ディープインパクト産駒らしい目の覚めるような末脚で大外一気。早めに動いた分、最後は甘くなってモンドキャンノに詰め寄られたものの、そのリードは十分だった。サトノアレスが3連勝で重賞制覇。これが日本のリーディングを独走するディープインパクトの血だということを、ヨーロッパの新参者に見せつけるような快勝だった。
2着にはモンドキャンノ。血統を考えると将来的には距離が短い方がいいのかもしれないが、サトノアレスを上回る上がりタイムで詰め寄った末脚は、来年以降の短距離路線に大きな期待が持てる内容だった。
3着にはまさかの逃げ残りボンセルヴィーソ。確かに今開催の阪神芝コースはやたらと前残りが多い印象だが、それでもトラストあたりではなくこの馬が残るとは思わなかった。
注目のミスエルテは4着。単純に気性面だけの問題ではなく、実力もこの程度なのではないだろうかと、今のところは疑っている。
トラストは5着。外から先行していきながら、先頭を奪うことなく中途半端な競馬だったように思う。
期待を裏切ったのはダンビュライト。初の右回りが堪えたのか、それにしても13着はひどい負け方。
8枠17番 | サトノアレス | 四位 | 55 | ◎ | 1:35.4 |
5枠10番 | モンドキャンノ | バルザローナ | 55 | × | 1:35.5 |
2枠4番 | ボンセルヴィーソ | 松山 | 55 | 1:35.8 | |
7枠13番 | ミスエルテ | 川田 | 54 | △ | 1:35.8 |
6枠11番 | トリリオネア | 松田 | 55 | 1:36.1 | |
3枠6番 | クリアザトラック | デムーロ | 55 | △ | 1:36.2 |
7枠15番 | レッドアンシェル | シュミノー | 55 | △ | 1:36.2 |
8枠16番 | アメリカズカップ | 松若 | 55 | 1:36.3 | |
8枠18番 | トラスト | 柴田大 | 55 | △ | 1:36.3 |
4枠7番 | ビーカーリー | 和田 | 55 | 1:36.4 | |
5枠9番 | ダイイチターミナル | 北村友 | 55 | 1:36.5 | |
1枠2番 | アシャカリアン | 国分優 | 55 | 1:36.5 | |
4枠8番 | ダンビュライト | ルメール | 55 | △ | 1:36.5 |
3枠5番 | タガノアシュラ | 武豊 | 55 | 1:36.7 | |
6枠12番 | トーホウドミンゴ | 池添 | 55 | 1:36.8 | |
2枠3番 | リンクスゼロ | シュタルケ | 55 | 1:37.5 | |
1枠1番 | レヴァンテライオン | 内田 | 55 | 1:37.5 | |
7枠14番 | ブルベアバブーン | 幸 | 55 | 1:37.7 |
結果:ワイド1690円的中 +1090円
マジックタイムにカフェブリリアント。で決まるような簡単な重賞じゃない、と予想で書いたらこの2頭がきっちりやって来る、これがネットスラングで言うところの1級フラグ建築士というやつ。
波乱の印象が強かったこのレースだが、この2頭のように明らかに力が上の馬が出てくれば話は別ということなのだろう。変に穿った見方をしない方がよかった。
そして驚いたのはマジックタイムが外から一気に末脚を伸ばして差し切ったと思えば、それと一緒にレッツゴードンキが最後方から直線一気で2着に。これには驚いた。別にスプリンターとは思っていなかったし、桜花賞馬なのでマイルがいいのは誰もが知っていたことだとは思うが、あくまで折り合いが付けば、という馬。まさかばっちり折り合って最後方待機策がはまるとは予想外すぎる展開だった。
人気どころでふがいない結果だったのは最下位のダイワドレッサー。しかも5馬身も離れての最下位は力負けなわけはないだろうから、今後の巻き返しに注目したい。
1着:マジックタイム ○
2着:レッツゴードンキ
3着:カフェブリリアント ▲
4着:ウキヨノカゼ
5着:ウインファビラス
結果:複勝350円的中 -150円