直線に向くとやはり抜け出したのはこの2頭。逃げるハクサンムーン、追い上げるロードカナロア。2頭が後続を突き放していく。
激しい2頭の叩き合い。サマースプリントチャンピオンを目指すハクサンムーン、世界王者のロードカナロア。制したのはハクサンムーンだった。
逃げて33秒7の上がりで最後までロードカナロアに交わされなかった。この夏、成長著しいレース内容で、開幕週の馬場にも恵まれ、高松宮記念の雪辱を果たし、見事に文句なしのサマースプリントチャンピオンに輝いた。
2着にはロードカナロア。叩き台、58キロの斤量という厳しい条件で、それでも上がり33秒4で先頭にクビ差まで迫っての2着。今年もスプリンターズSはこの馬で問題なしか。
3着は3馬身半と大きく離されたドリームバレンチノ。前走といい、少し調子を落としているようで、今後の復調に期待したい。
サドンストーム、ティーハーフの兄弟は良馬場では厳しかったか、6、12着と伸び切れず。
逆に雨が上がって良馬場でのレースとなりあわやの場面を作ったのはマイネルエテルネル。ドリームバレンチノとの叩き合いにわずかに敗れたが、見せ場は十分だった。
これでかしわ記念に続いて今年4度目、通算27度目の上位3頭、予想の順番通りの的中となった。
8枠13番 | ハクサンムーン | 酒井 | 56 | ◎ | 1:07.5 |
6枠9番 | ロードカナロア | 岩田 | 58 | ○ | 1:07.5 |
4枠4番 | ドリームバレンチノ | 松山 | 56 | ▲ | 1:08.1 |
3枠3番 | マイネルエテルネル | 和田 | 54 | 1:08.2 | |
7枠11番 | ビウイッチアス | 津村 | 54 | 1:08.2 | |
1枠1番 | サドンストーム | 川田 | 56 | △ | 1:08.2 |
5枠7番 | マヤノリュウジン | 福永 | 56 | 1:08.3 | |
4枠5番 | ローガンサファイア | 浜中 | 52 | 1:08.6 | |
6枠8番 | シュプリームギフト | 秋山 | 54 | 1:08.7 | |
5枠6番 | ウインドジャズ | 幸 | 56 | 1:08.7 | |
7枠10番 | モグモグパクパク | 北村友 | 54 | 1:08.9 | |
8枠12番 | ティーハーフ | 武豊 | 54 | ☆ | 1:09.0 |
2枠2番 | クリーンエコロジー | 中井 | 56 | 1:09.0 |
結果:馬連240円的中 -360円
中山もレース中は雨が降っていたものの、良馬場である程度の高速決着となった。
先行馬有利の開幕週で、注目のルナがスタートで立ち遅れ、テイエムオオタカがスタートダッシュを決めると、それをルナが後から追いかける展開となり、2頭が飛ばして逃げる形になってしまう。
オーバーペースで飛ばしたこの2頭は脱落。離れた3番手集団からゴットフリートが伸びてこようとするところに、さらにその後ろから一気に先頭集団を捕らえたのはエクセラントカーヴ。連勝時の勢いそのままに、中山コースでも鋭い末脚で突き抜けて先頭へ。軽ハンデも味方してそのまま楽々と先頭でゴール。4連勝で重賞制覇を決めた。
2着にはその後ろから伸びてきたダノンシャーク。スタートで少し立ち遅れ、さらに58キロのハンデという厳しい条件でもきっちり2着をキープ。さすがにここでは実力上位だったか。
3着はゴットフリート。勝負どころで伸び切れず、前の2頭において行かれてしまった。古馬相手では少し力不足ということなのか。
4着にミッキードリーム。苦手な雨が上がってこの馬にも出番があったか、最後はゴットフリートの内を強襲。しかしハナ差届かなかった。
レオアクティブは開幕週の馬場で後ろから行き過ぎたか、追い込んだものの8着。
ルナは最後完全に失速して10着。
骨折明けのインパルスヒーローは12着と見せ場がなかった。
5枠7番 | エクセラントカーヴ | 戸崎 | 52 | △ | 1:31.8 |
5枠8番 | ダノンシャーク | 内田 | 58 | ○ | 1:32.0 |
6枠9番 | ゴットフリート | 田辺 | 53 | ◎ | 1:32.4 |
2枠2番 | ミッキードリーム | 三浦 | 57 | 1:32.4 | |
3枠4番 | マルカボルト | 北村宏 | 55 | 1:32.5 |
結果:ワイド2550円的中 +1950円