直線に向くと、先頭集団は一団の横並びの混戦状態。その中で一番外にいたケイアイレオーネがわずかに抜け出したかと思ったが、その直後に馬群を割って抜けたのはベストウォーリア。一気に馬群の中から抜け出して先頭に立つ。
ケイアイレオーネは食い下がることができず。そこに大外からやってきたのは後方待機していたサウンドリアーナ。前走に続いて今回も強烈な末脚で前に接近。
しかし、上がり34秒台の強烈な末脚で前に迫ったものの、ベストウォーリアは捕らえきれなかった。
勝ったのはベストウォーリア。戸崎騎手のJRA移籍後初重賞勝利となった。
2着はサウンドリアーナ。
3着は、しぶとく粘るケイアイレオーネと、中団から伸びてきたサウンドトゥルーとが同着となった。
チャーリーブレイヴは8着。出遅れて前半に脚を使ってしまったのが痛かったか。
ジーワン馬サマリーズは逃げて10着と大敗。距離が長かったかもしれない。
4枠6番 | ベストウォーリア | 戸崎 | 56 | 1:36.0 | |
7枠12番 | サウンドリアーナ | 武豊 | 54 | △ | 1:36.2 |
3枠4番 | サウンドトゥルー | 大野 | 56 | △ | 1:36.5(同着) |
8枠14番 | ケイアイレオーネ | 幸 | 56 | 1:36.5(同着) | |
3枠5番 | タッチザターゲット | 田中勝 | 56 | 1:36.5 |
結果:-600円
開幕週の函館ということで、やはり前残り決着となった今回。
勝ったのは2番手から抜け出したパドトロワ。2着には同じように好位から抜け出してきたシュプリームギフト。3着には逃げたフォーエバーマーク。
問題は、人気のドリームバレンチノ。3コーナーでは中団から手応え良く前に迫って行ったものの、直線では全く伸びず7着。59キロの斤量が影響したのか、休み明けでまだまだ仕上がっていなかったのか。少し不可解な敗戦だった。
4、5着にはアドマイヤセプターやスギノエンデバーが伸びてきたものの、やはりこの開幕週の函館では先行馬を捕らえ切るところまでは届かなかった。
また、人気のテイエムオオタカはスタートダッシュが決まらず、先手を奪われてしまったのが痛手だったか、9着と見せ場なく敗れた。
勝ったパドトロワの勝浦騎手は、2007年の朝日杯FS、ゴスホークケン以来の重賞制覇。重賞の連敗記録を歴代1位の150連敗と独走中だったがついにストップさせた。
7枠14番 | パドトロワ | 勝浦 | 58 | 1:08.5 | |
3枠5番 | シュプリームギフト | 秋山 | 54 | ▲ | 1:08.5 |
1枠1番 | フォーエバーマーク | 三浦 | 54 | △ | 1:08.6 |
8枠16番 | アドマイヤセプター | 岩田 | 54 | × | 1:08.6 |
4枠8番 | スギノエンデバー | 北村友 | 56 | 1:08.7 |
結果:-600円