2013年11月11日

2013年プロ野球結果

今年のプロ野球を振り返ってみます。開幕前の順位予想はこちら


まずセリーグから。
1巨人(1位予想
2阪神(2位予想
3広島(5位予想)
4中日(4位予想
5DeNA(6位予想)
6ヤクルト(3位予想)

巨人は言うまでもなく圧倒的な戦力。投手陣としては、杉内がそれほど勝ち星は稼げなかったものの、ルーキー菅野の活躍や、内海・ホールトンらも順調に勝ち星を稼ぎ今年も断トツの首位。
そして、なんと言ってもレベルが高かったのは鉄壁のリリーフ陣。西村・マシソン・山口に、後半からは澤村も加わり、抜群の安定感で、試合終盤での逆転負けというのはかなり少なかった。
野手陣も、新外国人ロペスが当たり、また坂本・長野の不振も4番村田の活躍で補い、昨年とほぼ変わらないメンバーで変わらない強さを見せつけた。

2位に阪神。巨人を上回る抜群の投手力で、先発、抑えともに文句なしの力を見せた。能見・スタンリッジ・メッセンジャー・藤波といった先発陣、安藤・福原・加藤・松田といったリリーフ陣ともに活躍。
しかしながら、打線が中盤以降大ブレーキ。シーズン序盤は巨人を追いかける存在だったはずの阪神が、あわや3位に転落かというところまで落ちてしまった。
西岡・大和・福留・藤井・上本など、確かに野手陣の故障があったシーズンではあったものの、それでも少し物足りない打線だった。
新井貴浩はシーズン途中で大爆発した時期があったものの、その後沈黙。弟の新井良太は相変わらずムラのある成績で、一発の怖さはあるものの、打率が低く、4番を任される存在だったはずが、途中からはスタメン落ちとなってしまった。さらに、相変わらずエラーの多いこの兄弟の守備も課題のまま。
打撃のいい今成がレフトで起用されたり、守備のいい俊介の打率が今年は上向いては来たり、坂が内野で新井兄弟の穴を埋めるために入ったりとしていたシーズンだったが、長打が打てる選手が少なく、新外国人コンラッドが鳴かず飛ばずで、決定的な長打力不足にも泣いた。12球団最小の本塁打数のおかげで、打率はリーグ3位ながらも得点はリーグ5位となってしまった。
マートン・鳥谷といった主軸がチームを支え、なんとか2位を最後まで守り切ったシーズンだったが、昨年に続き今年も打撃不振で、来年以降への不安を残す結果となった。

広島は、順位予想で書いた投手陣、先発の前田・バリントン・大竹・野村、抑えの今村・ミコライオといったところがシーズンを通してほぼフル回転の大活躍。この投手陣が欠けることなくほぼ完璧な活躍を見せ、さらにかつての守護神永川の復活など明るいニュースもあり、3位に浮上。特に先発4投手の10勝カルテットは見事な活躍だった。
打線はというと、それほど際立って目立った選手はいなかったように思うが、菊池・丸らが小粒ながらも足を使った攻撃でシーズンを通して大きく崩れることなく活躍した。これはリーグトップの盗塁数と、リーグ最少の併殺打数が示している。さらにこの2人はともに2桁の本塁打を打っているように、意外にも長打力があり、キラ・エルドレッドの両外国人だけでなく、どこからでも一発があるという怖い打線になっていた。
そして、期待の堂林が途中で離脱したが、松山や岩本といった期待の若手に、梵・廣瀬といった中堅の選手も活躍。飛び抜けて成績のいい選手はいないものの、チームとしてまとまっていた印象を受ける。
そして、セカンド菊地の守備。サード堂林ともに、エラーが多く、広島の不安材料ではあったのだが、この菊地の広すぎる守備範囲が話題となったように、高い守備能力を見せた。エラーの数さえ減れば、球界ナンバーワンのセカンドを争えるだろう。

4位は中日。ブランコ・ソト・ソーサといった外国人が全てDeNAへ行っただけでなく、吉見・浅尾・山内の故障、大島・荒木・井端の不振という状況ながらもよく4位に残ったというべきだろう。
昨年は成績の良かった若手投手陣も、今年は田島・小林が不調と、結果を残せず。新たに岡田の台頭や、中田の中継ぎとしての活躍でなんとか形は保ったものの、10勝に届いたのが大野だけという、今までの投手王国中日では考えられない結果となった。
ただ、打線のほうは統一球で成績を落としていた森野が復調し、また新外国人ルナがシーズン途中まで大活躍。クラークも25本の本塁打とまずまずの活躍に加え、平田・高橋といった若手もついにスタメンに名を連ねるところまで台頭してきた。これで打線が湿っていたなら、最下位争いの可能性もあったが、なんとか4位を死守できたといったところか。来年以降、谷繁監督・落合GMによりまた常勝軍団へ生まれ変わることができるのか。

DeNAは今年も先発投手陣は揃わなかった。結局、三浦が中心のローテーションで、相変わらずチーム防御率は12球団最下位。三嶋・藤井あたりがシーズンを通してまずまずローテーションを守ってはいたものの、どちらも6勝では勝てるわけはない。
ただ、ブランコ・中村紀・モーガンを中心の打線が大活躍。とにかく打って打って勝つチームとなり、ついに最下位脱出を果たした。石川や梶谷など、内野守備には不安がある期待の若手も、石川が3割5分を超える出塁率で先頭打者として活躍すれば、梶谷は規定打席には届かなかったものの3割5分近い打率と16本の本塁打を打つなど、一気に大ブレイク。来年の活躍が期待できる、楽しみな選手が出てきた。

ヤクルトは小川・バレンティンの投打の主力がいながらも、他の選手が本当に怪我で苦しんだ。
開幕前には川端やバレンティンが。シーズン途中からはエース館山、クローザーのバーネットが抜けたり、相川・中村といった両捕手も一時離脱。由規は怪我で一年間登板なし。中継ぎで期待された若手の平井や日高も4月以降登板なし。雄平・ミレッジといった昨年活躍した外野手、長打が期待できる畠山も戦線離脱。
そのおかげで、石山・江村といったルーキーにブルペンを任せざるを得ないような厳しいチーム事情になってしまった。先発も2年目の木谷、高卒5年目の八木などがローテーションに入っており、苦しい投手事情となった。ただ、本来なら活躍すべき石川・村中が結果をきちんと残せていれば、最下位に落ちるところまではいかなかったのではないだろうか。



続いてパリーグ。
1楽天(3位予想)
2西武(4位予想)
3ロッテ(6位予想)
4ソフトバンク(1位予想)
5オリックス(5位予想
6日本ハム(2位予想)

3位予想だった楽天。開幕前の予想で書いた不安材料を完全に払拭しきったシーズンだった。まず不安定な要素が大きいと書いた若手投手陣だが、その不安を裏切って大活躍。田中・則本を筆頭に、美馬も日本シリーズでMVPと、見事な活躍を見せた。
そして、もう一つ問題だと書いた打線の小粒さは、ジョーンズとマギーのメジャーリーガー2人がシーズンを通した大活躍をはじめ、銀次・枡田・岡島あたりの成長により、打線が格段に良くなり、12球団2位の打率の強打のチームへと変身した。田中の24勝が注目を浴びたシーズンだったかもしれないが、この打線こそが、今年の楽天の強さの秘訣だろう。
そして守備も、12球団ナンバーワンの内野手とまで言われる藤田を筆頭に、嶋・松井・聖沢といったセンターラインがきっちり固められており、全体的にバランスの良く、非常にレベルの高いチームだった。

西武は、中島が移籍し、中村が怪我で離脱。秋山や浅村といった若手の成長と片岡の復帰だけでカバーできると思えないと、開幕前の予想で書いたものの、その浅村・秋山が穴を埋めるほどの大活躍。まさか浅村が本塁打27本、4番として完全に機能するまで成長するとは思っていなかった。
投手陣は、シーズンを通して牧田・岸・野上・十亀がきっちり働き、ローテーションを守った。シーズン序盤は菊池の活躍もあり、若手先発陣がついに確立され、来年以降が期待できるチームとなった。ただ、先発陣は誰も大きく勝ち越してはおらず、エース不在のチームのままでは来年もあと一歩足りないチームになってしまいそう。
そして、毎年おなじみのリリーフの崩壊が今年はなくなり、それが今年の強さにつながったのだろう。シーズン序盤は大石がリリーフとして期待されたがなかなか結果を残せず、今年も崩壊の危機にあったが、サファテ・ウィリアムスの両外国人がともに防御率1点台の活躍。また、岡本洋介やルーキー増田といった若手の台頭。さらに今年も終盤には涌井がリリーフとして活躍。シーズン終盤でブルペンの崩壊を回避したおかげで、10月の7連勝というものすごい追い上げにつながったのだろう。

最下位予想だったロッテは3位。4番今江というまさかの伊東監督の起用が大的中。3割2分を超える打率で大活躍すると、井口・角中・根元・荻野といった主軸と打線がつながった。また、若手の鈴木大地がシーズンを通して活躍。途中加入のブラゼルなども結果を残した。
投手陣は若手の活躍が目を引いた。藤岡・西野が先発として、さらに、益田・松永は中継ぎ陣としてシーズンを通して活躍。さらにカルロス・ロサや故障の多い内らも活躍したことで中継ぎ陣が安定し、逆転のロッテと呼ばれたように試合終盤での逆転勝ちにつながった。ただ、裏を返せば、成瀬・唐川・グライシンガーといったの主力先発投手陣がふがいなかったということ。シーズンを通してのチームの完投数はたったの3で、リーグ最下位。ここがきっちり機能していれば、シーズン終盤での失速につながらなかったかもしれない。
それでもシーズン終盤には、あわやノーヒットノーランのピッチングを見せた古谷が、それ以降も素晴らしいピッチングを続け9勝1敗の大活躍。8年目にしてついに才能を開花させた。来年も注目したい。

ソフトバンクは1位に予想したものの、今年は投手に苦しんだ。
先発投手陣は、摂津こそ15勝とシーズンを通して活躍したものの、帆足・武田・寺原あたりのローテーションピッチャーが試合を作れず。大隣が故障で戦線離脱。即戦力と期待されたルーキー東浜はシーズン序盤で2軍降格。終盤に1軍に戻ってきて、最後は3勝を挙げたものの、シーズンを通して活躍できたのは結局攝津だけ。その分、中継ぎ投手への負担が大きくなってしまった。
SBMと呼ばれた鉄壁のリリーフ陣はかつてのもので、ファルケンボーグは徐々に力が衰えているのか、打ち込まれる場面も見られるようになってきた。昨年大活躍の森福や、力強いストレートを持つ千賀も、肝心な場面で打たれるシーンが目立ち、期待に応えることができなかった。今年入団した五十嵐もシーズン序盤は度々炎上。中継ぎに転向した岩嵜も結果を残せず、ファルケンボーグとあわせて、この5人で負け数は17にも及ぶ。
柳瀬や藤岡も中継ぎとして活躍はしたものの、ブルペンに負担がかかりすぎた一年となったか。
一方の打線は、本多、内川、松田、長谷川など、今まで活躍してきた選手に加え、中村・今宮・柳田といった若手も台頭。非常に怖い打線で、12球団ダントツの打率・得点を記録。まだ若い選手が多く、来年以降も期待ができるチームだろう。

5位にオリックス。投手陣が崩壊して打線勝負のメンバーだろうと予想していたが、金子がシーズン通して故障なしのフル回転で15勝の活躍を見せれば、さらに西・ディクソン・マエストリなどが先発ローテーションを守り、さらに今までの岸田・平野のリリーフ2枚看板のところに、今年は佐藤達也という大きな戦力が加わり、さらにサイドハンドの変則派比嘉も活躍。堅いリリーフ陣を形成し、まさかのリーグトップの防御率のチームに変身した。
しかしながら、逆に打線は糸井・李・バルディリスらの中軸以外が機能せず。今まで不在だった正捕手の座に伊藤が座り、チームとしては固まったものの、怪我から復帰した坂口が結果を残せず、T-岡田・後藤あたりも活躍できず。途中からスタメンに戻ってきて活躍した平野は3割を打ったものの、他の選手の打率が2割3分程度という、非常に貧打のチームへとなってしまった。
戦前の予想とは正反対のチームになった今年のオリックスだった。

日本ハムは、昨年大活躍の吉川が故障から完全復活とならず、勝ち星を稼げず。さらに例年安定していた武田勝・ウルフといった先発投手陣も2桁を稼ぐことができず。トレードで加入した木佐貫がローテーションを守ったものの、こちらも9勝と、かつての投手王国は崩れ去り、2桁勝ち星を挙げたピッチャーがいなくなってしまった。
また、その原因と言えるかもしれないのが、守備。12球団トップの鉄壁の外野とも言われたのは昔のことで、今年はリーグ最多の失策数。また、チーム防御率はリーグ5位ながらも、失点はリーグ6位と、これはエラー絡みの失点が多かったと言うこと。小谷野・大引の三遊間がリーグワーストの守備率とあっては、チームも勝ちきれないか。
さらに、糸井と田中賢介の移籍という打線の軸が抜けた穴を埋めきれず。陽と中田がチームを引っ張る活躍を見せ、さらに新外国人アブレイユという大砲の加入、期待の若手西川の活躍など、明るい材料はあったものの、ベテラン稲葉やホフパワーの不調、シーズン終盤での中田の離脱など、波に乗り切れなかった。
posted by ナイト at 19:22| Comment(0) | 独り言 | 更新情報をチェックする
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