライトはハンデ2キロ増、前走復調気配のアドマイヤリードは実績のない2000mが不安。
ストロングタイタンは夏馬と言われながら中日新聞杯で3着に来たが、さらに寒さを増した今の時期なら狙いにくい。
コズミックフォース、タイムフライヤーの4歳馬はあまり信用していない。コズミックフォースのダービー3着は、ダービーによくあるただの前残りだったと思っているので評価していない。タイムフライヤーはホープフルSの覇者なのでこのコースならという期待はあるが、あの時のような調子に戻っているのかどうか。
マイネル2頭ならハニーのほう。オクトーバーS2着の時は58キロを背負っていたので、57キロなら上積みもあるだろう。

◎ステイフーリッシュ 15
○マウントゴールド 8
▲エアアンセム 6
△ブラックバゴ 14
△マイネルハニー 7
ワイド各100円 8-15 6-15 14-15 6-8
複勝100円 7

自信度★☆☆☆☆


2019年1月5日WIN5予想
1レース目:8、12
2レース目:8、12
3レース目:、11、12
4レース目:1、8
5レース目:2、3、12
計72点

結果:4レース的中
58キロのウインブライトはちょっと買えない。
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2019年01月02日

クランジ競馬(シンガポール)観戦記

香港を発った、という終わり方をした前回のハッピーバレー競馬観戦記でしたが、そこから向かった場所はシンガポールでした。
かつてコスモバルクやシャドウゲイトがシンガポール国際航空Cを制したことで日本では有名と思われる、シンガポールのクランジ競馬観戦記です。

前回のハッピーバレー競馬が水曜のナイター。翌日木曜日に香港からシンガポールへ移動し、金曜日にナイターのクランジ競馬を見に行ってきました。
とは言うものの、元々はクランジ競馬を見に行く予定ではなく、土曜日にマレーシアのセランゴール競馬を見に行く予定でした。しかし、旅行出発の1週前に競馬開催日の再確認をしてみると、ちょうどその日の開催が中止になってしまっていたのです。1ヶ月前にスケジュール変更が発表されていたようで、それを知ったのが1週前でした。競馬を諦めてマレーシア観光に徹しようかとも考えたのですが、近くの競馬開催を探した結果、シンガポールで金曜日のナイター開催があることが分かり、急遽飛行機やホテルの予約を取り直し、無事にクランジ競馬場に向かうことができました。

LCCを利用する場合、キャンセルや変更はお金がかかるため、普通であれば諦めてマレーシアに行っていたと思います。しかしたまたま今回は、予約していた香港からマレーシアへのエアアジアの便が、予約の1ヶ月くらい後になってフライト時間が変更となったため、フライトをキャンセルしてエアアジアのデポジットとして返金してもらうか、別の時間の便に変更するかというオプションを手に入れていました。元々は到着した翌々日にマレーシアで競馬を見る予定だったので、フライト時間が変わっても問題はないためそのオプションは放置していたのですが、競馬が中止となれば話は別。そのオプションでフライトをキャンセルし、返金してもらいました。たまたまこのオプションでの返金が可能だったおかげで、余計なお金を使うことなくシンガポールへと行き先を変更することができました。
あとは、香港からシンガポール行きの飛行機、シンガポールのホテル、シンガポールからマレーシアへの飛行機を予約したことで準備完了。香港からシンガポールに入り、クランジ競馬を観戦し、その後マレーシアに移動し、元々予約していたマレーシアから羽田空港への飛行機で帰国するというスケジュールに組み直しました。

では本題の観戦記に入ります。


香港からシンガポールへは木曜日に移動。ここも相変わらずLCC。2日続けてのエアバスA320の狭いシートにうんざりしながら、スクートで15時前に到着。マリーナベイサンズの展望台に行ったり、イルミネーションを楽しんだりと観光し、翌金曜日も朝はマーライオン、マリーナベイサンズのカジノ、モスクなどを見て過ごす。

マカオ、韓国に続いて入ったカジノは観光客で大人気の場所なのだと思っていたが、平日の朝では人は少なかった。また、メンバーカードを作った時にもらえるお試し券でスロット、テーブルゲームに挑戦したが、韓国の時のようにノーリスクでのプラス収支とはいかず、全く当たることなくあっという間に溶けて消えた。ただ、カジノ内はドリンクバーがかなり充実していたので、それだけで十分に満足できる場所だった。

シンガポールは東京23区程度の面積という狭い国だが、非常に発達した綺麗な街並みということは有名な話で、道路や歩道が広く街歩きをするにはかなり快適な国だった。ナイター競馬まで時間はたっぷりあるのでシンガポールの街を歩き回っていたが、信号や横断歩道もしっかりと整備されていて非常に歩きやすかった。

そんな途中、休憩にこんな店に入ったりもした。

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このブログの海外旅行記おなじみのマクドナルド、ではない。シンガポールのインド人街にあった、日本発祥のイタリアンレストラン、サイゼリヤ。どこの国の何なのかさっぱり分からないような説明をあえて付けてみたが、要するに日本で大人気のサイゼリヤに入ってみた。
シンガポールは屋台の集合した場所、ホーカーがいたるところにあり、そこで地元グルメを安く楽しめるので、普通のレストランに入る必要はほとんどないと思っていた。しかし、ここは赤道直下の国。人生初体験の北緯1度は想像以上に辛く、真上から照りつけるその日差しに太刀打ちできず、屋内のレストランで休憩する時間が必要だった。

サイゼリヤのメニューは、日本と比べて少し違いはあったし値段も少し高かったものの、そのシステムはほとんど同じだった。
ボタンで店員を呼んで注文するシステムは変わらない。ドリンクバーはあるし、セットで頼むとドリンクバーは安くなる。水はドリンクバーコーナーにあって自由に飲めるのも変わらなかったので、ミラノ風ドリアを食べて冷たい水で身体を回復させた。
唯一違うシステムだったのは、伝票を机に置かれることはなく、会計の時にはレジでテーブル番号を伝えて支払う必要があった。
サイゼリヤの本場、というとイタリアなのか日本なのかよく分からないような気になるが、日本のサイゼリヤしか知らないため、テーブル番号なんて見ていなかった。日本のサイゼリヤを幾度となく味わってきた立場から、本当のサイゼリヤとはなんたるかを指導してやろうかと考えたわけではないが、戸惑いながらもテーブルのほうを指差したところ、周りのテーブルが空いていたこともありちゃんと会計できた。

サイゼリヤから出ると熱帯特有のスコールに見舞われたため、モスクの中で休憩。イスラム教徒ではないので入れるスペースは少なかったが、何をするでもなくカーペットの敷かれた床に座っているだけで時間を潰すことができた。
というか、イスラム教徒の入れるスペースを見ても、床に座っているだけの人が多かったように思う。特に何かを唱えるようなわけでも祈りをささげるようなわけでもなかったので、何をしていたのかさっぱり分からなかった。なかなか宗教というのは理解が難しい。


その後ついにクランジ競馬場へ。17時頃に到着。
クランジ競馬場へは、MRTと呼ばれる鉄道のクランジ駅を降りれば目の前なので楽なのだが、マリーナベイサンズ周辺の中心部からクランジ駅まではMRTで40分以上と意外に時間がかかる。それでも、物価が高いシンガポールでも東南アジアらしく鉄道はかなり安く210円程度なので、お金の面では安心して移動できる。

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入場券は券売機で買えるのだが、8SGD、約650円と、これまでに行ったどの競馬場よりもはるかに高い。このあたりはシンガポールの物価の高さが顕著なところ。それでも現地の人からすれば、マリーナベイサンズのカジノ入場料が100SGDなので競馬場は相当手軽にギャンブルを楽しめるという感じているだろう。
競馬場の入場料は、現地のICカードで払うと6SGDなので少しお得。キャッシュレス化を日本も推進しようとしているのなら、JRAも見習って入場ゲートにsuica等の交通系ICカードをさっさと導入すべきだろう。そうすれば、入場券を売っているおばちゃんとチケットをもぎるお姉さんの人件費を減らして別のサービスにお金を割り当てられるだろうに。
まあ、JRAの場合は回数券が安いからsuicaに対応しても使わないだろうけど。

入場料に関してはネット上でも情報が色々あるが、どうやら昔はスタンドの場所によってもう少し値段が細かく分けられていた様子。元々は1階、2階、3階と分けられていて、1階だけならもっと安い値段の入場料だったらしい。現在は、1、2階席エリアと3階席エリアの2種類しかなく、1、2階席全体に入れる安い方の入場券で8SGDもした。


入場エリアは1、2階と書いたが、屋内スタンドの2階への入り口がよく分からなかったのでレースは1階から見ることに。
都市国家シンガポールという商業の発展した国ということもあってか、大きなターフビジョンがあり、その周りには他の競馬場ではまず見ることのない広告がずらり。ロンジンの時計は他の国でも見られるにしても、シンガポールダービーのスポンサーになっているエミレーツの広告も。パナソニックの広告もあるのは、ターフビジョンがパナソニック製なのだろうか。JRAのターフビジョンはほとんど三菱と東芝だが。

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パドック側はスタンドの中から見ることができない代わりに、1階と2階のどちらからでも見れた。それもエスカレーターで簡単に行き来できる。
またパドックは、正面に装鞍所がある、香港のシャティン競馬場や韓国のプサン・キョンナム競馬場、ソウル競馬場でも見たタイプだった。

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クランジ競馬場のスタンドの大きな特徴は、パドックと本馬場とを繋ぐ馬道が1階スタンドのど真ん中を突っ切っているということ。東京競馬場のように地下を通ったり、中山競馬場のようにスタンドの端を通ったりするわけではなく、スタンド1階の真ん中を貫いているという面白い構造をしている。そのため、本馬場入場へパドックから馬が出ていく時だけはスタンド内も柵で仕切られて、真ん中部分が通行できないようになる。パドック側のエスカレーターを使って2階へと迂回すれば通れるものの、多少めんどくさい。
スタンド内で2階へと迂回することはおそらくできない。この日は入り口が分からなかったので論外だが、かつては別料金だったことからも、そこは行き来できない構造になっているのだと思う。

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スタンドの中は広々としていて、オッズなどが表示されるモニターもかなり多くあって快適。街の中心から離れた場所にあることから、人口密度の高いシンガポールと言えども土地を広く使えるのだろう。2日前の香港ハッピーバレー競馬場とは比べものにならなかった。
スタンド内の設備もJRAといい勝負だろう。フードコートは東南アジアのグルメで充実していた。JRAの誇るタダ茶は見当たらなかったが。

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スタンドの中はかなり綺麗。シンガポールの街ではゴミのポイ捨てや電車内での飲食が罰金になるなど、非常に厳しいルールがあるため、他の国の競馬場とは比べものにならないくらいで、JRAの競馬場と比べてもきれいと言える。
ただ、さすがは競馬場。そんな国のルールなんて競馬をやるオッサンの前では通用しない。オッサン達が外れ馬券をその場に捨て、掃除のおばちゃんがそれを片付けるという馬券の循環はこのシンガポールでも成り立っており、そのおばちゃん達の大活躍によってこのきれいなスタンドは維持されていた。
また、スタンドが綺麗と言っても、それは建物の話。外に出ると日本のように椅子が大量に並んでいるのだが、通路に近いすぐに座れるような席は、半分くらい椅子が壊れていた。このあたりは東南アジア感を少し味わえる雰囲気だった。

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金曜日のナイター競馬なのでそれなりに人が入るのかと思いきや、ガラガラ。富裕層や外国人はマリーナベイサンズのカジノに行くとしても、来年には国際G1復活が予定されているような競馬場なのでもっと賑わっているのかと思いきや、そんなことはなかった。シンガポールでは競馬はそこまで人気がないのだろうか。それとも平日だったから空いていただけで、日曜開催ならもっとにぎわっているのだろうか。


1レースのスタートは18時20分、最終レースが22時00分。1日8レースの開催で、香港ほどではないが遅い時間までやっている。

コースは左回りで、外が芝、内がポリトラックコース。どうやら日本のように1日に両方をやるわけではなく、芝の日、ポリトラックの日と分かれているようで、残念なことにこの日はスタンドから遠くて見にくい内側のポリトラックの日だった。
正直、ポリトラック開催だったためこの日にクランジ競馬場に行くのは乗り気ではなかったが、最初に書いたようにクランジ以外の選択肢が無かったので、ここは妥協したところだった。

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あとは、レースのプログラムが理解しにくかった。馬のレーティングがあるため、それによって1から5までクラス分けされているレースは分かりやすいものの、それ以外にも毎日「クランジステークス」という謎のレースも組まれている。クランジステークスはAからDまで格付けがあるようだったが、レーティングによる1から5のクラス分けと対応しているのではなく思った。2つのクラスの馬の混合競走なのかとも思ったが、よく分からなかった。
さらに、MAIDENという未勝利戦も組まれているのだが、レーティングでクラス分けされた普通のレースにも未勝利馬は出ているし、しかも未勝利馬なのにレーティングがそこそこ高かったりして、一番下のクラス5以外の未勝利馬もいた。

こういったレースプログラムなので、香港同様事前に公式HPで戦績の情報は十分に手に入るものの、予想はなかなか難しかった。

シンガポールでの馬券は、単勝、複勝は最低賭け金が5SGD、約410円と馬鹿高い。入場料が8SGDと考えると妥当な気もするが、それでも他の国と比べるとリスクの大きさに腰が引けてしまう。その他の馬連や三連単、四連単などは最低賭け金が2SGD、約160円なので、金額を考えると買い方は複勝1点買いや、ワイド2点買いあたりになってしまう。まあ、結局いつも通りなのだが。
そんな買い方を続けていると、何とか4レースと5レースで複勝の1.6倍と2.4倍を当てることが出来た。

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とりあえず馬券的中の目標は達成したので、熱帯の暑苦しい競馬場で冷たいビールを気分良く飲むことに。
シンガポールでは、当たった馬券を払い戻した時に的中証明書のようなものも一緒にもらえて、配当なども書かれているため、記念に手元に残したり、終わってから収支の計算をしたりするのに非常に役に立った。
あとは香港で外した4連複や4連単のリベンジもしたかったのだが、どうやら4連複は今年途中に発売をしなくなったらしく、4連単は香港のように低額多点買いはできないので止めておいた。

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レースの傾向としては、オーソドックスに内枠の先行馬が良く来ていた気がした。が、正直なところあまり覚えていない。

と言うのも、シンガポールでは海外競馬の発売も盛んで、この日はオーストラリア、マカオ、南アフリカの3場の発売もあり、そちらにも気を取られてしまった。
そのきっかけは、マカオのリベンジを思い立ったこと。以前の、香港国際競走&タイパ競馬(マカオ)観戦記で書いたように、マカオは現地観戦したものの的中無しという散々な結果に終わり、もう海外に競馬を見に行くなんてしないと誓ったため、その誓い通りに今年やって来た海外の競馬場で、なんとかマカオの馬券を当てておきたくなったのだった。ん、今何か大きな矛盾があったような・・・。
とにかく、マカオ競馬の馬券を今度こそは当てて、「マカオ競馬観戦」だけでなく「マカオ競馬の馬券的中」を達成したいと思い、公式HPを見て複勝1点を購入。
2レースの時点でこれを思い立ったので、残りレースは5レースもありチャンスは十分と思っていたら、これがまさかの一発的中。この嬉しさで、現地のシンガポールの競馬への集中力は低下していた。

さらに、このマカオ2レースの出馬表を見ていると、騎手欄に中野省吾の文字が。最初は自分の目を疑い、次はこの日に若手招待競走なんてあったかなと思ったものの、そういえば元船橋競馬所属の中野省吾が、騎手免許が更新できずマカオに移籍したのだったということを思い出した。そこでこの日の出馬表を調べたところ、4レースにも騎乗していることが分かった。2レースの馬は絶望的な過去成績だったものの、4レースはそこそこの人気馬だったのでそちらで中野省吾の複勝を購入。
別に中野省吾に思い入れは全く無いが、せっかくの機会なのでと応援すると、見事に逃げ切って1着でゴール。シンガポールの競馬場で、「中野」と叫んだ日本人はかつていたのだろうか、などと思いながら、アイネスフウジンとは全く関係の無い「中野」コールを楽しんだのだった。コールではなくただ叫んだだけだったが。

さらにさらに、現地に見に行くことはまずあり得ないだろうから、こういう時しか馬券を買うチャンスは無いという理由で、南アフリカの馬券も購入。単に南アフリカというだけで、どこの競馬場なのか、距離は何なのか、芝かダートかも分からないまま、複勝の1番人気馬を買ってみたところ、これもまさかの一発的中にテンションが上がった。
ちなみに、この日にやっていた南アフリカの競馬は、グレイヴィル競馬場でのレースだったというのは後から調べて分かったことである。

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こうして、まるで日本の3場開催のように短い間隔で立て続けにレースが行われる状況だったので、目の前でやっているシンガポールの競馬をかなりおろそかにしてしまった。
また、競馬場に行くとたいてい、自分はギャンブルが下手くそすぎると思い知らされて、気分が悪くなるのが常なのだが、この日はこうして他場のレースが3戦全勝という奇跡的な成績を残し、自分でも信じられない勝負強さを見せつけたのだった。
そんな素晴らしい一日を過ごしたおかげで、最終的な収支は7SGDのマイナス収支だった。
勝負強い、素晴らしいという前言を一瞬にして撤回。どこの政治家にも負けないほどの超高速前言撤回。
いつものように収支はマイナスだった。そりゃあ複勝しか当たっていないのだから。中野省吾を応援するとか考えながら、単勝ではなく複勝を買うようなショボい買い方しかできないのだから、プラス収支になんてなるわけがなかった。


そんな感じで、これまでの海外競馬とは少し違う楽しみ方をしていたのだが、どうしても気になっていたことがあった。最初に書いた、「2階のスタンドへの入り口」がよく分からないまま終わろうとしていた。
事前に調べた情報では、2階のスタンドからもレースを見ることができるようだったため、途中からそれを探してスタンドをうろうろしていたのだが、どうしても入り口がよく分からない。パドック側のエスカレーターで2階に上がればそこから普通に2階スタンドに入れそうなものなのに、シャッターが閉まっていて入れない。もしかすると、この日は2階スタンドを閉めていただけなのかもしれない。
ただ、一応それ以外の入り口がないか隅々まで色々探しておこうと思いうろうろしていると、最終の8レース前に、2階に入場ゲートのようなものを見つけたので、そこを通ってみることに。


これ、出口やん。


スタンドの4コーナー側が駅と繋がっている入場口があって、来た時はそちらから入場したのだが、反対の1コーナー側は駐車場と繋がっている入場口があって、そちらから退場してしまった。
まさかの最終レース前に出てしまう大失態。勝ち逃げでもなければ、負けが込み過ぎて嫌気がさして帰るわけでもなく、自分の意思に反してレースを見ずに帰るのはなんとも締まらない。
そこで、そのまま引き返して止められると格好悪いので、ダメもとで駅側の入場口にもう一度行って、最初に使った入場券をゲートに通してみたが、やはり入れなかった。かと言って、残り1レースのためにわざわざ650円の入場料をもう一度払って入る気はせず、そのまま帰路についた。


最終レース前に出てしまったと言ってもすでに21時を回っていたため、あとはホテルに帰って寝るだけ。
翌土曜日は、「世界最高の空港」として名高いシンガポールのチャンギ国際空港を満喫すべく、14時台の飛行機にも関わらず朝9時頃から空港に行って、空港の中を探索し尽くしてからマレーシアのクアラルンプール国際空港へ。
またしてもLCC、スクートにお世話になったが、飛行時間が45分程度という、国際線とは思えないほどの短時間のフライトだったため、3回連続のエアバスA320での国際線も苦痛に感じることなくクアラルンプールに到着。その日はペトロナスツインタワーなどを観光。
翌日曜日にはマレーシアで競馬の開催はあったのだが、この日の昼間の飛行機を予約していたため、泣く泣くマレーシアでの競馬観戦は今回は諦めて、クアラルンプールの街中を少しぶらついた後、14時台のエアアジア、エアバスA330で羽田空港へと帰った。
飛行機が遅れ、羽田空港に着いたのが23時頃になったせいで終電は逃したものの、終バスには乗れる時間だったため、韓国の時のように羽田空港で夜を明かす必要はなく、モノレールと深夜バスを利用して2時前に家に辿り着いた。


これで、2018年はロイヤルターフクラブ、ハッピーバレー、クランジの3つの海外の競馬場で観戦して、海外での競馬観戦も8場にまで増えました。
まだまだ海外の競馬場はあるので、今年2019年もアジアを中心に海外競馬観戦に繰り出していきたいと思っています。
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2019年01月01日

ハッピーバレー競馬(香港)観戦記

年末の締めくくりとしてロイヤルターフクラブ競馬の観戦記を投稿したのですが、2018年の海外競馬観戦はそれだけではありませんでした。
年明け早々の更新も、昨日に続いての海外競馬観戦記。タイトルの通り、香港にあるハッピーバレー競馬観戦記です。

香港国際競走&タイパ競馬(マカオ)観戦記に書いたように、香港国際競走は2016年に見に行きましたが、香港には国際競走が開催されるシャティン競馬場と、もう1つハッピーバレー競馬場があります。
水曜日のナイターがハッピーバレー、日曜の昼間がシャティンというのが基本の開催スケジュールです。年に数回イレギュラーな開催日もあるようですが、基本的にはハッピーバレー競馬場に行くには、水曜日に行かなければいけないのです。
今回は11月23日の勤労感謝の日が金曜日にあることを利用して、水、木曜と休暇を取って、長い連休にして行ってきました。
1年前のこの週の開催では、Japan Nightというイベントがあり、一番搾りや日本酒、たこ焼きなど日本でよく見かける食事が屋台で出店していたようで、この週を狙って1年近く前から計画していました。
すると、今年はこの週どころか、3週間にわたってこのイベントが開催されており、行った日が最終週でした。
この週に毎年開催するというのは、日本のジャパンカップの週ということと関係があるのかもしれません。

さて、前置きはこの程度にして、観戦記に入りたいと思います。


11月21日の香港、ハッピーバレー競馬観戦のために、11月20日の深夜便で香港へ行くことに。
直前になって、20日には東京都内での出張が入り、スーツ、革靴で外出する必要が出て非常に困ったものの、旅行用のリュックサックに普通の服やスニーカーを入れて出張し、出張が終わって羽田空港に到着後、トイレで普通の服やスニーカーに着替えて出発することに。脱いだスーツや革靴、仕事の資料などは出張用のビジネスバッグに詰め込んで、空港の荷物預かり所で保管してもらうことに。
こうして、出張に行った流れでそのまま羽田空港から香港入りに成功。いつも通り安さを重視し、エアバスA320の狭い座席を我慢してLCC、香港エクスプレスを2016年に香港から帰った時ぶりに利用。朝4時頃には香港に到着。

香港国際空港は2年前にも利用したが、店は多いものの24時間営業の店が少なく、ちょっとした食事にも困る。そんな空港も徐々に改善されつつあるようで、色々と工事が進んでいた。ただそのおかげで、2年前の初めての海外旅行の時に、最初に海外で入った店である思い出のマクドナルドも工事中で、2年ぶりの香港国際空港のマクドナルド訪問は失敗に終わる。

今回は、セブンイレブンでパンを買って食べ、その後に移動。早さ重視なら電車がいいものの、かなり安く行けるバスで中心部へ。ハッピーバレー競馬はナイター開催。1レース開始まで12時間以上あるのだから、急ぐことはない。
バスに乗るのに少しだけ抵抗があるとすれば、香港はICカードの普及率が世界トップレベルらしく、現金でバスに乗るとお釣りが出ない。かといって、ICカードを作るとデポジットを取られて、その返却の時に手数料が掛かる。
事前に計算した結果、今回の旅行のスケジュールなら、現金払いでお釣りをもらえないとしても、手数料を払ってICカードを作るほうが損だということで全て現金払いにした。香港はあらゆるところでICカードが使えるので、今後も何度も行く予定があればICカードを作ろうと思うのだが、そこまで香港に行く予定はないので作らなかった。

バスでまずは黄大仙という寺に行くために、空港で3000円を両替して195HKDを手にし、18HKDのバスに20HKD払って乗車。2HKDはバス会社にくれてやることにした。
その後は地下鉄を使って夜景で有名なビクトリアピークに昼間に登って景色を楽しみ、さらに有名なエッグタルトや小籠包を食べたり、レートのいい両替店で日本円を両替したり、特に意味もなく九龍と香港島をフェリーで往復してみたりと、2年ぶりの香港の街をぶらぶら。物価は日本と変わらないような香港だが、この九龍と香港島を結ぶフェリーは片道が2~3HKD、30~45円程度で乗れるので、海の上から香港の街も見ることができるし、移動手段としても安いしで素晴らしい。ただ、フェリー乗り場は当然海岸にあるので市街地からは少し距離があるので、歩くのが面倒ではあるが。

こうして特に休憩を挟むこともなく、いつも通りの貧乏人根性で、せっかくの海外なので行けるところは行く、というスタンスで朝4時過ぎの香港到着から全力で歩き回り・・・

体力消費しすぎた。

そりゃ深夜便でろくに眠れていない身体のまま、街をぶらついていたらそうなるわ。
ということで、15時にホテルにチェックインしてしばし休憩。
ハッピーバレー競馬場は、香港島の銅鑼湾駅から歩いて20分程度なので、その駅の近くのホテルを予約しておいた。
休憩がてら、公式HPの出馬表を見てハッピーバレーの競馬予想をしつつ、ある程度予想を終えたところで再び街へ。

まだ競馬開催まで時間はあるものの、この時は明確な目的があってホテルを出て競馬場の方向に向かっていた。その目的こそが、これ。

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最初に空港で入りそびれたマクドナルドである。2年前の香港、今年9月のタイに続いて、海外で3度目となる安心のマクドナルドにチェックイン。
今回マクドナルドを目指していたのには理由があった。なんでも香港のマクドナルドの、「チージーシャンピニョンアンガスバーガー」というものがめちゃくちゃ美味いという評判をネットで見ていたので、是非食べてみたいと思っていた。
朝に空港で食べられなかった、待望の香港のマクドナルドでこの「チージーシャンピニョンアンガスバーガー」を注文。このブログで食レポをする気は全くないのだが、パンのもっちりふわふわ感、肉のジューシーさが日本のマクドナルドとは明らかに違って、かなり美味いハンバーガーだった。

そしてこのマクドナルド、ハッピーバレー競馬場に近いことから、周りを見渡すと、やっぱりいる。新聞を広げてレースの予想をしているオッサン達。
この日本と変わらない姿にホッと一安心。やっぱりどこの国も競馬オヤジの行動は同じようなものだ。日本でも、今は潰れてしまったが船橋競馬場の横のマクドナルドはこんな感じだったなあと思い出す。

しばらくマクドナルドで休憩していたら、気がつけばオッサン達がいなくなっていた。1レースの発走が19時20分、その2時間前が開門時間ということで、17時すぎにはオッサン達は出て行ったようだった。どの土地に行っても、競馬場周辺の現地のオッサンナビは本当に心強い。
オッサンナビを信用して競馬場に向かうことに。


ハッピーバレー競馬場は、場所としてはかなり市街地の賑やかな所の近くにあるのだが、いざ歩くとなると少し面倒。というのも、入場ゲートが最終コーナー付近にあって、駅から競馬場に歩いて行くと1コーナーあたりに着くので、ぐるっと競馬場の外側を最終コーナーあたりまで歩かなければならない。トラムという路面電車を使えば市街地から入場口の前まで直行できるものの、いつも通りそういう細かいところをケチって歩いたため、馬が走る前に第0レースに参加したような気分だった。

そうやって競馬場に到着。入場料は10HKD。だいたい145円くらいなので日本と変わらない程度。

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券売機がなく、ここもICカードで入場している人ばかりだったのでどうしようかと思ったが、よく見ると日本の地方競馬場にあるのと同じコインゲートで、10HKD硬貨を投入すれば通れるものだった。
両替の機械はなかったので、バスと同じように釣りはもらえない方式かと思ったが、近くにたくさんいる係員がどうやら小銭を持って準備しているようで、20HKD札を出すと何も言っていないのにすぐに両替してくれた。ICカードはあるくせに、現金の両替は超アナログ。


競馬場に入ってみると、市街地の賑やかな所の近くにあるおかげで、周りは高層ビルに囲まれているという珍しい立地にあることに気がつく。そして、スタンドがやたらと細長く、ゴール板を過ぎて1コーナーの途中あたりまでずっとスタンドが続いているのが見える。
また、都会ということもあって、ターフビジョンはかなり大型の新しいものが設置されていた。やはりというべきか、これは日本の競馬場にも納められている、日本企業の製品。

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賑やかな街の中で、1レースのスタートは19時20分、最終レースが22時55分と、かなり遅い時間に設定されていることもあり、ここでの競馬は街の夜のイベントとしての盛り上がりを見せていた。競馬場には、どこにでもいるオッサン達は当然のようにいるので置いといて、その他にも仕事終わりのスーツ姿のグループや、カップル、欧米から来た旅行客のような白人の若者集団もたくさんいて、アルコール片手に競馬を楽しんでいるという、これまでに知っている競馬場のイメージとはかなり違うものだった。こうなると、競馬好きのオッサン達は肩身が狭いだろう。
香港に、日本のネットの掲示板と同じようなものがあれば、
「ハッピーバレーなんてのはにわかの集まる場所。シャティンこそが至高。」
みたいな書き込みがされていてもおかしくない。
そして最初に書いたとおり、この日はJapan Nightということで、ステージなども用意されていた。最近は大井競馬場がこういう雰囲気に近づいているものの、それ以上に若者の数が目立つ競馬場だった。

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観戦エリアとしては、前回のタイのロイヤルターフクラブ競馬場と同じように入場料によって入ることのできるスペースが区切られており、入場料の10HKDだけを払って入った場合は、最終コーナーからゴール前50m付近までしか立ち入ることはできない。そのゴール前50m付近にはパドックがあるので、つまりパドックを境界にその奥のゴール側には入ることができないということ。たいていの競馬場は、コースがあり、スタンドを挟んで反対側にパドックがあるものの、ここハッピーバレーはコース、パドック、スタンドの3つが順に隣接しており、パドックを挟んで一般エリアと高級エリアに分けられていた。

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一般エリアと言っても、スタンドの中は有料レストランやら会員フロアが入り組んでいるようで、立ち入り自由なフロアは、1階、2階、6階の3つだけに制限されている。1階や2階は1本の通路と馬券売り場があるだけで、かなり狭い。見た目はかなり豪華なのだが、香港らしく高さのある建物で、階層を重ねて床面積を広げてはいるものの、敷地面積はそれほど広くなかった。6階はフードコートのようになっており、1、2階に比べると少しスペースに余裕はあるし、スタンドの外がベランダのようになっておりそこからレースも見ることができる。
市街地の近くなので、密集した香港の街のイメージの通り、スタンドだけでなくスタンド前の観戦スペースも狭い。直線自体は300m以上あるのでそれほど短くないが、コースとスタンドの距離が狭く、そこにステージや屋台やらが出ているのでかなり狭く感じる。
6階から眺めた写真を見れば、コースとスタンドの間の狭さを感じられる。スタンドには屋台やらステージやらが並んでおり、ラチ沿いには人がぎっしり。競馬場を見渡すというよりは、見下ろすという表現がしっくりくるような、ほぼ真下を向いて最後の直線を見ることになる。

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狭いと言っても、いざ競馬が始まってみればそれほど混んでいるとは感じず、椅子も探せば座れそうかというくらいだったのだが、この日は運悪く途中でスコールのような大雨が降ってきたせいで、全員がスタンド内に退避する時間帯が続き、その間はスタンド内に人が密集しており辛かった。
平日のナイターで狭いと感じるくらいだから、香港国際競走のようなビッグレースはハッピーバレーで開催せずに、シャティン開催になっているのだろう。

競馬場のコースについて触れていく。特徴的なのは右回りのおにぎり型の三角形コース。さっきから4コーナーではなく最終コーナーと書いているのはそのためで、4コーナーは無い。
また、シャティン競馬場は中国本土側にあるので平地だが、ハッピーバレー競馬場は本土とは離れた香港島側にあるため、100万ドルの夜景のイメージのように、海のすぐそばに山があって高低差が激しい土地にある。そのため、1コーナーあたりに急な上り坂のあるタフなコースになっており、1200mのレースでもシャティン競馬場より1秒近く時計が遅くなる。
コースは芝だけで、内馬場はサッカー場やらスポーツ施設が入っているので、狭い土地を最大限に活用していた。
コース幅の狭い競馬場なので、フルゲートは12頭と少ない。これも、香港国際競走が開催できない要因だろう。

そんなハッピーバレー競馬場の1レース目。香港はタイと違って、公式HPが非常に充実している。レース情報は日本以上に充実しているので、事前に万全の予想をすることができる。12頭立てと少ないこともあり、これならタイの時のように外しまくることもないだろうと楽観的に考え、あらかじめ日本でしておいた予想に従って複勝1点買いをすることに。海外に来た時は、その競馬場で馬券を当てることを目標にしているものの、1レース目くらいは穴狙いにしようと思い、事前に予想していた3頭の中から、最も人気の無かった6番人気の馬を選んで複勝を購入。最低単位の20HKDの1点買い。

その複勝が、いきなり当たった。

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万全の予想をしてきた甲斐があった。と、いきなりの的中で調子に乗る日本人の姿。馬券を当てる、の目標はいきなり1レース目にしてクリア。これが3.2倍と、複勝にしてはなかなかの好配当。

ただ、かなり嬉しいことに違いないものの、海外に行けば毎回馬券的中に苦しみ続けた経験しかなかったので、こうあっさり目標をクリアしてしまうと、逆にここからどうするかと迷ってしまった。大学生が2ヶ月の長い夏休みをもらって、やることがなく時間をもてあましてしまう感覚。
そこで、せっかくなので海外でしかできないことをやろうと思い、2レース目からは日本ではできないことに挑戦した。
4連複を当てる。これを次の目標にした。

当たればかなりの払い戻しが期待できる。と言っても、ホテルでカギのデポジット代を取られたおかげで、タイに続いて手持ちの香港ドルの現金がなかったので、細々と2点買いか3点買いで4連複的中を目指すことに。
複数点買いなら最低単位は10HKDになるので、2点買いか3点買いでも20HKDや30HKDしか使わずにすむ。
日本には無い券種なので、どうやって予想すればいいのか分からなかったものの、2点か3点にまとめるなら買い方は単純。3頭軸相手2頭、3頭軸相手3頭、2頭軸相手3頭。このどれかになるように買えば良い。3頭軸とかいう言葉は当然初耳だが、言葉の使い方としては間違ってはいないはず。

ということで、2レースから4連複に挑戦。しかしこれまでにできなかった経験なので、4連複を買うこと自体が楽しく、それだけで十分満足してしまった。それに、どうせ当たらないだろうと思っていたので、途中からは最低単位10HKDの2点買い、20HKDしか買わなくなってしまった。
そんな中途半端な気分で馬券を買っていたので、当然ながら7レースまで終わっても当たらなかった。ただそれでも、2点買いにも関わらず、1、2、4、5着の惜しい結果があったので、外れはしたもののなかなか楽しむことができた。

そして最終8レース。せっかくなので、もう1つの日本には無い券種を買うことに。
4連単だ。
さすがに買ったことが無い券種を買いたいからと言って、4連単2点買いなんて全く当たりを放棄したような買い方はしない。それだと今年の天皇賞秋でアクションスターを買うのと同じくらいの当たり放棄になってしまう。
香港では券種によって最低賭け金が違い、基本は複数点買いなら10HKDで、例えば4連複なら10HKDの2点買いの20HKDが最低単位だった。しかし4連単の場合、合計金額が24HKD以上であれば1HKD単位で賭けることができる。つまり、4連複も4連単も3点買いなら10HKD単位で30HKD必要だが、4連単は24点買いならそれより安い24HKDで買えてしまう。

ということで、頭を悩ませながら買ったフォーメーションがこちら。

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見事な4連単24点買いである。
1、2着は2頭の裏表で2点、それに3、4着は4頭の裏表ボックス12点を繋げた24点。
この馬券を、窓口のおばちゃんに渡す。すると一度機械にはじかれてしまい、何がダメなのかおばちゃんでは対処ができず、馬券をちゃんと分かっていそうなおっちゃんも登場。現地の職員5人くらいが頭を悩ませていたが、どうやら日本のマークシートで言うところの、「三連単軸1頭」か「三連単軸2頭」かみたいな所のマークが間違っていたようだった。
最初は、この24点買いの買い目自体がおかしいのではと職員のおっちゃんに言われたものの、何も間違っていなかった。きれいに24点買いなので、1HKD単位で馬券が買えたのだ。無事解決して馬券が買えた後は、そのおっちゃんに「勉強になりました」と言われた。「多点買いの点数なら、高校数学Aの確率の単元を勉強しなさい」なんて答えるわけはない。赤いマークシートを使いこなす日本人にしてみれば、こんな買い方は慣れっこだろう。
ハッピーバレー競馬場の観客は観光客や仕事帰りのビジネスマンが多いため、おそらくだが競馬にあまり詳しくない人が多く、単勝や複勝を買う人ばかりで、四連単、しかもこんなフォーメーションのような買い方をする人が少ないのではないか。そのため職員も四連単はなじみが薄く、ぱっと見て分からなかったのだろう。

そんなこんなで、見事に24HKDでの24点買いを決めたことで、ある種の達成感、満足感を得ることができた。
もちろん、馬券は外れた。


終わってみれば、馬券成績は1レースの複勝が当たっただけで、あとは全部外れ。収支は120HKD、約1700円のマイナスだった。ただ、何より4連複、4連単を買うという楽しみ方ができただけで満足だった。
ちなみに、最初に書いたJapan Nightのイベントや屋台については、わざわざ香港に来て一番搾りを飲む気も起きず、普通に競馬を楽しんだだけだった。
そう考えると、別にこの日を選んでくる必要もなかったのかもしれない。と、終わってからちょっと後悔した。ハッピーバレー競馬場に行くなら、12月の香港国際競走の前の水曜にある、「インターナショナル・ジョッキーズ・チャンピオンシップ」の日に行くのがベストのような気がした。


レースが全て終わると23時。日本ではあり得ない遅い時間まで競馬を楽しんだおかげで、あとはホテルに帰って寝るだけだった。
翌日は、昼前10時台という、かなり早い時間の飛行機に乗って香港を発った。

ハッピーバレー競馬(香港)観戦記は、この「香港を発った」というところまでで終了にする。
要するに、帰国したとは言っていない。
さて、この後いったいどこに向かったのか・・・。
posted by ナイト at 13:13| Comment(0) | 競馬観戦記 | 更新情報をチェックする

2018年12月31日

ロイヤルターフクラブ競馬(タイ)観戦記

昨年に国内24競馬場の現地観戦を達成したため、これからは海外での競馬観戦記を更新していくと去年宣言したように、今年の締めくくりとして今年新たに行った海外の競馬場の観戦記を更新します。
過去の記録はこちら。

競馬場めぐり1
競馬場めぐり2
香港国際競走&タイパ競馬(マカオ)観戦記
競馬場めぐり3
競馬場めぐり4
韓国競馬観戦記・前編
韓国競馬観戦記・後編
2017南部杯観戦記
2017浦和記念観戦記
2018高ボッチ高原観光草競馬大会観戦記

2016年の香港・マカオ、2017年の韓国と、これまで2回で5つの海外の競馬場を回ってきましたが、今回は「らしくない」内容です。というのも、1回の旅行で1カ所しか競馬場には行きませんでした。タイ、バンコクのロイヤルターフクラブ競馬場です。

ただ、これは「世界で最後」のロイヤルターフクラブ競馬場観戦記になると思います。その意味は、この観戦した日でロイヤルターフクラブ競馬場が閉鎖になったからです。
2018年9月16日の開催をもって、ロイヤルターフクラブ競馬場は、土地の権利の関係で現在の場所での開催は終了してしまいました。
このロイヤルターフクラブ競馬場が閉鎖になるという情報は、閉鎖日の数ヶ月前から流れていたにも関わらず、全く知らずに日程を決めて計画を立て、飛行機なども予約していました。そのため、下手をすれば閉鎖後にタイに行って競馬場に行けずに終わっていたかもしれないのですが、ラッキーなことに、ちょうど予定していた日が記念すべき?最終開催日になったのです。

今までの観戦記では、今後競馬場に行く人に向けて有用な情報も書ければいいと思っていたのですが、今回はその観点では書く必要はないと思います。おそらく、すでに閉鎖してしまったということこそが最も有用な情報かと思います。
付け加えるならば、この閉鎖になったロイヤルターフクラブ競馬場が、バンコクの市街地から東に大きく離れた場所に移転して開催する計画もあるようで、今後の新たな情報が待たれるところです。
また、バンコクにはもう1つ、ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場があり、こちらは現在も開催中です。これまでは2つの競馬場が毎週交互に開催していましたが、現在はロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場での隔週開催になっているようです。

あとは関係ないところですが、どうやらスリランカにも同名のロイヤルターフクラブ競馬場という名前の競馬場があるらしいです。

と、前置きが長くなりましたが、本題の観戦記に入ります。


今回は3連休を利用して、初めての完全な一人海外旅行。それだけでテンションが上がりっぱなし。
3連休の初日、土曜日の朝に成田空港からバンコクのドンムアン空港へ。LCCのスクートを利用してボーイング787でのフライト。15時前にドンムアン空港到着。到着して入国審査までの通路ですでに古そうな雰囲気が伝わってくる空港。さすが東南アジア(喜)、なんて思いながら、明らかに日本とは違う蒸し暑さの漂う通路を歩く。
入国審査を終えていざバスで市街地へ。本数の多い、モーチット駅に行くA1系統の空港バスを利用。このバスが30バーツ。約103円。さすが東南アジア、古いけど物価は安い。


20分ほどで到着したモーチット駅の周りには、土日限定でチャトゥチャック・ウィークエンド・マーケットという、ものすごく広い市場の営業があるのでそこで手始めにタイの雰囲気を味わうことに。
ここのマーケットは、服やらアクセサリーやらが所狭しと並んでいて、かなり値段も安い。さすが東南アジア、この雑多な感じがたまらない。ただ、安いと言ってもマーケットに売っているペットボトルの水はコンビニよりも高く、定価がある商品は場所代で高い様子。観光地価格のようなものだろう。

衛生的に、飲み物は毎回ペットボトルを買うべきと聞いていたので、水を買うべきか、でも屋台にはココナッツジュースとかもあるが、と悩みながら飲んだのが・・・・

成田空港の水

最初の一杯といえばやっぱりこれ!と、居酒屋でのビールような意味は全くないが、日本の水は安全安心。手荷物検査後の水飲み場で空のペットボトルに補給して持ち込むという貧乏人必須の技で準備しておいた水を飲んでいた。タイ人よ、これが無料で手に入る日本の安全な水だぜ!うらやましいだろ!なんて思ったわけではないが、タイで成田空港の水を飲むのは、不思議な感じがした。

マーケットで他に目を引くのは食事の屋台。ココナッツやらマンゴーやらが大量に並んだ屋台はさすが東南アジア、と早くも4回目のこのフレーズだが、それくらいテンションが上がっている。そんな中でも一番目を引いたのは・・・

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果物の屋台に紛れて、バカでかいパエリア。タイのくせになんでスペイン料理やねん!と思ったものの、タイ人だってパエリア食べたいだろう。日本人だってピザ食べたいし、香川県民だってきっとそば食べたい。
だいたい、マーケットに入って最初に遭遇したのがケバブの店だった時点で、多国籍感満載なことは薄々気がついていた。

すこし東南アジア感が薄れたところで、公衆便所に突入しようとすると、入口でオッサンに止められてしまった。いったい何かと思えば、入場料がかかるらしい。どうやらタイでは、入場料がかかる屋外の公衆便所が結構あるようだった。
さすが東南アジア(泣)、トイレで金を取るくせに、汚いし臭い。
このトイレだが、もし財布を取り出す時間すら惜しいほどの緊急事態でも、ちゃんと金を前払いしなければいけないのだろうか。せめて後払いに・・・なんて思ったりもした。ちなみに、ここの公衆便所の入場料は2バーツ。約7円だった。まあこれなら払ってやろうという程度の値段。ただ、近くにトイレがなく、我慢できなくなったらここで用を足さざるをえないので、トイレの入場料はもっと高くても商売として成り立つような気が・・・。


排泄物の話題が長くなってしまったが、マーケットではこのトイレ代だけ払って、屋台は衛生面に不安があったので見て回っただけで、モーチット駅へ戻る。腹を満たそうと駅に並んでいるスナックの屋台へ。ここなら路上の屋台より安全だろうと、タイ初の食事に選んだのは、グリーンカレー味のパイ。やはり海外に来たからにはその土地の料理を食べなければということで、選んだ一品だった。この店の写真は・・・

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タイに来て最初の食事が、世界どこでも食べられる、安心のマクドナルド。
これ、2年前の香港でも同じことをしたんだよなと思いながら、やっぱりマクドナルドは美味いから逆らえない。
この駅のマクドナルドは、屋台のような感じでパイが中心メニュー。パイナップルパイやコーンパイと、日本にはないパイが何種類もあり、それが19バーツという安さなのは、さすが東南アジア。
ちなみに、街の中のマクドナルドには、ライスメニューがあった。鶏肉を揚げた物とライスのプレートなど、我々の知るマクドナルドではなかった。しかも米料理ということは、マクドナルドで夢の健康な食生活も可能なのでは?と思うが、そんな健康的なのはマクドナルドではないと思う。健康的なマクドナルドなんて、アイデンティティーの崩壊だ。福永が内ラチ沿いを華麗に追い込んでくるようなものだ。横山典弘がポツンしなくなって全レースで完璧な騎乗をするようなものだ。


真面目な食事を求めて鉄道で移動。事前に調べておいた、ターミナル21というショッピングモールのフードコートで食事。近くにはレートの良い外貨両替屋、スーパーリッチもあるので、タイに着いたらまず行くべき場所だろう。
屋台だと衛生面の不安を感じるものの、フードコートなら衛生面で安全なうえ、安く作りたての料理を食べられる。それでいてここのフードコートは品数が多く、値段はそこらの屋台と同じ程度の安さ。あまりの素晴らしさに歓喜して、カレーなど一度に3つの料理を平らげてしまった。

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3品も立て続けに注文しに行く人が他にいるのか知らないが、タイ人に見られれば、間違いなく思われるだろう。
「こいつ、どんだけ食うてんねん」
そして、お店の人にも間違いなく思われるだろう。
「こいつ、また来たわ」
関西弁でないことは確かだが、まあこんな印象を持たれるのは嫌。
ただ、このフードコートはそういうことを気にしてしまいがちな自分でも大丈夫。店の数は20以上、座席も数百席。だから全然違う店に行き、全然違う席に座れば、誰からも気にされずに立て続けに食べることができる。
それで3店回って食べた結果、お値段なんと120バーツ以下!日本円で400円程度!
と、ジャパネット並に声を張り上げておすすめしたい、最高のフードコートだった。

ちなみに、ショッピングモールのトイレは日本にも負けず劣らずの綺麗なトイレだったので、調子に乗って食べ過ぎてしまっても大丈夫。もちろん無料。タイの電車は冷房が効きすぎなので、慣れない食後にいきなり電車に乗るとピンチに陥る可能性が高く、しかも駅にトイレが無いので、ショッピングモールなどの要所要所で腹の調子を確認することは非常に重要だった。


排泄物の話題は尽きないがこの程度にして、ホテルに泊まって翌日の日曜日。この日が、ロイヤルターフクラブ競馬場の最終開催日。

アクセスは、街中を走っている路線バスを調べて競馬場前まで直行するか、あるいはラーチャテーウィー駅から徒歩15分といったところ。だが、この日は朝から街をぶらぶらし、そのままずっと交通機関を利用することなく歩いて競馬場に向かった。今時、グーグルマップさえあれば何とかなる。
ただ、バンコクはあまり歩くべき街ではない。横断歩道がかなり少なく、道路の反対側に渡るのにかなり苦労する。交差点に横断歩道があったとしても歩行者の信号は無く、自動車の信号を見てタイミング良く適当に渡るしかない。その自動車の信号も、左折、直進、右折で複雑に分かれており、それを理解するのが難しいだけでなく、自動車がその信号をちゃんと守るとも限らない。そのため、慣れていないと渡るタイミングを見つけられない。

それでも、自動車の運転手も、信号がなくても歩行者が歩いていることを理解しているようで、思っていたよりも曲がってくる自動車がちゃんと歩行者を見て止まってくれる。
しばらく歩き続けていると、思ってしまった。茨城県で交通マナーが悪いと評判の、土浦やつくばのほうがよっぽど危険だと。
魅力度最下位の茨城県の中でも、車がないと生活できないと思い込んでいるクソ田舎でマナーの悪い土浦の車に比べると、バンコクのほうがちゃんと歩行者を見て車は止まってくれた。

と、書き出すと茨城県民への愚痴が止まらなさそうなのでこの程度にしておく。
バンコクを歩いていて食べ物の屋台以上に見かけたのは、路上での宝くじ販売。路上販売というのも、テントのような店を構えている人もいれば、持ち運べるカバンのような箱の中に宝くじを並べて、その箱を広げて売っている人もいた。カバン程度の大きさなので、別に店を構えているわけではなく、路上で座りながらや歩きながらでも売れるようなスタイル。タイの人は金銭欲が相当強いのか、ギャンブルが大好きなのか。

あとは、タイでは決まった時間になると国歌が流れるようで、その時間は全員が直立不動する風習がある様子だった。タイ王国なだけあって、国というか王様への忠誠心が強いのだろうか。
公共の場所など、スピーカーがある場所に限られるとは思うが、朝8時、大きな公園を散歩しているとスピーカーから音楽が流れてきた。公園ではランニング大会のようなものが行われていたが、そのランナーも国歌が流れると全員が走るのを止めていた。自分は何も知らずに歩いていたが、周りの人がみんな止まったのを見て止まることにしたら、近くにいたオッサンが親指を上に立てて、いいね!をくれた。FacebookやTwitterではもらうことができても、面と向かって外国人からいいね!をもらった経験は当然ながら初めてだった。ちょっと嬉しかったが、50歳くらいのオッサンの笑顔ではあまり心は満たされなかった。


さて、ようやく競馬の話に入る。
競馬場の近くに来ると、どこの国でも変わらない、安心の光景を見ることができた。

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1人1人ばらばらのオッサン達が、何かに引き寄せられるように全員同じ方向に歩いている姿である。言うまでもなく、その何かとは競馬場。そしてそのオッサン達からは、もれなく競馬場に向かうオーラが発せられている。このオーラを感じ取ることができるようになるまでには相当な長い年月を要し、日々鍛錬が必要・・・な訳ではない。日本同様に、なんとなく感じ取ることができる、あのオーラである。
オッサン達と一緒に、当然ながら自分も競馬場へと吸い込まれていった。

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1レースが12時過ぎとの情報だけを頼りに、11時頃に到着。競馬場の近くではもちろん新聞が売られている。ホームページなどがなく、馬の情報もレースの情報もないので新聞が全て。タイ語版は種類も豊富で値段も安かったが、英語版は1紙のみで100バーツ。

入場口は3つあり、会員、入場料100バーツ、入場料50バーツの3カ所。日本のようにスタンドの上のほうが値段が高いわけではなく、ゴール板に近い場所ほど値段が高く、会員エリアはゴール前、入場料100バーツだとゴール前数十メートルからゴール前100メートルあたり、といった具合にフェンスで区切られている。今回は100バーツエリアに入った。

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いざ入ってみると、日本の地方競馬場と同じような雰囲気。椅子がないものの、1階から2階にかけて屋外は全体が階段のようになっているので、皆そこに座り込んでいる。また、スタンドは5階まで自由に動き回れるので、日本では有料の指定席エリアになる高い場所にも入場料だけで入ることができる。

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見ての通りそれなりに大きなターフビジョンはあるが、画質も悪く、おそらくアナログ。レースが見えにくいだけでなく、CGなどで通過順が表示されることもないので、どの馬がどこにいるのかさっぱり分からない。また、海外ではよくあるが、帽子の色が枠順ではなく勝負服で決まるタイプだったので、帽子の色で馬を見分けることもできなかった。もちろん現地の競馬オヤジ達は、勝負服で分かるのだろう。我々が大井競馬場で赤い勝負服の的場文男を応援したりするのと同じこと。オヤジ達のために、競馬場の外では双眼鏡の貸し出しもやっていた。

また、ターフビジョンは大小の2つあるものの、映像はレース中継とオッズ表示だけで、出馬表らしきものは手作業で変える掲示板タイプのものだった。おそらく馬名やらレース結果やらがその都度手作業で変えられていたのだと思うが、なにせタイ語なので分からない。日本で手作業の表示と言えば、地方競馬のパドックでまだ見られるところが残っているくらいで、コース側に手作業の掲示板が残っているところはなかったように思う。

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変わっていることとして、パドックはない。出走馬が入場してきた後、スタート地点に向かう前に少しだけ小さい方のターフビジョン前でうろうろしているので、パドックの役割を果たしているつもりなのかもしれない。しかし、すぐにスタート地点に行ってしまうので、ほとんど見ることもできないのだが。

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1レースの発走は新聞を見ると12時25分。しかし、ターフビジョンに表示されている締切時刻のカウントダウンは、どうやら発走の10分前で0になりそうな感じだった。まあ、本当の締切時間はマカオなどと同じでゲートオープンの瞬間だろうから、表示の時間なんていい加減なもの。なんて分かってはいたものの、一応時間前に購入して、レースを待つことに。

タイのレースの事前情報として、馬がゲートに入ってから10分や20分も待つことがあると聞いていたので、10分前に一応締切にしておいて10分くらいかけてようやく発走するのか、などと思いながら観戦の1レース目。
かつての地方競馬のように、発売締切3分前が永遠に続くようなことはなく、新聞の発走時間の10分前にはきっちりターフビジョンの残り時間が0になり、徐々にゲートインが始まる。そして、およそ3分ほどで全馬がゲートに入る。新聞の発走時間までまだ5分以上ある。なるほど、こうやってゲート内で馬が待ち続けるというタイの競馬の噂は本当だったのか、と思いながら、新聞を見て時間を潰す。
それにしても、まだ発走していないのに、タイのオッサン共は熱狂的で、どんどん騒ぎ始めやがるな、なんて思っていたところ・・・

ゲートオープン、スタート。
海外では発走時間が遅れることがよくあるが、逆に予定よりも早い時間に発走してしまった。
さすがにこれは聞いたことも見たこともないわ。と呆気にとられていたものの、タイの人からすれば平常通りなのだろう。普通にレースが進み、馬がゴールを駆け抜けていき、馬券は外れた。


事情を飲み込めないまま、2レース目も同じようにスタートして、同じように馬券は外れた。

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発走時刻などはいい加減なくせに、ゴール板の上には時計がある。この写真は2レースのゴールの時のもので、12時55分と写っているが、新聞の発走時間は13時だった。

ただ、メインレースが近づけば近づくほど、ゲートに馬を入れる時間がどんどん長くなっていた。メインレースでは1頭ずつ馬をゲートに入れていくのだが、それがかなりゆっくりで、結局ゲートインだけで20分近くかかった。おかげでどんどん発走時間は遅れていき、最終レースの発走はついに新聞の時間から20分ほど遅れた。
おそらく、人が多くなるメインレースでは馬券売り場に並ぶ人が増えているので、発走時間を超えてもなかなか締め切らない。逆に1レースは人が少ないので馬券売り場に並ぶ人も少なく、さっさと締め切ってレースを始めてしまっていたのだろう。
全馬がゲートに入ってから待たされるという事前情報とは少し違って、全馬がゲートに収まるまでにかなり待たされはするものの、全馬がゲートに入ってからは30秒から1分程度でスタートが切られた。


レース中は、現地の人はスタートからゴールまでずっと大歓声。日本のように叫んでいる人もいたが、周りの人と声を合わせて応援する人も結構いた。例えるならレース後の「オグリ」コールのようなものに近い感じで、レース中の日本の競馬では見られない応援スタイルだった。と言っても競馬なので、仲間内で1頭の馬券を買ってみんなでその馬を応援していたか、たまたま買い目が一緒になったオッサン同士が意気投合したかだろう。そうでなければ、仲良く一緒の馬を応援することなんてあり得ない。それはどこの国であろうと、馬券を買う以上は同じはず。競馬場で馬券を買っているオヤジ達が純粋に1頭の馬を応援して盛り上がる訳がない。


ロイヤルターフクラブという競馬場名の通りで、レースは全て芝。スコールのある地域なので芝はぼろぼろで、1200mのレコードタイムが1分9秒台と、日本のダートよりも遅い。レース中に蹴り上げられた芝の塊が飛んでいるのがターフビジョンで見ていても分かるほど。そして、この日も途中にスコールがあり、馬場状態は急に悪化。日本の稍重から重に変更というようなレベルではなく、雨が降り続くにつれて次のレースのタイムが秒単位で遅くなったほどだった。

この日のレースは最終開催日ということもあってか、合計10レースの内、1200m、1300mが5レースずつだった。通常はほとんどが1200m戦らしい。
左回りコースで、スタートは1200mが2コーナー出口あたり、1300mは向こう正面の引き込み線からなので、日本の地方競馬くらいの大きさ。他にも、1100mと1840mの開催がまれにあるようだった。また、新馬戦は馬券の発売がないが成績としては残り、それ限定で1000mのレースもしているようだった。というのも、1000mのレースの記録が新聞の馬柱にはあるものの、そのレースでのオッズは書かれておらず、またコースレコード一覧には1000mは書かれていなかった。

この日は4から8レースが1300m。その4レース目で、ものすごく親近感を覚えてしまった。
その時のターフビジョンがこちら。

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芝の左回り、2コーナー奥の引き込み線スタート・・・。これは東京芝2000mではない。1300m戦に使われているゲートが、なんとJRAのものだった。競馬場名だけは剥がされているが、JRAのロゴやRACE COURSEの文字、ゲート番号はそのまま残されていた。
マニアックな視点で見てみると、JRAのゲートは内と外で2つ繋がっていて、スタート地点が広い東京の芝2400mコースでは、12頭入りのゲートが2つ繋がれていたりする。しかし、他のコース、他の競馬場ではたいてい、内に12頭入り、外に8頭入りのゲートが繋がれており、フルゲート18頭+外枠発走分の2枠の余裕を持たせた、合計20個の枠が用意されている。フルゲート16頭のコースでもこれが使われている。
そこからさらに狭く、フルゲートが14頭の函館競馬場の芝1000mやダート1700mなどになると、内外に8頭入りのゲートが繋がれており、フルゲート14頭+外枠発走分の2枠の余裕を持たせた、合計16の枠が用意されている。
このロイヤルターフクラブ競馬場のゲートは、内も外も8頭入りのゲート、合わせて16枠のもので、それをフルゲート15頭で使っている。しかしJRAと違うのは、外枠発走という概念がないのか、大外ではなく、最内の枠を使わずに空けている。
と、マニアックな観点で観察してはみたが、結局どの競馬場で使われていたものなのかを考えてみようにも、これ以上の考察はできなかった。そして今日でこのJRAのゲートもタイでの役目を終えると思うと寂しいものがあった。


馬券は韓国と同じ様子で、レース直前に一斉に皆が買い始める。事前に買おうと思えばできるのかもしれないが、マークシートが無いので基本的には次のレースだけを買うようなスタイルになるのだろう。そのため、例えば2レースの購入は1レースが終わってから2レース発走までの短い時間に密集するので、発売開始直後にはめちゃくちゃなオッズが見られるし、オッズは時間とともに信じられないくらい大きく変動する。

そのめちゃくちゃなオッズの最たるものがこちら。

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このオッズは、10バーツ賭けたときに返ってくる額である。つまり、15番の馬のPLACE、複勝の倍率が0.5倍になっている。ぼったくりやん・・・。
当然時間が経つと正常な1倍を超える倍率になっていった。

また、先に書いたがマークシートはなく、全て対人窓口で買うことになるので、口頭か、紙に何か書いて差し出すか、新聞を指差すかになる。今回は口頭、簡単に買えるようにと単勝(WIN)か複勝(PLACE)しか買わなかったが、タイの窓口のおばちゃんのなかでも英語のできる人とできない人が混ざっているようで、ただの数字だけなのに通じないおばちゃんもいた。そういうときには、新聞を指差して買った。
手で数字を表す方法で大丈夫かと思っていたが、15番を買おうと右手で1、左手で5を示すと、おばちゃんは6番?と聞き返してきた。確かに1+5は6なのだが。他にも、8番を買おうと、右手の3を左手の5の手のひらにくっつけるようにして示したところ、おばちゃんは3番?と聞いてきた。どうやら左手の5を完全無視されたようだった。そこは文化の違いなのか、単におばちゃんの頭がおかしかったのかは分からなかったが、3番なら左手は使わんだろうがと少しイラッとしたので、この方法は途中で諦めた。
馬連と三連単も発売していたが、買うのが面倒だったし売り上げも低かった。三連単に至っては、場内のモニターでオッズすら表示してくれなかった。

馬券を買うための予想材料としては、ちゃんとしたパドックもなく、新聞だけが頼りだったわけだが、全くの情報不足だった。
買った新聞で最初に注目したのは騎手リーディングの情報。リーディング1位の騎手は、勝率が35%で、これさえ買っておけばなんとかなりそうなもの。しかし、レースの馬柱に肝心の騎手が載っていない。リーディングジョッキーがどの馬に乗るのか分からないのだから狙いようがない。
種牡馬リーディングも載っていたが、当然ながら騎手リーディングほど高い勝率ではなく、また上位の馬の産駒は同じレースに複数出ているので狙いを絞れない。ちなみに、種牡馬リーディング1位はコールプレイという、調べたところアメリカのG3を勝った程度の馬だった。他も全く知らない種牡馬ばかりで、アメリカなどから安い馬を輸入しているのだろうか。知っていたのは、へニーヒューズ産駒がこの日1頭いただけだった。

それ以外にはこれまでの成績を見て予想するしかないのだが、それを見ても全く納得できない結果が多かった。その一例がとある馬の成績。

7月8日 クラス2 53.1キロ 1分13秒30(良) 9着 7馬身差 単勝オッズ100倍以上
8月18日 クラス2 51.3キロ 1分12秒02(良) 10着 6馬身差 単勝オッズ100倍以上
8月25日 クラス3 55.8キロ 1分19秒55(重) 11着 21馬身半差 単勝オッズ100倍以上
9月2日 クラス3 54キロ 1分13秒45(稍重) 1着 (7馬身半差) 単勝オッズ8.2倍

超人気薄で全く上位に及ばない内容が続いていたのに、いきなり単勝オッズが8.2倍になったレースで7馬身半差の圧勝。時計もなかなか優秀。八百長か、情報屋がはびこっているのか、あるいはタイ語版の新聞はかなり情報が充実していたのか。そうでもなければ理解できない成績と単勝オッズだった。こんな成績を見せられて、どうやって予想すれば良いのか、さっぱり分からなかった。


この日の馬券成績だが、タイではクレジットカードの使える店が少なく、現金の持ち合わせが少なかったこともあり馬券にあまりお金を費やすことができず、全レース1点勝負。最低金額が50バーツ、約170円からだったので、全レース50バーツずつ合計10レースの500バーツを使ったが、当たったのは1回だけ。それも複勝の2倍の馬券だったので、100バーツの払い戻しで400バーツのマイナス収支となった。マカオの全外しの悲劇が頭を何度もよぎったものの、なんとか最終前の9レースで当てることができたので最悪の事態は免れた。もしここで全外しになると、閉鎖してしまうので取り返しが付かないという、かなりの焦りを感じながら終盤は馬券を買っていた。

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そして時間は流れ、とうとう記念すべきロイヤルターフクラブ競馬場最後のレース。勝ったのは15番のParyuh。なんて読むねん・・・。

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レースが全て終わると、最終日だからなのか、主催者のようなスーツを着た人達がコースに出てきて手を振っていた。ただ、別にセレモニーのようなものはなく、普通に観客のオッサン達は帰って行ったので、一緒に自分も帰った。スタンドにはテレビ局が来ていたし、インターネットでも現地のニュースに取り上げられていたので、それなりに話題になっていたのかもしれないが、あまり最終開催感はなかった。もしかしたらアナウンサーが最後らしい実況とかをしていたのかもしれないが、やはり中野雷太や馬場鉄志の実況でないと心に響かない。タイ語は分からないので。

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そうして競馬観戦を楽しんだ後は、徒歩で帰り、この日もフードコートで夕飯。

翌日3連休の最終日の月曜日は有名な寺院などの観光地を周り、ドンムアン空港へ。
今回の旅行で誤算だったのは、現金をあまり持っておらず、またクレジットカードがあまり使えなかったこと。そして競馬で負けすぎたこと。おかげで、ぎりぎりのお金のやりくりになってしまった。
馬券が1回は当たったおかげで、最後に空港で現地のシンハービールとつまみのソーセージにありつくだけのお金は残っていたが、この最後の晩餐がセブンイレブンのイートインだったことは悲しい限り。しかも缶ビールの値段が、空港のセブンイレブンだと街のセブンイレブンより10バーツも高かったことには腹が立った。日本のセブンイレブンならそんなことないだろうに。

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そしてついに帰路へ。23時55分発というエアアジアの深夜便のおかげで、この日も一日中楽しむことができ、疲れ果てた体で成田空港へ。エアバスA330でのフライトはまさかの最後尾席で、後ろのCAの話し声がやたらとうるさくエアアジアに不満が溜まったり、トイレのドアの開閉音も気になったりしてなかなか寝付けなかったのだが、最後に飛行機から見たバンコクの夜景は、最高のごちそうだった。

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この写真、真ん中少し左下に台形の真っ暗な部分が写っているが、これがまさにロイヤルターフクラブ競馬場である。
そして写真の真ん中の一番下にも、見切れているものの真っ暗な部分がある。これがもう1つの競馬場、ロイヤルスポーツクラブ競馬場である。
見ての通り、かなり近い場所に競馬場が2つもあり、その距離はわずか4kmほど。日本でおそらく最も近い距離にあると思われる阪神競馬場と園田競馬場でも9km程度離れている。


ちなみに、翌朝8時すぎに帰国した火曜日は有給休暇を取っており、ATMで日本円をようやく入手してお金にも時間にも余裕があったので、その足で運転免許の更新に向かった。よく講習中に眠らずにいられたなと自分でも感心している。


結局、最後に手元に残っていたタイのお金はわずか35バーツ程度。もう、馬券1レースすら買えない金額だった。
公衆便所には17回行けるけど。
posted by ナイト at 16:45| Comment(0) | 競馬観戦記 | 更新情報をチェックする