直線に向くとこの3頭がしぶとく粘るものの、脚色が鈍り始めると、内の好位で脚を溜めていたフラムドグロワール、さらに外からマイネルホウオウとインパルスヒーローが伸びてきて、最後はこの3頭のデットヒート。
一度はインパルスヒーローが前に先頭に立ったものの、それもつかの間。一番外から追い込んできていたマイネルホウオウがこれを交わし、クビ差だけ抜け出してのゴール。見事な末脚でG1タイトルを手に入れた。鞍上柴田大知騎手は初の平地G1制覇で、史上2人目の平地・障害両G1制覇となった。
ニュージーランドTでは7着と敗れていたものの、中山マイルの外枠に泣いての敗戦で力負けではなかったということを証明した。
2着にはインパルスヒーロー。距離延長、力関係に不安を残したが、マイルG1でも十分に通用する末脚だった。
3着はフラムドグロワール。休み明けに不安はあったが朝日杯4着は伊達ではなかった。
4着には出遅れて最後方から追い込んだレッドアリオン。ここに来て急な成長が見える。
同じように出遅れたゴットフリートは見せ場なく11着と大敗。
人気のエーシントップは直線で失速。ただ、最後に前をカットされる不利もあり7着に敗れたが、まともなら4着争いには加われていただろう。
4枠8番 | マイネルホウオウ | 柴田大 | 57 | 1:32.7 | |
8枠17番 | インパルスヒーロー | 田中勝 | 57 | 1:32.7 | |
6枠12番 | フラムドグロワール | 横山典 | 57 | 1:32.8 | |
3枠6番 | レッドアリオン | 川須 | 57 | ▲ | 1:33.0 |
5枠10番 | ガイヤースヴェルト | ウィリアムズ | 57 | 1:33.0 | |
7枠13番 | シャイニープリンス | 吉田豊 | 57 | 1:33.0 | |
7枠15番 | エーシントップ | 内田 | 57 | ○ | 1:33.1 |
5枠9番 | コパノリチャード | 福永 | 57 | × | 1:33.1 |
6枠11番 | カシノピカチュウ | C.デムーロ | 57 | 1:33.2 | |
3枠5番 | ディアセルヴィス | 菱田 | 57 | 1:33.4 | |
4枠7番 | ゴットフリート | 戸崎 | 57 | ◎ | 1:33.5 |
2枠3番 | ストーミングスター | M.デムーロ | 57 | 1:33.5 | |
8枠16番 | サトノネプチューン | 岩田 | 57 | 1:33.5 | |
8枠18番 | モグモグパクパク | 北村宏 | 57 | ☆ | 1:33.5 |
1枠1番 | アットウィル | 三浦 | 57 | 1:33.6 | |
1枠2番 | ザラストロ | 武豊 | 57 | 1:33.8 | |
2枠4番 | マイネルエテルネル | 石橋 | 57 | 1:33.8 | |
7枠14番 | ローガンサファイア | 浜中 | 55 | × | 1:33.9 |
結果:-600円
ダンツホウテイの大逃げを好位から追走したパッションダンスとアドマイヤタイシ。この2頭が早めに動いて先頭を捕らえにかかる積極的な競馬を仕掛ける。
瞬発力勝負では厳しいであろうこの2頭が早めの仕掛けで長く脚を使う得意の競馬に持ち込むと、結局はそのまま2頭の叩き合いに。
先に抜け出したパッションダンスに最後までアドマイヤタイシが外から迫るも、その差は最後まで逆転できず。勝ったのはパッションダンス。ハナ差及ばなかった2着には重賞5戦連続2着となるアドマイヤタイシ。
後続は、勝負どころでコスモファントムが斜行した影響で有力馬が一度ブレーキを踏むような形になり、そこで前の2頭との差を広げられてしまい万事休す。3着争いは、その後に内が開いてロスなく直線で末脚を発揮したダコール。
サトノアポロもいい脚を使って追い上げたが4着止まり。
ナカヤマナイトは今日はなぜか後方からの競馬。こうなればこの馬には分が悪いだろう。5着止まりだった。
ローズキングダムは得意の条件と思われたが11着と大敗。やはり終わってしまったのか。
6枠11番 | パッションダンス | 藤岡康 | 55 | 1:56.9 | |
4枠7番 | アドマイヤタイシ | 丸山 | 56 | △ | 1:56.9 |
2枠4番 | ダコール | 丸田 | 56 | ▲ | 1:57.4 |
8枠16番 | サトノアポロ | 蛯名 | 57 | ○ | 1:57.6 |
1枠2番 | ナカヤマナイト | 柴田善 | 58 | ◎ | 1:57.7 |
結果:-500円
先週に引き続き前が止まらない京都の芝コース。
逃げたウインアルザス、好位のペプチドアマゾン、ジャイアントリープといった人気薄の馬が前で粘り、後続はこれらの馬をなかなか捕まえられない形に。
しかし、それでも1頭だけここでは格が違った。最後方から大外を回すと、直線で一気に飛んできたのはキズナ。毎日杯に続いてまたしても圧巻の末脚で全馬をまとめて交わし去ってゴール。またしても驚きのパフォーマンスで重賞連勝、ダービーに向けて視界良好の勝利となった。
2着にはペプチドアマゾン、3着にはジャイアントリープが粘った。
3枠5番 | キズナ | 武豊 | 56 | ◎ | 2:12.3 |
4枠8番 | ペプチドアマゾン | 藤岡康 | 56 | 2:12.5 | |
6枠12番 | ジャイアントリープ | 北村友 | 56 | 2:12.7 | |
7枠13番 | シンネン | 福永 | 56 | 2:12.7(同着) | |
7枠14番 | ウインアルザス | 中井 | 56 | △ | 2:12.7(同着) |
2枠4番 | アクションスター | C.デムーロ | 56 | ○ | 2:12.9 |
6枠11番 | ハッピーモーメント | 四位 | 56 | 2:13.1 | |
2枠3番 | サンライズピーク | 小牧 | 56 | 2:13.5 | |
3枠6番 | サトノキングリー | M.デムーロ | 56 | ▲ | 2:13.7 |
8枠16番 | ヒルノドンカルロ | 藤田 | 56 | 2:13.9 | |
1枠2番 | サンガヴィーノ | 松山 | 56 | 2:13.9 | |
1枠1番 | マズルファイヤー | 和田 | 56 | 2:13.9 | |
4枠7番 | ニホンピロバロン | 酒井 | 56 | 2:14.0 | |
5枠10番 | ライジングゴールド | 川田 | 56 | 2:14.5 | |
5枠9番 | リグヴェーダ | 岩田 | 56 | △ | 2:15.0 |
8枠15番 | キングデザイヤー | 太宰 | 56 | 2:15.1 |
結果:-400円
ハナを奪ったエスポワールシチーに、地方馬2頭が続いていき、その後ろの4番手からホッコータルマエがレースを進め、その後ろでローマンレジェンドとテスタマッタは脚を溜める。
3、4コーナーに向くとホッコータルマエが動き始め、前の地方馬2頭を交わしてエスポワールシチーを射程圏内に捕らえる。その後ろからはローマンレジェンドとテスタマッタも動き始める。
直線では逃げるエスポワールシチーに外からホッコータルマエが並びかけて行くと、2頭とも脚色は鈍らず、後続を寄せ付けない激しい叩き合いに。
それでも最後はエスポワールシチーの脚色が少し鈍り、外からホッコータルマエが抜け出すと、そのまま1馬身半の差をつけてゴール。見事に重賞4連勝でジーワン制覇となった。
2着にはしぶとく粘ったエスポワールシチー。ローマンレジェンドとテスタマッタは2頭併せるように追い込んできたが3、4着まで。
セイクリムズンは上位とは離れた5着。少し出遅れたのも痛かったか。
これでアーリントンCに続いて今年3度目、通算26度目の上位3頭、予想の順番通りの的中となった。今回はそれ以上に、上位5頭まで予想の順番通りだった。
6枠7番 | ホッコータルマエ | 幸 | 57 | ◎ | 1:37.6 |
1枠1番 | エスポワールシチー | 浜中 | 57 | ○ | 1:38.1 |
7枠9番 | ローマンレジェンド | 岩田 | 57 | ▲ | 1:38.3 |
3枠3番 | テスタマッタ | 戸崎 | 57 | × | 1:38.3 |
4枠4番 | セイクリムズン | 内田 | 57 | × | 1:39.1 |
6枠6番 | ナイキマドリード | 川島正 | 57 | 1:40.0 | |
8枠10番 | アイディンパワー | 石崎駿 | 57 | 1:40.3 | |
8枠11番 | エナージバイオ | 坂井 | 57 | 1:40.9 | |
7枠8番 | トーセンアドミラル | 御神本 | 57 | 1:41.2 | |
2枠2番 | トップフィーリング | 松戸 | 57 | 1:41.6 | |
5枠5番 | ピエールタイガー | 真島大 | 57 | 1:41.6 |
結果:三連複210円的中 -90円