直線に向くとタイセイレジェンドが失速。さらにカレンブラックヒルも失速する一方、エスポワールシチーが抜け出していき、後続に2、3馬身の差をつけていく。
しかし、やはりペースが早かった、残り200mあたりからの伸びを欠く。すると外から差してきたのはグレープブランデー。距離が短いかと思っていたが、マイルの早いペースでも中団で楽に追走し、直線に向くと末脚を発揮。2年前のジャパンダートダービーを制したこの馬がついに完全復活。エスポワールシチーを交わし切ってジーワン2勝目となった。
2着にはエスポワールシチー。やはりこの距離ならまだまだ実力は上位だった。
3着にはワンダーアキュート。こちらも距離が短いかと思っていたが、昨年同様3着に。
シルクフォーチュン、テスタマッタは去年のように差し切れず。今年はある程度前が残れる馬場になっていたのかもしれない。
1枠2番 | グレープブランデー | 浜中 | 57 | 1:35.1 | |
3枠6番 | エスポワールシチー | 松岡 | 57 | × | 1:35.2 |
5枠10番 | ワンダーアキュート | 和田 | 57 | △ | 1:35.3 |
2枠3番 | セイクリムズン | 藤岡佑 | 57 | 1:35.4 | |
8枠16番 | シルクフォーチュン | 横山典 | 57 | △ | 1:35.5 |
1枠1番 | マルカフリート | 福永 | 57 | 1:35.5 | |
7枠14番 | テスタマッタ | 岩田 | 57 | ○ | 1:35.5 |
6枠12番 | ダノンカモン | ビュイック | 57 | 1:35.7 | |
2枠4番 | ナムラタイタン | 太宰 | 57 | ▲ | 1:36.1 |
4枠7番 | ガンジス | 内田 | 57 | 1:36.5 | |
8枠15番 | ガルボ | 石橋脩 | 57 | 1:36.5 | |
4枠8番 | イジゲン | ベリー | 57 | ◎ | 1:36.6 |
7枠13番 | エーシンウェズン | 蛯名 | 57 | 1:36.9 | |
3枠5番 | タイセイレジェンド | 田辺 | 57 | 1:36.9 | |
6枠11番 | カレンブラックヒル | 秋山 | 57 | 1:37.9 | |
5枠9番 | ヤマニンキングリー | 武豊 | 57 | 1:38.2 |
結果:-600円
予想通りスローペースで進んだ小倉大賞典。2番手から進んだゲシュタルトが直線で先頭に立つと、その外からダローネガが伸びてくる。
しかし、いつもどおりの後方待機策から、早めに仕掛けて行ったダコールが外から伸びてくると、ゲシュタルト、ダローネガを交わして先頭に立つように思えた。
そこに、最内ラチ沿いをするすると抜けてきたのはヒットザターゲット。荒れた馬場を苦にしないこの馬が、最内をロスなく回って抜け出して先頭に立つと、最後は外から追い込むダコールをアタマ差だけしのいで勝利。重賞2勝目となった。
2着にダコール。得意の小倉で、早めの仕掛けでスローペースでもきっちり末脚を発揮した。
3着にダローネガ。
今日は後方からの競馬となったマルカボルトは、最後にすごい脚で追い込んだが4着まで。
3枠5番 | ヒットザターゲット | 大野 | 57 | 1:46.4 | |
1枠2番 | ダコール | 丸田 | 55 | 1:46.4 | |
6枠12番 | ダローネガ | 北村友 | 55 | ▲ | 1:46.7 |
3枠6番 | マルカボルト | 吉田隼 | 55 | ◎ | 1:46.7 |
1枠1番 | パッションダンス | 川田 | 55 | ○ | 1:46.7 |
結果:-600円
逃げ馬が揃ったなか、ネコパンチが後続を引き離して逃げ、ケイアイドウソジン、ラッキーバニラ、エーシンジーラインがそれに続いて、それぞれが他馬と離れて逃げる形となり、かなりの縦長の展開でレースは進む。
向こう正面で早々と動いたのはコスモヘレノス。そしてそれに反応するかのように、アドマイヤラクティが早めに動き出す。
直線に向かうと、離れて逃げる馬たちは全て失速。早めに動いたコスモヘレノスも脱落し、アドマイヤラクティが先頭に並びかけていく。
それを待っていたかのように、後方馬群の先頭で、ハイペースに巻き込まれずに好位で脚を溜めていたメイショウカドマツが追い出しを始めると、2頭の叩き合いになる。
しかし、アドマイヤラクティの脚色が上回って抜け出していくと、そのまま後続を振りきって待望の重賞初勝利となった。切れる脚が使えない馬だが、今日のようにロングスパートができる馬で、しかもこの長い距離でも通用するというのであれば、今後は長距離路線に狙いを絞ってくるかもしれない。
2着争いは、メイショウカドマツが粘るところに、アドマイラクティより追い出しを我慢して脚を溜めていたジャガーメイルが脚を伸ばし、最後にクビ差だけ交わして勝利した。
ステイヤーズS2着のファタモルガーナは最後方から追い込んだが前には届かず6着止まり。
8枠15番 | アドマイヤラクティ | 内田 | 56 | ◎ | 3:31.9 |
3枠6番 | ジャガーメイル | ベリー | 58.5 | △ | 3:32.3 |
8枠16番 | メイショウカドマツ | 武豊 | 54 | 3:32.3 | |
2枠4番 | ノーステア | ビュイック | 55 | 3:32.4 | |
1枠2番 | サクセスパシュート | 吉田隼 | 54 | 3:32.5 |
結果:ワイド760円的中 +260円