こうなると逃げたハクサンムーンは止まらない。上がりの3ハロンを33秒8で押し切ろうという展開に。
しかし、勝ち馬は一枚上だった。好位追走から33秒3の上がりで、ゴール前でクビ差ハクサンムーン交わして勝利。昨年に続くこのレース連覇、重賞3勝目を決めたのはマジンプロスパー。
2着にはハクサンムーン。
3着には差し馬不利の展開ながらも、外からサドンストームが32秒9の強烈な末脚で追い込んできた。しかし、2着とは2馬身半差と、やはり展開が向かなかった今回は上位勢には敵わなかった。
人気のバーバラは好位からレースを進めるも5着止まり。前走もそうだったが、上がり勝負は得意ではないのか。ただ、実力的にこの辺りまでという雰囲気もする。
今回のレコード決着、さらに32秒台の上がりまで出たように、今までの中京とは違い非常に早いタイムの出る馬場になってきているようだ。
8枠14番 | マジンプロスパー | 福永 | 58 | ▲ | 1:08.0 |
7枠12番 | ハクサンムーン | 酒井 | 57.5 | △ | 1:08.0 |
3枠4番 | サドンストーム | 川田 | 56 | ◎ | 1:08.4 |
4枠6番 | ザッハトルテ | 松山 | 52 | 1:08.6 | |
1枠1番 | バーバラ | 浜中 | 53 | ○ | 1:08.6 |
結果:ワイド1080円的中 +580円
ナンシーシャイン、フラムドグロワール、シャイニープリンスといったあたりが先団を形成しレースが進むも、特にハナにこだわる馬もおらず、レースはスローペースで流れ、4コーナーでは馬群が一団となり外に大きく広がって最後の直線を迎える。
フラムドグロワールが抜けだして粘るところに、同じくしぶとくシャイニープリンスも粘る。その2頭の後ろから前を狙うダイワストリームや、まくり気味に外から上がってきたインプロヴァイズなどが直線に向いたところでは伸びてくるのかと思われた。
しかし、開幕週の福島の内外の差がはっきり出た形となった。
最後の直線で一気に追い込んできたのは後方2番手追走から最内に突っ込んだケイアイチョウサン。内ラチ沿いから、逃げるフラムドグロワールに一気に襲い掛かる。
そして、先行していたフラムドグロワールと、シャイニープリンスの間を割って突っ込んできたのは2枠の2頭、カシノピカチュウとアドマイヤドバイ。
結局、内に突っ込んだこの3頭の勝負に。
勝ったのはケイアイチョウサン。横山典弘の好騎乗で見事に勝利。
2着にはカシノピカチュウ。3着にはアドマイヤドバイ。
フラムドグロワールは惜しくも粘り切れず4着。
その他の人気馬はというと、インプロヴァイズも直線では失速し10着。ミエノワンダー、ガイヤースヴェルトも外から伸び切れず11着と15着。完全に内外の有利不利が出た結果となった。
6枠11番 | ケイアイチョウサン | 横山典 | 54 | 1:47.9 | |
2枠4番 | カシノピカチュウ | 西田 | 55 | 1:47.9 | |
2枠3番 | アドマイヤドバイ | 池添 | 54 | △ | 1:48.0 |
4枠7番 | フラムドグロワール | 田辺 | 56 | ○ | 1:48.0 |
5枠9番 | シャイニープリンス | 和田 | 56 | 1:48.2 |
結果:-600円