そんな先行馬有利のレースで、好位から抜け出したのはコパノリッキー。それを追ってホッコータルマエが進む。
当然ながら、このホッコータルマエが先頭に立って、外からベルシャザールが差してくるものだと思っていたが、このコパノリッキーが驚くほどの粘りを見せると、長い東京の直線を最後まで粘り切って、大波乱を巻き起こした。鞍上田辺もついにG1制覇となった。
確かに、ここ2走の大敗で一気に信頼を落としていたが、昨年の兵庫CSではベストウォーリアらを相手に楽勝しており、同世代でトップレベルの馬だと思われていたように、実力は秘めていたということだろう。
2着にはホッコータルマエ。今回のようにスローになってしまうと前を捕らえるほどの切れる脚がなかったか。
3着は外からベルシャザール。唯一追い込んで上位に来たように、実力の高さは示してくれたが、今回は展開に泣いた結果となった。
他にも、ノーザンリバーやブライトラインが上位に来たように、ある程度前から行かないと勝負にならないレースだった。
7枠13番 | コパノリッキー | 田辺 | 57 | 1:36.0 | |
8枠15番 | ホッコータルマエ | 幸 | 57 | ○ | 1:36.1 |
6枠11番 | ベルシャザール | C.デムーロ | 57 | ◎ | 1:36.4 |
3枠6番 | ノーザンリバー | 戸崎 | 57 | 1:36.4 | |
6枠12番 | ブライトライン | 福永 | 57 | 1:36.5 | |
2枠4番 | ワンダーアキュート | 武豊 | 57 | ▲ | 1:36.5 |
7枠14番 | ダノンカモン | 三浦 | 57 | 1:36.7 | |
4枠7番 | ニホンピロアワーズ | 酒井 | 57 | △ | 1:36.7 |
5枠10番 | ドリームバレンチノ | 岩田 | 57 | 1:36.7 | |
1枠1番 | ゴールスキー | ベリー | 57 | 1:36.8 | |
4枠8番 | グランドシチー | リスポリ | 57 | 1:36.8 | |
2枠3番 | ソロル | ブノワ | 57 | 1:36.9 | |
1枠2番 | ベストウォーリア | 浜中 | 57 | △ | 1:36.9 |
5枠9番 | アドマイヤロイヤル | 四位 | 57 | 1:36.9 | |
8枠16番 | シルクフォーチュン | 横山典 | 57 | 1:37.2 | |
3枠5番 | エーシントップ | 内田 | 57 | 1:38.5 |
結果:-500円
前半のスローペースを見越して、ラストインパクトが外から一気のまくりで、向こう正面で早々と先頭。さすがにこれは早すぎるかと思ったが、ラスト5ハロンを全て11秒台という圧巻の競馬で、力の差を見せつけた。最後は2馬身半差の快勝。菊花賞4着のスタミナを活かす、思い切った鞍上川田の好騎乗も光った。
2着にはカフナ。さすがに休み明けで厳しいかと思っていたが、それでも地力の違いで2着を確保。叩き2走目の次はさらに良くなっているだろうから期待したい。
3着は今回は追い込む競馬をしたブレイズアトレイル。毎回安定した結果を残しているが、重賞を勝つにはメンバーか展開に恵まれないと厳しいかもしれない。
アロマティコは完全に仕上がっていないという話だったが最後は5着まで追い込んだ。次に期待が持てる内容だった。
人気のカルドブレッサは7着。狙い時が分からない馬だが、もしかするともう少し時計のかかる馬場のほうが得意かもしれない。
2枠4番 | ラストインパクト | 川田 | 55 | ◎ | 1:45.3 |
1枠1番 | カフナ | 藤岡康 | 57 | 1:45.7 | |
3枠6番 | ブレイズアトレイル | 丸田 | 55 | △ | 1:45.7 |
5枠9番 | ゼロス | 国分恭 | 54 | 1:45.8 | |
4枠8番 | アロマティコ | 北村友 | 54 | △ | 1:45.8 |
結果:ワイド780円的中 +280円
やはり超スローペースでレースが進むと、それに耐えかねたサトノアラジンが4コーナーですでに先頭に並びかけ、直線で先頭に立つ思い切った競馬を見せる。
しかし、そこからの伸びを欠く。すると、楽な手ごたえで直線外に持ち出したイスラボニータが直線半ばで仕掛けると、あっという間に好位から前を捕らえて楽々と先着。力の違いを見せつけて重賞2連勝を決めた。
それを追うように内からベルキャニオンも迫ったが、前には届かず。力のあるところを見せたものの、イスラボニータには及ばなかった。
3着にサトノアラジン。いい脚はあるのだが、強烈な瞬発力がないというイメージ。もしかすると距離延長で開花するかもしれない。
4着にはマイネルフロスト。5着にはピオネロと実績のあるところが続いた。
ガリバルディは馬体重マイナス16キロと、関東への輸送で馬体を減らしてしまったのか、12着と大敗。
5枠7番 | イスラボニータ | 蛯名 | 57 | ◎ | 1:48.1 |
2枠2番 | ベルキャニオン | 福永 | 56 | ○ | 1:48.3 |
4枠5番 | サトノアラジン | 岩田 | 56 | △ | 1:48.6 |
7枠12番 | マイネルフロスト | 三浦 | 56 | ☆ | 1:48.6 |
7枠11番 | ピオネロ | リスポリ | 56 | ▲ | 1:48.8 |
結果:ワイド500円的中 -100円
結局、長距離のレースでも実力差で勝負が決まったという印象。
出遅れながらもフェイムゲームが快勝。この距離でも問題なくこなし、力の差を見せつけた。
2着にはタニノエポレット。1600万でなかなか勝ちきれない面も見せていたが、このくらいの長距離がいいのだろう。万葉Sの勝利に続いてここでも好走。
3着にはセイクリッドバレー。距離延長が不安ではあったが、はっきり言って他の馬が弱すぎた。この馬の実力なら多少の距離の不安があってもこれくらい走れて当然。
展開が味方して、前残りになったラブラドライトは惜しくも4着。
1枠1番 | フェイムゲーム | 北村宏 | 55 | ▲ | 3:30.2 |
8枠10番 | タニノエポレット | 岩田 | 55 | ◎ | 3:30.4 |
4枠4番 | セイクリッドバレー | リスポリ | 56 | △ | 3:30.5 |
6枠7番 | ラブラドライト | 酒井 | 50 | 3:30.7 | |
5枠5番 | メイショウジンム | 嶋田 | 50 | 3:31.0 |
結果:ワイド1860円的中 +1460円