2014年10月07日

スプリンターズS&シリウスS&白山大賞典&凱旋門賞結果

コパノリチャードが出遅れ、ダッシャーゴーゴーがハイペースで引っ張るというレース展開に。
好位にいたハクサンムーンが直線で抜け出すのかと思われたが手ごたえが悪く後ろに飲み込まれる。そんな中、同じように好位にいたベルカントは内でしぶとく脚を伸ばし、前回の新潟のスプリンターズSに続いて再び武豊が新潟でスプリンターズSを制覇するのかと思われたところに、後続が一気に襲い掛かってくる。
間を割ってストレイトガール、外からレッドオーヴァルやグランプリボス。
しかし、さらにその外から一気に突っ込んできたのはスノードラゴン。ダート馬で、時計のかかる荒れ馬場でないと勝負にならないこの馬だが、高松宮記念に続いて荒れ馬場のここで見事な末脚を見せ、先に抜け出した有力馬を一飲み。初の芝での勝利がG1という偉業達成となった。ハイペースながらも1分8秒8という勝ちタイムから考えても、かなり馬場は悪化していたということだろう。これだけ悪い馬場ならこの馬にも出番があったということか。
2着にはストレイトガール。今回は勝ち馬の切れ味に屈した形となった。
3着にレッドオーヴァル。せっかく同厩のダッシャーゴーゴーがハイペースで先行馬を潰すレースをしたにもかかわらず、この馬もある程度前からの競馬となってしまっては、安田厩舎の4連覇もなし得ない。もう少し後ろからの競馬なら突き抜けていたかもしれない。
4着にグランプリボス。安田記念に続いてここでもこの結果。荒れ馬場は得意なのだろう。
あわやの場面を作ったベルカントは5着。
残念だったのはマヤノリュウジン。4コーナーで蛇行騎乗のペロヴィッチ、ハナズゴールがフラフラしており、その後ろにいたマヤノリュウジンがもろに被害を受けた形となった。結果として、直線で大外に飛ばされて、そこから脚を伸ばしたものの8着止まり。まともなら馬券圏内に来れていたかもしれない。

8枠18番スノードラゴン大野57
1:08.8
5枠9番ストレイトガール岩田55
1:08.9
7枠13番レッドオーヴァル田辺55
1:08.9
7枠14番グランプリボス三浦57
1:08.9
6枠12番ベルカント武豊53
1:08.9
4枠8番アフォード蛯名57
1:09.0
8枠16番セイコーライコウ柴田善57
1:09.0
5枠10番マヤノリュウジン池添57
1:09.1
3枠5番マジンプロスパー小牧57
1:09.1
8枠17番サンカルロ吉田豊57
1:09.1
1枠2番ローブティサージュ秋山55
1:09.1
3枠6番コパノリチャード浜中57
1:09.2
7枠15番ハクサンムーン戸崎57
1:09.2
2枠3番トーホウアマポーラ55
1:09.3
1枠1番アースソニック石橋57
1:09.4
2枠4番ガルボ津村57
1:09.4
6枠11番ハナズゴールペロヴィッチ55
1:09.7
4枠7番ダッシャーゴーゴー北村宏 勝浦57
1:09.8

結果:-500円


サトノプリンシパル、武豊が見事なスローの逃げを見せ、前残りの展開を作り上げたものの、さすがに好位にいたクリノスターオーとナムラビクターにはかなわない。直線でこの2頭が抜け出して行く。
先に抜け出したナムラビクターがクリノスターオーを閉じ込めるような形に持ち込みかけたが、それを苦にせずクリノスターオーが抜け出し、見事に重賞2勝目を挙げた。
2着にナムラビクター。馬体重マイナス16キロ、トップハンデ58キロでこの結果なら上出来か。
3着にはサトノプリンシパルが粘るところに、最後の最後で突っ込んできたトウシンイーグル。2走前の初ダートで強い勝ち方をしており、前走が後方で脚を使い切れずに負けたような内容だったが、今回は最後に後方から猛追。3着に滑り込んだ。
そして昨年の覇者ケイアイレオーネも復調気配。スローペースとはいえダートで上がり34秒9という強烈な脚で5着に追い込んだ。
人気のジェベルムーサは切れる脚はないので、スローで他の馬との末脚勝負は厳しく、9着と惨敗。せっかくならこの馬らしさを活かす、思い切った早目のまくりを見せてほしかった。

1着:クリノスターオー △
2着:ナムラビクター ◎
3着:トウシンイーグル ○

4着:サトノプリンシパル
5着:ケイアイレオーネ
結果:ワイド1890円的中 +1390円


重馬場で時計の早い勝負となった白山大賞典。おそらく、雨が上がって晴れていたため、かなり地盤が固くなっていたのだろう。結果として、レコードの前残り決着。もはや重馬場適性というよりは、前が止まらない馬場になっていたと考えるべきだろう。
逃げたエーシンモアオバーがレコードで逃げ切り、3番手のサミットストーン、2番手のグラッツィアで決着。雨が得意のソリタリーキングも最後は追い上げたが4着止まりだった。

1着:エーシンモアオバー △
2着:サミットストーン ▲
3着:グラッツィア ○

4着:ソリタリーキング ◎
5着:ランフォルセ △
結果:-400円


凱旋門賞。今年はレース前に特に触れなかったように、それほど期待できるメンバーではなかった。
ゴールドシップは洋芝適性があったとしてもオルフェーヴルクラスの実力はないわけだし、ジャスタウェイは距離不安、休み明けとコンディションに問題あり。そしてハープスターは一発があればこの馬かというところだったが、所詮はマツパクの3歳牝馬。
結果、内で詰まったジャスタウェイ、出遅れて最後方待機からスピード不足で付いて行けなかったゴールドシップ、大外ぶん回ししかできないハープスターと、まあ無様な負け方をしてしまった。
こんな負け方を見せられては、外国人騎手を多用する今の風潮も理解できる。日本でリーディング上位を争っている福永、川田が今回の乗り方では情けない。

特に、ディープやオルフェーヴルですらある程度の位置からの競馬をした凱旋門賞で、後方待機に徹したハープスター。この競馬で勝てるわけがない。
ところで、ここで文句を言うとすれば、もちろんひどい騎乗をした川田にも言いたいのだが、川田を擁護するとすれば、それに代わって矛先が向くのは調教師の松田博資。
ブエナビスタ、レーヴディソール、マルセリーナ、ジョワドヴィーヴル、ハープスター。どの馬も似たような馬にしか思えない。大外ぶん回しでG1を勝った馬ばかり。この厩舎では2、3歳の牝馬はこういう馬づくりばかりしてきたわけで、こんな競馬では凱旋門賞を勝てるわけがない。そして騎手は大外からの直線勝負の支持があったからにはそれに従わざるをえない。その結果が今回のハープスターの惨敗につながったと言っていいだろう。

郷に入っては郷に従えではないが、フランス凱旋門賞では凱旋門賞なりの戦い方、勝ち方というのがあるはず。それに合わせた馬づくり、レース戦略を練っていかないと、いつまでたっても日本馬は勝てないのではないか。それだからこそ、今まではエルコンドルパサーのように長期滞在をしてみたり、オルフェーヴルのように外国人騎手へ依頼してみたり、ナカヤマフェスタのようにフランスで前哨戦を使ってみたりしたのではないか。よく考えてみれば、今年挑戦した3頭の馬主、騎手、調教師と全て凱旋門賞初挑戦だったはず。もう少し、先人の知識、知恵を授かっておくべきではなかったのか。今までの日本馬の挑戦の経験が全く生かされていないように思えた今年の凱旋門賞だった。

ただ、日本馬のレベルが低いということは絶対にないと思っている。日本馬が凱旋門賞をずっと勝てないままだが、逆にここ9年間、外国馬がJCを勝てていない。日本の競馬とヨーロッパの競馬は全く別物なのだから、同じ物差しで測ることは難しい。
それなら凱旋門賞を勝てないのもしょうがない。オルフェーヴルやディープインパクトクラスはともかくとして、強い馬をなんでもかんでも凱旋門賞に連れて行かなくてもいいのではないだろうか。適性がない馬であればわざわざ出走させなくてもいいだろう。せっかく天皇賞秋というビッグレースが日本にもあるのだから。
posted by ナイト at 23:11| Comment(0) | 2014年競馬 | 更新情報をチェックする
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