宣言通りの逃げに出たアーネストリーに、ビートブラックが続いていくという大方の予想通りの展開でレースは進む。しかし、予想と違ったのは、アーネストリーが2500mの長丁場を、ペースを緩めることなく逃げ続けたということ。そして、後続もこのペースに付いて行き、馬群が一団となってレースが進んだこと。
これによって、好位にいたダイワファルコン、スカイディグニティ、ダークシャドウあたりが3コーナーで先頭に並びかけようとするものの、4コーナー、そして直線に向かうあたりで、先行した馬の手ごたえが怪しくなる。
すると、この厳しいペースで先行馬が脱落したところをめがけて、最後方待機していたゴールドシップが外から一気にまくってくる。
直線に向くと、最内でじっと待機していたエイシンフラッシュが一度は先頭に躍り出るものの、それをあっさりゴールドシップが捕らえると、そのまま後続を突き放して楽々とゴール。圧倒的な強さで古馬を寄せ付けず快勝。皐月賞、菊花賞に続いて3つ目のG1タイトル制覇となった。
2着には後方待機していたオーシャンブルー。展開がはまった上に、直線では上手くインを突いたものの勝ち馬が強かった。
3着には、スタートで大きく出遅れたルーラーシップ。出遅れて3着ということで、実力が高いのは間違いないが、今回に限っては出遅れて後方からの競馬になったおかげで展開が向いたということも言えるだろう。
7枠13番 | ゴールドシップ | 内田 | 55 | ○
| 2:31.9
|
3枠6番 | オーシャンブルー | ルメール | 57 |
| 2:32.1
|
5枠9番 | ルーラーシップ | ウィリアムズ | 57 |
| 2:32.2
|
1枠2番 | エイシンフラッシュ | デムーロ 三浦 | 57 |
| 2:32.4
|
2枠3番 | スカイディグニティ | スミヨン | 55 | ×
| 2:32.5
|
5枠10番 | ダークシャドウ | ムーア | 57 | ◎
| 2:32.5
|
8枠15番 | ナカヤマナイト | 柴田善 | 57 |
| 2:33.0
|
8枠16番 | ルルーシュ | 横山典 | 57 | △
| 2:33.4
|
7枠14番 | ビートブラック | 石橋脩 | 57 |
| 2:33.4
|
4枠7番 | ダイワファルコン | 北村宏 | 57 | ☆
| 2:33.5
|
2枠4番 | アーネストリー | 福永 | 57 |
| 2:33.5
|
1枠1番 | ローズキングダム | 岩田 | 57 |
| 2:33.6
|
4枠8番 | トレイルブレイザー | 武豊 | 57 |
| 2:34.2
|
6枠12番 | オウケンブルースリ | 田辺 | 57 |
| 2:34.4
|
3枠5番 | ネヴァブション | 田中勝 | 57 |
| 2:34.5
|
6枠11番 | トゥザグローリー | 蛯名 | 57 | ▲
| 2:36.1
|
結果:-700円
テイエムオオタカの逃げを途中からシルポートが交わしに行くという、逃げ馬2頭の争いを好位から見るようにして進んだガルボが直線に向くと先頭に立つ。
好位のインからオセアニアボス、外からアドマイヤセプターあたりもじりじりと伸びては来るが、ガルボに並びかけるほどの勢いはない。このままガルボが粘り切るかと思われた。
そこに外から一気に突っ込んできたのは昨年の覇者、サンカルロ。得意の阪神1400mで久々に力を発揮。あっという間に先頭を捕らえてのゴール。見事な差し切りでこのレース連覇を達成した。
2着にはガルボが粘った。
3着にも外から差してきたファイナルフォーム。距離に不安があったが、この距離でも問題なくこなした。
7枠13番 | サンカルロ | 吉田豊 | 57 | ◎
| 1:21.0
|
5枠10番 | ガルボ | 石橋脩 | 57 | ×
| 1:21.2
|
7枠15番 | ファイナルフォーム | ムーア | 56 |
| 1:21.2
|
6枠12番 | オセアニアボス | 秋山 | 57 |
| 1:21.3
|
6枠11番 | クラレント | 岩田 | 56 |
| 1:21.3
|
8枠17番 | ブライトライン | 浜中 | 56 |
| 1:21.4
|
4枠7番 | アドマイヤセプター | ルメール | 55 |
| 1:21.4
|
8枠18番 | レオアクティブ | 横山典 | 56 | ○
| 1:21.5
|
3枠6番 | フィフスペトル | 大野 | 57 |
| 1:21.6
|
8枠16番 | インプレスウィナー | 田中勝 | 57 |
| 1:21.6
|
2枠3番 | フラガラッハ | 高倉 | 57 | ▲
| 1:21.6
|
1枠1番 | マルセリーナ | デムーロ 北村友 | 55 |
| 1:21.7
|
1枠2番 | マジンプロスパー | 福永 | 57 | △
| 1:21.7
|
4枠8番 | シルポート | 川田 | 57 |
| 1:21.8
|
2枠4番 | オリービン | 武豊 | 56 | △
| 1:21.8
|
7枠14番 | スプリングサンダー | 四位 池添 | 55 |
| 1:22.2
|
5枠9番 | コスモセンサー | 和田 | 57 |
| 1:22.3
|
3枠5番 | テイエムオオタカ | 藤田 | 57 |
| 1:22.5
|
結果:
ワイド3470円的中 +2870円
セクシイスイートとスプリングゲントがレースの途中から後続を引き離して逃げていく展開になるが、早めに仕掛けて好位からマーベラスカイザーが追いかけていくと、セクシイスイートは脱落し、マーベラスカイザーとスプリングゲントの2頭が先頭争いをしたまま、最後の直線へと向かう。
するとマーベラスカイザーが一気にスプリングゲントを引き離し、独走態勢に入る。そこに遅れてやってきたバアゼルリバーとマジェスティバイオの実力馬2頭。しかし、逃げるマーベラスカイザーを捕らえることができない。
勝ったのはマーベラスカイザー。早め先頭からの押し切りの強い競馬で見事にJ・G1制覇。熊沢騎手は史上初の平地・障害両G1制覇の偉業達成となった。
2着にバアゼルリバー。3着にマジェスティバイオ。
スプリングゲントは12歳ながらも粘って4着。まだまだ現役として走ってもらいたい。
一方メルシーエイタイムのほうは見せ場なく8着。
3枠5番 | マーベラスカイザー | 熊沢 | 63 | ▲
| 4:48.8
|
7枠14番 | バアゼルリバー | 小坂 | 63 | ○
| 4:49.3
|
5枠9番 | マジェスティバイオ | 山本 | 63 | ◎
| 4:49.4
|
2枠3番 | スプリングゲント | 白浜 | 63 | △
| 4:49.8
|
6枠12番 | アグネスラナップ | 北沢 | 63 |
| 4:49.8
|
1枠1番 | トウシンボルト | 中村 | 63 |
| 4:50.1
|
8枠16番 | トーセンオーパス | 江田勇 | 63 |
| 4:50.3
|
4枠8番 | メルシーエイタイム | 横山義 | 63 | △
| 4:50.6
|
7枠13番 | セイエイ | 高野 | 63 |
| 4:50.8
|
4枠7番 | アイティゴールド | 大江原 | 63 |
| 4:51.2
|
5枠10番 | ドラゴンハンター | 植野 | 63 |
| 4:53.5
|
2枠4番 | セクシイスイート | 蓑島 | 61 |
| 4:53.7
|
6枠11番 | マイネルネオス | 浜野谷 | 63 |
| 4:55.2
|
8枠15番 | ブチカマシ | 黒岩 | 63 |
| 4:55.9
| 1枠2番 | カピターノ | 石神 | 63 |
| 4:56.2
|
3枠6番 | ナリタシャトル | 西谷 | 63 | △
| 除外
|
結果:
ワイド430円的中 返還100円 -70円
エピファネイア、キズナ、ラウンドワールドの3強対決と思われていたが、ラウンドワールドが出遅れて後方から。さらに前半3ハロンが39秒8という記録的な超スローペースのおかげで、最終的な着順と、3コーナー通過時の順位とがほとんど変わらない結果に。
そんな中でも、3コーナーで3番手から直線に向いて外から差し切ったのはエピファネイア。新馬、京都2歳Sで見せた末脚ほどのインパクトはなかったが、この逃げ馬有利の超スローペースでも見事に差し切って3連勝で重賞制覇となった。
2着には逃げ粘ったバッドボーイ。3着はキズナ。道中少しかかってしまい、直線で一度バッドボーイを捕らえたものの、最後は失速してしまった。
7枠7番 | エピファネイア | 福永 | 55 | ◎
| 2:05.4
|
4枠4番 | バッドボーイ | ウィリアムズ | 55 |
| 2:05.5
|
6枠6番 | キズナ | 武豊 | 55 | ▲
| 2:05.5
|
3枠3番 | アクションスター | ルメール | 55 |
| 2:05.7
|
5枠5番 | アドマイヤドバイ | 池添 | 55 | ×
| 2:06.0
|
1枠1番 | ラウンドワールド | 岩田 | 55 | ○
| 2:06.4
|
2枠2番 | リアルマイスター | 小牧 | 55 |
| 2:06.9
|
結果:-500円
エーシンモアオバーとトリップが先手を奪い合う展開になり、それを好位で見るようにしてクラシカルノヴァが続くと、この3頭が向こう正面で後続を引き離しにかかる。
この争いについて行けなくなったトリップが脱落し、後方からオースミイチバンやナムラダイキチが追い上げてくるものの、エーシンモアオバーとクラシカルノヴァの2頭には追いつけず、この2頭の直線の叩き合いに。
岡部、濱口の地方騎手が騎乗した中央馬2頭の叩き合いは、エーシンモアオバーが制した。中央オープン5勝の実力馬がようやく重賞初勝利を挙げた。
2着にクラシカルノヴァ。1600万からの勝ち上がりだったが、ここでも実力は通用した。
ナムラダイキチは今回は上位には歯が立たなかった。レコード決着の早い時計の勝負では分が悪かったか。
7枠8番 | エーシンモアオバー | 岡部 | 56 | ○
| 2:40.3
|
3枠3番 | クラシカルノヴァ | 濱口 | 56 |
| 2:40.4
|
4枠4番 | オースミイチバン | 川島 | 55 |
| 2:42.2
|
6枠7番 | ナムラダイキチ | 畑中 | 56 | ◎
| 2:42.5
|
5枠5番 | トリップ | 小牧 | 54 | ▲
| 2:43.0
|
7枠9番 | リワードレブロン | 永森 | 56 |
| 2:45.2
|
2枠2番 | ミサキティンバー | 横井 | 56 |
| 2:45.5
|
6枠6番 | ノゾミカイソク | 丸野 | 54 |
| 2:46.0
|
8枠10番 | ブライトシンプー | 宇都 | 54 |
| 2:46.8
|
1枠1番 | キングスエンブレム | 尾島 | 56 | △
| 2:48.6
|
8枠11番 | ニシノファイター | 五十嵐冬 | 54 |
| 2:49.9
|
結果:-400円