ただ、穿った見方をすれば、菊花賞も有馬記念もサトノの馬は2頭出し。菊花賞は逃げ馬でハイペースを演出し、有馬記念は途中でサトノノブレスが途中からキタサンブラックに競りかける展開。人気馬1頭に加えて、自分の馬で他の人気馬潰しをして勝っているだけではないかと言われてもしょうがないだろう。サトノダイヤモンドが中団待機から道中でポジションを上げて行ったところで、さらにその外からポジションを上げてキタサンブラックをサトノノブレスがつつきに行ったのは、潰しに行ったとしか思えなかった。
ただそれでも勝ちきったサトノダイヤモンドはやはり強かった。タフな中山最終週の荒れ馬場をこなせないだろうと思っていたが、最後は見事に差し切った。
ゴールドアクターは得意の中山でキタサンブラックの真後ろで競馬したのに、結局最後まで交わせなかった。というより、キタサンブラックが直線でもう一度突き放すようなレースをするのだから、キタサンブラックがそれだけ強かった。
終わってみればこの3頭。後ろは全く追いつくことができず、実力差が明らかだったということだろう。
6枠11番 | サトノダイヤモンド | ルメール | 55 | △ | 2:32.6 |
1枠1番 | キタサンブラック | 武豊 | 57 | ◎ | 2:32.6 |
1枠2番 | ゴールドアクター | 吉田隼 | 57 | ○ | 2:32.7 |
2枠4番 | ヤマカツエース | 池添 | 57 | 2:32.9 | |
4枠8番 | ミッキークイーン | 浜中 | 55 | 2:33.0 | |
7枠14番 | シュヴァルグラン | 福永 | 57 | 2:33.1 | |
8枠15番 | アルバート | 戸崎 | 57 | 2:33.3 | |
3枠6番 | サウンズオブアース | デムーロ | 57 | △ | 2:33.4 |
7枠13番 | デニムアンドルビー | バルザローナ | 55 | ▲ | 2:33.4 |
8枠16番 | マリアライト | 蛯名 | 55 | 2:33.6 | |
5枠10番 | アドマイヤデウス | 岩田 | 57 | 2:33.6 | |
5枠9番 | ヒットザターゲット | 田辺 | 57 | 2:34.1 | |
6枠12番 | サトノノブレス | シュミノー | 57 | 2:34.8 | |
2枠3番 | ムスカテール | 中谷 | 57 | 2:34.9 | |
4枠7番 | マルターズアポジー | 武士沢 | 57 | 2:35.0 | |
3枠5番 | サムソンズプライド | 横山典 | 57 | 2:35.6 |
結果:ワイド620円的中 +20円
レイデオロの完勝。後方から余裕たっぷりの手ごたえで、直線に向くと楽々と差し切って見せた。藤沢和雄厩舎は阪神JF、朝日杯FS、ホープフルSの2歳重賞3連勝。これだけ強い馬が揃っていると来年が楽しみで、まさか来年の重賞タイトルが青葉賞だけというような結果にはならないだろう。
2着にはマイネルスフェーン。マイネル勢はコスモスのほうだと思っていたが、まさかのマイネルスフェーン。やはり混戦の2歳戦でマイネルは軽視してはいけない。
3着にグローブシアター。良血馬だがこの程度の実力ということで見切ってもいいのではないか。そもそも新馬もそこまで強くなかった。
2枠2番 | レイデオロ | ルメール | 55 | ◎ | 2:01.3 |
7枠11番 | マイネルスフェーン | シュミノー | 55 | 2:01.5 | |
4枠6番 | グローブシアター | 福永 | 55 | ○ | 2:01.7 |
8枠13番 | ベストリゾート | 北村宏 | 55 | 2:01.8 | |
4枠5番 | サングレーザー | 武豊 | 55 | 2:01.8 | |
7枠12番 | メリオラ | 蛯名 | 55 | △ | 2:01.9 |
5枠7番 | ビルズトレジャー | 田中勝 | 54 | 2:01.9 | |
1枠1番 | ディアシューター | 大野 | 55 | 2:02.3 | |
8枠14番 | コスモス | 柴田大 | 55 | 2:02.3 | |
6枠9番 | ショワドゥロワ | バルザローナ | 55 | 2:02.4 | |
3枠4番 | アドマイヤウイナー | デムーロ | 55 | ▲ | 2:02.5 |
3枠3番 | エンドゲーム | 戸崎 | 55 | 2:03.1 | |
5枠8番 | ニシノアップルパイ | 内田 | 55 | 2:03.5 | |
6枠10番 | ミスディレクション | 浜中 | 55 | 2:05.2 |
結果:ワイド230円的中 -170円
前が残っていたはずの阪神だったが、逃げたミッキーアイルは直線で失速。変わって抜け出したのはミッキーアイルをマークするように進んだイスラボニータだったが、それを最後の最後に交わし去ったのはまさかのシュウジ。完全なスプリンターだと思っていたが、1400mでも問題なし。しかも差し切るという驚きの結果だった。
2着はイスラボニータ。やはり関東馬がよく来るレースで、初の1400mでも問題なくこなせた。
3着にはフィエロ。デムーロが乗っていた時点で警戒すべきだったか。それでもデムーロを擁しても重賞を勝てない。しかも来年は8歳。このまま重賞未勝利で終わってしまうのか。
ダンスディレクターは復活して着ての4着だが、この程度のレベルの馬なのかもしれない。
ロサギガンティアは5着。本当に勝ちを狙えるような状態ならデムーロが乗っていただろうから、その時点で捨てておいてもよかった。
1枠2番 | シュウジ | 川田 | 56 | 1:21.9 | |
3枠6番 | イスラボニータ | ルメール | 57 | ▲ | 1:21.9 |
8枠15番 | フィエロ | デムーロ | 57 | 1:21.9 | |
3枠5番 | ダンスディレクター | 武豊 | 57 | △ | 1:22.0 |
2枠3番 | ロサギガンティア | 田辺 | 57 | △ | 1:22.1 |
4枠8番 | ミッキーアイル | 浜中 | 57 | ◎ | 1:22.2 |
8枠16番 | グランシルク | 福永 | 57 | 1:22.2 | |
2枠4番 | エイシンスパルタン | 岩田 | 57 | △ | 1:22.4 |
1枠1番 | サンライズメジャー | 池添 | 57 | 1:22.7 | |
5枠10番 | ヒルノデイバロー | 四位 | 57 | 1:22.7 | |
7枠13番 | ゴールデンナンバー | 秋山 | 55 | 1:22.8 | |
6枠12番 | サクラゴスペル | 幸 | 57 | 1:23.0 | |
6枠11番 | トウショウドラフタ | バルザローナ | 56 | 1:23.0 | |
5枠9番 | スノードラゴン | 大野 | 57 | 1:23.4 | |
7枠14番 | レッドアリオン | シュミノー | 57 | 1:23.9 | |
4枠7番 | ラインハート | 松山 | 55 | 除外 |
結果:-400円
ドリームセーリングの逃げをアップトゥデイトが捕まえに行ったところで、オジュウチョウサンも並びかけ、やはり2頭のマッチレースかと思ったが、直線に向いたところで突き抜けたのはオジュウチョウサン。中山GJに続いてのJ・G1連勝を決めた。今年に入っての覚醒は前障害王者をも飲み込み、破竹の障害重賞4連勝で今年を締めくくった。
2着にアップトゥデイト。さすがのスタミナの持ち主ではあるが、去年のほどの強さは影をひそめてしまったか。
3着にはルペールノエル。そこまで強くないのではと思っていたが、もう最近は障害重賞は高田騎手を無条件で押さえておけばいいというくらい。
実績馬サンレイデュークは追い込み届かず4着。
7枠9番 | オジュウチョウサン | 石神 | 63 | ○ | 4:45.6 |
8枠12番 | アップトゥデイト | 林 | 63 | ◎ | 4:47.1 |
8枠11番 | ルペールノエル | 高田 | 63 | 4:47.9 | |
3枠3番 | サンレイデューク | 難波 | 63 | △ | 4:49.8 |
5枠6番 | ティリアンパープル | 山本 | 61 | 4:50.9 | |
1枠1番 | ドリームセーリング | 五十嵐 | 63 | 4:51.1 | |
6枠7番 | カウウェラ | 浜野谷 | 63 | 4:51.5 | |
4枠4番 | ルートヴィヒコード | 小坂 | 63 | 4:52.4 | |
6枠8番 | クリノダイコクテン | 植野 | 63 | 4:52.4 | |
2枠2番 | トーセンハナミズキ | 大庭 | 61 | 4:54.4 | |
7枠10番 | ウインイルソーレ | 蓑島 | 63 | 4:58.6 | |
取消 |
結果:馬単280円的中 -20円
里見さんが運を使い果たした…どころか3つも追加でGI獲っちゃいましたね
いやぁここまで確変入るとはびっくりです
わたくしもJRAの優良顧客(?)から脱却しないと…いうことで、来年もまたよろしくお願いいたします
(勿論ブログは年末まで拝見します…よ)
少し早いですが、良いお年をお迎え下さい
菊花賞から一気にサトノ旋風で今年を駆け抜けましたね~。これは想定外でした。
さすがに有馬はないと思っていましたが、私の読みもまだまだでした…。
年末年始のどこかで、デカい競馬関連の更新をするつもりですので、是非それも見ていただければと思います。
それでは~。