レッドアンシェルが最近の実績なら素直に信頼したいのだが、信頼できない鞍上なので対抗まで。
本命はグレーターロンドン。前走は先行策が実らなかったが、今回は鞍上を田辺に戻して本来の末脚勝負に徹するだろう。去年の勢いはすでになくなっているが、それでも末脚はこのメンバーなら明らかに上だろう。
マルターズアポジーは枠が外なので少し評価を下げるが、京成杯AHでハイペースでも4着に粘ったことからこのコースでハンデ58キロでも問題ない。
他には6歳になって本格化してきたヒーズインラブ、去年2着のキャンベルジュニア。
去年勝ったロジチャリスは去年よりハンデが1キロ増えるし最近の成績が悪すぎる。
アデイインザライフは新潟記念の圧巻の末脚はインパクトに残っているが、新潟2000mの上がり勝負を制するような馬が淀みのない中山マイルで通用するのか疑問。
連勝中のゴールドサーベラスはハンデは軽いものの力不足ではないか。
ミュゼエイリアンは前走まさかの逃げ切り勝ちだったが展開に恵まれただけだろう。
◎グレーターロンドン 4
○レッドアンシェル 2
▲マルターズアポジー 13
△ヒーズインラブ 9
△キャンベルジュニア 3
ワイド各100円 2-4 4-13 4-9 3-4 2-9自信度★★★☆☆
アルアインが本命で、対抗にはスワーヴリチャード。右回りが不安と言っても有馬記念で4着に来たのだから、このメンバーなら馬券圏内は十分に狙える。
あとは切れ味で勝るミッキースワロー、復調に期待したいサトノダイヤモンド、穴なら実力未知のトリオンフ。
人気しそうなシュヴァルグランは距離、内回りコースとも不安で、しかも休み明けなので天皇賞春の叩き台と見て捨てる。大魔神佐々木も三浦を乗せてチャンスを与えているのかもしれないが、実際はドバイのヴィブロスで頭がいっぱいではないか。
2000mならむしろヤマカツエースのほうが怖い。ただ金鯱賞がふがいない内容だったのでそろそろ衰えが見えてきているのだろうか。枠はいいので押さえには入れておく。
ペルシアンナイトは皐月賞2着とは言えマイルCSを勝った馬なのでマイルあたりの距離が良さそうなことと、鞍上福永というのが信用できない。
前残りの展開ならダンビュライトとも思ったが、枠がかなり外になってしまったし、そもそもAJCCも前残りの展開でしかもミッキースワローより1キロ重い斤量で勝てただけで、いまだにこの馬を強いと思ってはいない。
ウインブライトは中山よりも時計の早い阪神は合わないように思える。
1枠1番 | ミッキースワロー | 横山典 | 57 | △
|
1枠2番 | サトノダイヤモンド | 戸崎 | 57 | ▲
|
2枠3番 | ヤマカツエース | 池添 | 57 | ×
|
2枠4番 | シュヴァルグラン | 三浦 | 57 |
|
3枠5番 | ペルシアンナイト | 福永 | 57 |
|
3枠6番 | スマートレイアー | 四位 | 55 |
|
4枠7番 | ゴールドアクター | 吉田隼 | 57 |
|
4枠8番 | アルアイン | 川田 | 57 | ◎
|
5枠9番 | トリオンフ | 田辺 | 57 | ×
|
5枠10番 | サトノノブレス | 幸 | 57 |
|
6枠11番 | ウインブライト | 松岡 | 57 |
|
6枠12番 | ヤマカツライデン | 酒井 | 57 |
|
7枠13番 | マサハヤドリーム | 北村友 | 57 |
|
7枠14番 | ダンビュライト | 浜中 | 57 |
|
8枠15番 | スワーヴリチャード | デムーロ | 57 | ○
|
8枠16番 | メートルダール | 松山 | 57 |
|
ドバイワールドカップに今年もアウォーディーが出走。すでにピークを越えていそうなので馬券では狙えない。
やはり馬券の中心はアメリカ。レーティング124とトップのウエストコーストだろう。
それから牝馬のフォーエバーアンブライドルドが続くが、牝馬で、しかもドバイであまり通用しない差し馬というのが買いにくい材料。
レーティングだけならタリスマニックも122と高いが、ヨーロッパの芝馬。ここでは狙う気になれない。
それなら残る有力なアメリカ勢ガンナヴェラと、4年連続ドバイミーティング参戦とメイダンも問題なくこなしているムブタヒージ。それに続いて地元で3戦連続連対中、去年のUAEダービーを勝っているサンダースノー。
前哨戦のアルマクトゥームラウンド3ではサンダースノーを逆転したノースアメリカだが、どうやら高速馬場のレコード決着で、逃げたノースアメリカに相当有利な馬場状態だったようなので今回は捨てる。
◎ウエストコースト 9
○ガンナヴェラ 3
▲ムブタヒージ 5
△サンダースノー 10
ワイド各100円 3-9 5-9 9-10自信度★★★☆☆
ドバイシーマクラシックは10頭中3頭が日本馬。
モズカッチャンに期待するのは荷が重い気がするが、レイデオロとサトノクラウンなら十分に勝ちを期待できるだろう。
ただ、凱旋門賞2着のクロスオブスターズはかなりの強敵だろう。
それからポエッツワード、アイダホあたりが続くだろうか。ポエッツワードは2000mを主戦にしてきた馬で、前走も香港ヴァーズではなく香港カップに出ているように2400mは少し長いのではないか。それを考えるとJCで5着とヨーロッパの馬が活躍しにくい日本でもそれなりにがんばったアイダホのほうを狙いたいが、レイデオロを含む3頭ににぶっちぎられての5着では、A.オブライエン厩舎、R.ムーア騎手のコンビと言えども狙いにくい。
あとは地元ホークビルだが、実績で少しここは劣るか。
結論として、ここはクロスオブスターズ対日本馬の構図になると予想する。
◎クロスオブスターズ 6
○レイデオロ 3
▲サトノクラウン 8
馬連各100円 3-6 6-8 3-8自信度★★☆☆☆
日本馬が5頭も出るドバイターフ。去年の覇者ヴィブロス、2年前の覇者リアルスティール、香港で海外実績のあるネオリアリズムと3頭に期待している。
強敵は香港マイル5着のランカスターボンバー。
前哨戦のジュベルハッタ組では、勝ったブレアハウスはイン突きが決まった印象なだけに大外枠の今回は狙いにくい。3着のジャヌービはスローの前残りに恵まれた感じだったし、狙うならゴドルフィン所有、2着のベンバトルだろう。
ヨーロッパのトレスフリュオースやモナークスグレンは少し格下だろうか。狙うなら休み明けのモナークスグレンよりは休み明け2走目のトレスフリュオース。
本命はリアルスティール。去年は鼻出血で回避になったが、その後は毎日王冠を勝ち、天皇賞秋でも極悪馬場で4着と十分な成績を残している。
◎リアルスティール 8
○ヴィブロス 7
▲ランカスターボンバー 12
△ベンバトル 5
△ネオリアリズム 2
△トレスフリュオース 4
ワイド各100円 7-8 8-12 5-8 2-8 4-8自信度★☆☆☆☆
毎年日本馬は厳しい戦いになるドバイゴールデンシャヒーン。今年出走するのはこれまで以上に日本での実績のないマテラスカイということで、厳しい戦いになりそう。
去年の覇者マインドユアビスケッツ、BCスプリントでこれを破ったロイエイチ、2年前2着のエックスワイジェット、初ダートの前走でレコード勝ちし、しかも1200m戦の重賞で2着に1秒2も差をつけたジョーダンスポート。この4頭の争いではないだろうか。
◎ロイエイチ 6
○エックスワイジェット 2
▲ジョーダンスポート 9
△マインドユアビスケッツ 1
馬連各100円 2-6 6-9 1-6 2-9 1-2自信度★★★☆☆
UAEダービーに出走するのは8番枠でモレイラ騎乗のタイキフェルヴールと、2番枠でルメール騎乗のルッジェーロ。
最近は日本馬が活躍しているこのレースだが、今年の2頭はゴールデンバローズやエピカリスのような成績を残せていないし、このレースを2年前に勝ったラニのように外国産馬でもなくドバイでの大化けも期待しにくい。ただ、タイキフェルヴールは未勝利戦でぶっちぎって勝ったレース内容から、素質を秘めている可能性はあるか。モレイラ騎乗ということもあるので、大駆けを期待するならこちらか。
馬券発売のないゴドルフィンマイルにはアキトクレッセントとアディラートが出走。
アキトクレッセントは11番枠で武騎乗。マイルは少し長いだろうが、武蔵野S3着のような大穴を開けられるだろうか。
アディラート5番枠、ルメールの騎乗。こちらは現状の実績でも劣るし、去年UAEダービー12着とドバイ適性も期待できない。どちらもここは厳しい戦いになるだろう。