それを制したのはまさかのワールドエース。屈腱炎を乗り越えて、初のマイルで飛び抜けたスピードを発揮。好位から抜け出し、後続の追撃を振り切り見事に復活の重賞勝利を挙げた。
2着にはフィエロ。ワールドエースを追って直線では伸びてきたが、前を交わすことができず。
エキストラエンドもいい脚で追い込んだが3着止まり。やはり今の馬場では前に行ったもの勝ち。
レッドアリオンは今回は逃げたものの、最後に止まってしまい4着。
オースミナインは上位馬と同じような位置取りから伸びきれず5着。少し力の差があるのかもしれない。
2枠4番 | ワールドエース | シュタルケ | 56 | 1:31.4 | |
3枠5番 | フィエロ | 武豊 | 56 | ○ | 1:31.6 |
6枠12番 | エキストラエンド | 川田 | 56 | ◎ | 1:31.9 |
6枠11番 | レッドアリオン | 川須 | 56 | △ | 1:32.0 |
3枠6番 | オースミナイン | 池添 | 56 | △ | 1:32.0 |
5枠10番 | カオスモス | 和田 | 56 | 1:32.4 | |
2枠3番 | サンカルロ | 吉田豊 | 56 | 1:32.4 | |
5枠9番 | カシノピカチュウ | 松山 | 56 | 1:32.5 | |
4枠7番 | アドマイヤドバイ | 小牧 | 56 | 1:32.5 | |
7枠14番 | アクションスター | 北村友 | 56 | 1:32.6 | |
4枠8番 | エールブリーズ | 酒井 | 56 | × | 1:32.7 |
1枠2番 | ダノンプログラマー | ペドロサ | 56 | 1:32.9 | |
8枠15番 | コアレスドラード | 国分恭 | 56 | 1:33.0 | |
7枠13番 | ラトルスネーク | 幸 | 56 | 1:33.0 | |
1枠1番 | ラインブラッド | 藤岡佑 | 56 | 1:33.3 | |
8枠16番 | サワノパンサー | 高倉 | 56 | 1:33.5 |
結果:-600円
スローの直線勝負で末脚がはじけるかと思ったマジックタイムが不発。外からじわじわ伸びるものの、前には届かない。
逆に、好位にいたブランネージュが早めに抜け出したまましぶとく粘り、そのまま押し切る態勢に。
しかし、そこに大外から飛んできたのはブエナビスタの妹、サングレアル。超良血馬が姉譲りの末脚を発揮。新馬戦で見せたような豪快な差し切りで重賞初勝利を決めた。
2着には好位で粘ったブランネージュ。
3着争いは、有力馬が伸びあぐねる中、こちらも外から追い込んできたマイネオーラム。
マジックタイムは6着。もしかすると距離のせいなのか、それとも久々が影響したのか。
イサベルも出遅れが響いたか、7着と差し届かなかった。
1枠2番 | サングレアル | 岩田 | 54 | ▲ | 2:00.0 |
3枠5番 | ブランネージュ | 秋山 | 54 | × | 2:00.0 |
8枠17番 | マイネオーラム | 松岡 | 54 | 2:00.2 | |
7枠15番 | マローブルー | 戸崎 | 54 | △ | 2:00.3 |
7枠13番 | ニシノアカツキ | 勝浦 | 54 | 2:00.3 | |
4枠7番 | マジックタイム | 54 | ◎ | 2:00.3 | |
8枠16番 | イサベル | 浜中 | 54 | ○ | 2:00.5 |
4枠8番 | マイネグレヴィル | 柴田大 | 54 | 2:00.6 | |
1枠1番 | デルフィーノ | 横山典 | 54 | △ | 2:00.7 |
3枠6番 | ハピネスダンサー | 藤岡康 | 54 | 2:00.9 | |
2枠4番 | ヤマニンアリエッタ | 横山和 | 54 | 2:01.0 | |
5枠10番 | プレミアステイタス | 柴田善 | 54 | 2:01.2 | |
2枠3番 | プロクリス | 内田 | 54 | 2:01.3 | |
6枠11番 | ムードスウィングス | 北村宏 | 54 | 2:01.4 | |
8枠18番 | スペランツァデーア | 蛯名 | 54 | 2:02.1 | |
6枠12番 | シャドウカラーズ | 村田 | 54 | 2:02.3 | |
5枠9番 | パナシュドール | 田辺 | 54 | 2:02.8 | |
7枠14番 | シードオブハピネス | 石橋 | 54 | 2:03.0 |
結果:-500円
福島牝馬Sは極端なほどの前残り決着。
逃げたケイアイエレガントを、2番手から早めにフィロパトールが捕まえに行くが、ケイアイエレガントも余力が残っており、直線で差し返す。
そこに、好位から進んだキャトルフィーユが伸びてきて、結局そのまま3頭での決着となった。
勝ったのはケイアイエレガント。中山牝馬S2着に続いて、この福島牝馬Sで重賞初勝利を決めた。
2着にキャトルフィーユ。これで3戦連続重賞2着。
3着のフィロパトールは最下位人気で波乱を演出。
しかし、人気のレイカーラは先行しながらも7着に沈んだ。休み明けの影響なのか、もしかすると距離が長かったのか。
アロマティコは後方からの競馬で、全く追い込み届かず10着だった。
気になったのは5着のトーセンアルニカ。最後方から直線勝負に徹して、最後は3着にハナ、ハナ差まで迫った。エリザベス女王杯4着の実績があるように、もしかするとなかなかの実力を秘めているのかもしれない。
3枠6番 | ケイアイエレガント | 吉田豊 | 54 | ▲ | 1:47.0 |
4枠7番 | キャトルフィーユ | 後藤 | 54 | 1:47.0 | |
7枠14番 | フィロパトール | 津村 | 53 | 1:47.2 | |
1枠1番 | ウインプリメーラ | 和田 | 54 | 1:47.2 | |
5枠10番 | トーセンアルニカ | 池添 | 53 | 1:47.2 |
結果:-500円
雨で不良馬場となったかきつばた記念。
3、4コーナーで前が止まらず、ダノンカモン、ノーザンリバーの手ごたえが悪く、もしかすると中央馬全滅かとも思えるほどの勢いで直線に向かう。
それでも、さすがに直線に向くと、好位のダノンカモンが抜け出し、外からノーザンリバーも押し上げてくる。
しかし、ノーザンリバーと一緒に外から伸びてきたのは地方馬タガノジンガロ。2頭が外から追い込み、ダノンカモンを交わしていく。そして外からノーザンリバーがタガノジンガロに並びかけたところでゴール。このきわどい勝負を制したのはタガノジンガロ。中央の重賞でも好走していた馬が、地方移籍後2戦目でまさかの交流重賞制覇となった。地方の砂がよほど合っているのだろう。今後の交流重賞でも期待したい。
2着にノーザンリバー。
3着にダノンカモン。
ダイショウジェットは最内枠で砂が深かったせいなのか、この雨のせいなのかわからないが、全く見せ場なく大敗。実力ではなく馬場状態のせいだと思うので、次走また3着候補として考えたい。
3枠3番 | タガノジンガロ | 木村健 | 54 | 1:27.2 | |
6枠8番 | ノーザンリバー | 蛯名 | 56 | ◎ | 1:27.2 |
4枠4番 | ダノンカモン | 川田 | 55 | ○ | 1:27.3 |
7枠9番 | ピッチシフター | 大畑 | 52 | 1:27.9 | |
5枠5番 | クリスタルボーイ | 戸部 | 54 | 1:27.9 |
結果:-700円
クイーンエリザベス2世C。
期待されたエピファネイアは、手ごたえよく好位から直線に向かう。
しかし、その直線で全く伸びない。3歳の頃の強いエピファネイアはどこに行ったのか。結局そのまま4着に終わった。
アンコイルドは、こちらはもっと見せ場なく、最下位。
オールエイジドSに出走したのはハナズゴール。
賞金の高いドンカスターマイルはドロドロの馬場のせいで追い込み届かず6着に敗れてしまい、そのリベンジとなる舞台。
スタートで出遅れ最後方からの競馬となり、4コーナーでも大外を回すロスで直線へ。直線200mでもまだ最後方で万事休すかと思われた。
しかし、そこからハナズゴールの実力を発揮。チューリップ賞でジェンティルドンナを置き去りにしたあの末脚がオーストラリアのジーワンでついによみがえった。大外からあっという間に前の馬群を捕らえ、2着馬に2馬身差の楽勝。三度目の正直で、海外G1制覇となった。
しかも、このレースの2着馬は、ドンカスターマイルで3着だった馬なので、良馬場なら世界でも通用する末脚を持っていることを証明する結果となった。