カテドラルは同じように距離短縮した前走でいきなり勝利。ハーツクライ産駒で、マイル戦では反応が悪くゴール前になんとか突っ込んで来るレースが多かったので距離は長いほうがいいのだと思っていたが、全くの予想外。ただ今回は、京都コースというのが不安材料。阪神や東京の、直線で坂を上るコースで結果を出しているのに対して、京都外回りは4コーナーで坂を下った勢いで平坦な直線で勝負するコースなので、全く違う。ここまで偉そうな予想をしておいて、これもこの馬には裏切られるのだろうか。
京都と言えばサウンドキアラ。ただイケイケだった春の調子を、今も維持できているのかは気がかりだし、何より最内枠では狙いにくい。
逆に大外のステルヴィオは、前走京王杯SCは2着と力を見せ、距離適性も示したし、京都外回りはG1勝ちの舞台で合わないはずがない。課題は時計のかかる今の京都をこなせるかどうか。
重賞は9回走って8回馬券内というボンセルヴィーソ。逆に言えばなかなか勝てない馬だが、この馬の3勝は全て京都1400mで、うち2勝は今回と同じ外回りなら、最も得意な舞台と言えるだろう。問題は今の京都で先行して粘れるかどうか。外差しが決まる馬場状態なだけにここは捨ててしまう。
穴は去年も狙ったが、去年4着のタイムトリップ。時計のかかる馬場、1400mというのがベストだと思っているので、今年もこのレースでは狙いたい。去年より馬場が荒れて外差しが決まる状態なのもこの馬にはプラス。しかし本命にできるほど強い馬ではない。
末脚の切れならタイムトリップよりもシヴァージ。今の外差し馬場なら大外からまとめて差し切ってしまう可能性も十分にある。1200mでの末脚が強烈だが、ダートでは1400mを主戦としてきた馬なので距離延長もこなせると見る。
1枠1番 | サウンドキアラ | 松山 | 54 | ▲ |
1枠2番 | アドマイヤマーズ | 川田 | 58 | △ |
2枠3番 | ロケット | 酒井 | 54 | |
2枠4番 | カツジ | 岩田康 | 56 | |
3枠5番 | メイショウオーパス | 幸 | 56 | |
3枠6番 | シヴァージ | 藤岡佑 | 56 | ◎ |
4枠7番 | ベステンダンク | 北村友 | 56 | |
4枠8番 | レインボーフラッグ | 和田竜 | 56 | |
5枠9番 | カテドラル | 福永 | 56 | △ |
5枠10番 | ボンセルヴィーソ | 木幡巧 | 56 | |
6枠11番 | タイムトリップ | 柴山 | 56 | △ |
6枠12番 | プロディガルサン | 国分優 | 56 | |
7枠13番 | キングハート | 小崎 | 56 | |
7枠14番 | アルーシャ | 武 | 54 | |
8枠15番 | スマートオーディン | 藤井 | 56 | |
8枠16番 | ステルヴィオ | 池添 | 57 | ○ |
ワイド各100円 6-16 1-6 2-6 6-9 1-2
複勝100円 11
自信度★☆☆☆☆
注目の白毛馬ソダシが重賞連勝を狙う。ただ、札幌1800mと東京1600mでは全くレースの展開が違うだろうから、もっと末脚の切れるタイプの馬を狙いたい。
それは、同じように札幌1800mで活躍してきたウインアグライア、ユーバーレーベンの2頭にも言える。新馬勝ちはどちらも東京だが、切れるというよりはしぶとく脚を伸ばしてなんとか勝ったというような内容で、東京マイルの重賞で通用するかは怪しい。
そうなると、人気するがククナになるか。ルメールが続けて乗る馬だし、勝ち上がりは札幌だが、前走はラスト2ハロンが11秒4、11秒1というラップを外から差し切ったのだからその末脚は強烈。ただ前走は1枠だったのに対し、新馬は外の9番枠から出遅れて結局前をとらえきれなかった。重賞だと前走のようなラップになることもないだろうし、半信半疑。
それなら新馬でククナに先着したヴァーチャリティ。前走の未勝利は楽勝だったし、タイムも優秀だった。
サフラン賞組は、最先着のテンハッピーローズか。人気のタウゼントシェーンは直線で前が詰まったにしても物足りないレースだったし、それに新馬もそこまで強い内容ではなかった。
他に、新馬勝ちの馬を見ていく。
オレンジフィズはかなり展開に恵まれたレースだった。東京マイルのこのレースで逃げ馬が好走するイメージもないし、休み明けでまだ仕上がり切っていないようなコメントもあり、ここは捨てることにする。ただ、そのレースで楽勝だったし、2、3着馬が続く未勝利を勝ち上がっているだけに侮れない。
クールキャットは新馬で1頭だけ内に突っ込んで勝ったので評価に困るが、血統的に距離が延びるのは良さそう。ただシルクレーシングでルメールの乗り替わりが津村というのは、あまり期待されていなさそう。
ストゥーティは、スピード勝負に弱いと言われているモーリス産駒。雨の新馬戦は勝てたが、良馬場だと不安が大きい。
シャドウファックスは完勝だったが、タイムも上がりも平凡だった。
ニシノリースは時計が遅すぎる。
◎ヴァーチャリティ 16
○ククナ 6
▲ウインアグライア 7
△ソダシ 14
△ユーバーレーベン 5
△テンハッピーローズ 13
ワイド各100円 6-16 7-16 14-16 5-16 13-16 6-7
自信度★☆☆☆☆
アーモンドアイ、クロノジェネシスの2頭は当然として、休み明けで走るダノン軍団がぶっつけでここに来たのならどちらも怖い。ダノンキングリー、ダノンプレミアムとも、2000mは距離がぎりぎりな気はするが、力はある。
キセキ、フィエールマン、ブラストワンピースのG1馬3頭は、東京2000mというタイプではないと思う。キセキは前のように逃げられれば別だが、最近のスタートの悪さを考えると、東京の直線の末脚勝負は分が悪い。フィエールマンも長距離でのロングスパートが持ち味。久々の東京、2000mがもしかしたらハマる可能性もあるが。ブラストワンピースはパワータイプの馬だと思うので、時計のかかる馬場の方がいいだろう。
それなら東京2000mがハマりそうな馬ということで、穴はスカーレットカラー。末脚勝負の切れ味は、このメンバー相手でも通用しないだろうか。
1枠1番 | ブラストワンピース | 池添 | 58 | |
2枠2番 | カデナ | 田辺 | 58 | |
3枠3番 | ダイワキャグニー | 内田 | 58 | |
4枠4番 | ダノンキングリー | 戸崎 | 58 | ▲ |
5枠5番 | ウインブライト | 松岡 | 58 | |
5枠6番 | フィエールマン | 福永 | 58 | △ |
6枠7番 | クロノジェネシス | 北村友 | 56 | ○ |
6枠8番 | キセキ | 武 | 58 | |
7枠9番 | アーモンドアイ | ルメール | 56 | ◎ |
7枠10番 | スカーレットカラー | 岩田康 | 56 | ☆ |
8枠11番 | ダノンプレミアム | 川田 | 58 | △ |
8枠12番 | ジナンボー | デムーロ | 58 |