勝ったのは外から差し切ったメイショウテンゲン。さらに2着も後ろから外を回って伸びてきたシュヴァルツリーゼ、3着も後ろから来たブレイキングドーンと、明らかに馬場状態に大きく左右されたレースとなった。
メイショウテンゲンはこれまでの成績が微妙なので今後の判断には迷うところだが、2着のシュヴァルツリーゼは今日も首を横に向けて走るようなレースだったにもかかわらず、直線に向いてエンジンがかかると一気に伸びてきた。真面目に走れるようになれば、かなり強いかもしれない。
新馬が強い勝ち方で、ホープフルSでも期待していたブレイキングドーンは、重馬場で今回こそと思っていたものの3着と微妙な結果に終わり、思っていたほど強くなさそう。
ラストドラフト、ニシノデイジー、カントルあたりの人気馬は、馬場、展開とも向かなかったので今回は度外視していいだろう。
8枠10番 | メイショウテンゲン | 池添 | 56 | 2:03.3 | |
5枠5番 | シュヴァルツリーゼ | 石橋 | 56 | ◎ | 2:03.5 |
7枠8番 | ブレイキングドーン | 福永 | 56 | △ | 2:03.7 |
2枠2番 | ニシノデイジー | 勝浦 | 56 | ▲ | 2:03.7 |
3枠3番 | カントル | デムーロ | 56 | △ | 2:03.7 |
4枠4番 | サトノラディウス | 武 | 56 | 2:04.0 | |
1枠1番 | ラストドラフト | 56 | 〇 | 2:04.0 | |
8枠9番 | ナイママ | 柴田大 | 56 | 2:04.0 | |
6枠6番 | ヴァンケドミンゴ | ミナリク | 56 | 2:05.3 | |
7枠7番 | ラバストーン | 江田照 | 56 | 2:07.5 |
結果:ワイド1890円的中 +1490円
ダノンファンタジーが直線で前が詰まったものの、追い出しを待って外に持ち出すと、そこから一気に突き抜けた。ここでは力が違ったようで、難なく前哨戦を勝利し、桜花賞への期待が高まった。
2着にはスタートで出遅れたものの後方から直線一気で追い込んだシゲルピンクダイヤ。さすがにダノンファンタジーらの一線級相手だと厳しいかもしれないが、開催が進んだ桜花賞では例年チューリップ賞より差しが決まる印象で、当日の馬場や展開次第ではチャンスがあるかもしれない。
3着には中団から伸びてきたノーブルスコア。紅梅S、エルフィンSとも3着の善戦馬が、またも3着。さすがに桜花賞では厳しいと思うが、相手なりに堅実に走るタイプだろうから、ローズSあたりまで覚えておけばいいことがあるかもしれない。
もう1頭の人気馬シェーングランツは直線で伸びず5着。休み明けの藤沢厩舎というのを簡単に信用したのが間違いだった。武豊がモズスーパーフレアではなくこちらに乗ることに期待していたが、肝心の馬と厩舎のやる気がなかった。
人気は落としていたが、良血馬のドナウデルタが4着に。ドナウブルーは少し晩成気味だったことを考えると、ドナウデルタもこれからに期待したい。
1枠1番 | ダノンファンタジー | 川田 | 54 | ◎ | 1:34.1 |
8枠13番 | シゲルピンクダイヤ | 和田 | 54 | △ | 1:34.3 |
5枠7番 | ノーブルスコア | 福永 | 54 | 1:34.3 | |
8枠12番 | ドナウデルタ | 北村友 | 54 | 1:34.3 | |
5枠6番 | シェーングランツ | 武 | 54 | ○ | 1:34.6 |
3枠3番 | ブランノワール | 藤井 | 54 | 1:34.7 | |
2枠2番 | マルモネオフォース | 富田 | 54 | 1:34.9 | |
7枠10番 | アフランシール | 岩田康 | 54 | 1:35.0 | |
4枠5番 | メイショウショウブ | 池添 | 54 | △ | 1:35.2 |
6枠9番 | オーパキャマラード | 松若 | 54 | 1:35.5 | |
4枠4番 | ハニーウィル | 国分恭 | 54 | 1:35.7 | |
7枠11番 | サムシングジャスト | シュタルケ | 54 | 1:35.7 | |
6枠8番 | ブリッツアウェイ | 松山 | 54 | 1:36.4 |
結果:-200円
モズスーパーフレアがスタートは悪かったものの、二の脚の速さで先頭を奪うとそのまま後続を引き離す逃げに。そのスピードは圧巻で、前半3ハロンは32秒3。4コーナーでは少し後続との差が縮まりさすがにこれは暴走かという展開だったが、逆にここで後続が脚を使ってしまったことでそのあとの追い上げの脚が鈍る。一方のモズスーパーフレアはその脚色が鈍らず、結局ナックビーナスに1馬身4分の1の差をつけて勝利。勝ちタイムは1分7秒1と、午前中まで稍重だったような馬場状態でもこの時計。先週までの馬場状態なら、ロードカナロアのレコードタイム、1分6秒7も十分に狙えたのではないかという、圧倒的なスピードを見せつけて、高松宮記念に向かうことに。ダノンスマッシュ1強かという状況に待ったをかけた。
2着のナックビーナスはこれだけ早い時計では厳しかったか。それでも昨年に続いての2着を確保しているのはさすがで、馬場状態次第では今年も高松宮記念で上位争いを期待できそう。
3着に連闘のダイメイフジ。好位集団から馬郡を割って抜け出してきたが、前の2頭とは力の差が大きかったか。それでも去年に続いて、連闘策が成功したと言える結果だと思うので、使い詰めのほうがいいタイプということだろう。
ラブカンプーはシルクロードSに続いての最下位。復活には時間がかかりそう。
1着:モズスーパーフレア 〇
2着:ナックビーナス △
3着:ダイメイフジ ◎
4着:ペイシャフェリシタ △
5着:ショウナンアンセム
結果:ワイド1880円的中 +1380円