2019年02月05日

ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬(タイ)観戦記

2019年、早々に新たな海外競馬観戦に行ってきました。
以前、ロイヤルターフクラブ競馬観戦記を書きましたが、今回はその時にも紹介した、同じバンコクにあるロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場です。
地名から、プラトゥーナム競馬場とも呼ばれるようです。

どうしてこんなハイペースで海外に行っていたかと言うと、前回のクランジ競馬観戦記で書いたように、エアアジアの返金デポジットがあり、これの使用期限が2月までと迫っていたからです。
個人的な都合と競馬開催日を考えると、1月の3連休に合わせていくのがちょうど良かったので、9月のタイ、11月の香港・シンガポールに続いて、年明け早々の1月に再びタイに行くことに決めたのです。


出発は年明け最初の3連休の前日、1月11日の金曜日の夜に成田空港からバンコクのドンムアン空港へ。LCCのエアアジアを利用してA330でのフライト。まさかの3人並び席に自分一人だけという席の空き具合だったおかげで、その3席をベッドのようにして寝転んだりという、行儀の悪いことをしてこれまでになく飛行機内でくつろぐ・・・はずだったが、後ろの席の日本人2人組は離陸早々に酒盛りを始めてうるさいし、隣の列のオッサンは自分と同じように行儀悪く寝転がり、イビキをかいて寝やがったために、快眠とはいかず。
それに加えて、エアアジアの女性CAは前にも書いたように乗客への配慮が全然行き届いておらず、ハイヒールでズカズカと歩き回るため、通路を通るたびに座席が揺れ、足音も響くという環境。恵まれた座席からのクソみたいな機内環境にストレスが溜まってしまった。
エアアジアは就航路線や機内食のようなハード面は優れているかもしれないが、CAのサービスのような人間の気配りといった面では、日本の航空会社や日本人CAには遠く及ばないと改めて感じた。

さらにこの便はドンムアン空港到着が翌朝1時すぎで、非常に不便。入国審査を終えていざバスで市街地へ、と思っても、バンコクの中心部へ向かうバスの始発は朝7時とかなり遅い。夏休みならラジオ体操も終わっている時間だ。
愚痴ってもしょうがないので、空港の椅子で寝たり、6時にオープンする空港の安いフードコートで朝食を食べたりしながら、空港で6時間も過ごすことに。

さらっと書いたが、前回の満足感から、バンコクの食事=安いフードコートで決まっている。これに勝る物はない。

ようやく7時になり、バスで移動できる時間に。
意外だったのは、この市街地へ向かうバスがガラガラだったこと。前回もそうだったが、このバスの利用者は少なく、たいていの人はタクシーでも使っているのだろう。市街地までのバスとの差額は200バーツ、約740円ほどらしいので、一般人はこの程度の金額は気にしないのだろう。だからバスの始発も遅いのかと、真相にたどり着いたような気がした。

バンコク到着から6時間半が過ぎた朝8時頃、ようやく市街地へ。と言っても前回でバンコク市街地の行きたい場所は一通り回ったので、どこへ行こうかと考えながら街をぶらついた結果、たどり着いた先は・・・

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結局、空港に続いてのフードコート。55バーツ、約190円。

前回、猛烈にプッシュしたフードコートのあるターミナル21はバスの到着地点から少し離れていたため、今回は市街の中心部に近い、プラチナムファッションモールのフードコートへ。このフードコートも品揃えと安さの面でなかなか優れている。コスパの面でターミナル21に次ぐ2番手と評したい。

と、バンコクフードコート評論はこの程度にして、腹ごしらえを終え、競馬場へ。
通常はロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場の開催は日曜日だが、年始の初開催日だからなのか、この週は年に数回しかない土曜日開催。なので到着したその日、1月12日に競馬観戦というスケジュール。

ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場は、地図で見ても分かるし、実際に行っても分かることだが、ラーチャダムリ駅と完全に隣接している。これならアクセスは抜群、と言いたいところだが、残念なことに駅が隣接しているのは競馬場の向こう正面。そしてその向こう正面には、入口はない。
ならば競馬場のスタンド側の駅はと言うと、スタンド側には電車は走っておらず、結局サイアム駅やシーロム駅あたりから10分程度歩くことになってしまう。サイアム駅というのがバンコクで一番の繁華街の近くにあり、そこが競馬場の最寄り駅という素晴らしい立地のくせに、実際に入場するまでのアクセスは最悪。後でも書くが、タイはあくまで競馬はギャンブルとしか考えていないように感じて、それはこういった観客への配慮の足りなさにも表れているように思う。

そうは言っても、タクシーやトゥクトゥクを使うほどの距離でもないので、結局歩くことに。
こういう所に行くと、駅と競馬場直結の東京、京都、小倉、阪神あたりの競馬場のありがたみを実感する。ただし、中山競馬場、こいつはダメだ。
サイアム駅に向かい、高架の駅の歩道橋から競馬場の方向へ。駅から競馬場へ向かう出口の階段を降りると、早くもそこでは競馬新聞が売られていた。

間違いない、この道で合っている。
自信が確信に変わった。(松坂大輔談)
前回と同じく、タイ語の新聞は種類も豊富で値段も安かったが、英語版は1紙のみで100バーツ。これを購入。

競馬場自体は塀で囲われているので、全く見えていない。石垣やコンクリート塀のようなものでしっかり覆わなければ侵入してくるような輩がいるのだろうか。敷地内が全く見えず、道路と建物がきっちり区別されていて、多少の圧迫感、閉塞感がある。
それでもこの道を歩いて行くと、どこの国でも変わらない、安心の光景を見ることができた。

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1人1人ばらばらのオッサン達が、何かに引き寄せられるように全員同じ方向に歩いている姿である。言うまでもなく、その何かとは競馬場。オッサン達と一緒に、当然ながら自分も競馬場へと吸い込まれていった。

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入場口は3つあり、会員、入場料100バーツ、入場料50バーツの3カ所。日本のようにスタンドの上のほうが値段が高いわけではない。会員エリアはゴールのかなり手前、入場料100バーツだとゴール付近、50バーツだとゴールを通り過ぎた1コーナー付近といった具合にフェンスで区切られている。今回も前回に続いて100バーツエリアに入った。

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さっきからどこかで見たことのある文章が続く気がしたのなら、それは気のせいだろう。ロイヤルターフクラブ競馬観戦記のコピペだなんて言えない。
この新聞で気になったのは、「Sports」ではなく、単数形の「Sport」になっている。ずっと誤植のまま放置されているのだろうか。これではスポーツではなくスポート。
ちなみに、今回のロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場の新聞ではプラトゥーナム競馬場とも併記されているし、新聞の出馬表の成績欄はロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場がプラトゥーナムのP、閉鎖になったロイヤルターフクラブ競馬場がナンルーンのNとして書かれているので、地元民にとってはこの地名で呼ぶほうが定着しているのかもしれない。たしかに、「ロイヤルバンコクスポーツクラブ」は競馬場名として長すぎるわな。


中に入ると、その雰囲気はロイヤルターフクラブ競馬場と変わらない。
スタンドの階段に座っている多数のオッサン達、手作業で用意される出馬表、画質が悪いターフビジョン、レース前にはターフビジョン前でパドックのように歩き回る馬達、口頭で買う馬券、13の英語「サーティーン」を理解していない馬券売り場のババア。

入って最初に目に付くのはパドックのような場所だったので、ロイヤルターフクラブ競馬場と違ってパドックがあるのかと思いきや、これがパドックではなかった。レース前の馬はここの右奥から出てきて真ん中手前からコースに出て行くだけ。
ではいったい何のための場所なのかと見ていると、レースの終わった馬がシャワーを浴びたり鞍を外したりする場所だった。

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なぜかここを見れる位置に陣取っているオッサンもいた。タイの人にとって競馬は、馬券を買うことしか興味が無くてレースが終わった馬には興味なんてないだろうに、というのは言い過ぎだろうか。まあ、日本でもWINSの階段を拠点にしているオッサンがいるくらいなので、どこにでもよく分からないオッサンはいるもんだ。

スタンドは3階まで立ち入ることができるが、1階部分は観戦に適していない。このパドックのような場所も、1階には網が張り巡らされているし、そもそもパドックではない。またコース側に出てレースを見ようとしても、こちらも柵があるうえに日陰にならない場所なのでとにかく暑い。そのためか、1階部分はほとんど観戦スペースがなくすぐ真後ろに階段がある。
写真を見ても分かるように、ほとんどの人はスタンドの日陰になる2階部分か、スタンドの中に入った3階で観戦していた。スタンドといっても冷房が効いたような閉鎖された建物ではなく、完全な吹き抜け空間なのでそこまで涼しいわけではないが。

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あとは特筆すべきことがあるとすれば、内馬場だろうか。
ロイヤルバンコクスポーツクラブという名前の通り、別に競馬だけをやっているわけではなく、スポーツクラブの外周で競馬をやっているという認識が正しい。
その内馬場は、ゴルフコースになっている。さすがにゴルフボールが競馬のコースに飛んでくるようなことはなかったが、レースとレースの間には、芝コースを横切ってゴルフコースに出入りしている人がいた。
内馬場がスポーツ施設なのは香港のハッピーバレー競馬場もそうだったが、さすがに芝コースを横切って内馬場に出入りできる作りではなかった。そこは、さすがはタイ、と褒める?べきところだろう。JRAが年に1度しかできない芝コース開放を、タイでは毎日やっているのだから。

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ロイヤルターフクラブ同様、ロイヤルバンコクスポーツクラブも左回りでコースは芝のみ。熱帯のスコールのある地域では水はけを考えるとダート競馬は不可能だろう。シンガポールのクランジ競馬場ではポリトラックコースもあったが、それはお金のあるシンガポールだから可能なのであって、タイのような国がそんな最先端の馬場を導入できるわけもない。
この日のレースは1200m戦だけ。他の距離のレコードタイムが新聞には書かれていたので設定はあるようだが、戦績を見ても他の距離は見当たらなかったので、現在は1200m戦しかやっていないのではないか。これはJRAでも京都芝1100mとかが記載され続けているので、どこの国にもあることだろう。
話はそれるが、京都芝1100mのレコードタイムを見直してみたら、3歳以上のレコードタイムは2歳のレコードタイムより遅く、今や1200mのレコードよりも遅い。これが50年以上前の競馬なのか・・・。

話は戻って、ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場の1200mのスタートは向こう正面。スタート位置を考えると、少しロイヤルターフクラブ競馬場よりは1周の距離は長いのだろう。
フルゲートは14頭だったが、これは謎だった。というのも、スタートゲートがこちら。

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ロイヤルターフクラブ同様、JRAのお下がりだった。競馬場名にRoyal Bangkok Sports Clubの略称、RBSCが付けられている点は違うものの、JRAのロゴやRACE COURSEの文字、ゲート番号はそのまま残されていた。
ロイヤルターフクラブ競馬場と同じようにJRAのお下がりを使っていながら、あちらはフルゲート15頭、こちらはフルゲート14頭。しかし、よく見るとゲート番号は16番まで用意されているので、謎のフルゲート設定だった。

レース前にはターフビジョン前で周回するパドックのような時間があるのだが、これはロイヤルターフクラブ競馬場と違って十分に時間が確保されていた。そこで何度かあったことなのだが、気性の荒い馬がパドックでイレ込んで、そのまま暴走気味に返し馬で走り出してしまっていた。
単に気性が荒いということではなく、調教として馬をなだめる技術と、騎手が馬を押さえる技術、その両方のレベルがかなり低いのだろうと感じた。明らかに体力を消耗するレベルで暴走していたので、こうなってしまった馬で馬券に絡んだ馬はいなかった。
おそらく騎手間の実力差もかなり大きい気がする。勝率や連対率が異常に高い騎手がいてオッズでも騎手人気は顕著だし、逆に過去の戦績でリーディング下位の騎手が乗った時だけ人気と成績が急激に悪くなっている馬もいたりした。まあ、八百長ということもあり得るかもしれないが。


1レースの発走は12時20分。前回のロイヤルターフクラブ競馬場では、ターフビジョンに表示されている締切時刻のカウントダウンは発走の10分前で0になっていたが、こちらはちゃんと新聞通りの時間に向けてカウントダウンしていた。4分前に1回目のベルが鳴り終わり、3分前に2回目のベルが鳴り終わり、2分前には船橋競馬の平場競走のファンファーレが鳴り終わる。そしてちゃんと時間通りに0分になった。
ちなみに、4分0秒前にベルが鳴り始めるのではなく、4分0秒前にベルが鳴り終わるタイミングでベルが鳴り始めるのは文化の違いなのだろうか。
また、時間通りというのが日本の感覚とは違って、カウントダウンが0になるのは新聞に書かれている時間+1分だった。要するに、12時20分と書かれていれば、12時20分59秒まではOKで、12時21分0秒にカウントダウンが0になっていた。

とは言っても、発売締切はゲートオープンの瞬間なので、カウントダウンが0になった後も、馬券売り場の混雑を見ながらなのか、馬がゲートに入ってから少し待たされることはあった。
ただ、それもこの日は1分程度。この日がたまたまだったのか、徐々にタイの競馬進行が改善されているのかは分からないが、前回やネットで見た他の人の記事とは違って、かなり時間通り進行されていた。

しかし、まだまだこの競馬場には改善すべき点がある。
タイの競馬はレースのレベルも低いのは当然として、中継のレベルが低すぎる。前にあったロイヤルターフクラブ競馬場はターフビジョンが大きく、もっと見やすい映像だったものの、こちらはターフビジョンが小さく、ちゃんと映像を映さないこともしばしば。映ったとしても画質が悪く、先頭集団しか映さないのでレースの展開が分からない。
レースを映すならまだマシなほうで、ひどい時にはレースが始まってもまだオッズ画面のままだったりもして、実況の言葉が分からないので知らない間にレースがスタートしていた時もあったほど。ターフビジョンの映像がようやくレースに切り替わった頃にはもう3コーナーで、自分の買った馬なんてどこにも見当たらず、映らないまま終わった時のやるせなさは、日本では味わえないものだった。別に味わいたくないのだが。

あと、実況はタイ語なので何を言っているか分からないものの、明らかに馬の位置取りを紹介しているような口調ではなく、レース中は何か歌っているかのようだった。言葉にリズムや抑揚があるし、発せられる文字数が明らかに少なく、実況をしているとは思えない口調で、聞いていて耳障りで鬱陶しくてたまらなかった。それに比べればフジテレビはまだ優秀と言える。ラジオNIKKEIの足下にも及ばないが。

もう少しターフビジョンや中継映像がきっちりしていれば楽しめるものの、肝心のレースを楽しむことができないのがこのロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場の致命的な欠点だと痛感した。
ターフビジョンが無い競馬場と比較すれば、ターフビジョンがあるだけマシかもしれないが、逆に使い物にならない中途半端なターフビジョンがあるからこそ、向こう正面が肉眼では見えなくなっている。
その解決策として、競馬場の外では双眼鏡の貸し出しをやっているので、それを借りているオッサンもそこそこいる。ただ、別に双眼鏡を借りたところで馬券が当たるわけではないので、借りる気にはならなかった。

また、入場口によってスタンド内で移動できるスペースが制限されており、その幅が非常に狭いため、競馬場内をうろうろ歩いて見て回ろうにも、そんな場所がほとんど無い。食事は売っているものの、タイでは街中のいたる所で同じような屋台を見かけるし、料理の内容も肉やらを焼いたような、タイのあらゆるところで見かけるものと同じで、特に目立つものもなかった。

そんな環境なので、エンターテインメント性はほぼ皆無で、ただの賭博場という印象が非常に強く残った。これがタイの文化の一面なのかもしれない。オッサンのたまり場で、若者や女性の姿は当然少ない。おそらく、これまで行ったどの競馬場よりも少なかったように思う。
競馬場に落ちている馬券を見ても、競馬の予想をしっかりしている人がいるようには思えず、馬連1点200バーツ、約680円というような買い目のものが当たり前に転がっているので、一発的中の一攫千金を狙った博打好きがタイには多いのではと思った。
ただ、200バーツ1点買いというのは、物価から考えると日本で1000円くらいを1点買いするようなもの。つまり、タイの競馬場にいる人は、意外にもそれなりの金を持った人なのかもしれない。タイの人なんて貧乏で、競馬をする人なんてなおさらだろうと思い込んでいたが、汚い競馬場の環境のわりには、集まっている人の所得はそこそこなのかもしれない。
ただ、それは入場料100バーツエリアだったからで、50バーツエリアに行けば想像していたタイの姿が見えてくるかもしれない。
または、お金のない人だからこそ、一攫千金を夢見て博打にのめり込んでいるのかもしれない。
一応補足するが、決してタイを馬鹿にしているわけではない。


あとは自分の馬券の話。
博打で財産を減らして苦しい生活を送っているタイ人(強烈な思い込みと偏見)とは違って、前回と同じように1レース1点50バーツ買いで、とりあえず当てることを主眼に置いた買い目を選んだ結果、第2レースで1.4倍の安い複勝が当たり、馬券的中という最低限のノルマは達成。
当たりが出た後は多少の人気薄を狙っていたところ、まさかの複勝7.7倍を当てることができた。1200mで時計も遅いので基本的に逃げ馬が強いのだが、実績のある逃げ馬が揃っていたレースがあったので、競り合って総崩れになることを期待した結果、期待通りに前の人気馬が崩れ、好位追走で結果を残していた人気薄の馬がきっちり差し切ってくれた。

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現地で理解できなかったこととして、同じ馬番が2頭いるレースが何度かあった。出馬表を見ると、1、2、2A、3、4・・・といった具合。こうして、大外の馬は11番なのに、フルゲート14頭になっていたりするのだから、全く理解できなかった。
Aって何やねん・・・と日本語で突っ込んでも、空砲。サーティーンが通じない馬券売り場のおばちゃんに英語でがんばって聞いてもたぶん無駄だろうし、理解することは諦めた。

これは日本に帰ってから調べた結果だが、同じ馬主の馬はまとめて1頭と扱う制度のようだった。海外では場所によって採用されている制度だと知ってはいたが、実際に採用されている競馬場に行ったのは初めてだったので現地では理解できなかった。
また、どうやらタイでは去年の11月頃に導入されたようで、そのため前回はこの制度に巡り会えず、今回初めて遭遇することになった。


現地で理解できていなかったこの制度のおかげで、この番号の馬を買うべきなのか買わないべきなのかと迷って翻弄されたこともあり、途中から馬券が全く当たらなくなってしまった。さらに、先に書いたようにレースがちゃんと見えず、場内を見て回る場所もないことから、途中からはあまり競馬観戦が楽しく感じなくなってしまった。
それに、深夜便で到着したその日、しかも35℃近い暑さの中での観戦ということもあり、疲労困憊。なんとか体調を持ち直そうと、競馬場内の怪しげな屋台で何度か飯を補給して体調回復を試みるも、結局は回復できず。せっかくの海外競馬なので最終10レースまでと思っていたのだが、7レースを終えた時点で競走中止とすることにした。

最終的には、7レースまでなので350バーツを使って、払い戻しは455バーツ。105バーツ、約350円のプラス収支でホテルに向かった。要するに勝ち逃げだった。
あと、不安だった屋台飯で腹を壊すこともなかった。


翌日、日曜日は世界遺産のアユタヤ観光。
アユタヤへは、1時間や2時間遅れが当たり前という国鉄を使った。この国鉄が完全に想定外。まさかまさかのアユタヤ1分早着と、遅れるのを覚悟して行ったらむしろ時間より早く着いてしまった。全く期待していなかったが、最高の結果で応えてくれた。渋々丹内の馬券を買ったら当たった時のような感覚。
ちなみに、バンコク・アユタヤ間は2時間ほどかかるものの、最も値段の安い普通列車の自由席だったので15バーツ、約51円で行けた。この国鉄は、交通費が安い東南アジアの中でも破格の安値だった。

アユタヤからの帰りも国鉄で、ドンムアン駅へ。
ドンムアン空港と繋がっているドンムアン駅だが、本数が少ないことと、国鉄が時間通りに運行されないことから、移動手段としてはメジャーではない。ただ、アユタヤからだとバンコクに戻らずに直行できるという大きすぎるメリットがある。
田舎のアユタヤは観光地としては充実していても休憩できるような施設がなく、暑さにまいってしまい、エアコンの効いた空港にさっさと戻って休憩したくなり、かなり早めに空港へ移動することに。
列車が2時間に1本程度と少ないこともあって、飛行機出発の7時間前の列車の切符を購入。
これならかなり遅れたとしても大丈夫と思いながらアユタヤ駅で待っていると、今回は1分早着なんてものではなかった。列車が入ってきたのは、予定の10分以上前。本当に自分が乗る列車はこれで合っているのかどうか不安になるレベルでの早着だった。
時刻表の時間より早く出発するのは日本では違法なはずだが、そんなこともお構いなしに定刻より前に出発した列車は、ドンムアン駅にも3分の早着を決めてくれた。

やればできるやん!
と素直に喜べない。列車が遅れる前提で切符を買っていたおかげで、早着したドンムアン空港で6時間過ごすことになってしまった。
ここで思い出すのが、ドンムアンに到着した前日のこと。深夜便での到着後に、このドンムアン空港で6時間過ごしている。
同じ空港で2日続けて6時間も過ごすという、なかなか真似の出来ない時間の無駄な過ごし方をしてしまった。

ただ、前日の未明とこの日の夜では、空港に決定的な違いがあった。

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安いフードコートが開いている。
24時間営業の高いフードコートではなく、それなりの地元グルメが安く食べられるドンムアン空港のフードコートは、確か6時から21時までの営業で、2カ所ある。そのフードコートのはしごを決め、去年の9月に続いてタイの料理を満喫してやった。
ここのコスパはターミナル21に匹敵するレベルで、前日のプラチナムファッションモールよりも優れている。と、バンコクフードコート評論をする時間も存分にあった。


フードコートだけで時間を潰したわけではないが、6時間の長い空港滞在を終えて帰路へ。帰りは23時40分発という、理想的な時間帯のスクートの深夜便。そして帰りのボーイング777でのフライトも、行きに続いてまさかの3人並び席に自分一人だけという席の空き具合で、行儀悪く3席を独占して寝転んでくつろいだ。

帰り先は関西空港。
今回の旅行は、競馬観戦とエアアジアのデポジットを使い切ることが目的と最初に書いたが、それに加えて関東から関西に移動することも目的だった。
バンコクを経由して関西に行くことで、旅行と用事の移動を一度にまとめ、交通費を浮かせることに成功し、無事に帰国した。
posted by ナイト at 09:00| Comment(0) | 競馬観戦記 | 更新情報をチェックする

2019年01月02日

クランジ競馬(シンガポール)観戦記

香港を発った、という終わり方をした前回のハッピーバレー競馬観戦記でしたが、そこから向かった場所はシンガポールでした。
かつてコスモバルクやシャドウゲイトがシンガポール国際航空Cを制したことで日本では有名と思われる、シンガポールのクランジ競馬観戦記です。

前回のハッピーバレー競馬が水曜のナイター。翌日木曜日に香港からシンガポールへ移動し、金曜日にナイターのクランジ競馬を見に行ってきました。
とは言うものの、元々はクランジ競馬を見に行く予定ではなく、土曜日にマレーシアのセランゴール競馬を見に行く予定でした。しかし、旅行出発の1週前に競馬開催日の再確認をしてみると、ちょうどその日の開催が中止になってしまっていたのです。1ヶ月前にスケジュール変更が発表されていたようで、それを知ったのが1週前でした。競馬を諦めてマレーシア観光に徹しようかとも考えたのですが、近くの競馬開催を探した結果、シンガポールで金曜日のナイター開催があることが分かり、急遽飛行機やホテルの予約を取り直し、無事にクランジ競馬場に向かうことができました。

LCCを利用する場合、キャンセルや変更はお金がかかるため、普通であれば諦めてマレーシアに行っていたと思います。しかしたまたま今回は、予約していた香港からマレーシアへのエアアジアの便が、予約の1ヶ月くらい後になってフライト時間が変更となったため、フライトをキャンセルしてエアアジアのデポジットとして返金してもらうか、別の時間の便に変更するかというオプションを手に入れていました。元々は到着した翌々日にマレーシアで競馬を見る予定だったので、フライト時間が変わっても問題はないためそのオプションは放置していたのですが、競馬が中止となれば話は別。そのオプションでフライトをキャンセルし、返金してもらいました。たまたまこのオプションでの返金が可能だったおかげで、余計なお金を使うことなくシンガポールへと行き先を変更することができました。
あとは、香港からシンガポール行きの飛行機、シンガポールのホテル、シンガポールからマレーシアへの飛行機を予約したことで準備完了。香港からシンガポールに入り、クランジ競馬を観戦し、その後マレーシアに移動し、元々予約していたマレーシアから羽田空港への飛行機で帰国するというスケジュールに組み直しました。

では本題の観戦記に入ります。


香港からシンガポールへは木曜日に移動。ここも相変わらずLCC。2日続けてのエアバスA320の狭いシートにうんざりしながら、スクートで15時前に到着。マリーナベイサンズの展望台に行ったり、イルミネーションを楽しんだりと観光し、翌金曜日も朝はマーライオン、マリーナベイサンズのカジノ、モスクなどを見て過ごす。

マカオ、韓国に続いて入ったカジノは観光客で大人気の場所なのだと思っていたが、平日の朝では人は少なかった。また、メンバーカードを作った時にもらえるお試し券でスロット、テーブルゲームに挑戦したが、韓国の時のようにノーリスクでのプラス収支とはいかず、全く当たることなくあっという間に溶けて消えた。ただ、カジノ内はドリンクバーがかなり充実していたので、それだけで十分に満足できる場所だった。

シンガポールは東京23区程度の面積という狭い国だが、非常に発達した綺麗な街並みということは有名な話で、道路や歩道が広く街歩きをするにはかなり快適な国だった。ナイター競馬まで時間はたっぷりあるのでシンガポールの街を歩き回っていたが、信号や横断歩道もしっかりと整備されていて非常に歩きやすかった。

そんな途中、休憩にこんな店に入ったりもした。

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このブログの海外旅行記おなじみのマクドナルド、ではない。シンガポールのインド人街にあった、日本発祥のイタリアンレストラン、サイゼリヤ。どこの国の何なのかさっぱり分からないような説明をあえて付けてみたが、要するに日本で大人気のサイゼリヤに入ってみた。
シンガポールは屋台の集合した場所、ホーカーがいたるところにあり、そこで地元グルメを安く楽しめるので、普通のレストランに入る必要はほとんどないと思っていた。しかし、ここは赤道直下の国。人生初体験の北緯1度は想像以上に辛く、真上から照りつけるその日差しに太刀打ちできず、屋内のレストランで休憩する時間が必要だった。

サイゼリヤのメニューは、日本と比べて少し違いはあったし値段も少し高かったものの、そのシステムはほとんど同じだった。
ボタンで店員を呼んで注文するシステムは変わらない。ドリンクバーはあるし、セットで頼むとドリンクバーは安くなる。水はドリンクバーコーナーにあって自由に飲めるのも変わらなかったので、ミラノ風ドリアを食べて冷たい水で身体を回復させた。
唯一違うシステムだったのは、伝票を机に置かれることはなく、会計の時にはレジでテーブル番号を伝えて支払う必要があった。
サイゼリヤの本場、というとイタリアなのか日本なのかよく分からないような気になるが、日本のサイゼリヤしか知らないため、テーブル番号なんて見ていなかった。日本のサイゼリヤを幾度となく味わってきた立場から、本当のサイゼリヤとはなんたるかを指導してやろうかと考えたわけではないが、戸惑いながらもテーブルのほうを指差したところ、周りのテーブルが空いていたこともありちゃんと会計できた。

サイゼリヤから出ると熱帯特有のスコールに見舞われたため、モスクの中で休憩。イスラム教徒ではないので入れるスペースは少なかったが、何をするでもなくカーペットの敷かれた床に座っているだけで時間を潰すことができた。
というか、イスラム教徒の入れるスペースを見ても、床に座っているだけの人が多かったように思う。特に何かを唱えるようなわけでも祈りをささげるようなわけでもなかったので、何をしていたのかさっぱり分からなかった。なかなか宗教というのは理解が難しい。


その後ついにクランジ競馬場へ。17時頃に到着。
クランジ競馬場へは、MRTと呼ばれる鉄道のクランジ駅を降りれば目の前なので楽なのだが、マリーナベイサンズ周辺の中心部からクランジ駅まではMRTで40分以上と意外に時間がかかる。それでも、物価が高いシンガポールでも東南アジアらしく鉄道はかなり安く210円程度なので、お金の面では安心して移動できる。

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入場券は券売機で買えるのだが、8SGD、約650円と、これまでに行ったどの競馬場よりもはるかに高い。このあたりはシンガポールの物価の高さが顕著なところ。それでも現地の人からすれば、マリーナベイサンズのカジノ入場料が100SGDなので競馬場は相当手軽にギャンブルを楽しめるという感じているだろう。
競馬場の入場料は、現地のICカードで払うと6SGDなので少しお得。キャッシュレス化を日本も推進しようとしているのなら、JRAも見習って入場ゲートにsuica等の交通系ICカードをさっさと導入すべきだろう。そうすれば、入場券を売っているおばちゃんとチケットをもぎるお姉さんの人件費を減らして別のサービスにお金を割り当てられるだろうに。
まあ、JRAの場合は回数券が安いからsuicaに対応しても使わないだろうけど。

入場料に関してはネット上でも情報が色々あるが、どうやら昔はスタンドの場所によってもう少し値段が細かく分けられていた様子。元々は1階、2階、3階と分けられていて、1階だけならもっと安い値段の入場料だったらしい。現在は、1、2階席エリアと3階席エリアの2種類しかなく、1、2階席全体に入れる安い方の入場券で8SGDもした。


入場エリアは1、2階と書いたが、屋内スタンドの2階への入り口がよく分からなかったのでレースは1階から見ることに。
都市国家シンガポールという商業の発展した国ということもあってか、大きなターフビジョンがあり、その周りには他の競馬場ではまず見ることのない広告がずらり。ロンジンの時計は他の国でも見られるにしても、シンガポールダービーのスポンサーになっているエミレーツの広告も。パナソニックの広告もあるのは、ターフビジョンがパナソニック製なのだろうか。JRAのターフビジョンはほとんど三菱と東芝だが。

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パドック側はスタンドの中から見ることができない代わりに、1階と2階のどちらからでも見れた。それもエスカレーターで簡単に行き来できる。
またパドックは、正面に装鞍所がある、香港のシャティン競馬場や韓国のプサン・キョンナム競馬場、ソウル競馬場でも見たタイプだった。

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クランジ競馬場のスタンドの大きな特徴は、パドックと本馬場とを繋ぐ馬道が1階スタンドのど真ん中を突っ切っているということ。東京競馬場のように地下を通ったり、中山競馬場のようにスタンドの端を通ったりするわけではなく、スタンド1階の真ん中を貫いているという面白い構造をしている。そのため、本馬場入場へパドックから馬が出ていく時だけはスタンド内も柵で仕切られて、真ん中部分が通行できないようになる。パドック側のエスカレーターを使って2階へと迂回すれば通れるものの、多少めんどくさい。
スタンド内で2階へと迂回することはおそらくできない。この日は入り口が分からなかったので論外だが、かつては別料金だったことからも、そこは行き来できない構造になっているのだと思う。

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スタンドの中は広々としていて、オッズなどが表示されるモニターもかなり多くあって快適。街の中心から離れた場所にあることから、人口密度の高いシンガポールと言えども土地を広く使えるのだろう。2日前の香港ハッピーバレー競馬場とは比べものにならなかった。
スタンド内の設備もJRAといい勝負だろう。フードコートは東南アジアのグルメで充実していた。JRAの誇るタダ茶は見当たらなかったが。

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スタンドの中はかなり綺麗。シンガポールの街ではゴミのポイ捨てや電車内での飲食が罰金になるなど、非常に厳しいルールがあるため、他の国の競馬場とは比べものにならないくらいで、JRAの競馬場と比べてもきれいと言える。
ただ、さすがは競馬場。そんな国のルールなんて競馬をやるオッサンの前では通用しない。オッサン達が外れ馬券をその場に捨て、掃除のおばちゃんがそれを片付けるという馬券の循環はこのシンガポールでも成り立っており、そのおばちゃん達の大活躍によってこのきれいなスタンドは維持されていた。
また、スタンドが綺麗と言っても、それは建物の話。外に出ると日本のように椅子が大量に並んでいるのだが、通路に近いすぐに座れるような席は、半分くらい椅子が壊れていた。このあたりは東南アジア感を少し味わえる雰囲気だった。

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金曜日のナイター競馬なのでそれなりに人が入るのかと思いきや、ガラガラ。富裕層や外国人はマリーナベイサンズのカジノに行くとしても、来年には国際G1復活が予定されているような競馬場なのでもっと賑わっているのかと思いきや、そんなことはなかった。シンガポールでは競馬はそこまで人気がないのだろうか。それとも平日だったから空いていただけで、日曜開催ならもっとにぎわっているのだろうか。


1レースのスタートは18時20分、最終レースが22時00分。1日8レースの開催で、香港ほどではないが遅い時間までやっている。

コースは左回りで、外が芝、内がポリトラックコース。どうやら日本のように1日に両方をやるわけではなく、芝の日、ポリトラックの日と分かれているようで、残念なことにこの日はスタンドから遠くて見にくい内側のポリトラックの日だった。
正直、ポリトラック開催だったためこの日にクランジ競馬場に行くのは乗り気ではなかったが、最初に書いたようにクランジ以外の選択肢が無かったので、ここは妥協したところだった。

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あとは、レースのプログラムが理解しにくかった。馬のレーティングがあるため、それによって1から5までクラス分けされているレースは分かりやすいものの、それ以外にも毎日「クランジステークス」という謎のレースも組まれている。クランジステークスはAからDまで格付けがあるようだったが、レーティングによる1から5のクラス分けと対応しているのではなく思った。2つのクラスの馬の混合競走なのかとも思ったが、よく分からなかった。
さらに、MAIDENという未勝利戦も組まれているのだが、レーティングでクラス分けされた普通のレースにも未勝利馬は出ているし、しかも未勝利馬なのにレーティングがそこそこ高かったりして、一番下のクラス5以外の未勝利馬もいた。

こういったレースプログラムなので、香港同様事前に公式HPで戦績の情報は十分に手に入るものの、予想はなかなか難しかった。

シンガポールでの馬券は、単勝、複勝は最低賭け金が5SGD、約410円と馬鹿高い。入場料が8SGDと考えると妥当な気もするが、それでも他の国と比べるとリスクの大きさに腰が引けてしまう。その他の馬連や三連単、四連単などは最低賭け金が2SGD、約160円なので、金額を考えると買い方は複勝1点買いや、ワイド2点買いあたりになってしまう。まあ、結局いつも通りなのだが。
そんな買い方を続けていると、何とか4レースと5レースで複勝の1.6倍と2.4倍を当てることが出来た。

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とりあえず馬券的中の目標は達成したので、熱帯の暑苦しい競馬場で冷たいビールを気分良く飲むことに。
シンガポールでは、当たった馬券を払い戻した時に的中証明書のようなものも一緒にもらえて、配当なども書かれているため、記念に手元に残したり、終わってから収支の計算をしたりするのに非常に役に立った。
あとは香港で外した4連複や4連単のリベンジもしたかったのだが、どうやら4連複は今年途中に発売をしなくなったらしく、4連単は香港のように低額多点買いはできないので止めておいた。

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レースの傾向としては、オーソドックスに内枠の先行馬が良く来ていた気がした。が、正直なところあまり覚えていない。

と言うのも、シンガポールでは海外競馬の発売も盛んで、この日はオーストラリア、マカオ、南アフリカの3場の発売もあり、そちらにも気を取られてしまった。
そのきっかけは、マカオのリベンジを思い立ったこと。以前の、香港国際競走&タイパ競馬(マカオ)観戦記で書いたように、マカオは現地観戦したものの的中無しという散々な結果に終わり、もう海外に競馬を見に行くなんてしないと誓ったため、その誓い通りに今年やって来た海外の競馬場で、なんとかマカオの馬券を当てておきたくなったのだった。ん、今何か大きな矛盾があったような・・・。
とにかく、マカオ競馬の馬券を今度こそは当てて、「マカオ競馬観戦」だけでなく「マカオ競馬の馬券的中」を達成したいと思い、公式HPを見て複勝1点を購入。
2レースの時点でこれを思い立ったので、残りレースは5レースもありチャンスは十分と思っていたら、これがまさかの一発的中。この嬉しさで、現地のシンガポールの競馬への集中力は低下していた。

さらに、このマカオ2レースの出馬表を見ていると、騎手欄に中野省吾の文字が。最初は自分の目を疑い、次はこの日に若手招待競走なんてあったかなと思ったものの、そういえば元船橋競馬所属の中野省吾が、騎手免許が更新できずマカオに移籍したのだったということを思い出した。そこでこの日の出馬表を調べたところ、4レースにも騎乗していることが分かった。2レースの馬は絶望的な過去成績だったものの、4レースはそこそこの人気馬だったのでそちらで中野省吾の複勝を購入。
別に中野省吾に思い入れは全く無いが、せっかくの機会なのでと応援すると、見事に逃げ切って1着でゴール。シンガポールの競馬場で、「中野」と叫んだ日本人はかつていたのだろうか、などと思いながら、アイネスフウジンとは全く関係の無い「中野」コールを楽しんだのだった。コールではなくただ叫んだだけだったが。

さらにさらに、現地に見に行くことはまずあり得ないだろうから、こういう時しか馬券を買うチャンスは無いという理由で、南アフリカの馬券も購入。単に南アフリカというだけで、どこの競馬場なのか、距離は何なのか、芝かダートかも分からないまま、複勝の1番人気馬を買ってみたところ、これもまさかの一発的中にテンションが上がった。
ちなみに、この日にやっていた南アフリカの競馬は、グレイヴィル競馬場でのレースだったというのは後から調べて分かったことである。

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こうして、まるで日本の3場開催のように短い間隔で立て続けにレースが行われる状況だったので、目の前でやっているシンガポールの競馬をかなりおろそかにしてしまった。
また、競馬場に行くとたいてい、自分はギャンブルが下手くそすぎると思い知らされて、気分が悪くなるのが常なのだが、この日はこうして他場のレースが3戦全勝という奇跡的な成績を残し、自分でも信じられない勝負強さを見せつけたのだった。
そんな素晴らしい一日を過ごしたおかげで、最終的な収支は7SGDのマイナス収支だった。
勝負強い、素晴らしいという前言を一瞬にして撤回。どこの政治家にも負けないほどの超高速前言撤回。
いつものように収支はマイナスだった。そりゃあ複勝しか当たっていないのだから。中野省吾を応援するとか考えながら、単勝ではなく複勝を買うようなショボい買い方しかできないのだから、プラス収支になんてなるわけがなかった。


そんな感じで、これまでの海外競馬とは少し違う楽しみ方をしていたのだが、どうしても気になっていたことがあった。最初に書いた、「2階のスタンドへの入り口」がよく分からないまま終わろうとしていた。
事前に調べた情報では、2階のスタンドからもレースを見ることができるようだったため、途中からそれを探してスタンドをうろうろしていたのだが、どうしても入り口がよく分からない。パドック側のエスカレーターで2階に上がればそこから普通に2階スタンドに入れそうなものなのに、シャッターが閉まっていて入れない。もしかすると、この日は2階スタンドを閉めていただけなのかもしれない。
ただ、一応それ以外の入り口がないか隅々まで色々探しておこうと思いうろうろしていると、最終の8レース前に、2階に入場ゲートのようなものを見つけたので、そこを通ってみることに。


これ、出口やん。


スタンドの4コーナー側が駅と繋がっている入場口があって、来た時はそちらから入場したのだが、反対の1コーナー側は駐車場と繋がっている入場口があって、そちらから退場してしまった。
まさかの最終レース前に出てしまう大失態。勝ち逃げでもなければ、負けが込み過ぎて嫌気がさして帰るわけでもなく、自分の意思に反してレースを見ずに帰るのはなんとも締まらない。
そこで、そのまま引き返して止められると格好悪いので、ダメもとで駅側の入場口にもう一度行って、最初に使った入場券をゲートに通してみたが、やはり入れなかった。かと言って、残り1レースのためにわざわざ650円の入場料をもう一度払って入る気はせず、そのまま帰路についた。


最終レース前に出てしまったと言ってもすでに21時を回っていたため、あとはホテルに帰って寝るだけ。
翌土曜日は、「世界最高の空港」として名高いシンガポールのチャンギ国際空港を満喫すべく、14時台の飛行機にも関わらず朝9時頃から空港に行って、空港の中を探索し尽くしてからマレーシアのクアラルンプール国際空港へ。
またしてもLCC、スクートにお世話になったが、飛行時間が45分程度という、国際線とは思えないほどの短時間のフライトだったため、3回連続のエアバスA320での国際線も苦痛に感じることなくクアラルンプールに到着。その日はペトロナスツインタワーなどを観光。
翌日曜日にはマレーシアで競馬の開催はあったのだが、この日の昼間の飛行機を予約していたため、泣く泣くマレーシアでの競馬観戦は今回は諦めて、クアラルンプールの街中を少しぶらついた後、14時台のエアアジア、エアバスA330で羽田空港へと帰った。
飛行機が遅れ、羽田空港に着いたのが23時頃になったせいで終電は逃したものの、終バスには乗れる時間だったため、韓国の時のように羽田空港で夜を明かす必要はなく、モノレールと深夜バスを利用して2時前に家に辿り着いた。


これで、2018年はロイヤルターフクラブ、ハッピーバレー、クランジの3つの海外の競馬場で観戦して、海外での競馬観戦も8場にまで増えました。
まだまだ海外の競馬場はあるので、今年2019年もアジアを中心に海外競馬観戦に繰り出していきたいと思っています。
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2019年01月01日

ハッピーバレー競馬(香港)観戦記

年末の締めくくりとしてロイヤルターフクラブ競馬の観戦記を投稿したのですが、2018年の海外競馬観戦はそれだけではありませんでした。
年明け早々の更新も、昨日に続いての海外競馬観戦記。タイトルの通り、香港にあるハッピーバレー競馬観戦記です。

香港国際競走&タイパ競馬(マカオ)観戦記に書いたように、香港国際競走は2016年に見に行きましたが、香港には国際競走が開催されるシャティン競馬場と、もう1つハッピーバレー競馬場があります。
水曜日のナイターがハッピーバレー、日曜の昼間がシャティンというのが基本の開催スケジュールです。年に数回イレギュラーな開催日もあるようですが、基本的にはハッピーバレー競馬場に行くには、水曜日に行かなければいけないのです。
今回は11月23日の勤労感謝の日が金曜日にあることを利用して、水、木曜と休暇を取って、長い連休にして行ってきました。
1年前のこの週の開催では、Japan Nightというイベントがあり、一番搾りや日本酒、たこ焼きなど日本でよく見かける食事が屋台で出店していたようで、この週を狙って1年近く前から計画していました。
すると、今年はこの週どころか、3週間にわたってこのイベントが開催されており、行った日が最終週でした。
この週に毎年開催するというのは、日本のジャパンカップの週ということと関係があるのかもしれません。

さて、前置きはこの程度にして、観戦記に入りたいと思います。


11月21日の香港、ハッピーバレー競馬観戦のために、11月20日の深夜便で香港へ行くことに。
直前になって、20日には東京都内での出張が入り、スーツ、革靴で外出する必要が出て非常に困ったものの、旅行用のリュックサックに普通の服やスニーカーを入れて出張し、出張が終わって羽田空港に到着後、トイレで普通の服やスニーカーに着替えて出発することに。脱いだスーツや革靴、仕事の資料などは出張用のビジネスバッグに詰め込んで、空港の荷物預かり所で保管してもらうことに。
こうして、出張に行った流れでそのまま羽田空港から香港入りに成功。いつも通り安さを重視し、エアバスA320の狭い座席を我慢してLCC、香港エクスプレスを2016年に香港から帰った時ぶりに利用。朝4時頃には香港に到着。

香港国際空港は2年前にも利用したが、店は多いものの24時間営業の店が少なく、ちょっとした食事にも困る。そんな空港も徐々に改善されつつあるようで、色々と工事が進んでいた。ただそのおかげで、2年前の初めての海外旅行の時に、最初に海外で入った店である思い出のマクドナルドも工事中で、2年ぶりの香港国際空港のマクドナルド訪問は失敗に終わる。

今回は、セブンイレブンでパンを買って食べ、その後に移動。早さ重視なら電車がいいものの、かなり安く行けるバスで中心部へ。ハッピーバレー競馬はナイター開催。1レース開始まで12時間以上あるのだから、急ぐことはない。
バスに乗るのに少しだけ抵抗があるとすれば、香港はICカードの普及率が世界トップレベルらしく、現金でバスに乗るとお釣りが出ない。かといって、ICカードを作るとデポジットを取られて、その返却の時に手数料が掛かる。
事前に計算した結果、今回の旅行のスケジュールなら、現金払いでお釣りをもらえないとしても、手数料を払ってICカードを作るほうが損だということで全て現金払いにした。香港はあらゆるところでICカードが使えるので、今後も何度も行く予定があればICカードを作ろうと思うのだが、そこまで香港に行く予定はないので作らなかった。

バスでまずは黄大仙という寺に行くために、空港で3000円を両替して195HKDを手にし、18HKDのバスに20HKD払って乗車。2HKDはバス会社にくれてやることにした。
その後は地下鉄を使って夜景で有名なビクトリアピークに昼間に登って景色を楽しみ、さらに有名なエッグタルトや小籠包を食べたり、レートのいい両替店で日本円を両替したり、特に意味もなく九龍と香港島をフェリーで往復してみたりと、2年ぶりの香港の街をぶらぶら。物価は日本と変わらないような香港だが、この九龍と香港島を結ぶフェリーは片道が2~3HKD、30~45円程度で乗れるので、海の上から香港の街も見ることができるし、移動手段としても安いしで素晴らしい。ただ、フェリー乗り場は当然海岸にあるので市街地からは少し距離があるので、歩くのが面倒ではあるが。

こうして特に休憩を挟むこともなく、いつも通りの貧乏人根性で、せっかくの海外なので行けるところは行く、というスタンスで朝4時過ぎの香港到着から全力で歩き回り・・・

体力消費しすぎた。

そりゃ深夜便でろくに眠れていない身体のまま、街をぶらついていたらそうなるわ。
ということで、15時にホテルにチェックインしてしばし休憩。
ハッピーバレー競馬場は、香港島の銅鑼湾駅から歩いて20分程度なので、その駅の近くのホテルを予約しておいた。
休憩がてら、公式HPの出馬表を見てハッピーバレーの競馬予想をしつつ、ある程度予想を終えたところで再び街へ。

まだ競馬開催まで時間はあるものの、この時は明確な目的があってホテルを出て競馬場の方向に向かっていた。その目的こそが、これ。

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最初に空港で入りそびれたマクドナルドである。2年前の香港、今年9月のタイに続いて、海外で3度目となる安心のマクドナルドにチェックイン。
今回マクドナルドを目指していたのには理由があった。なんでも香港のマクドナルドの、「チージーシャンピニョンアンガスバーガー」というものがめちゃくちゃ美味いという評判をネットで見ていたので、是非食べてみたいと思っていた。
朝に空港で食べられなかった、待望の香港のマクドナルドでこの「チージーシャンピニョンアンガスバーガー」を注文。このブログで食レポをする気は全くないのだが、パンのもっちりふわふわ感、肉のジューシーさが日本のマクドナルドとは明らかに違って、かなり美味いハンバーガーだった。

そしてこのマクドナルド、ハッピーバレー競馬場に近いことから、周りを見渡すと、やっぱりいる。新聞を広げてレースの予想をしているオッサン達。
この日本と変わらない姿にホッと一安心。やっぱりどこの国も競馬オヤジの行動は同じようなものだ。日本でも、今は潰れてしまったが船橋競馬場の横のマクドナルドはこんな感じだったなあと思い出す。

しばらくマクドナルドで休憩していたら、気がつけばオッサン達がいなくなっていた。1レースの発走が19時20分、その2時間前が開門時間ということで、17時すぎにはオッサン達は出て行ったようだった。どの土地に行っても、競馬場周辺の現地のオッサンナビは本当に心強い。
オッサンナビを信用して競馬場に向かうことに。


ハッピーバレー競馬場は、場所としてはかなり市街地の賑やかな所の近くにあるのだが、いざ歩くとなると少し面倒。というのも、入場ゲートが最終コーナー付近にあって、駅から競馬場に歩いて行くと1コーナーあたりに着くので、ぐるっと競馬場の外側を最終コーナーあたりまで歩かなければならない。トラムという路面電車を使えば市街地から入場口の前まで直行できるものの、いつも通りそういう細かいところをケチって歩いたため、馬が走る前に第0レースに参加したような気分だった。

そうやって競馬場に到着。入場料は10HKD。だいたい145円くらいなので日本と変わらない程度。

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券売機がなく、ここもICカードで入場している人ばかりだったのでどうしようかと思ったが、よく見ると日本の地方競馬場にあるのと同じコインゲートで、10HKD硬貨を投入すれば通れるものだった。
両替の機械はなかったので、バスと同じように釣りはもらえない方式かと思ったが、近くにたくさんいる係員がどうやら小銭を持って準備しているようで、20HKD札を出すと何も言っていないのにすぐに両替してくれた。ICカードはあるくせに、現金の両替は超アナログ。


競馬場に入ってみると、市街地の賑やかな所の近くにあるおかげで、周りは高層ビルに囲まれているという珍しい立地にあることに気がつく。そして、スタンドがやたらと細長く、ゴール板を過ぎて1コーナーの途中あたりまでずっとスタンドが続いているのが見える。
また、都会ということもあって、ターフビジョンはかなり大型の新しいものが設置されていた。やはりというべきか、これは日本の競馬場にも納められている、日本企業の製品。

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賑やかな街の中で、1レースのスタートは19時20分、最終レースが22時55分と、かなり遅い時間に設定されていることもあり、ここでの競馬は街の夜のイベントとしての盛り上がりを見せていた。競馬場には、どこにでもいるオッサン達は当然のようにいるので置いといて、その他にも仕事終わりのスーツ姿のグループや、カップル、欧米から来た旅行客のような白人の若者集団もたくさんいて、アルコール片手に競馬を楽しんでいるという、これまでに知っている競馬場のイメージとはかなり違うものだった。こうなると、競馬好きのオッサン達は肩身が狭いだろう。
香港に、日本のネットの掲示板と同じようなものがあれば、
「ハッピーバレーなんてのはにわかの集まる場所。シャティンこそが至高。」
みたいな書き込みがされていてもおかしくない。
そして最初に書いたとおり、この日はJapan Nightということで、ステージなども用意されていた。最近は大井競馬場がこういう雰囲気に近づいているものの、それ以上に若者の数が目立つ競馬場だった。

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観戦エリアとしては、前回のタイのロイヤルターフクラブ競馬場と同じように入場料によって入ることのできるスペースが区切られており、入場料の10HKDだけを払って入った場合は、最終コーナーからゴール前50m付近までしか立ち入ることはできない。そのゴール前50m付近にはパドックがあるので、つまりパドックを境界にその奥のゴール側には入ることができないということ。たいていの競馬場は、コースがあり、スタンドを挟んで反対側にパドックがあるものの、ここハッピーバレーはコース、パドック、スタンドの3つが順に隣接しており、パドックを挟んで一般エリアと高級エリアに分けられていた。

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一般エリアと言っても、スタンドの中は有料レストランやら会員フロアが入り組んでいるようで、立ち入り自由なフロアは、1階、2階、6階の3つだけに制限されている。1階や2階は1本の通路と馬券売り場があるだけで、かなり狭い。見た目はかなり豪華なのだが、香港らしく高さのある建物で、階層を重ねて床面積を広げてはいるものの、敷地面積はそれほど広くなかった。6階はフードコートのようになっており、1、2階に比べると少しスペースに余裕はあるし、スタンドの外がベランダのようになっておりそこからレースも見ることができる。
市街地の近くなので、密集した香港の街のイメージの通り、スタンドだけでなくスタンド前の観戦スペースも狭い。直線自体は300m以上あるのでそれほど短くないが、コースとスタンドの距離が狭く、そこにステージや屋台やらが出ているのでかなり狭く感じる。
6階から眺めた写真を見れば、コースとスタンドの間の狭さを感じられる。スタンドには屋台やらステージやらが並んでおり、ラチ沿いには人がぎっしり。競馬場を見渡すというよりは、見下ろすという表現がしっくりくるような、ほぼ真下を向いて最後の直線を見ることになる。

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狭いと言っても、いざ競馬が始まってみればそれほど混んでいるとは感じず、椅子も探せば座れそうかというくらいだったのだが、この日は運悪く途中でスコールのような大雨が降ってきたせいで、全員がスタンド内に退避する時間帯が続き、その間はスタンド内に人が密集しており辛かった。
平日のナイターで狭いと感じるくらいだから、香港国際競走のようなビッグレースはハッピーバレーで開催せずに、シャティン開催になっているのだろう。

競馬場のコースについて触れていく。特徴的なのは右回りのおにぎり型の三角形コース。さっきから4コーナーではなく最終コーナーと書いているのはそのためで、4コーナーは無い。
また、シャティン競馬場は中国本土側にあるので平地だが、ハッピーバレー競馬場は本土とは離れた香港島側にあるため、100万ドルの夜景のイメージのように、海のすぐそばに山があって高低差が激しい土地にある。そのため、1コーナーあたりに急な上り坂のあるタフなコースになっており、1200mのレースでもシャティン競馬場より1秒近く時計が遅くなる。
コースは芝だけで、内馬場はサッカー場やらスポーツ施設が入っているので、狭い土地を最大限に活用していた。
コース幅の狭い競馬場なので、フルゲートは12頭と少ない。これも、香港国際競走が開催できない要因だろう。

そんなハッピーバレー競馬場の1レース目。香港はタイと違って、公式HPが非常に充実している。レース情報は日本以上に充実しているので、事前に万全の予想をすることができる。12頭立てと少ないこともあり、これならタイの時のように外しまくることもないだろうと楽観的に考え、あらかじめ日本でしておいた予想に従って複勝1点買いをすることに。海外に来た時は、その競馬場で馬券を当てることを目標にしているものの、1レース目くらいは穴狙いにしようと思い、事前に予想していた3頭の中から、最も人気の無かった6番人気の馬を選んで複勝を購入。最低単位の20HKDの1点買い。

その複勝が、いきなり当たった。

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万全の予想をしてきた甲斐があった。と、いきなりの的中で調子に乗る日本人の姿。馬券を当てる、の目標はいきなり1レース目にしてクリア。これが3.2倍と、複勝にしてはなかなかの好配当。

ただ、かなり嬉しいことに違いないものの、海外に行けば毎回馬券的中に苦しみ続けた経験しかなかったので、こうあっさり目標をクリアしてしまうと、逆にここからどうするかと迷ってしまった。大学生が2ヶ月の長い夏休みをもらって、やることがなく時間をもてあましてしまう感覚。
そこで、せっかくなので海外でしかできないことをやろうと思い、2レース目からは日本ではできないことに挑戦した。
4連複を当てる。これを次の目標にした。

当たればかなりの払い戻しが期待できる。と言っても、ホテルでカギのデポジット代を取られたおかげで、タイに続いて手持ちの香港ドルの現金がなかったので、細々と2点買いか3点買いで4連複的中を目指すことに。
複数点買いなら最低単位は10HKDになるので、2点買いか3点買いでも20HKDや30HKDしか使わずにすむ。
日本には無い券種なので、どうやって予想すればいいのか分からなかったものの、2点か3点にまとめるなら買い方は単純。3頭軸相手2頭、3頭軸相手3頭、2頭軸相手3頭。このどれかになるように買えば良い。3頭軸とかいう言葉は当然初耳だが、言葉の使い方としては間違ってはいないはず。

ということで、2レースから4連複に挑戦。しかしこれまでにできなかった経験なので、4連複を買うこと自体が楽しく、それだけで十分満足してしまった。それに、どうせ当たらないだろうと思っていたので、途中からは最低単位10HKDの2点買い、20HKDしか買わなくなってしまった。
そんな中途半端な気分で馬券を買っていたので、当然ながら7レースまで終わっても当たらなかった。ただそれでも、2点買いにも関わらず、1、2、4、5着の惜しい結果があったので、外れはしたもののなかなか楽しむことができた。

そして最終8レース。せっかくなので、もう1つの日本には無い券種を買うことに。
4連単だ。
さすがに買ったことが無い券種を買いたいからと言って、4連単2点買いなんて全く当たりを放棄したような買い方はしない。それだと今年の天皇賞秋でアクションスターを買うのと同じくらいの当たり放棄になってしまう。
香港では券種によって最低賭け金が違い、基本は複数点買いなら10HKDで、例えば4連複なら10HKDの2点買いの20HKDが最低単位だった。しかし4連単の場合、合計金額が24HKD以上であれば1HKD単位で賭けることができる。つまり、4連複も4連単も3点買いなら10HKD単位で30HKD必要だが、4連単は24点買いならそれより安い24HKDで買えてしまう。

ということで、頭を悩ませながら買ったフォーメーションがこちら。

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見事な4連単24点買いである。
1、2着は2頭の裏表で2点、それに3、4着は4頭の裏表ボックス12点を繋げた24点。
この馬券を、窓口のおばちゃんに渡す。すると一度機械にはじかれてしまい、何がダメなのかおばちゃんでは対処ができず、馬券をちゃんと分かっていそうなおっちゃんも登場。現地の職員5人くらいが頭を悩ませていたが、どうやら日本のマークシートで言うところの、「三連単軸1頭」か「三連単軸2頭」かみたいな所のマークが間違っていたようだった。
最初は、この24点買いの買い目自体がおかしいのではと職員のおっちゃんに言われたものの、何も間違っていなかった。きれいに24点買いなので、1HKD単位で馬券が買えたのだ。無事解決して馬券が買えた後は、そのおっちゃんに「勉強になりました」と言われた。「多点買いの点数なら、高校数学Aの確率の単元を勉強しなさい」なんて答えるわけはない。赤いマークシートを使いこなす日本人にしてみれば、こんな買い方は慣れっこだろう。
ハッピーバレー競馬場の観客は観光客や仕事帰りのビジネスマンが多いため、おそらくだが競馬にあまり詳しくない人が多く、単勝や複勝を買う人ばかりで、四連単、しかもこんなフォーメーションのような買い方をする人が少ないのではないか。そのため職員も四連単はなじみが薄く、ぱっと見て分からなかったのだろう。

そんなこんなで、見事に24HKDでの24点買いを決めたことで、ある種の達成感、満足感を得ることができた。
もちろん、馬券は外れた。


終わってみれば、馬券成績は1レースの複勝が当たっただけで、あとは全部外れ。収支は120HKD、約1700円のマイナスだった。ただ、何より4連複、4連単を買うという楽しみ方ができただけで満足だった。
ちなみに、最初に書いたJapan Nightのイベントや屋台については、わざわざ香港に来て一番搾りを飲む気も起きず、普通に競馬を楽しんだだけだった。
そう考えると、別にこの日を選んでくる必要もなかったのかもしれない。と、終わってからちょっと後悔した。ハッピーバレー競馬場に行くなら、12月の香港国際競走の前の水曜にある、「インターナショナル・ジョッキーズ・チャンピオンシップ」の日に行くのがベストのような気がした。


レースが全て終わると23時。日本ではあり得ない遅い時間まで競馬を楽しんだおかげで、あとはホテルに帰って寝るだけだった。
翌日は、昼前10時台という、かなり早い時間の飛行機に乗って香港を発った。

ハッピーバレー競馬(香港)観戦記は、この「香港を発った」というところまでで終了にする。
要するに、帰国したとは言っていない。
さて、この後いったいどこに向かったのか・・・。
posted by ナイト at 13:13| Comment(0) | 競馬観戦記 | 更新情報をチェックする

2018年12月31日

ロイヤルターフクラブ競馬(タイ)観戦記

昨年に国内24競馬場の現地観戦を達成したため、これからは海外での競馬観戦記を更新していくと去年宣言したように、今年の締めくくりとして今年新たに行った海外の競馬場の観戦記を更新します。
過去の記録はこちら。

競馬場めぐり1
競馬場めぐり2
香港国際競走&タイパ競馬(マカオ)観戦記
競馬場めぐり3
競馬場めぐり4
韓国競馬観戦記・前編
韓国競馬観戦記・後編
2017南部杯観戦記
2017浦和記念観戦記
2018高ボッチ高原観光草競馬大会観戦記

2016年の香港・マカオ、2017年の韓国と、これまで2回で5つの海外の競馬場を回ってきましたが、今回は「らしくない」内容です。というのも、1回の旅行で1カ所しか競馬場には行きませんでした。タイ、バンコクのロイヤルターフクラブ競馬場です。
地名から、ナンルーン競馬場とも呼ばれることがあるようで、これは東京競馬場を府中競馬場と呼ぶようなものでしょう。

ただ、これは「世界で最後」のロイヤルターフクラブ競馬観戦記になると思います。その意味は、この観戦した日でロイヤルターフクラブ競馬場が閉鎖になったからです。
2018年9月16日の開催をもって、ロイヤルターフクラブ競馬場は、土地の権利の関係で現在の場所での開催は終了してしまいました。
このロイヤルターフクラブ競馬場が閉鎖になるという情報は、閉鎖日の数ヶ月前から流れていたにも関わらず、全く知らずに日程を決めて計画を立て、飛行機なども予約していました。そのため、下手をすれば閉鎖後にタイに行って競馬場に行けずに終わっていたかもしれないのですが、ラッキーなことに、ちょうど予定していた日が記念すべき?最終開催日になったのです。

今までの観戦記では、今後競馬場に行く人に向けて有用な情報も書ければいいと思っていたのですが、今回はその観点では書く必要はないと思います。おそらく、すでに閉鎖してしまったということこそが最も有用な情報かと思います。
付け加えるならば、この閉鎖になったロイヤルターフクラブ競馬場が、バンコクの市街地から東に大きく離れた場所に移転して開催する計画もあるようで、今後の新たな情報が待たれるところです。
また、バンコクにはもう1つ、ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場があり、こちらは現在も開催中です。これまでは2つの競馬場が毎週交互に開催していましたが、現在はロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場での隔週開催になっているようです。

あとは関係ないところですが、どうやらスリランカにも同名のロイヤルターフクラブ競馬場という名前の競馬場があるらしいです。

と、前置きが長くなりましたが、本題の観戦記に入ります。


今回は3連休を利用して、初めての完全な一人海外旅行。それだけでテンションが上がりっぱなし。
3連休の初日、土曜日の朝に成田空港からバンコクのドンムアン空港へ。LCCのスクートを利用してボーイング787でのフライト。15時前にドンムアン空港到着。到着して入国審査までの通路ですでに古そうな雰囲気が伝わってくる空港。さすが東南アジア(喜)、なんて思いながら、明らかに日本とは違う蒸し暑さの漂う通路を歩く。
入国審査を終えていざバスで市街地へ。本数の多い、モーチット駅に行くA1系統の空港バスを利用。このバスが30バーツ。約103円。さすが東南アジア、古いけど物価は安い。


20分ほどで到着したモーチット駅の周りには、土日限定でチャトゥチャック・ウィークエンド・マーケットという、ものすごく広い市場の営業があるのでそこで手始めにタイの雰囲気を味わうことに。
ここのマーケットは、服やらアクセサリーやらが所狭しと並んでいて、かなり値段も安い。さすが東南アジア、この雑多な感じがたまらない。ただ、安いと言ってもマーケットに売っているペットボトルの水はコンビニよりも高く、定価がある商品は場所代で高い様子。観光地価格のようなものだろう。

衛生的に、飲み物は毎回ペットボトルを買うべきと聞いていたので、水を買うべきか、でも屋台にはココナッツジュースとかもあるが、と悩みながら飲んだのが・・・・

成田空港の水

最初の一杯といえばやっぱりこれ!と、居酒屋でのビールような意味は全くないが、日本の水は安全安心。手荷物検査後の水飲み場で空のペットボトルに補給して持ち込むという貧乏人必須の技で準備しておいた水を飲んでいた。タイ人よ、これが無料で手に入る日本の安全な水だぜ!うらやましいだろ!なんて思ったわけではないが、タイで成田空港の水を飲むのは、不思議な感じがした。

マーケットで他に目を引くのは食事の屋台。ココナッツやらマンゴーやらが大量に並んだ屋台はさすが東南アジア、と早くも4回目のこのフレーズだが、それくらいテンションが上がっている。そんな中でも一番目を引いたのは・・・

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果物の屋台に紛れて、バカでかいパエリア。タイのくせになんでスペイン料理やねん!と思ったものの、タイ人だってパエリア食べたいだろう。日本人だってピザ食べたいし、香川県民だってきっとそば食べたい。
だいたい、マーケットに入って最初に遭遇したのがケバブの店だった時点で、多国籍感満載なことは薄々気がついていた。

すこし東南アジア感が薄れたところで、公衆便所に突入しようとすると、入口でオッサンに止められてしまった。いったい何かと思えば、入場料がかかるらしい。どうやらタイでは、入場料がかかる屋外の公衆便所が結構あるようだった。
さすが東南アジア(泣)、トイレで金を取るくせに、汚いし臭い。
このトイレだが、もし財布を取り出す時間すら惜しいほどの緊急事態でも、ちゃんと金を前払いしなければいけないのだろうか。せめて後払いに・・・なんて思ったりもした。ちなみに、ここの公衆便所の入場料は2バーツ。約7円だった。まあこれなら払ってやろうという程度の値段。ただ、近くにトイレがなく、我慢できなくなったらここで用を足さざるをえないので、トイレの入場料はもっと高くても商売として成り立つような気が・・・。


排泄物の話題が長くなってしまったが、マーケットではこのトイレ代だけ払って、屋台は衛生面に不安があったので見て回っただけで、モーチット駅へ戻る。腹を満たそうと駅に並んでいるスナックの屋台へ。ここなら路上の屋台より安全だろうと、タイ初の食事に選んだのは、グリーンカレー味のパイ。やはり海外に来たからにはその土地の料理を食べなければということで、選んだ一品だった。この店の写真は・・・

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タイに来て最初の食事が、世界どこでも食べられる、安心のマクドナルド。
これ、2年前の香港でも同じことをしたんだよなと思いながら、やっぱりマクドナルドは美味いから逆らえない。
この駅のマクドナルドは、屋台のような感じでパイが中心メニュー。パイナップルパイやコーンパイと、日本にはないパイが何種類もあり、それが19バーツという安さなのは、さすが東南アジア。
ちなみに、街の中のマクドナルドには、ライスメニューがあった。鶏肉を揚げた物とライスのプレートなど、我々の知るマクドナルドではなかった。しかも米料理ということは、マクドナルドで夢の健康な食生活も可能なのでは?と思うが、そんな健康的なのはマクドナルドではないと思う。健康的なマクドナルドなんて、アイデンティティーの崩壊だ。福永が内ラチ沿いを華麗に追い込んでくるようなものだ。横山典弘がポツンしなくなって全レースで完璧な騎乗をするようなものだ。


真面目な食事を求めて鉄道で移動。事前に調べておいた、ターミナル21というショッピングモールのフードコートで食事。近くにはレートの良い外貨両替屋、スーパーリッチもあるので、タイに着いたらまず行くべき場所だろう。
屋台だと衛生面の不安を感じるものの、フードコートなら衛生面で安全なうえ、安く作りたての料理を食べられる。それでいてここのフードコートは品数が多く、値段はそこらの屋台と同じ程度の安さ。あまりの素晴らしさに歓喜して、カレーなど一度に3つの料理を平らげてしまった。

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3品も立て続けに注文しに行く人が他にいるのか知らないが、タイ人に見られれば、間違いなく思われるだろう。
「こいつ、どんだけ食うてんねん」
そして、お店の人にも間違いなく思われるだろう。
「こいつ、また来たわ」
関西弁でないことは確かだが、まあこんな印象を持たれるのは嫌。
ただ、このフードコートはそういうことを気にしてしまいがちな自分でも大丈夫。店の数は20以上、座席も数百席。だから全然違う店に行き、全然違う席に座れば、誰からも気にされずに立て続けに食べることができる。
それで3店回って食べた結果、お値段なんと120バーツ以下!日本円で400円程度!
と、ジャパネット並に声を張り上げておすすめしたい、最高のフードコートだった。

ちなみに、ショッピングモールのトイレは日本にも負けず劣らずの綺麗なトイレだったので、調子に乗って食べ過ぎてしまっても大丈夫。もちろん無料。タイの電車は冷房が効きすぎなので、慣れない食後にいきなり電車に乗るとピンチに陥る可能性が高く、しかも駅にトイレが無いので、ショッピングモールなどの要所要所で腹の調子を確認することは非常に重要だった。


排泄物の話題は尽きないがこの程度にして、ホテルに泊まって翌日の日曜日。この日が、ロイヤルターフクラブ競馬場の最終開催日。

アクセスは、街中を走っている路線バスを調べて競馬場前まで直行するか、あるいはラーチャテーウィー駅から徒歩15分といったところ。だが、この日は朝から街をぶらぶらし、そのままずっと交通機関を利用することなく歩いて競馬場に向かった。今時、グーグルマップさえあれば何とかなる。
ただ、バンコクはあまり歩くべき街ではない。横断歩道がかなり少なく、道路の反対側に渡るのにかなり苦労する。交差点に横断歩道があったとしても歩行者の信号は無く、自動車の信号を見てタイミング良く適当に渡るしかない。その自動車の信号も、左折、直進、右折で複雑に分かれており、それを理解するのが難しいだけでなく、自動車がその信号をちゃんと守るとも限らない。そのため、慣れていないと渡るタイミングを見つけられない。

それでも、自動車の運転手も、信号がなくても歩行者が歩いていることを理解しているようで、思っていたよりも曲がってくる自動車がちゃんと歩行者を見て止まってくれる。
しばらく歩き続けていると、思ってしまった。茨城県で交通マナーが悪いと評判の、土浦やつくばのほうがよっぽど危険だと。
魅力度最下位の茨城県の中でも、車がないと生活できないと思い込んでいるクソ田舎でマナーの悪い土浦の車に比べると、バンコクのほうがちゃんと歩行者を見て車は止まってくれた。

と、書き出すと茨城県民への愚痴が止まらなさそうなのでこの程度にしておく。
バンコクを歩いていて食べ物の屋台以上に見かけたのは、路上での宝くじ販売。路上販売というのも、テントのような店を構えている人もいれば、持ち運べるカバンのような箱の中に宝くじを並べて、その箱を広げて売っている人もいた。カバン程度の大きさなので、別に店を構えているわけではなく、路上で座りながらや歩きながらでも売れるようなスタイル。タイの人は金銭欲が相当強いのか、ギャンブルが大好きなのか。

あとは、タイでは決まった時間になると国歌が流れるようで、その時間は全員が直立不動する風習がある様子だった。タイ王国なだけあって、国というか王様への忠誠心が強いのだろうか。
公共の場所など、スピーカーがある場所に限られるとは思うが、朝8時、大きな公園を散歩しているとスピーカーから音楽が流れてきた。公園ではランニング大会のようなものが行われていたが、そのランナーも国歌が流れると全員が走るのを止めていた。自分は何も知らずに歩いていたが、周りの人がみんな止まったのを見て止まることにしたら、近くにいたオッサンが親指を上に立てて、いいね!をくれた。FacebookやTwitterではもらうことができても、面と向かって外国人からいいね!をもらった経験は当然ながら初めてだった。ちょっと嬉しかったが、50歳くらいのオッサンの笑顔ではあまり心は満たされなかった。


さて、ようやく競馬の話に入る。
競馬場の近くに来ると、どこの国でも変わらない、安心の光景を見ることができた。

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1人1人ばらばらのオッサン達が、何かに引き寄せられるように全員同じ方向に歩いている姿である。言うまでもなく、その何かとは競馬場。そしてそのオッサン達からは、もれなく競馬場に向かうオーラが発せられている。このオーラを感じ取ることができるようになるまでには相当な長い年月を要し、日々鍛錬が必要・・・な訳ではない。日本同様に、なんとなく感じ取ることができる、あのオーラである。
オッサン達と一緒に、当然ながら自分も競馬場へと吸い込まれていった。

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1レースが12時過ぎとの情報だけを頼りに、11時頃に到着。競馬場の近くではもちろん新聞が売られている。ホームページなどがなく、馬の情報もレースの情報もないので新聞が全て。タイ語版は種類も豊富で値段も安かったが、英語版は1紙のみで100バーツ。

入場口は3つあり、会員、入場料100バーツ、入場料50バーツの3カ所。日本のようにスタンドの上のほうが値段が高いわけではなく、ゴール板に近い場所ほど値段が高く、会員エリアはゴール前、入場料100バーツだとゴール前数十メートルからゴール前100メートルあたり、といった具合にフェンスで区切られている。今回は100バーツエリアに入った。

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いざ入ってみると、日本の地方競馬場と同じような雰囲気。椅子がないものの、1階から2階にかけて屋外は全体が階段のようになっているので、皆そこに座り込んでいる。また、スタンドは5階まで自由に動き回れるので、日本では有料の指定席エリアになる高い場所にも入場料だけで入ることができる。

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見ての通りそれなりに大きなターフビジョンはあるが、画質も悪く、おそらくアナログ。レースが見えにくいだけでなく、CGなどで通過順が表示されることもないので、どの馬がどこにいるのかさっぱり分からない。また、海外ではよくあるが、帽子の色が枠順ではなく勝負服で決まるタイプだったので、帽子の色で馬を見分けることもできなかった。もちろん現地の競馬オヤジ達は、勝負服で分かるのだろう。我々が大井競馬場で赤い勝負服の的場文男を応援したりするのと同じこと。オヤジ達のために、競馬場の外では双眼鏡の貸し出しもやっていた。

また、ターフビジョンは大小の2つあるものの、映像はレース中継とオッズ表示だけで、出馬表らしきものは手作業で変える掲示板タイプのものだった。おそらく馬名やらレース結果やらがその都度手作業で変えられていたのだと思うが、なにせタイ語なので分からない。日本で手作業の表示と言えば、地方競馬のパドックでまだ見られるところが残っているくらいで、コース側に手作業の掲示板が残っているところはなかったように思う。

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変わっていることとして、パドックはない。出走馬が入場してきた後、スタート地点に向かう前に少しだけ小さい方のターフビジョン前でうろうろしているので、パドックの役割を果たしているつもりなのかもしれない。しかし、すぐにスタート地点に行ってしまうので、ほとんど見ることもできないのだが。

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1レースの発走は新聞を見ると12時25分。しかし、ターフビジョンに表示されている締切時刻のカウントダウンは、どうやら発走の10分前で0になりそうな感じだった。まあ、本当の締切時間はマカオなどと同じでゲートオープンの瞬間だろうから、表示の時間なんていい加減なもの。なんて分かってはいたものの、一応時間前に購入して、レースを待つことに。

タイのレースの事前情報として、馬がゲートに入ってから10分や20分も待つことがあると聞いていたので、10分前に一応締切にしておいて10分くらいかけてようやく発走するのか、などと思いながら観戦の1レース目。
かつての地方競馬のように、発売締切3分前が永遠に続くようなことはなく、新聞の発走時間の10分前にはきっちりターフビジョンの残り時間が0になり、徐々にゲートインが始まる。そして、およそ3分ほどで全馬がゲートに入る。新聞の発走時間までまだ5分以上ある。なるほど、こうやってゲート内で馬が待ち続けるというタイの競馬の噂は本当だったのか、と思いながら、新聞を見て時間を潰す。
それにしても、まだ発走していないのに、タイのオッサン共は熱狂的で、どんどん騒ぎ始めやがるな、なんて思っていたところ・・・

ゲートオープン、スタート。
海外では発走時間が遅れることがよくあるが、逆に予定よりも早い時間に発走してしまった。
さすがにこれは聞いたことも見たこともないわ。と呆気にとられていたものの、タイの人からすれば平常通りなのだろう。普通にレースが進み、馬がゴールを駆け抜けていき、馬券は外れた。


事情を飲み込めないまま、2レース目も同じようにスタートして、同じように馬券は外れた。

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発走時刻などはいい加減なくせに、ゴール板の上には時計がある。この写真は2レースのゴールの時のもので、12時55分と写っているが、新聞の発走時間は13時だった。

ただ、メインレースが近づけば近づくほど、ゲートに馬を入れる時間がどんどん長くなっていた。メインレースでは1頭ずつ馬をゲートに入れていくのだが、それがかなりゆっくりで、結局ゲートインだけで20分近くかかった。おかげでどんどん発走時間は遅れていき、最終レースの発走はついに新聞の時間から20分ほど遅れた。
おそらく、人が多くなるメインレースでは馬券売り場に並ぶ人が増えているので、発走時間を超えてもなかなか締め切らない。逆に1レースは人が少ないので馬券売り場に並ぶ人も少なく、さっさと締め切ってレースを始めてしまっていたのだろう。
全馬がゲートに入ってから待たされるという事前情報とは少し違って、全馬がゲートに収まるまでにかなり待たされはするものの、全馬がゲートに入ってからは30秒から1分程度でスタートが切られた。


レース中は、現地の人はスタートからゴールまでずっと大歓声。日本のように叫んでいる人もいたが、周りの人と声を合わせて応援する人も結構いた。例えるならレース後の「オグリ」コールのようなものに近い感じで、レース中の日本の競馬では見られない応援スタイルだった。と言っても競馬なので、仲間内で1頭の馬券を買ってみんなでその馬を応援していたか、たまたま買い目が一緒になったオッサン同士が意気投合したかだろう。そうでなければ、仲良く一緒の馬を応援することなんてあり得ない。それはどこの国であろうと、馬券を買う以上は同じはず。競馬場で馬券を買っているオヤジ達が純粋に1頭の馬を応援して盛り上がる訳がない。


ロイヤルターフクラブという競馬場名の通りで、レースは全て芝。スコールのある地域なので芝はぼろぼろで、1200mのレコードタイムが1分9秒台と、日本のダートよりも遅い。レース中に蹴り上げられた芝の塊が飛んでいるのがターフビジョンで見ていても分かるほど。そして、この日も途中にスコールがあり、馬場状態は急に悪化。日本の稍重から重に変更というようなレベルではなく、雨が降り続くにつれて次のレースのタイムが秒単位で遅くなったほどだった。

この日のレースは最終開催日ということもあってか、合計10レースの内、1200m、1300mが5レースずつだった。通常はほとんどが1200m戦らしい。
左回りコースで、スタートは1200mが2コーナー出口あたり、1300mは向こう正面の引き込み線からなので、日本の地方競馬くらいの大きさ。他にも、1100mと1840mの開催がまれにあるようだった。また、新馬戦は馬券の発売がないが成績としては残り、それ限定で1000mのレースもしているようだった。というのも、1000mのレースの記録が新聞の馬柱にはあるものの、そのレースでのオッズは書かれておらず、またコースレコード一覧には1000mは書かれていなかった。

この日は4から8レースが1300m。その4レース目で、ものすごく親近感を覚えてしまった。
その時のターフビジョンがこちら。

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芝の左回り、2コーナー奥の引き込み線スタート・・・。これは東京芝2000mではない。1300m戦に使われているゲートが、なんとJRAのものだった。競馬場名だけは剥がされているが、JRAのロゴやRACE COURSEの文字、ゲート番号はそのまま残されていた。
マニアックな視点で見てみると、JRAのゲートは内と外で2つ繋がっていて、スタート地点が広い東京の芝2400mコースでは、12頭入りのゲートが2つ繋がれていたりする。しかし、他のコース、他の競馬場ではたいてい、内に12頭入り、外に8頭入りのゲートが繋がれており、フルゲート18頭+外枠発走分の2枠の余裕を持たせた、合計20個の枠が用意されている。フルゲート16頭のコースでもこれが使われている。
そこからさらに狭く、フルゲートが14頭の函館競馬場の芝1000mやダート1700mなどになると、内外に8頭入りのゲートが繋がれており、フルゲート14頭+外枠発走分の2枠の余裕を持たせた、合計16の枠が用意されている。
このロイヤルターフクラブ競馬場のゲートは、内も外も8頭入りのゲート、合わせて16枠のもので、それをフルゲート15頭で使っている。しかしJRAと違うのは、外枠発走という概念がないのか、大外ではなく、最内の枠を使わずに空けている。
と、マニアックな観点で観察してはみたが、結局どの競馬場で使われていたものなのかを考えてみようにも、これ以上の考察はできなかった。そして今日でこのJRAのゲートもタイでの役目を終えると思うと寂しいものがあった。


馬券は韓国と同じ様子で、レース直前に一斉に皆が買い始める。事前に買おうと思えばできるのかもしれないが、マークシートが無いので基本的には次のレースだけを買うようなスタイルになるのだろう。そのため、例えば2レースの購入は1レースが終わってから2レース発走までの短い時間に密集するので、発売開始直後にはめちゃくちゃなオッズが見られるし、オッズは時間とともに信じられないくらい大きく変動する。

そのめちゃくちゃなオッズの最たるものがこちら。

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このオッズは、10バーツ賭けたときに返ってくる額である。つまり、15番の馬のPLACE、複勝の倍率が0.5倍になっている。ぼったくりやん・・・。
当然時間が経つと正常な1倍を超える倍率になっていった。

また、先に書いたがマークシートはなく、全て対人窓口で買うことになるので、口頭か、紙に何か書いて差し出すか、新聞を指差すかになる。今回は口頭、簡単に買えるようにと単勝(WIN)か複勝(PLACE)しか買わなかったが、タイの窓口のおばちゃんのなかでも英語のできる人とできない人が混ざっているようで、ただの数字だけなのに通じないおばちゃんもいた。そういうときには、新聞を指差して買った。
手で数字を表す方法で大丈夫かと思っていたが、15番を買おうと右手で1、左手で5を示すと、おばちゃんは6番?と聞き返してきた。確かに1+5は6なのだが。他にも、8番を買おうと、右手の3を左手の5の手のひらにくっつけるようにして示したところ、おばちゃんは3番?と聞いてきた。どうやら左手の5を完全無視されたようだった。そこは文化の違いなのか、単におばちゃんの頭がおかしかったのかは分からなかったが、3番なら左手は使わんだろうがと少しイラッとしたので、この方法は途中で諦めた。
馬連と三連単も発売していたが、買うのが面倒だったし売り上げも低かった。三連単に至っては、場内のモニターでオッズすら表示してくれなかった。

馬券を買うための予想材料としては、ちゃんとしたパドックもなく、新聞だけが頼りだったわけだが、全くの情報不足だった。
買った新聞で最初に注目したのは騎手リーディングの情報。リーディング1位の騎手は、勝率が35%で、これさえ買っておけばなんとかなりそうなもの。しかし、レースの馬柱に肝心の騎手が載っていない。リーディングジョッキーがどの馬に乗るのか分からないのだから狙いようがない。
種牡馬リーディングも載っていたが、当然ながら騎手リーディングほど高い勝率ではなく、また上位の馬の産駒は同じレースに複数出ているので狙いを絞れない。ちなみに、種牡馬リーディング1位はコールプレイという、調べたところアメリカのG3を勝った程度の馬だった。他も全く知らない種牡馬ばかりで、アメリカなどから安い馬を輸入しているのだろうか。知っていたのは、へニーヒューズ産駒がこの日1頭いただけだった。

それ以外にはこれまでの成績を見て予想するしかないのだが、それを見ても全く納得できない結果が多かった。その一例がとある馬の成績。

7月8日 クラス2 53.1キロ 1分13秒30(良) 9着 7馬身差 単勝オッズ100倍以上
8月18日 クラス2 51.3キロ 1分12秒02(良) 10着 6馬身差 単勝オッズ100倍以上
8月25日 クラス3 55.8キロ 1分19秒55(重) 11着 21馬身半差 単勝オッズ100倍以上
9月2日 クラス3 54キロ 1分13秒45(稍重) 1着 (7馬身半差) 単勝オッズ8.2倍

超人気薄で全く上位に及ばない内容が続いていたのに、いきなり単勝オッズが8.2倍になったレースで7馬身半差の圧勝。時計もなかなか優秀。八百長か、情報屋がはびこっているのか、あるいはタイ語版の新聞はかなり情報が充実していたのか。そうでもなければ理解できない成績と単勝オッズだった。こんな成績を見せられて、どうやって予想すれば良いのか、さっぱり分からなかった。


この日の馬券成績だが、タイではクレジットカードの使える店が少なく、現金の持ち合わせが少なかったこともあり馬券にあまりお金を費やすことができず、全レース1点勝負。最低金額が50バーツ、約170円からだったので、全レース50バーツずつ合計10レースの500バーツを使ったが、当たったのは1回だけ。それも複勝の2倍の馬券だったので、100バーツの払い戻しで400バーツのマイナス収支となった。マカオの全外しの悲劇が頭を何度もよぎったものの、なんとか最終前の9レースで当てることができたので最悪の事態は免れた。もしここで全外しになると、閉鎖してしまうので取り返しが付かないという、かなりの焦りを感じながら終盤は馬券を買っていた。

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そして時間は流れ、とうとう記念すべきロイヤルターフクラブ競馬場最後のレース。勝ったのは15番のParyuh。なんて読むねん・・・。

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レースが全て終わると、最終日だからなのか、主催者のようなスーツを着た人達がコースに出てきて手を振っていた。ただ、別にセレモニーのようなものはなく、普通に観客のオッサン達は帰って行ったので、一緒に自分も帰った。スタンドにはテレビ局が来ていたし、インターネットでも現地のニュースに取り上げられていたので、それなりに話題になっていたのかもしれないが、あまり最終開催感はなかった。もしかしたらアナウンサーが最後らしい実況とかをしていたのかもしれないが、やはり中野雷太や馬場鉄志の実況でないと心に響かない。タイ語は分からないので。

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そうして競馬観戦を楽しんだ後は、徒歩で帰り、この日もフードコートで夕飯。

翌日3連休の最終日の月曜日は有名な寺院などの観光地を周り、ドンムアン空港へ。
今回の旅行で誤算だったのは、現金をあまり持っておらず、またクレジットカードがあまり使えなかったこと。そして競馬で負けすぎたこと。おかげで、ぎりぎりのお金のやりくりになってしまった。
馬券が1回は当たったおかげで、最後に空港で現地のシンハービールとつまみのソーセージにありつくだけのお金は残っていたが、この最後の晩餐がセブンイレブンのイートインだったことは悲しい限り。しかも缶ビールの値段が、空港のセブンイレブンだと街のセブンイレブンより10バーツも高かったことには腹が立った。日本のセブンイレブンならそんなことないだろうに。

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そしてついに帰路へ。23時55分発というエアアジアの深夜便のおかげで、この日も一日中楽しむことができ、疲れ果てた体で成田空港へ。エアバスA330でのフライトはまさかの最後尾席で、後ろのCAの話し声がやたらとうるさくエアアジアに不満が溜まったり、トイレのドアの開閉音も気になったりしてなかなか寝付けなかったのだが、最後に飛行機から見たバンコクの夜景は、最高のごちそうだった。

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この写真、真ん中少し左下に台形の真っ暗な部分が写っているが、これがまさにロイヤルターフクラブ競馬場である。
そして写真の真ん中の一番下にも、見切れているものの真っ暗な部分がある。これがもう1つの競馬場、ロイヤルスポーツクラブ競馬場である。
見ての通り、かなり近い場所に競馬場が2つもあり、その距離はわずか4kmほど。日本でおそらく最も近い距離にあると思われる阪神競馬場と園田競馬場でも9km程度離れている。


ちなみに、翌朝8時すぎに帰国した火曜日は有給休暇を取っており、ATMで日本円をようやく入手してお金にも時間にも余裕があったので、その足で運転免許の更新に向かった。よく講習中に眠らずにいられたなと自分でも感心している。


結局、最後に手元に残っていたタイのお金はわずか35バーツ程度。もう、馬券1レースすら買えない金額だった。
公衆便所には17回行けるけど。
posted by ナイト at 16:45| Comment(0) | 競馬観戦記 | 更新情報をチェックする

2018年08月21日

2018高ボッチ高原観光草競馬大会観戦記

日本の競馬場全制覇、とこれまでの観戦記で書いてきたものの、中央競馬と地方競馬の他に、草競馬というものが存在することはあまり知られていないだろう。
そんな草競馬を完全に無視して、全制覇をアピールして良いのだろうか。と言っても、ほとんどの草競馬は1年に1回の開催なので、それを全て見に行くのはなかなか難しい。

そんな中で、相変わらず青春18きっぷを使うことを前提として観戦に行ける草競馬を探したところ、夏の18きっぷ期間中に、長野県塩尻市で高ボッチ高原観光草競馬大会というものが行われていることが分かったので、初の草競馬観戦に。


2018年は8月4日の土曜日開催。例年は日曜日開催らしいが、8月5日の日曜日は長野県知事選挙のため土曜日開催になったらしい。
いつも通り、青春18きっぷでの旅行。出発は金曜日。ちょうど、日本三大花火の1つ、新潟県の長岡花火が8月2日、3日の開催なので、3日の金曜日に長岡花火を見て、その日の夜は直江津に泊まり、翌日土曜日に始発で塩尻へ。
塩尻駅からは無料のシャトルバスで1時間くらい。シャトルバスは15分に1本くらいの頻度で、なかなか便利。

バスは山道をぐんぐん進んで行くと、急に開けたところに出た。そこは開催地高ボッチ高原の名前の通り、高原。周り一面が山に囲まれており、その高原に競馬のコースを作ってレースを行っていた。
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どうやら、日本一標高の高い競馬場らしく、正確には分からないが、周りの山の高さを参考にすると、おそらくコースのある場所でも標高は1000m以上は間違いなくありそう。もしかすると1500mくらいあるかもしれない。
コースは1周400mと、競輪場並みの小ささ。左回りダートコースで、高原なので完全に平坦ではなく、アップダウンがきつく、特に1コーナーの坂は急勾配になっている。
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これだけ狭いコースなので、例えば1200mのレースだと、コースを3周もすることになる。そうなるとこれもやはり競輪のようで、最後の1周で鐘が鳴る。
そして、コースの幅がものすごく狭く、1レースには5頭程度しか出走しないが、3頭も横に並べばもうコースがふさがる。そのため、差しや追い込みはもちろん届かず、スタートをいかに決めて、そのまま押し切るかが重要になってくる。というより、レースを見ている最中に前の馬が交わされたシーンが記憶にないほど、スタートで全てが決まると言っても過言ではない。

そのスタートも、ゲートのようなものはなく、スタートラインが決められており、その手前で各馬の態勢がある程度整ったところで係員が旗を振り下ろせばスタートというもの。そのため、スタートの時にスタートラインから離れた後ろのほうにいる馬は当然勝負にならないし、逆にスタートのタイミングで後ろからキャンターのような形でやってきてスタートを切るような馬は抜群のスタートで飛び出して行ける、というようなもので、普段ギャンブルとしての競馬ばかり見ている立場だと、あまりにも適当すぎるという印象を受ける。
ただ、草競馬に出てくるような馬は、きちんと鍛えられたような馬ではなく、乗馬クラブや牧場経営の個人が所有しているような馬なので、ある程度馬の力の差が最初から分かっているのか、スタートの時にスタートライン近くでポジション争いをするようなこともなく、遅い馬は最初から後ろのほうでスタートを待っているように見えた。これもあって、レースでの差しや追い込みは起こらないのだろう。


そんなレースに乗っている人というのも、おそらくその馬の関係者という様子だったが、定かではない。きちんとした勝負服を着ている人もおり、もしかすると元々は地方競馬で騎手をやっていた人などもいたのかもしれない。その他には、牧場の子供、乗馬クラブのスタッフ等が乗っていたのではないだろうか。ただ、そういった経歴は詳しくは分からないが、全員がちゃんとした騎乗スタイルで、まさに騎手という格好でレースに乗っていたので、なかなか競馬として、さまになっていた。
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レースのプログラムだが、サラブレッドの他に、ポニー、中間種、農耕馬など色々な種類の馬のレースがあり、サラブレッドは距離が長く、ポニーは短いというように、種類に適した距離に設定されていた。また1レースだけ組まれていた速歩競走は、人間の陸上競技で言う競歩のようなもので、草競馬ならでは。こちらは馬の種類は関係ないようだった。
サラブレッドはさすがにスピードも速いが、1周400mの超小回りコースではそれほど早い時計も出ない。1200m戦でタイムが1分30秒程度。サラブレッドはどうやら元々は中央競馬などで走っていた馬もいるとの話だったが、馬名が変わっているのでよく分からなかった。
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レースは午前中が予選。そして昼休みを挟んで午後が決勝という内容。午前中に走ったタイムや着順をもとに、午後の出馬表が確定するという形式なので、普通の競馬では考えられないが、1日に2レース走ることになる。
また、レースは午前だけで15レースも組まれているので、かなりその間隔は狭い。10分に1レースくらいのペースで走っているので、絶えずレースが行われているような印象を受ける。

また、昼休み前には、JRAのイベントとして行われているジョッキーベイビーズの予選も行われていた。子供の騎手によるポニー競馬で、勝てば東京競馬場での本戦に進めるというもの。ただ、上に書いたように馬の力の差がありすぎるので、結局はその子供の力というよりは、登録している馬の強さで全てが決まっているような印象だった。


草競馬というのは、当然馬券は売っていない。駅前には他のお祭りと同じように横断幕が飾られていたし、シャトルバス乗り場の横ではパンフレットを配っていた。そのパンフレットは草競馬のプログラムの他に、地域の企業やお店の広告が載っているようなものだった。他にも、地元のケーブルテレビらしき人たちが撮影していたりと、その地域のお祭りのようなものというとらえ方がしっくりくる。

観客も、ブルーシートを敷いてビールを飲みながら見物しているような地元の人たちや、カメラを持って写真撮影を楽しむ人たちがほとんどで、なんならスタートの合図をする係員までもがビールを持っており、完全にお祭りといった感じ。

レースの観戦は、コースの周りをぐるりと1周歩いて回ることができるので、どこからでも見ることができる。それだけ広ければ人が多くて見にくいということもない。またコース幅が狭いので、コースの外側で見ているにも関わらず目の前を馬が走って行くので、その迫力は新潟の千直のような感じ。ただ、その迫力の代償として、砂埃まみれになってしまうのは仕方ないところか。

さらに、厩舎のようなものは当然ないため、出走馬はコースのすぐそばに設けられた、木の柵で囲まれただけの馬房のような場所に1頭ずつ繋がれているだけなので、本当に間近で見ることができる。レースに出走する時になると、そこから普通に観客のいるところや道路を渡ってコースに向かってくる。馬の道と人の道が分けられていることもない。

こうした雰囲気なので、競馬を楽しむというよりは、本当に馬を見るのが好きな人にはもってこいのイベントだと思った。


個人的には、馬を見るだけで楽しむことはそれほどできないと思うので、何度も足を運びたくなるイベントではないと思った。ただ、その草競馬が行われている場所というのが、今回は山の上だったが、他の草競馬場は海岸の砂浜だったりするようなので、そういった場所で馬が走っているという雰囲気を楽しみ、ゆったりと時間を過ごすという目的で、別の草競馬場にも訪れたいと感じた。

そのため、国内の草競馬場を全て制覇するつもりはないが、あと2つか3つくらいは行ってみようかと計画をしている。
posted by ナイト at 13:49| Comment(0) | 競馬観戦記 | 更新情報をチェックする

2017年11月27日

2017浦和記念観戦記

国内競馬場めぐり、おまけ程度の1つです。
海外も含めて、過去の記事のリンクは以下。

競馬場めぐり1
競馬場めぐり2
香港国際競走&タイパ競馬(マカオ)観戦記
競馬場めぐり3
競馬場めぐり4
韓国競馬観戦記・前編
韓国競馬観戦記・後編
2017南部杯観戦記

盛岡競馬場の南部杯に行ったことで、開催中の24競馬場の訪問は達成したのですが、現地観戦は浦和ではまだだったので、祝日の浦和記念に行ってきました。


競馬場めぐり1で書いたように、浦和競馬場は2014年の有馬記念当日、朝にウインズ浦和に寄り道しただけで、現地での競馬観戦は今回が初めて。

競馬場へのアクセスは南浦和駅からのシャトルバスですぐなのでかなり便利。バスがなくてもいいのではと思えるほどの距離だが、バスを出してくれているのはありがたい。
バスは道幅の狭い住宅地を抜けていくのだが、競馬場へ行く時と帰る時で通る道が少し違う。行きはバス停から右折で出ないようにしているためか、少し回り道をして向かうので5分ほどかかるが、競馬場からの帰りのバスなら3分くらい。歩いても15分程度だがバスの本数が多いのでおそらくバスの方が早く着く。
ちなみに、この日も3年前と同じく南浦和駅からのバスを、と思って乗り場に向かうと、バスが新しくなっていた。

バスで到着後、入場門左右で競馬新聞を売っているので調達。事前に入手していた情報通り、そこで入場券をもらえたので、入場する前に競馬新聞を買えば100円得をすることになる。
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競馬場内は、南関東の競馬場とは思えないくらいに狭い。住宅地の多い浦和の街中にあるせいか、ただでさえ短い直線のコースなのに、1コーナーや4コーナー付近は関係施設になっており立ち入ることができないので、動き回って観戦できるスペースが本当に直線部分くらいしかなく、とにかく狭い。もしかすると内部の観戦スペースの敷地面積は日本最小なのではないか。感覚的には、金沢か浦和かどちらかというほど狭かった。
しかしさすがは南関東、それなりの観客動員はあるので、狭いながらも食堂が多く、食堂密度はおそらく日本最大だろう。そして、地方競馬場ではあるがスタンドが5階建てで、3階まで無料席となっており、それなりの収容力はある。

あとは住宅地にあるためなのか、スタンドの外に向けての場内放送がほとんどなく、かろうじてスタンドの方で流れている音が少し聞こえるといった程度。なのでファンファーレやレース実況も聞こえず、向こう正面スタートの2000mの浦和記念では、スタンドの中にいるか、メインビジョンを見ていないといつスタートしたのかも分からない。
また、浦和記念では2頭の落馬があったが、実況が聞こえないのでそれも全く気がつかなかった。

この日は朝まで降り続いた雨の影響もあったのか、終日不良馬場の開催だったが、当然ながらこの小さな競馬場の浦和のレースは前残り。そして、これはたまたまだったのかもしれないが1、2枠がほとんど馬券に絡まず、かなり外枠有利のように思った。
ただ、当然ではあるが日本一騎乗が難しいというような呼び名もある、3、4コーナーの中間あたりからスタートする浦和1600mは内枠有利。特に1枠の成績がいいらしく、この日も1度だけ1600mのレースがありきっちり3着に1枠の馬が来ていた。

馬券の方は、7レースで単勝1倍台の馬を御神本がすっ飛ばしてくれたおかげで、ワイドでも4000円というおいしい配当を、見事なタテ目で外すことになったので、この日はその時点で賭け金をかなり抑えることに。
意味の分からない荒れ方をすることがある浦和記念は、さすがにボックス馬券を買えばトリガミはあっても外れることはないだろうということで4頭の馬連ボックスを買うと、5番人気のマイネルバサラが来たおかげで1410円という予想以上の払い戻しになった。おかげで、7レースのせいでテンションがかなり下がっていたが、最終的にはわずかなマイナスで終えることができた。
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これでついに現行24競馬場の現地観戦、そして現地での馬券的中を達成できました。
次なる目標は、来年度開催が復活する予定の姫路競馬場での現地観戦、そして馬券的中です。これを終えてこそ、完全制覇と言えると思います。

先のこととなれば、2022年度には名古屋競馬場の移転が予定されており、そこでも現地観戦をしたいと思っています。

あとは、たくさんの競馬場が海外にあります。全部というのはさすがに厳しいにしても、アジアを中心にできるだけ多くの国々を回ってみたいと思っています。
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2017年10月12日

2017南部杯観戦記

ついに国内競馬場めぐり、最後の1つです。
海外も含めて、過去の記事のリンクは以下。

競馬場めぐり1
競馬場めぐり2
香港国際競走&タイパ競馬(マカオ)観戦記
競馬場めぐり3
競馬場めぐり4
韓国競馬観戦記・前編
韓国競馬観戦記・後編

最後の1つ、残っていたのは盛岡競馬場。そしてそれを制覇すべく、盛岡競馬場最大のレースの南部杯に行ってきました。


南部杯のためだけの旅行、とは当然ならず。3連休を利用して、土日に弘前、青森、八甲田山、奥入瀬渓流を観光。南部杯当日の月曜は弘前から始発で盛岡へ。もちろん移動は鈍行列車で、秋の乗り放題パスを利用しての旅。

盛岡駅到着が12時15分。盛岡競馬場へは盛岡駅から無料のバスが出ている。駅から遠いためアクセスは悪く、門別競馬場同様に競馬場への無料バス以外に行く手段がない。ただ、門別競馬場と違ってそこそこの入場者がいるためバスの本数が多いし、南部杯ということでこの日は増便されていたのがありがたいところ。そのあたりは、高知や佐賀と比べると良心的。アクセスの悪さでは門別、高知、佐賀に続いて4番目くらいだろうか。

盛岡競馬場は山の中にあるという話は聞いていたが、「市街地から離れた山の中の町の近く」というニュアンスを想像していた。しかしバスは本当に山の中を突き進み、盛岡駅から30分ほど進んだところで唐突に競馬場が目の前に現れた。
「山の中」に競馬場があるという表現は何も間違っていないことが分かった。

アクセスが悪い分、土地は広く、競馬場も地方競馬場とは思えないくらいに広く建物もきれい。入ってすぐには銅像がお出迎え。
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この日は南部杯ということもあり、トークショーなどイベントも多く、観客も多かった。ただ、それでも馬券を買うのに不自由するようなことはなく、中央のG1開催に比べればガラガラ。中央のG3の日くらいの混雑具合というところ。

東京や阪神競馬場にあるように、ゴールから離れたあたりには、小高い芝生の丘のようなものも作られており、シートを敷いてピクニック気分で競馬観戦もできる。
この芝生の丘は、他の競馬場なら3コーナー付近にあるためレースの結果を肉眼ではほとんど見えないのだが、盛岡競馬場は残り150m付近にはこの芝生の丘があるので、ゴール前の様子も含めてレースが一望できる。しかも競馬場以外は周りは山に囲まれているので非常に気持ちのいい競馬観戦ができる。
そして、芝生の丘がそんなゴールに近いところにあると言っても、スタンドが削られているわけではない。盛岡競馬場はゴールを過ぎてからも100mほど直線が続いており、他の競馬場と比べるとスタンドもゴールより先の方向に伸びている。だいたい、ゴール前100m地点からゴール後100m地点くらいのところにスタンドがある。

また、盛岡競馬場と言えば地方で唯一芝コースがある競馬場としても有名。この日は9レースに芝1000mが組まれており、芝、ダートともに見ることができた。
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地方での芝のレースとなると、どの馬も芝実績が少なく、予想材料が少ない。そんな中で、中央で芝を4勝、メンバー唯一の芝勝利経験馬で、最近まで中央の1600万で走っていたワールンガが、前走1600mで大敗したため人気を落としていたのだが、アドマイヤムーン産駒なら1000mへの距離短縮がプラスに働くだろうと判断し、この馬を軸にワイドを流すと2000円超えのヒット。この日はこれに助けられた。
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ちなみに、この芝のレースにはステイゴールド、アドマイヤムーン、マンハッタンカフェ、ハービンジャー、ドリームジャーニーなど、ダートが主流の地方競馬ではなかなか見られないような産駒の馬がいた。ただ、芝だからと言ってステイゴールド産駒を1000mのレースに使うのはいかがなものか。馬体を見ても明らかに胴長の長距離馬体型。それでいて2番人気に推され、10着に大敗したのだから、出走させる側、馬券を買う側とも、地方競馬のいい加減さが垣間見えた。

さて、この9レースを的中させた時点で収支が+1260円となったため、残る10、11レースで1200円をつぎ込むことに。そして、10レースの発走前の時点で11レースの南部杯の馬券を買いパドック前に陣取る。
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全馬載せると大変なので、中央馬だけ抜粋してパドックの写真を。
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この時、少し雨が降り始めたものの、弱い雨でレースの頃には上がっていた。
パドックの写真を撮り終えるとすぐにゴール前に移動して、レースにスタンバイ。
そのレース、ファンファーレが鳴ると、中央競馬を見ている時の習性か手拍子が始まったのだが、聞き慣れないファンファーレに手拍子も合わない。
そしていよいよレースはスタート。しかし、軸にしていたゴールドドリームが出遅れた時点で終了。馬券は諦めて、茫然と1600mのレースを眺めるだけのような形になってしまった。
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レースは、コパノリッキーの強さが際立ったレースだった。人気はゴールドドリーム、カフジテイクとの三つ巴の形になっており、コパノリッキー以外が馬券に絡まず大波乱に終わったことで、レース後の観客はゴールドドリームの鞍上川田に怒り、払い戻しをすることもなく一斉に帰宅ラッシュが始まった。

この帰宅ラッシュだが、盛岡競馬場には大きな問題が1つあり、それは山の中に競馬場を作ったおかげで、地元民が最終レース直後に一斉に車で同じ方向に帰るため、駐車場から市街地まで道路が大混雑する。
表彰式かその後のイベントを見て帰ろうかと思ったが、疲れていたこともありすぐさまバスに向かったが、バスが出発してから駐車場を抜けるまでで15分かかった。そこから山を下りる間は渋滞していなかったが、市街地に到着すると渋滞していた。ひどい時には、駅から30分で競馬場に行けるバスが、帰りは駅まで1時間かかるらしい。
今回は晩飯の場所の都合でバスを途中下車したため、駅までは乗らなかったが、確かに1時間近くかかってもおかしくないような混雑だった。

普段はそこまで人が多くないから大きな問題にはならないだろうが、南部杯の日くらいはメインレースを最終レースにせず、最終には平場のレースをやることで、帰宅時間をずらす工夫をすべきだろう。

馬券のほうは、先に書いたように10、11レースに勝ち分をつぎ込んだものの、それが全部外れたので、最終収支は端数の60円プラスで終わった。


これで、ついに日本国内で開催されている全24競馬場「訪問」となりました。海外の競馬場も含めると、これで29場です。
ただ、競馬場めぐり1で書いたように、浦和競馬場はウインズ浦和での馬券購入しかしておらず、浦和競馬の現地観戦はまだしていないのです。
同じように初訪問で馬券購入だけとなった川崎競馬場は、競馬場めぐり2に書いたように、後に現地観戦をしたので、全競馬場での「現地観戦」には浦和競馬場が残っています。

今後の予定としては、今年の浦和記念で浦和競馬場の現地観戦を終えて、全24競馬場での現地観戦を達成したいと思っています。
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2017年09月14日

韓国競馬観戦記・後編

韓国競馬観戦記・前編では1日目のソウル、プサンを旅した後、2日目にチェジュ競馬場に到着したところで終了。その続きです。


2日目のチェジュ競馬場。プサン・キョンナム競馬場と同じように2000ウォンの入場料を払って中へ。
チェジュ競馬場最大の特徴は、ポニー競馬ということ。チョランマルという種類で、このチェジュ特有のものらしい。模様の入ったような毛色の馬もおり、日本ではなかなか見ることができない。馬体重は300キロ前後。
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小さい馬だからといっても、競馬場自体は小さいわけではなく、プサン・キョンナム競馬場同様に広く直線も長い。
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ポニー競馬で、しかも騎手の斤量はサラブレッドの時と同じくらいなので、当然ながらタイムは遅く、距離も短いレースが多い。800m、900m、1000mと、距離設定が異様に細かく、900mでだいたい1分5秒くらいだっただろうか。
こんなに細かく距離設定できる競馬場はなかなかないのではと思うくらい、他にもいろんな距離がある。ただ、別にこれは距離設定が多くできるコースが素晴らしいのではなく、韓国の主催者がどうかしているだけ。
だいたい、競馬場が広いのに800m戦なんてものがある時点でおかしいと思わないだろうか。自分は全く思わなかったので、重要な事実に気がつくのに時間がかかった。

そう、800m、900m戦のスタート地点は3コーナー。1400m戦のスタート地点は1コーナーにある。中山芝1600mや笠松1600mのような、コーナー手前のポケットなんてぬるい物ではない。コーナーそのものにスタート地点がある。
当たり前だが、外枠不利。

プサンと違うのは、スピードが出ないこと、馬が小さいのでストライドが狭いことから、4コーナーで外に全然膨れず、内ラチに沿ってきっちり回ってくる。そして異様に追い込みが決まる。短距離戦なので逃げ切りばかりかと思いきや、それはプサンのほう。直線一気とまでは行かないが、中団から直線で外に出して差し切りというのは度々見られた。コーナーで外に膨れないから、差し馬の距離のロスが少ないせいだろうか。


さて、気になるのは競馬場の雰囲気。チェジュは韓国のリゾート地と言われており、またポニー競馬ということで、ポニーを見てかわいがるような子供連れの家族や、カップルなどがいてもおかしくない。ばんえい競馬のように、物珍しさで観光の一部として発展していてもおかしくない。そんな競馬場のスタンドに潜入。すると・・・
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安心してください。競馬場ですよ。(2日連続2回目)

この日は何か特別戦のようなレースがあったようで、6レースでは勝った騎手がガッツポーズをして、その後表彰式をしていた。韓国ではレース名が表示されておらず、おそらく新聞でも見ないと分からないのだろうが、よそ者は当然それを知る術がなく、終わって表彰式をしている時点でようやく気がついた。
表彰式では、普通に騎手が観客と話をしていたし、それまでにもパドックで騎手と観客が話をしていた。日本ではあり得ないがその辺の規則はかなり緩いのだろう。
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土曜ということで人は少し多めだったように感じたが、韓国の競馬場の良いところは券売機がかなり多いこと。スタンド内の券売機は、日本と同じように整備されているのだが、スタンド外の至る所に券売機がある。
その典型的なのが、この写真。
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場内の売店、セブンイレブンに人だかりが・・・と思いきや、その左側に券売機がずらりと並んでいる。当然、その前にはオッズが表示されるモニターがあった。どこでも馬券が買える、どこでも搾取される。どこでもドアならぬどこでも馬券こそが韓国の競馬場。

馬券の話へ。
この日はゆっくりと飛行機で移動していたため、3レースから開始して、最終9レースを残して8レースまでで終了。しかし全然当たらなかった。馬連をひたすら買い続けたが、かろうじて6.1倍を1回取っただけ。目標にしている万馬券なんて果てしない夢なのか。前日に51.9倍を取ったのが嘘のよう。
ちなみに、受付に行けば外国人用のマークシートをもらえた。マークシートには、他では見たことのない、言語をマークする欄があり、日本語、English、中文の欄があった。せっかくなので日本語をマークして券売機に突っ込んでみたところ、画面の表示も機械の音声も、さらには出てくる馬券も日本語になった。なので、このチェジュでの当たり馬券の写真は日本語表記になっている。
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そうして大敗しても、日本円で考えればわずか900円程度。ポニー競馬ということで予想が難しすぎたので、この日は賭け金をかなり押さえており、ダメージは最小限に押さえられたはず。

帰りもタクシー。帰りのタクシーは競馬場前に並んでいるので声をかけて乗るのだが、需要が高いからだろう、乗る前に価格交渉を持ちかけられ、2万ウォンと言っていることを少ししてから理解。これ、厳密には違法なのでは?と思いつつも、渋々合意した。そうしないと帰りの飛行機に間に合わないし・・・。
もちろん、帰りのタクシーも超絶アトラクションだった。

済州国際空港を18時10分に発ち、ソウルの金浦国際空港へ。1人海外、1人タクシーと初めてのことが多いこの旅だが、1日に2度飛行機に乗るのも人生初。金浦国際空港からは、初日の朝に仁川国際空港から乗ったものと同じ鉄道に乗り、ソウル駅に20時に到着。35時間ぶりに、ソウル駅に帰ってきた。

そして、ソウルで1泊。駅から徒歩10分ほどの、路地裏にある明らかに怪しいホテルだったが、フロントのおっちゃんは日本語が通じたので楽だった。
韓国の街は、韓国人と似て外面をよくするような雰囲気を感じた。というのも、大通りに近いところは非常にきれいに整備されているのだが、1本裏の通りに入るとそこは発展の気配のない、アジア感満載の道になっていた。


最終日の日曜は、ついに最大の目的のコリアカップ、コリアスプリントの開催日。ソウル駅から地下鉄1本、25分ほどでキョンマゴンウォン(競馬公園)駅に到着。
駅名そのままで、地上に上がると目の前がソウル競馬場。といっても、阪神競馬場のように競馬場の入場ゲートまでが長い。
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ソウル競馬場はここまでの2場と違って、ICカードでタッチして入場料を払うような最新設備になっている、のだが、この日はありがたいことに入場料が無料。しかも入ってすぐのところでスイートポテトとサイダーを無料で配っており、その列ができていた。戦後の配給じゃないんだから行列作って食料もらわなくても・・・などとは決して思わず、自分ももちろんその配給にありついた。
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これまでの2日間は、事前の移動が長かったため1レースからの参戦はできなかったが、この日は10時45分発走の1レースに余裕で間に合う、9時45分頃に競馬場に到着。しかしここまでも書いたように韓国では1レース前にほとんどの人が集まるので、すでに場内はかなりの人。
帰国後に知ったことだが、入場者数は39000人ということで、日本のG1と同じくらいの人が集まっていたようだった。
とは言っても、ソウルもまた「レッツランパーク」の名にふさわしく、パドックの裏に噴水があったり、小さな丘のハイキングコースのようなところがあったりして広々としている。そしてここも競馬場内のあらゆるところに券売機がある。また、バウチャー制度のおかげで現金を扱わないため、馬券の購入がかなりスムーズで、人が多くても券売機で行列ができることはほとんどなかった。


さて最終日、目標の万馬券を目指しての勝負が始まった。
ここまで2日、特にチェジュはあまりに弱すぎるメンバー同士のレースが多かったので、予想が難しすぎた。しかし、この日の2レースは明らかに1頭別格の馬がいて、今までにない鉄板レースだった。新馬戦なのだが、その前の調教審査のようなトレーニングレースで、他の馬がボロ負けしているのに対して、この馬は唯一1着。勝ちタイムも2秒程度早く、もうこれは楽勝だろうというメンバー構成。
ということで、その馬の複勝に10000ウォンを突っ込むという、収支を全く気にせずとにかく1万ウォン以上の払い戻しだけを狙う、もはや反則のような方法を使う。すると・・・
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8馬身差の大楽勝。楽々と逃げ切りを決めてくれた。ありがたいことに、最終オッズが1.2倍になってくれたので、払い戻しは12000ウォン、無事に万馬券を的中させることができた。
ちなみに、韓国は馬券の券種による売れ方の偏りが大きく、複勝が1.2倍なのに、単勝は1.3倍だった。

これであとはもうのんびり楽しめると、肩の荷が下りた。こんな方法で万馬券を取ったと言えるのかと少し葛藤はあったが、目標達成したことに違いはない。

コリアスプリントは7レース。6レース終わりですぐさまパドックに向かっても、やはり韓国の人は裏開催のプサン競馬に集中しているおかげで、ガラガラ。余裕で最前列を確保して出走馬の登場を待っていたら、やはりと言うべきか、同じようにパドックで早々に席を確保していた周りの人は日本人だらけだった。

そんなパドックにもモニターがあるのだが、問題なのは裏開催のレース映像を放映していること。おかげで、パドックで周回している馬がいる周りで観客の歓声が上がり、少しテンションの上がってしまう馬もいた。
そうこうしているうちに、グレイスフルリープと武豊騎手の登場。日本人からの応援の声も多く聞こえた。
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さて、肝心の馬券。
人気を見ると、海外馬に人気が集中している。とは言っても、グレイスフルリープではなく、香港のラッキーイヤー、シンガポールのウィンブルドンあたりが人気をしていた。
韓国人は理解しているのか知らないが、このあたりの馬がいくら実績が良くても、それは芝の話。ダートで走ってくれる保証なんてどこにもない。
ということで、香港のラッキーイヤーは押さえつつも、残るは地元韓国馬を狙う。3冠馬パワーブレイド、短距離で結果を残してきたシルバーウルフ、トラオンポギョンソン。そしてやはり韓国とはレベルが違うということで日本のグレイスフルリープを含めた5頭馬連ボックスで勝負。あとは、応援馬券のつもりで、グレイスフルリープの単勝を100ウォンだけ買った。
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結果は知っての通り、グレイスフルリープが早め抜け出しから、パワーブレイドの猛追を凌ぎ切り、見事に韓国G1を制覇。武豊も韓国競馬初騎乗で初勝利を決めた。
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ソウル競馬場は検量室がゴールを過ぎたところの、スタンドとコースの間にあるため、出走した馬が目の前に戻ってくる。そして、騎手のインタビューも目の前、日本ではあり得ないような超至近距離で見ることができる。がんばって手を伸ばせば武豊に触れるくらい。
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日本馬が勝ったことに加えて、馬券も当たったことでかなり良い気分になったわけだが、この馬券の配当が嬉しい大誤算だった。
なんと、単勝が14.2倍。香港やシンガポールの馬は人気しながらも、日本馬がどうして人気しなかったのか全く分からないが、これは信じられない配当だった。
そして、馬連に至っては76.2倍。馬連ボックスを1点500ウォン買っていたため、払い戻しは単勝と合わせて39520ウォン。万馬券どころか、3万馬券的中となった。(あくまでウォン)
ちなみにだが、もし三連複ボックスにしていても当たっていたわけで、これだとなんと395.1倍。そう思うと少し後悔もしてしまう。その波乱の立役者、3着に入ったトラオンポギョンソンは9番人気。韓国馬の中でも5番人気と、そこまで評価は高くない馬だった。ただこれは、前走1800mを使って大敗していたのが原因だろう。2走前は1200mのオープン特別を勝っており、色々な距離で結果を残している他の韓国の強豪と違って短距離専門の馬で、その点でも人気の盲点だったのかもしれない。

気分良く続くコリアカップへ。
パドックは当然最前列を取れるのだが、ソウル競馬場のパドックは妙な形をしており、向かって右側手前に、パドックのほうへ少し飛び出した空間が有り、至近距離でほぼ真上から馬を見ることができるので、ここをキープ。
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クリソライトと武騎手、ロンドンタウンと岩田騎手が登場し、イレ込んだりすることもなくパドックを回る。
前レースのコリアスプリントを勝ったこともあってか、外国人からも「ユタカ」の声援が飛ぶ。
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さて、このレースの問題は馬券の買い方になるだろうと思っていた。日本馬2頭の馬連が1倍台とかになるのではないかと。
しかし、プサンのレースが終わり、いざコリアカップのオッズがモニターに表示されると、驚いたことにロンドンタウンは3番人気。2番人気には香港のサーキットランドが。
韓国人は世界の競馬情勢を理解していないのか、はたまた応援の中国人が香港馬の馬券を買いまくったのかは知らないが、芝でしか実績がない香港馬で、しかも短距離しか世界に通用しない香港では1800mより長い距離ではレベルが低い。それなのに人気してくれているとなると、もう日本馬2頭の勝負で決まり。

ということで、馬連と、念には念を入れて三連複。三連複の相手には、さすがに芝とは言えチャンピオンズマイル4着の実績が抜けている香港馬サーキットランドを一応押さえたのと、やはりダートなら香港よりアメリカということでパパショットに地元の去年3着馬トリプルナインと、そのトリプルナインが馬体重マイナス10キロと明らかに細く見えたのでもう1頭地元の人気馬シャムロッカー。
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結果はロンドンタウンとクリソライトが、3着に17馬身の差を付け、今年も日本馬の力の違いを見せつけた。それと同時に、香港やヨーロッパ勢のダート適性のなさが改めて明らかになった。
そして、3着争いは地元の人気馬トリプルナインが迫るものの、アメリカのパパショットが粘り切った。
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このパパショット、ダートの本場アメリカの馬にもかかわらず6番人気ということで、馬券のほうは三連複も合わせておいしい配当に。
馬連は3.6倍と、予想を遙かに上回る高配当。そして三連複も22.3倍。応援馬券のつもりで勝った日本馬2頭の単勝も、ロンドンタウンが勝ったのでより高配当に。
バウチャーは現金化できないため、全部使い切るようにこのレースに10500ウォンを突っ込んだ結果、見事に4万馬券を的中。(もちろん、ウォン)
そして、この日の最終的な払戻額は、なんと大台の10万を超えた。(当然だが、ウォン)

さて、メインのコリアカップを終えて馬券も当たり、跡を濁すようなことはしたくなかったため9、10レースを待たずして17時過ぎに帰路に。仁川国際空港へ向かった。

この3日間で出走していた馬を調べると、その種牡馬にメイセイオペラ、イングランディーレ、リミットレスビッド、イーグルカフェ、アドマイヤドン、マイネルセレクト、テスタマッタ、ニホンピロニールを見つけることができた。日本でそれなりに活躍した馬が輸出されているが、やはり日本の種牡馬と比べると実績で劣るため、まだまだ韓国競馬は発展途上で、これからなのだろうというのを強く感じた。
ただ、それは馬の強さだけでなく、チェジュ競馬場でコーナー部分にスタートが設けられることや、芝のレースがないことといった、設備面の問題もあるだろう。
また、それ以上に感じたのは、ファンの接し方というのが、どうしてもギャンブルとしての側面が強く、馬の写真を撮ったり騎手にサインをもらいに行ったりというような姿が見られなかったことが、まだまだ世界との隔たりを感じるところだった。
そして、何よりコリアカップ、コリアスプリントでは明らかにファンの知識不足を露呈するようなオッズだったことが、世界との大きな隔たりを感じた。
(いいように考えれば、今のうちならコリアカップ、コリアスプリントで大儲けできるということだが)

最後に、空港付近のカジノやらで時間を潰し、競馬で予想以上に手に入ったウォンを日本円に両替した後、搭乗口で出発を待ちながらテレビを見ていたところ、韓国のスポーツチャンネルでちょうどこの日の競馬を放送していた。
録画とは言えパドックから放送しており、ちょうどコリアスプリントのパドックのタイミングだったので、のんびり眺めていた。

ここで一度思い出してほしい。コリアスプリントのパドックを、どこで観戦していたのかを。
そう、最前列である。

韓国でテレビデビューしてた・・・。
しかも、ちょうどグレイスフルリープのタイミングで、客席にいる自分がはっきりと写っていた。

見事なオチがついたところで韓国を出発。
22時50分発の深夜便。やっぱりいつも通りのLCC、ピーチのエアバスA320。羽田空港着は月曜の1時。
始発まで羽田空港で一晩を過ごすという、最後の最後が最もハードなスケジュールの、2泊5日の韓国競馬旅行となった。


ということで、3日にわたる韓国競馬観戦記でした。パドックでは全馬の写真を撮ったりと、もっともっと書きたいことはあったのですが、書き始めるとキリがありません。
今回が初の1人海外旅で、問題なく帰ってくることができたので、海外への恐怖心も払拭され、今後の海外旅行の意欲はさらに高まっています。
次はどこに行こうかと、早くも計画し始めているところです。
ちなみに、韓国に丸3日近く滞在していましたが、韓国語は全然勉強していませんでした。それでもなんとかなるもの。
かろうじて、アニョハセヨ、カムサハムニダは一般常識的なものとして知っていましたが、それ以外に勉強して行ったのは、タクシーやシャトルバスに乗るための、「キョンマ(競馬)」という言葉のみ。あとは、片言の英語でなんとかなりました。
ただ、韓国だと店に入っても韓国人と間違われるので、韓国語で普通に話しかけられてこっちが戸惑ってしまうことが多々ありました。
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2017年09月12日

韓国競馬観戦記・前編

競馬場めぐりでの国内競馬観戦の残る競馬場があと1つなので、さっさとそれをクリアしてしまいたいところですが、ここで海外競馬観戦記の第2段です。

前回は2016年12月の香港国際競走&タイパ競馬(マカオ)観戦記でした。

そしてそこから9ヶ月。海外競馬観戦記の第2段は、韓国です。
しかし、第2回コリアカップ、コリアスプリントを見に行ってきました、というような、どこにでもある観戦記にはなっていません。
タイトルの通り、「韓国競馬観戦記」なのです。決して「韓国国際競走観戦記」ではないのです。


出発は9月7日の木曜。
コリアカップ、コリアスプリントは9月10日の日曜。出発があまりにも早すぎる?とは言っても、行き先はソウル。羽田空港発の深夜便で、仁川国際空港へ。いつも通りのLCC、ピーチのエアバスA320。
このソウルの空港、「インチョン」と読むらしいが、どうしても同じ漢字で阪神競馬場の最寄り駅の、「にがわ」が頭をよぎる。もしかしたら阪神競馬場に来てしまったのか・・・?

と、冗談はさておき、コリアカップ、コリアスプリントの開催されるソウルに、9月8日金曜の早朝に到着。入国審査もガラガラで、入出国どちらも人でいっぱいだった香港の時とは大違い。

しかし、なぜ2日前に韓国に入国しているのか。もちろん、2日前から開門ダッシュのために並ぶわけではない。そんなのやる人がいるのは日本ダービーか、iPhone発売の前くらいだろう。
ここで韓国の競馬開催を説明すると、毎週週末開催で、
ソウル競馬場:土曜、日曜
プサン・キョンナム競馬場:金曜、日曜
チェジュ競馬場:金曜、土曜
という、まるでJRAの3連休の3場開催のようなことが、毎週続いている。

ということで、今回は3日でこの3場を回ってしまうという超強行スケジュールを決行した。3日で3場なので、香港国際競走の前日にマカオ往復をした以上の強行スケジュールになる。それも、初の一人海外で。
ソウルとプサンは400キロ程度離れており、チェジュは離島なので、日本で言えば東京、名古屋、札幌の3場を3日間で回ってしまうようなもの。と言えば、馬鹿なスケジュールということが分かりやすいだろうか。
この3場を回るにあたって、日曜にソウル競馬場の国際競走を見ることを考えると、スケジュールは金曜プサン・キョンナム、土曜チェジュ、日曜ソウルの1択となる。


旅のほうに話を戻す。金曜早朝、仁川国際空港に4時40分頃に到着し、香港の反省を活かし両替レートが悪い空港では街中までの電車賃だけを目的とした最低限の1000円だけ両替。始発でソウル駅に移動して、駅ビルにある7時開店の非常にレートの良い銀行で両替。
ちなみに、仁川国際空港からの鉄道は種類が多い。ソウル駅への鉄道も普通と直通の2種類があるのだが、チケットの買い方も改札も値段も違う。さらに日本で言う新幹線のような、KTXも通っている。
今回は急ぐ必要も旅でもないし、直通は座席がいいだけでそれほど速くもないので一番安い普通列車で移動した。

さて、これでソウル駅に着いた。そこでまず向かう先は・・・
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カジノである。

香港に着くやいなやマカオのカジノに移動した時と全く同じことをやっている。
ただ今回は、人生初のカジノをしてみたかっただけのマカオの時とは違う。仁川国際空港には、セブンラックカジノというカジノ店のクーポンを置いたカウンターがある。クーポンはネットにも落ちていたりもするが、事前に調べたネットのクーポンよりも空港のクーポンのほうが額が大きい。
このクーポンを使ってカジノで勝てば、クーポンが現金化できてしまう。つまり、ノーリスクでカジノが楽しめるうえに、現金が手に入ってしまう。そんなことができるくらい、中国人富裕層が金を落としていくのだろう。普通は、クーポンという言葉に過敏に反応する自分のような人間が行く場所ではない。
セブンラックカジノはいくつかあるチェーンのカジノだが、ソウル駅から徒歩5分程のヒルトンホテルの中にもある。入ってみるとマカオと比べても格段に規模が小さいカジノでがっかりしたが、それでもマカオ同様競馬の前にまずカジノ勝負。

まずはスロットクーポン1万ウォン(約1000円)。まあスロットはチビチビ賭けて長い時間楽しめれば、最後は0になってもいいや、いざ勝負。すると・・・

当たりもカスリもせずに終わってしまった。その時間、約3分。
本当に一瞬でなくなってしまった。スロットを10回ほど回して、全く当たらず終わり。なんとも世知辛いカジノである。

気を取り直し、残るテーブルゲームクーポン3万ウォンの勝負に移る。
勝負したのは、サイコロの3つの目を当てるゲーム。その中でも、3つの合計が4から10か、11から17かの、いわゆる大小で勝負をすることに。
テーブルゲームならルーレットもあるが、ルーレットの赤黒や偶奇は00という例外の目が出ると両方ハズレになるため、当たる確率は単純計算で48.6%。今回選んだ大小は、例外の目はサイコロの「111」と「666」のゾロ目だけなので、当たる確率は単純計算で49.5%と、ルーレットを上回る。

大か小かの確率は計算上同じでも、その時々の偏りがあるもので、5回ほど後ろで観戦した後、流れを読んだつもりになり、ついに3万ウォンクーポンをテーブルの「大」のマスに置き、勝負。サイコロの回るわずかな時間をやけに長く感じつつも、ようやくストップしたその結果は・・・


当たった!!


3万ウォンクーポンが、同額のチップになって返ってくる。
「チョロいぜ韓国、3万ウォンありがとな、あばよ!」

ということをするような度胸はない、チキンハートの持ち主。これで勝ち逃げするのは何も言われないと分かっていてもディーラーや周りの客の目を気にしてしまう。

ということで、3万ウォンのうち1万ウォンを次のゲームで賭ける。チキンハート野郎は、「こいつリスクの少ない大小しか賭けないニダ」と思われたくない(思われない)ので、次は1の目のマスにチップを置く。3つのサイコロのうち、1つでも1の目が出れば当たり。ただし、ゾロ目があるため当たる確率は単純計算で42.1%まで下がる。
まあ、もともとタダで手に入れた金だし、0になるまで遊んでやるかな、という気持ちも出てきたなかでの次の出目は・・・


1のゾロ目?!


賭けた1万ウォンが3万ウォンになって返ってくる。これで合計5万ウォン。
おいおい、ギャンブル弱いのが自分のステータスだったはず。マカオでは320香港ドルをあっという間に0にしたのだぞ?と思いながらも、流れに身を任せて次のゲームで小の目に1万ウォンチップを置くと・・・


また当たった(笑)


手には6万ウォン。
ギャンブルはいつ止めるかが大事。どうする?と思いながらもう1ゲームしたところで、ついに連勝がストップ。ここですぐさまテーブルを離れることに。
ただ、マカオ以来久々のカジノなので、せっかくだしという気持ちでルーレットもやってみたが、奇数の目に賭けてハズレ。ここで潔く完全に撤収。いや、あわよくばを狙ってルーレットに手を出している時点で全然潔くない、欲にまみれた行動を朝の8時前からやっているのだが。
それでも、韓国到着後いきなり朝から4万ウォン、約3900円を手に入れ、気分よく今度こそ競馬場へ。

と言っても、ここはまだソウル。今日目指す場所はプサン。
なぜ最初からプサンに行かなかったかというと、LCCで安く早朝に韓国に着くという制約を考えると、ソウル便しかなかったから。その分ソウルからプサンへの電車賃もかかるが、韓国は電車賃がかなり安い。日本だと東京・京都の新幹線は1万円を超えるのに、ソウル・プサンのKTXは約5800円。
ということでKTXでプサンへ。KTXのソウル駅は、日本の新幹線ほどの本数はないが14番線まであり、KTXは18両編成。駅の収容力がかなりある。
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電車に乗ると車内はほぼ満員だったが、そこまで狭くもなく、2時間15分の乗車時間も苦にならない。ちなみに、韓国では徴兵制度があるが、このKTXで隣も後ろも迷彩服の兄ちゃんだったので若干ヒビりながらの移動になった。
プサン駅に着くと地下鉄に乗り換え、ハダン駅で下車。もちろん地下鉄も安く、1300ウォン。そこから出発しているシャトルバスに乗って移動する。事前に調べた通り、5番出口を出た目の前の道路に1台の観光バスが停まっていたので、運転手に「キョンマ(競馬)?」と聞くと、「乗れ」というようなジェスチャーをしてくれた。

このバス、日本の地方競馬場に行くシャトルバスでは考えられないような、きれいで豪華な内装をしている。そして本数も多く、時刻表がきちんとあるので時間の都合もつけられて安心。今回はソウル駅9時発のKTXに乗って、プサン駅着が11時15分。そこから地下鉄で移動しハダン駅に到着したのが11時50分過ぎで、12時発のバスに乗った。
乗って思ったのは韓国は車の運転が荒く、普通の街中で体感だが80キロくらい出ていた気がする。よく事故を起こさないなと思うような運転だった。
が、こんなバスの運転など序ノ口だったということを、翌日身をもって経験せられることになろうとは、この時は知る由もなかった。

バスは15分程でプサン・キョンナム競馬場に到着。ついに韓国競馬の開始となる。1レースが11時半だったので、カジノに行かなければ間に合っていたのだが、カジノで勝ったおかげでそんな後悔は微塵も感じない。
韓国の競馬場は周りや内馬場が公園になっており、「レッツランパーク」という名称がついている。スタンドには開業12周年というような幕も飾られており、入場ゲートからスタンドまでの間も遊具や馬のオブジェがあったりして少し遠い。
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入場料2000ウォンを払って内部へ。
家族連れでにぎわう公園、ピクニック気分で馬を見る空間、なんて雰囲気もあるのでは?日本の地方競馬の様子を想像して来たのは違うのか?なんて想像しながら、城壁を登りいよいよ敵の本丸、スタンド内部へ。するとそこは・・・
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安心してください。競馬場ですよ。(とにかく明るい安村のトーンで)

新聞で席取りをして、椅子に座ってオッズの表示されるモニターを眺める人達。
「よし、日本と何も変わらない競馬場だ!」(歓喜)
違うところといえば、新しくきれいな競馬場なので、意外にも馬券もマークシートが床や机の上にはほとんど散らばっておらず、そのあたりのマナーがいい。あと階段に座ってラジオを聞くオッサンもいない。いつも思うが、日本の競馬場に必ずいる、階段に陣取るオッサンは一体なぜあそこにいるのだろう。野球場内のレストランでテレビを見ながら試合を見ているオッサンとか。それだったら家でいいだろ。

話を戻す。
韓国は、家族連れでにぎわう雰囲気はむしろJRAより希薄で、日本の地方競馬的なイメージが強い。競馬を賭けの対象としか見ていないのか、近くでレースやパドックを見ようという人も少なく、スタンド内のオッズの見やすいところでモニターとにらめっこという人が圧倒的に多い。写真撮影なんかしている人は当然他にはおらず、カメラを持ち歩いて競馬場にいる自分が、想像とは逆方向で完全に浮いていた。とくに、韓国の前に行った競馬場が門別だったので、客の雰囲気の落差はかなり大きい。大魔神佐々木やパイオニア野茂のフォークと良い勝負の落差。
そして、特に大レースに思い入れがあるわけでもなさそうで、1レースから最終レースまで売り上げ額はあまり変動しないし、観客の数も変化しない。ほとんどの客は1レースの始まる前から競馬場に来ており、最終レースまで居続ける。なので、1レース開始2時間以上前からシャトルバスが走っている。大井ですら開門30分前だというのに。

また、他場開催も合わせて、とにかく全部参加するのが当たり前のような雰囲気。競馬場ごとのレース間隔はたいてい50分で、いつも2場開催なので合わせると25分に1レースがあり、25分に1回、歓声が上がる。いや、歓声というか、悲鳴というか、何を叫んでいるのか分からないのだが。

さて、本題の競馬だが、韓国の競馬はダートのみ。そして、日本人が一番戸惑うのはおそらく帽子だろう。1から10番枠までが、白、黄、赤、黒、青、緑、茶、桃、紫、水色、11番以降は水色と1の位の数字の色との縞模様。つまり11番なら水色と白、12番なら水色と黄の縞模様。1枠が白なのに、2枠でいきなり黄なのだから、初めて見たときは戸惑いしかない。居酒屋で最初はやっぱりサラダだなと思っていたら、次にお茶漬けが来たような感じ。ついでに、7枠が橙のようだが、かなり色がくすんでいてどっちかと言えば茶。予備知識無しだったので、最初見たときはヨーロッパと同じで勝負服ごとの帽子かと思ってしまった。

プサン・キョンナム競馬場は直線は400mほどあり、かなり広い。その割に差しは全く決まらず前残りだらけになる。しかも、騎手が下手なのか、4コーナーで常に外に膨れて、最後の直線はかなり内外に広がる。せいぜい12頭くらいのレースで、前が詰まる心配もないのにとにかく外に広がる。ここなら福永も安心。
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それ以外に、このプサン・キョンナム競馬場について特筆すべきはそのコース形態。基本的には短距離戦で、向こう正面からスタートして半周でゴールの形なのだが、1800m戦が面白く、日本でいう障害コースのような回り方をする。スタンド前の内側のコースからスタートして、4コーナーで外側のコースに出て再び直線にやってくる。しかも、1周目の内側のコースというのは、ターフビジョンの後ろ側に1、2コーナーがあるので、一度視界から消える。なんでこんな作りにしたのか、本当に謎なコース形態。こうすることのメリットと言えば、内回りからスタートして最後は外回りに出すため、スタート地点に戻ってくることがなく、レース中にゲートを移動させなくて良いことくらいか。
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あとは、レッツランパークと名乗るだけあって、内馬場に公園のような空間があるのだが、金曜ということもあってかほとんど人がいなかった。この内馬場が充実しているせいで、向こう正面のレースを肉眼で確認するのはほぼ不可能。スタンドの中からもあまり見えないというのはイマイチなところ。
そんな内馬場には、謎のイルミネーション地下空間もあった。
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さて、馬券のほうに話を移す。
韓国も、日本と同じで馬券の発売単位は100から。ギャンブル依存症を防ぐためとかの目的なのか分からないが、とにかく100からである。だが、馬券を買っているオッサン達を見ても、100単位で買っている人は見つけられなかった。
分かりにくく書いたが、何が言いたいかというと、韓国の通貨100ウォン、つまり日本円の約10円から買えてしまう。馬連5頭ボックスで100円。遊びとしてのコスパが良すぎる。絶対カイジは手を出さない。

馬券を買うには、あらかじめ有人窓口で現金をバウチャーに変えておき、バウチャーと投票用紙を順番に機械に突っ込めば買える。当たった馬券は、機械に突っ込めばバウチャーになるし、有人窓口に渡せば現金になる。面倒なことにバウチャーは現金化できないそうなので、バウチャーを手元に残して終わらないように毎日調整が必要だった。
ちなみに、窓口のおばちゃんは毎回丁寧に何かしゃべってくれるが、もちろん韓国語なので何を言っているかさっぱりわからない。「いらっしゃいませ」、「投票券をお受け取りください」、「画面に物が触れていませんか?」的な定型句だったのだろう。
ただ、一度だけ何か質問されたが、「分からないよ」というようなジェスチャーをすると、おばちゃんも、「まあいいや」的な感じだった。スーパーで1903円とかの支払いの時に2000円を出したら、3円ありますか?と聞かれるようなものだと思っておいた。競馬場なのだから肝心なのは金だ。

馬券勝負は、到着後の3レースからスタート。
この韓国の競馬では目標にしていたことがある。それは、万馬券を取るということ。
「なんと壮大な目標、日本でもなかなか達成できないのに、それを海外で!」
というわけではない。数字のトリックと言うべきだろうか。
万馬券と言っても万円馬券ではない。万ウォン馬券、つまり千円馬券。「海外で万馬券を取った」と言いたいがためだけの目標である。

簡単そうに見える。しかし、海外の競馬なんて予想材料も少ないし、プラス収支になんてなるわけがないという気持ちと、この最小賭け金100ウォンのおかげで、数百ウォン単位の賭け金での多点買いという、日本ではできない遊び方を楽しんでしまう。こうなると結局、日本と同じ100倍近い配当を当てなければいけなくなる。100円を1000円にするのはそれなりにできるが、10円を1000円にするのは、日本で100円を1万円にするのと同じ難易度になってしまう。

とは言っても、韓国競馬の公式ホームページで、木曜に出る出馬表を印刷して行ったため、ハングルで全く分からない新聞を解読する必要はなく、それなりに予想材料があるなかで万馬券を目指せるのは微かながらも光が見えてくる。
そして、万馬券を意識して、途中からはオッズとにらめっこしながら買い目ごとに払い戻し額が1万ウォンを超えるように賭け金を調整する方法を取る。これなら、例えば8倍の馬券を1300ウォン買えばいいわけだし、50倍なら200ウォンでいい。色々な券種を買うとややこしくなるので、券種は馬連に絞る。

ただ、ここに面倒なことがあった。韓国はおそらく現地での発売がほとんどで、先に書いたように他場開催も合わせてとにかく全部参加する雰囲気なので、まずオッズが表示されるのは他場の前レースが終わってから。つまりレース開始20分程前からしか表示されない。
さらに、他の人たちは、当然前のレースが終わってから予想を始めて賭けるので、レース前20分程で売上額が100倍程に増え、オッズがそこで大変動する。

そうして韓国競馬の状況を少しずつ理解しながら迎えた7レース、ついに歓喜の時が。なかなかの穴馬券で、馬連を的中させる。その配当は51.9倍。
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これは来たぞ!、と思いながら馬券を見直すと・・・
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100ウォンしか買ってない・・・。

ということで、馬券を当てはしたものの目標達成はならず。この先最終10レースまで勝負をしたが、万馬券は取れず、翌日以降にお預けになった。

ちなみに競馬場内での食事は、言葉を発する必要のないコンビニにしようかと思ったが、唯一英語表記のメニューが外に掲示されていたフードコートに行って、チゲ鍋的な物を食べた。韓国のフードコートは、ソウル駅でも朝にビビンパを食べたが、どの店の料理を注文するにしても入口でまず注文、支払い。そこで受付番号をもらって、それぞれの店のカウンターに番号が表示されるのを待って料理を受け取る、日本の銀行と同じ形式になっている。

帰りはたくさんあるシャトルバスのどれに乗ればいいか分からなかったが、運転手に「ハダン?」と聞いて頷いてくれたものに乗った。渋滞で45分かかったがハダン駅に着き、地下鉄でプサン駅に戻る。そして、おそらく日本人が宿泊するのに最も安心できるであろうホテルに泊まった。
そのホテルの名は、東横イン。
まさか人生初の東横インがプサンになろうとは思ってもいなかった。
ホテルで安心したのは、韓国ではテレビのチャンネルが異常に多く、その中にはNHK WORLDもあるので、ホテル内でテレビを見てくつろげるのはありがたかった。


さて、この超濃密な内容が、まだ1日目。
続く2日目の目的は、チェジュ競馬場。

プサンからチェジュは、過密スケジュールを攻め抜くのであれば夜行フェリーという手もあるが、前日が深夜便の飛行機で入国しているため、珍しく体調を考慮して、朝10時発というかなり平凡な時間帯で、しかも他に寄り道もしないおとなしいスケジュール。
この日は競馬しかしないということで、普段の過密スケジュールからすると休憩のようなもの。タッチデュールのレースが中2週なら楽なローテーションと思うようなもの。

プサン駅から地下鉄の乗り換えを2回挟んで、金海国際空港に行き、韓国国内線の飛行機で済州国際空港へ。到着は11時10分。
久々にLCCではないちゃんとした飛行機に乗ったが、別に奮発したわけではなく、韓国国内線はLCCとほとんど料金が変わらず8000円程度だったから。鉄道だけでなく、韓国は交通料金が非常に安い。
そんなことで気分良く久々にちゃんとした飛行機に乗り、機内ではタダで飲めるジュースも楽しむ貧乏人根性をむき出しにしていたのだが、さすがは韓国国内線。乗客マナーの悪さが半端ない。シートベルト着用サインを無視して歩き回る人がいるのには驚いた。
韓国は地下鉄でもそういった交通マナーの悪さは気になった。電車内で電話は当たり前。もっと驚いたのは、イヤフォンなしに普通にスマホから音を出して動画再生をしている人がいたこと。

話を戻す。
済州国際空港到着後、チェジュ競馬場へのアクセスは、バスで市外バスターミナルに向かいバスを乗り換えて競馬場に向かう方法があるらしい。しかし、ハングル文字で書かれたバスの表示は読めないから乗るバスが分からず途方に暮れるだろうし、仮にちゃんとバスに乗れたとしても時間がかかることから、奮発して人生初の1人タクシーに。と言っても、やはり交通料金は安いから選んだ方法で、タクシーは約16キロの距離ながら13500ウォン、1300円程度だった。

さて、このタクシー。韓国の車の運転が荒いことはプサンのバスの時にちらっと書いたが、このタクシーこそが一番の問題児だった。思い出せるだけでも列挙すると、
・道が開けばエンジン全開
・市内でも時速100キロ超え
・信号が赤から青に変わる前に動き出すのは当然
・なんなら赤の間にも行ってしまう
・前に車がいるとサイドミラーに映るように煽る
・車の隙間を縫って車線を好き勝手移動して追い越し
・ウインカーは出さない
・隙あらば交差点の右左折は信号無視
・左折、右折専用レーンを使って直進で追い越し
・車が来なければ対向車線を爆走しての追い越し
・赤信号回避のためにガソリンスタンドをすり抜け
・ハザードランプの使い方は「間に入れてもらってありがとう」ではなく「今から突っ込むから道開けろ!」
といったところ。市内で体験できる壮絶アトラクション。
最後のものが一番強烈に記憶に残っており、明らかに赤信号に変わるタイミングで交差点に突っ込む時に、ハザードランプを出して80キロで突っ込み、急ブレーキで左折して行った。
運転手の問題なのか思ったが、そうではなく周りもタクシーであれば同じような運転をしているし、帰りのタクシーも同じような運転だった。とにかく、タクシーは危険である。が、それ以上に楽しくて仕方なかった。

運転が荒いおかげで、思っていたより早く競馬場に着くことができた。乗車時間は20分ほど。チェジュ競馬場に着いたのは11時50分。ここからついに2日目の競馬がスタートする。


さて、長くなったのでこのあたりでいったん区切りを。前編を終了して、続きは韓国競馬観戦記・後編で。
posted by ナイト at 16:48| Comment(0) | 競馬観戦記 | 更新情報をチェックする

2017年08月21日

競馬場めぐり4

ついに4回目になりました。競馬場めぐりの記録です。
過去の記事のリンクはこちら。

競馬場めぐり1
競馬場めぐり2
香港国際競走&タイパ競馬(マカオ)観戦記
競馬場めぐり3

競馬場めぐり3で、残すはあと5場となっていました。今回はその残り5場、と言いたいところですが、もったいぶっています。ただ、競馬場めぐり3で書いた荒尾のようなおまけもあります。

21.5、高崎・・・2017/3/11(BAOO)
22、函館・・・2017/7/16(函館記念)
23、札幌・・・2017/8/13(エルムS)
24、帯広・・・2017/8/14(月曜ナイター)
25、門別・・・2017/8/17(ブリーダーズGC)


廃止になった高崎競馬場跡地を挟んで、一夏で怒濤の北海道4場訪問です。それでは順番に行きましょう。


21.5 高崎競馬場跡地
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春の青春18きっぷ旅行で、3月に榛名神社を観光した後、高崎競馬場跡地へ。高崎駅から徒歩10分。どうして廃止になってしまったのかというほど抜群にアクセスの良い市街地。競馬場らしくない立地だった。
競馬場はというと、かろうじてコース、ゴール板は残っていたものの、スタンド等はほぼ取り壊されて絶賛工事中。馬券もJRAの発売はしておらず、BAOO高崎として地方競馬のみの発売。この発売所も非常に狭く、小さなウインズのワンフロア程度の規模しかなく、しかも建物の外壁に看板なども全くなかったため、最初は本当に営業しているのかと不安になったほど。
馬券のほうは、滞在できる時間が1時間もなかったため、到着後次のレース、帯広競馬場の大本命の複勝をトリガミで取っただけだが、一応はノルマ達成となった。


22 函館競馬場
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7月の3連休を利用して函館旅行に。北海道となるといつものように鈍行列車というわけにもいかず、飛行機で行き新幹線で帰るスケジュール。
函館競馬場は函館駅から路面電車で1本。しかも最寄り駅出口から入場口までの距離が小倉に次ぐ2番目に近い競馬場ということで、アクセスは素晴らしい。駅と言っても路面電車の駅でホームが道路の真ん中にあるので、距離は近くても信号待ちを挟むのだが、路面電車なので駅自体が小さく、電車のドアから競馬場入場口までの距離で見れば小倉といい勝負かもしれない。
競馬場に入る前に面白いのは、入場口の横がガラス張りで外からパドックが見えるようになっていること。馬と騎手を見たいだけなら外からでも十分に見ることができる。
競馬場自体は規模が小さくあっという間に全体を見て回ることができる。そして小倉同様にスタンドとコースやウイナーズサークルなどの距離が近く、検量室なども見える。そのコンパクトさこそが函館の見どころだろう。パドックとコースを繋ぐ本場馬入場までの通路が他の競馬場のように地下をくぐることなく地方競馬場のように地上で繋がれており、その横を同じように観客が通れるのもいいところ。ただそのコンパクトさゆえか、トイレや無料のお茶の場所が少ないのは、スタンドがキレイで新しいだけにもったいない欠点だと思った。
あとは、屋内の座席はコース側ではなくパドック側にあるのは特徴的。もちろんコース側にも屋外に座席が並んでいるが、パドックを見るための座席というのはなかなか他の競馬場には用意されていない。
行ったのは函館記念の日。函館で1番多く人が入りそうな日でもスペースは余裕があった。雨が降っていたせいかもしれないが、ゴール前でカメラを構えて場所取りする人も少なく、メインの函館記念はゴール板前最前列を陣取れたほど。
馬券は、函館は少頭数のレースが多くノルマを達成するのは容易だったが、メインの函館記念は全くダメ。ただ、最終で挽回して去年の小倉に続いてプラスで終えることができた。


23 札幌競馬場
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8月の夏休みを利用して、6泊7日の壮大な北海道旅行。初日は飛行機で成田から新千歳へ行き、電車で札幌へ。この日から、北海道&東日本パスという、JR北海道やJR東日本の鈍行列車に7日間乗り放題のきっぷを使った旅がスタートした。その翌日、旅行2日目に札幌競馬場に。これで中央の10場制覇となった。
札幌競馬場は札幌駅の隣の桑園駅が最寄り駅。そこから競馬場へは歩いても15分程度だとは思うが、無料のシャトルバスの本数が多くアクセスは便利。競馬場自体は函館とかなり似た雰囲気で、全体的にコンパクト。パドックとコースを繋ぐ本場馬入場までの通路の横を人が通れるようになっているのも同じ。ただ、それ以外に人がパドックとコースを行き来するための通路が少なく動線がちゃんと確保されていないうえ、函館よりも人が多いので混雑して不便。
また、札幌は函館と同じようにスタンドの前は芝生になっているのだが、函館や他の競馬場と比べると競馬に全力な人が少なく家族連れなどが多いため、レジャーシートを広げて場所を確保している人が多く、動ける場所が限られてしまうことも狭さを感じる要因の一つ。
特徴的なのは、スタンドの半分くらいは2階が屋上席になっていて、屋上からレースが見れて気持ちがいい。ただ、雨や猛暑の日は使い物にならないだろう。函館もそうだったが、JRAはスタンド改修の時にできるだけ費用削減をしたかったのだろうという意図が見えてくる。
あとは札幌は内馬場にも入れて、その入り口がターフビジョン正面付近に2か所あるので他の競馬場よりも内馬場の入口が分かりやすい。そのターフビジョンは、ゴールまで150mあたりのところにある。他の競馬場ではたいてい50から100mくらいのところにあるので、他と比べてゴール前とターフビジョン前、人の密集する場所が分散されている。
予想の方は散々。当たらなくはなかったのだが、当たったレースは買い目の中で一番安いものしか当たらずトリガミばかりだった。
また、おそらく札幌競馬場だけだと思うが、競馬場入場券の回数券を買うと、その年内に使える無料入場券が3枚付いてくるのがオトク。1000円で実質11回分の入場券が手に入るので、入場料が200円の競馬場によく行く場合は、これを買わない手はないだろう。ローカル競馬場は入場料が100円なので普通は回数券を使うと損だが、無料入場券3枚を年内に使い切れるのであれば普通に入場券を買うより安く入れる。


24 帯広競馬場
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札幌競馬場に行った日の夜は、夜行バスで釧路へ。そこから例のごとく鈍行列車で帯広へ。札幌から帯広への鈍行移動は列車の乗り継ぎが悪いため、時間を余すことなく使うために夜行バスで帯広を通り越して釧路まで行き、日中に帯広へと引き返すスケジュール。
帯広競馬場の駐車場と入場門の間、競馬場の敷地の一部はレストランや地元の物産館があり、観光客や家族連れで賑わっていた。帯広競馬場は観光ガイドブックにもよく載っているため、競馬場内も観光客が多く、初心者用のブースや説明の展示が多めに用意されていた。実際、マークシートの書き方が分からず困っている人も多くいた。ただし、観光客や家族連れしかいないのかなと思いながら2階に上がってみると、そこはいつもの地方競馬場感あふれる、おっさん、じいさんの溜まり場だった。
帯広競馬場へのアクセスは帯広駅から歩いても20分程度なのでまずまず。帰りはシャトルバスを使ったが、旅館などで使われるマイクロバスで人数制限があるうえに1日2便しかないのが難点。
レースはばんえい競馬なので他と違うのは当然として、レース前後の動きも色々と違うのが面白い。パドックがスタンドとコースの間、ゴール板の正面付近にあるが、パドックの周回時間はやけに短い。サラブレッドよりもおとなしいためか、騎手が乗っているだけで厩務員が引かずに周回している馬もいる。
その後、本馬場入場はコースとスタンドの間に専用に設けられた一本道をレースと逆方向に真っ直ぐ歩いて行く。そしてスタートゲートの後方では輪乗りはせずに馬房のようなところで待機しているし、騎手は馬から降りている。
レースの間にコースは整備されるのだが、機械だけでなく、野球場のようにいわゆるトンボがけで人力でも整備をされていた。それに整備している人も私服だった。
レースのスタートも、ゲートを移動させる必要がないので固定されており、ゲートを引く車も無い。そのためスターターは、昇降機のようなものではなく海水浴場の監視台のような階段梯子で昇り降りをしていた。
着順掲示板は、電光掲示板なのだが馬場の含水率の表示だけは地方球場のスコアボードのように数字をはめ込むタイプだった。パドックには出馬表や馬体重の増減表もなく、マカオの競馬場に似た感じで、全体的に低予算で最低限の設備しかない印象だった。
と、色々他との違いを感じることはできるが、何より面白いのはレースであり、現地観戦でこその魅力が多く、このために北海道に来る価値があると感じた。
馬券は、せっかくなので当てるためだけの複勝はやめて3レースほど勝負してみるも全く当たる気配がしなかったので、予想を諦めて番号買いを試してみることに。前日からよく馬券に絡んでいて気になっていた2番と7番のうち、7番を選んでみると、その番号買い一発目のレースで見事に7番が来て4000円超えの配当。この一発のおかげでプラス収支で終えることができた。
ちなみに、そのレースの3着は2番でこれも穴馬だったし、次のレースの2、3着も7番、2番で、やたらと前半戦は番号に偏りが出ていた。
最後に、過去の名残で帯広競馬場には今も周回コースの敷地が残っている。地図で帯広駅からの道を調べた時も当たり前のように競馬場の形だと感じていたが、ばんえい競馬なら直線さえあれば競馬場として成り立つはずで、いずれその形もなくなるかもしれない。実際、周回コース内部はゴルフの打ちっぱなし場やサッカーのグラウンドとなっていた。


25 門別競馬場
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帯広競馬場に行った後は、観光をしながら鈍行で札幌に戻り、3日後の木曜日、ブリーダーズGCの日に門別競馬場でナイターの交流重賞を初めて現地観戦。門別競馬場は人の少ない日高地方にあるため、地元民が車で来るしかない立地なのだが、最悪すぎる立地のため札幌から1時間半かけて無料送迎バスのサービスがあるので、逆にアクセスがいい。だが、1日1往復でしかも予約制なので、時間の融通は効かない。
日本で1番新しい競馬場、門別。そのスタンドの収容人数はたったの1300人。大きなレースがあれば、地方競馬場なら13000人、東京競馬場なら130000人ほどの入場者数を記録することを考えれば、門別の少なさは圧倒的。それもそのはずで、周りに何もないので観客の入りは全く期待されていない。指定席もないうえ、最近は入場料もなく入場収入は存在しない。
パドックや普通席ではそこらじゅうで馬主関係者やその友達と思われる人たちが会話をしていて、身内の集まる場所のようになっている。そんな場所なので、馬主席も普通席の横に用意されているし、馬主席にいる人もスーツを着ているわけではなく普通の観客と変わりない格好で競馬場に来ている。
スタンドは横並びで2つあり、ゴールから離れた側の新しいスタンドのほうが混雑していた。ゴールから離れた側が混雑するのは珍しいが、こちらのほうが中に大きなスクリーンや食堂があるためだろう。
特徴的なのは、パドックで騎手が乗るための止まれの号令の代わりに、音楽が鳴ること。また、パドックのスクリーンも4頭ごとに馬体重の表示が映るだけのもの。メインのターフビジョンも常設のものではなく、屋外イベントなどで使われるような車の荷台にスクリーンが搭載してあるものを使っている。
レースは他の地方競馬場よりも砂が深くスピードに乗りにくいせいか、切れる脚を使う馬がいない。スピードに乗らないため、4コーナーでまくるような馬がいてもなかなか前に取り付けない。さらに、門別は広い競馬場でコーナーもきつくないのに、騎手の腕の問題なのか外に膨れながらコーナーを回ってくるので、直線が長くてもなかなか差しが届かない。ゴール前になってようやく届くか届かないかというようなレースになるし、その差し馬と言っても、いい末脚を使っているのではなく他の馬と比べてバテていないだけ。
馬券の方はボロボロ。12レースやって1レースしか当たらなかった。バスの時間の関係で12レース全部できるからと、支出を減らすために点数を絞ったところ、捨てた買い目が来る裏目裏目の展開に。結局絞ることを諦めて6点買いにしたところでようやく当たっただけで、いつも以上に下手を打ち続けた1日だった。
悲しいのは、勝とうが負けようが帰りも1時間半バスに揺られて札幌まで帰らなければならず、このバスは負けのストレスが余計に溜まるものだった。


さて、去年の夏は福島、新潟、佐賀、小倉を回り、さらに今年は冬の水沢を挟んで夏に北海道の4つを回ったことで、2年続けて夏競馬期間中に一気に未訪問競馬場を消化していったわけです。
夏は日照時間が長いこと、身軽な服装で動き回れること、青春18きっぷを使える期間が長いこと、そして何よりお盆の休暇があることから、他の季節に比べて行動量が跳ね上がります。
そしてついに、未訪問競馬場もあと1つ。わざわざもったいぶって1つ残した状態で今回更新したからには、最後の1つは単独で取り上げるにふさわしい、内容のある日を選んで行く予定にしています。
なんとしてもその予定が狂うことなく、今年中に全競馬場訪問を達成したいものです。
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2017年02月20日

競馬場めぐり3

一段落ついた時にまとめている、競馬場めぐりの記録です。
過去の記事のリンクはこちら。

競馬場めぐり1
競馬場めぐり2
香港国際競走&タイパ競馬(マカオ)観戦記

競馬場めぐり2では、中央競馬の福島、新潟と夏競馬の遠征が続いていましたが、夏競馬の遠征はそれだけでは終わっていませんでした。競馬場めぐり2の後は香港とマカオの観戦記をアップしましたが、実際はその前に、他の競馬場にも行っていました。
さらに、今年に入ってもその勢いは止まっていません。新たに行った競馬場と、その日は以下の通りです。

17、佐賀・・・2016/9/3(土曜)
17.5、荒尾・・・2016/9/4(J-PLACE)
18、小倉・・・2016/9/4(小倉2歳S)
(19、タイパ・・・2016/12/10)
(20、沙田・・・2016/12/11)
21、水沢・・・2017/1/8(日曜)


それでは、詳しい内容を1つずつ書いていきます。


17 佐賀競馬場
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青春18きっぷ旅行で、7月に福島、8月に新潟と回ったのに加えて、9月に九州へ。神戸からフェリーで門司へ。そこからいつものように青春18きっぷで佐賀へ。
地方の競馬場はアクセスが悪いところが多いが、今まで行った中でアクセスの悪さ1位はぶっちぎりで高知。駅から遠く、バスの本数もほとんどない。そして、この佐賀が今回堂々の2位にランクイン。鳥栖駅からのシャトルバスは1時間に1本。最寄りの肥前麓駅から歩いて30分だが、こちらは電車の本数が少なくどちらも非常に不便。その代わりと言っては何だが、高知もそうだったように車で来る地元民には優しい競馬場となっており、駐車場はとてつもなく広い。ここはイオンか何かかというくらいの広さ。
競馬場はというと、パドックの馬名表示が手書きであったり、給茶機ではなくおばちゃんがお茶を入れてくれる場所があったりと、地方らしさの漂う競馬場。そして、日本唯一パドックが右回りという競馬場でもあった。ちなみに金沢に続いて佐賀も内馬場に入れる。野球場と書かれていたが、当然野球をしている人はいない。
あと面白いのは、スタンド前のコースが目の前の位置に、椅子がポツンポツンと置かれているということ。2個ペアで合計10個だったが、デパートの屋上の休憩スペースとかにありそうな椅子が置かれていた。
レース自体は、やはり小回りということで前残り。今まで見たどの競馬場よりも前に行かなければ勝負にならないというコースだった。
今回はノルマの馬券的中は着いてすぐに達成。その後は足踏みしたが、メインレースが当たり大負けはせずに終われたので収支はマイナスでもまずまずの結果だった。


17.5 荒尾競馬場跡地
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翌日曜日の朝、佐賀を出て、太宰府天満宮にお参りした後に荒尾競馬場跡地に。現在はJ-PLACE荒尾、BAOO荒尾として、中央、地方競馬の馬券を発売している。と言っても、JRAはメインレースしか発売しておらず、オープンの10時に行って馬券だけ買って即座に移動したため滞在時間は20分ほど。
競馬場はコース、パドックなどはおそらく当時のまま残っており、荒地と化していた。スタンドは一部が馬券売り場になっていて、その他の場所は立ち入りできなくなっていた。
今後、跡地に病院建設などの話が出ているようで、有明海の隣という素晴らしい立地の競馬場はもう跡形もなくなってしまうのかもしれない。実際に行ってみてわかったことだが、荒尾駅から歩いて15分程度とアクセスはいいのだが、荒尾駅周辺は何もなく、熊本の中心部からも遠いため、これは潰れてもしょうがないなと納得できてしまった。
馬券のほうはJRAのメインレースを記念程度のつもりで買った馬券が当たったおかげで、荒尾でも馬券的中のノルマ達成となった。ちなみに、このJ-PLACEで買った馬券はWINSや競馬場では払戻しができず、J-PLACEでしか払戻しをできない。しかもJ-PLACE同士でも場所が違えば払戻しに少し時間がかかるという面倒なシステム。今回当たった馬券は、この九州旅行の帰り道に広島の福山駅で途中下車し、J-PLACE福山駅前で払戻しをした。


18 小倉競馬場
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J-PLACE荒尾は開門が10時で滞在時間は20分ほど。即座に引き返してギリギリで小倉方面への電車に乗り、13時すぎに小倉競馬場に到着。宿泊先の佐賀駅→太宰府天満宮→荒尾競馬場→小倉競馬場というスケジュールはかなり厳しかったが、それができてしまうほどこの小倉競馬場はアクセスがいい。
東京競馬場は最寄りの府中競馬正門前駅があり、改札を出ると目の前がもう競馬場の正門への道なので、このアクセスの良さに勝てるところはないと思っていたのだが、そんなことはなかった。小倉競馬場は、モノレールの競馬場前駅を降りると、競馬場への道というものをすっとばして、目の前がもう競馬場の入場口。写真の正面が駅の改札。右側が競馬場の入り口。回数券を持っていれば改札を出て10秒後には競馬場内に入れるという恐るべきアクセスの良さ。とは言っても、ローカル競馬場の入場料は100円なので、回数券を使うと損なのでその場で入場券を買うほうがいい。
それに加えて、小倉競馬場は全体的に馬との距離が近いのが素晴らしいと感じた。検量室やウィナーズサークル、パドック、コースと全て、観客席との距離が非常に近かった。それでいてスタンドやパドックなどのスタンド裏手側が、福島や新潟のローカル競馬場に比べて広いことも快適だった。
馬券のノルマは着いてすぐに達成。それに加えて、この日は他場の新潟記念を当てて久々にプラス収支で終え、いい気分で帰路に就くことができた。太宰府天満宮にお参りした効果があったのかもしれない。
これで、夏競馬の福島、新潟、小倉の3場を1年のうちに回ったが、どの競馬場も少しずつ雰囲気が違っており、個人的な好みは小倉、新潟、福島の順。小倉は騎手や馬との距離の近さを感じたし、新潟は何といっても直線1000mの迫力と、広い観客席や芝生エリアが魅力だった。福島は震災の影響で改修したのかどうかわからないがスタンドが非常にきれいで、広々としていたのが印象に残っている。
ちなみに、この青春18きっぷ九州旅行は、出発時にはちょうど台風が九州に来る予報で小倉開催が危ぶまれていたのだが、台風の速度が弱まり、全く影響を受けずに旅を終えることができた。


21 水沢競馬場
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2016年の年末にタイパ、香港で海外の競馬場を2つ行った後に、年明け早々に水沢競馬場へ。
2017年は、茨城県に転勤となったことから、3連休でも青春18きっぷを使って東北に行くことができるようになったため、引っ越して最初の休み、青春18きっぷが使える1月10日までを狙っていきなり水沢遠征を敢行。
水沢競馬場のアクセスは、水沢駅からの無料シャトルバスは高知競馬場同様に1往復だけ。駅からの有料のバスはあるものの、高知競馬場と似て最寄りのバス停から徒歩10分程度とのこと。ただ、水沢駅から徒歩でも30分弱なので、そこまでアクセスは不便ではない。電車の本数もそこそこ。金にモノを言わせるなら、新幹線の水沢江刺駅からタクシーという手段も使えるため、総合的に見て高知、佐賀に次ぐ3番目のアクセスの悪さに位置付けたい。結局、行きは徒歩、帰りはシャトルバスという、佐賀の時と全く同じ手段を選んだ。
ちなみに佐賀との共通点で言えば、パドックの出馬表は手書きだったし、内馬場があることも同じだった。
特徴的なのは、水沢競馬場周辺は競馬村になっているということ。駅から歩く道の途中にはボロボロの厩務員宿舎があったり、グーグルマップで調べたら厩舎名が出てきたりするほど。この立地だから、多少売り上げが落ちこんだりしても輸送費などがかからず存続できているのだろうと納得した。
競馬場はというと、寒さの厳しい岩手県ということもあって、真冬の開催はなく、この年明け最初の3連休が最終開催。寒さのせいか、どの馬も冬毛がすごい。
他にも寒さの影響か、快晴の日が続いていたように思ったが馬場は乾かず不良馬場。そのためなのかそれとも普段からなのかは分からないが、とにかく逃げ馬が残る。佐賀競馬は今まで見たどの競馬場よりも前残りが多いと書いたばかりだが、軽くそれを上回り、前残りというよりは逃げ残りがひどい競馬場だった。
また、同時にJRAのメインレースの馬券も発売しており、JRAのメインレースも見たいけど水沢のメインレースの発走も近づいているという贅沢を味わえる。そして寒さの厳しいこの真冬でも思いのほか人が多かった。
所属する馬の数が少ないのか、平場ではほぼすべての馬が連闘。大抵のレースが何度も対戦経験のある馬同士。それなら予想しやすいように思うのだが、意外にも本命決着とはならず、逃げ残りがひどいせいで人気馬が差し切れない場面が何度も見られた。
馬券は、5レースから参戦して2017年一発目のレースで的中しノルマは達成したものの、次のレース以降でプラス収支に戻ることはなかった。当て逃げしようにも帰りのシャトルバスは最終レース後の1本だけなので逃げようがなく、結局最終レースまでズルズルと負けを増やすことに。この日の午前中に平泉の世界遺産を訪問した効果に期待したが、太宰府天満宮のようにはならず、全くダメだった。前残りとわかっていながらそれを狙いきれない自分の弱さに腹が立って仕方なかった。


これで国内競馬場完全制覇まで残すはあと5場。北海道の4場と、盛岡です。2017年には、と意気込んでいます。
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2017年01月01日

香港国際競走&タイパ競馬(マカオ)観戦記

今年最初の記事は、久々の競馬観戦記。しかもタイトルの通り、ついに日本を飛び出し初の海外競馬観戦に行っていました。というか、海外旅行自体初めてです。
せっかくですので、今後日本から観戦に行く人のためになるような参考情報も加えて書きたいと思います。


出発は12月9日の金曜日。関西国際空港を21時半頃に出発し、香港国際空港に現地時間の1時頃に到着するスケジュール。安いLCC、ピーチを使って1万円ほどで香港に行けてしまうこの手軽さが嬉しい。
エアバスA320の窮屈な座席に我慢しながら約4時間のフライトで香港に到着。

到着した10日の土曜日は、マカオへ。目的は当然競馬。
香港で入国せず空港でそのままフェリーに乗り継いでマカオに行く方法もあるが、今回は一度香港で入国。朝5時50分頃の香港島行きの始発電車までひたすら空港で待つ。これまでの国内競馬場巡りの馬鹿なスケジュールと変わらず、海外到着早々の強行スケジュールには香港人もびっくりだろう。日本人のパワーを思い知ったか。と言ってもこの時間に空港で寝転がっているのは、同じように乗り継ぎや電車の時間を待つ外国人だらけなので、香港人が周りにいるのかどうか分からない。
ちなみに、バスは夜中も走っているうえに安いため、こちらのほうが便利。普通の人はこちらを利用するだろう。

夜中の香港空港では有料のラウンジを利用する手もあったものの、空港内をうろうろ探索。イスもたくさんあるのでそこで寝転がったりして時間をつぶす。周りは外国人だらけ。初の海外なので、スリや置き引きに遭うのではないかという警戒心ばかりでまともに安らげない。空港内で24時間営業なのはマクドナルドとセブンイレブンとスターバックスくらいで、他にゆっくりできる場所はない。
空港で待つ間に香港ドルに両替。両替は24時間できるため、あらかじめやってしまう。円安の影響で1000円が60.2香港ドルという苦しいレート。両替は親切な切り上げで、1000円が61香港ドルになる。そのためセコイ話をすると、10000円を1回で両替すると602香港ドルにしかならないが、1000円を10回両替すると、610香港ドルになる。ただ、後々分かることだが、空港で両替するのは全く得策ではなかった。

到着から5時間ほど空港で時間をつぶし、ようやく始発電車で香港駅へ。電車の本数は10分に1本程度で非常に便利。料金は片道100香港ドルだが、往復券なら片道90香港ドル。2~4人いればさらに安いグループ割が使える。2人でも片道85香港ドルなので、往復券よりも安い。
ちなみに、空港の駅は改札のようなものがないため、そのまま電車に乗れてしまう。駅員の対応も早朝はやっていないため、到着した香港駅の改札で係員に申告して、切符を買う必要がある。
30分もかからずに香港駅に到着。切符を買うのにはクレジットカードが使えた。もちろんだが、現地の両替よりもクレジットカードのほうが両替のレートは抜群に良い。
香港駅は高級ショッピングモールのようなビルの中に入っているものの、もちろんまだ朝の6時半ごろ。店は開いていない。そのため、香港に来たのに香港を完全に無視して、徒歩10分程度の上環にあるフェリーターミナルからマカオへ。
フェリーターミナルは、香港、マカオともフェリーターミナルはいくつかあるのだが、今回はこの上環のフェリーターミナルから、マカオのタイパ島にあるフェリーターミナルへ。フェリーは日中30分に1本程度で、24時間運航している。7時前に到着し、7時半のフェリーに乗ることに。値段は休日片道177香港ドル。一応マカオでは入国審査があるのが少し面倒だが、早朝なので人も少なく快適。事前に日本で予約もできるらしいが、金が無駄に高い。それにどの時間のフェリーに乗るかが読めないため、現地でチケットを購入。これもクレジットカードOK。
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結局、乗ってみて分かることだがタイパ行のフェリーターミナルはそこまで人もおらず、予約する必要もなかった。このフェリーを利用する人は、事前に準備するのであればチケットなんかより、エチケット袋と酔い止めを準備することをお勧めする。それくらいひどい揺れで、しかも指定席で甲板に出たりもできないため、船内で惨劇が繰り広げられる可能性もある。というか、実際帰りの船は惨劇だった。
席にエチケット袋が常備されていればいいのだが、ある席とない席があった。おそらく、前の便で客がゲロってしまい、その席に次の嘔吐袋が補充されなかったのだろう。
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フェリーで1時間、軽々とマカオへ到着。香港を目指した旅だったはずが、香港感を全く味わうことなく、朝8時半にすでにマカオに到着している狂気の沙汰のようなスケジュールに、普通の人はドン引きだろう。この無駄な行動力と体力をもっと別の機会に活かせばいいのにと自分でも思うのだが。
マカオのタイパ島にあるフェリーターミナルを降りると、マカオのホテル行の無料バスが出ているのでこれを利用。ここまで、せっかく両替した香港ドルの現金を一切使っていない。
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マカオにはカジノを中心にした富裕層の集まるホテルがこれでもかというほど立ち並んでいる。その中で、マカオのタイパ競馬場の最も近くにある、ギャラクシーマカオという巨大なホテル、ショッピングモール群に行くことに。そのホテルの規模が日本では考えられない。到着早々、来てはいけないところに来てしまった感が半端ない。この巨大なホテルはいったい何なのか。
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早朝なのでそもそも店が開いていないのだが、なんとか店を探して軽く食事をし、いざカジノへ。
と、そのカジノ、入り口からこの様子。ドレスコードも無しで、そこらのおっちゃんが入っているので問題ないと分かっていても、入るのに気が引ける。ただ挙動不審だったら警備員に止められかねないため、むしろ「大したことねーな」感を出しながら入ろうとしてみる。
ちなみにこの噴水、上下に動く。金かけすぎだろ。
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マカオは現地の通貨があるようだが、香港ドルもほぼ等価で流通している。むしろカジノは香港ドルしか使えない。もうここ、マカオじゃなくて香港。
ここで、カジノに挑戦する以前にカジノ内にある両替のレートを見て敗北を味わうことに。空港で十分なだけの現金を香港ドルに両替したのだが、空港よりもカジノのレートが圧倒的に良く、クレジットカードのレートと同等だった。空港とのレートの差は10%ほど。香港の街中にある銀行は手数料がとられるため香港の空港の両替所が割とお得という情報を事前に仕入れていたが、カジノのレートは情報不足だった。電車、フェリーともクレジットカードが使えたので、空港で両替をする必要が全くなかったことに到着早々打ちのめされる。

気を取り直してカジノに挑戦。機械に直接現金を投入して勝負。
と言っても、自称ギャンブルの才能、センス、運というものを一切持たない人間なので、その投入した香港ドルが、スロットで一瞬で溶け、他のゲームに切り替えるも結局合計320香港ドルを失う。

気持ちを切り替えてマカオのタイパ競馬場へ。競馬場自体はギャラクシーマカオのそばだが、入り口が裏側。しかもモノレールか何かの建設工事もあり、またマカオは車社会のようで歩道橋がなく、まともな歩く道が用意されていない。これぞマカオ、香港じゃない、と前言撤回しつつ歩いての移動はなかなか大変。歩道橋も横断歩道もないので、普通に車がバンバン行き交う道路を横切りながら、進んでいく。
ギャラクシーマカオから徒歩15分くらいでなんとか到着。
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タイパ競馬場は入場無料。規模的には地方競馬以下。廃れた競馬場で、客の数は日本の地方競馬以下。明らかにカジノに客を全て持っていかれている様子。銀座の街の中にウインズ銀座があるような、梅田の街の中にウインズ梅田があるような感じと言いたかったが、そんな素敵なものではない。カジノとは客層がはっきりと違うことが分かる。ただ、周りに何もなく太陽が明るいうえ、スクリーンだけは異様に大きいので、すごく明るくにぎやかなところに来た雰囲気に錯覚してしまう。騙されるな。
そして、なぜかスタンド前に普通に車が駐車されている。そこが駐車場なのか、なんなのかはよく分からないが、とにかくたくさん車が停まっていた。
ちなみに、スクリーンの奥に見えているのが、先ほどのカジノのホテル。競馬場の横にこの存在感。場違いだったのは自分ではなく、多分ホテルのほう。あの存在感、場違い。幼稚園児の中に曙が混ざってるようなもの。
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中でご飯でも食べようかと思っていたが、そんないい施設もない。おそらく有料席に行けばあるのだと思うが、無料のほうはただ馬券を買うだけ。ゴール前が有料席で、パドックを挟んでゴールから少し離れたところに無料席という立地も日本にはない分け方だった。
1レースの開始は14時だが、この日は同時にマレーシアの競馬も放映、馬券販売をしていた。マレーシアはどうやら午前中から競馬をしているようで、日本と同じように富裕層の集う場所には行けないような地元のオッサン達がWINS感覚で昼間っから競馬にいそしんでいた。
マークシートを見る限りでは、マレーシアに限らず、香港などの馬券も販売しているようだった。

マークシートの書き方は競馬場に貼ってあるためそれを見れば何とかなったが、新聞やレーシングプログラムのようなものを入手できず、競馬場に貼ってある出馬表とオッズだけを見ての予想となる。
馬券購入はすべて対人。機械なんてない。現地通貨と香港ドルとで受付が違うものの、ここでも香港ドルは問題なく使えた。
面白いのは、発走まで○分前のような表示があるのだが、馬券の締め切りはゲートが開いた瞬間。ゲートが開いた瞬間にベルが鳴り響き、馬券の販売が締め切られる。

この日は全部ダート戦。そんなダート競馬6レースで、馬券のほうは全敗。280香港ドルを払い戻しなく失い、失意のどん底に。もう競馬なんてしないなんて、言わないよ絶対。は真逆の意味だが、本当にマカオに来てまで競馬を辞めたくなる。今思い出しても気分が悪い。
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ちなみに、翌日に香港国際競走があるためか、絶対に誰もいないだろうと思っていた日本人が5組くらいいたことは驚きだった。

帰りはギャラクシーマカオまで歩き、またしても無料バスでフェリーターミナルへ戻り、フェリーで香港へ。行きと同じルートを戻る。

初の海外だというのに、その日のうちにすでに2回目の香港の入国審査。マカオと合わせて1日3度の入国審査。これで海外初日から入国審査マスター。と言っても、審査官は無言で、質問も何もされなかった。日本人は信用されているというのはどうやら本当らしい。先人の皆様、ありがとう。

ホテルに泊まって翌日。11日、日曜日は待望の香港国際競走の日。香港の電車の1日乗車券を買ってシャティン競馬場へ。
シャティン競馬場の最寄り駅は、分かりやすさの極み、「馬場駅」。しかも、馬場駅は競馬がある日しか電車が通らない路線となっており、馬場駅を通る電車は、駅の案内板も馬場駅経由と表示してくれるので間違える心配もない。
電車に乗ると日本と同じ。新聞片手に競馬場へと向かうオッサン達でごった返している。ちなみに、新聞はコンビニで売っているが、売っているのは一般紙でスポーツ新聞ではない。しかし、その一般紙に十分に競馬の情報が載っている。
駅を降りると、馬場駅というだけあって競馬場の入場ゲート直結。この日は入場すると帽子がもらえるサービスも。さらに嬉しいのは、外国人用の入場ゲートがあり、パスポートを見せると入場無料。

日本の競馬場と違うのは、席取りの意識が非常に低い。普段からそんなことをしなくても十分座れるからだろう。スタンドの座席はかなり多く、席に新聞を引いて席を取るような姿は全く見られなかった。そんな中、ゴール前の最前列、ラチ沿いで場所取りしていた人達はそれなりに人数がいた。これはおそらく日本の観光客。カメラを構えて、明らかに観光客ですというような荷物をゴール前に並べている、郷に入っても郷に従わない日本人達の並びだった。
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他には、レーシングプログラムが有料だったり、日本の競馬場ならどこにでもある、無料のお茶がなかったりという小さな差は感じたものの、他の競馬場の作りは同じ。お茶は日本を見習ってもらいたい。ただ逆にレーシングプログラムはかなりの情報量で、これは日本が真似をしてほしいと思った。過去の戦績や、予想コメントまで載っており、日本のスポーツ新聞レベル。これなら有料なのも納得できるという価値があり、日本のような競馬新聞も必要ない。

馬券の購入はマークシートで対人の窓口で買うか、専用のカードを作ってマークシートもいらないような機械で買うか。対人の窓口は20香港ドルから購入可能と窓口に書かれているため、1点の馬券なら20香港ドルが最低単位。2点以上の買い目なら10香港ドルから買えば問題ない。
機械で買うのは10香港ドルから買えるらしいという噂だったが、専用のカードの作り方が分からなかったので、全て対人窓口で買った。
また、日本にあるような高額払い戻しではなく、500香港ドル以上というような高額購入者用の窓口もあるのが面白い。さすがにその窓口は並ぶ人も少ないが、20香港ドルの最低単位窓口は日本のように列が伸びている。しかも対人窓口だし、慣れていない日本人っぽい人がマークシートの書き方を間違えたりと時間がかかる。
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また、カジノと同じように競馬場には通貨の両替所もあった。しかもここのレートがカジノに負けず劣らずの素晴らしいレート。競馬、カジノ目的で香港、マカオに来る人は、空港で両替なんて、絶対にすべきではないとアドバイスをしておきたい。

1レースは12時25分と日本より遅め。しかし4レースには香港ヴァーズが始まるということで、1レース開始時からかなりの混雑具合。そのため、日本の競馬場で昼休みにトークショーをやるような感じで、香港では1レースが始まる前に日本のジャニーズのような若いグループのライブをパドックでやっていたりと、かなりの賑わいを見せていた。
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それが終わるとついにレースに。
レースの流れは日本と変わらず。パドックが頭数揃わずバラバラに登場したりと、小さな差こそあれどほとんど変わらない。もちろん、日本と違って本馬場入場BGMやファンファーレのようなものはなく、マカオと同じく発売締め切りはゲートオープンの瞬間。

そういえば、競馬場内でずっと流れていた音声は、BGMではなくグリーンチャンネル的なものだった、はず。中国語なので何を言っているか分からないため確実ではないが、流れているおっさんの声のテンションでだいたいそんな感じだろうと。

メインとなるのはもちろん4、5レースの香港ヴァーズ、香港スプリントと、7、8レースの香港マイル、香港カップ。どのレースも変わらぬ盛り上がりだったが、特徴的なものとしては、全馬ゲートに収まってからゲートオープンまでの間に、まるで野球のピッチャーが投球モーションに入って投げるまでのような、徐々に大きくなる湧き上がる歓声があるということ。
香港ということでイギリスの影響を受けているのか、階段に座り込むジジババもいないし、新聞を敷いて地べたに座っている底辺感のあるファミリーもいない。日本と違って競馬場というものに品の良さを感じた。レース前のゲート入りや本馬場入場で大騒ぎする人もおらず、日本のように馬鹿みたいに大声で騒ぐ若者もいなかった。大々的に新聞広告にも載っていたくらいなのだから、国民的行事とまでは言わないまでも、そう言っても恥じないような位置づけに競馬があるのだろう。

初の香港競馬で、今後来るかも分からないということもあって、競馬場内では東奔西走。馬券を買うことそっちのけで、G1全レースでパドックとコースとの往復を繰り返し写真撮影をし続けることに。
最後の香港カップは、日本馬が勝ったこともあり、また次のレースがG1でないということから、表彰式もしっかり見ることができた。表彰式が終わった帰り際には、周りの人たちが写真撮影に夢中になっているところに、すかさずレーシングプログラムを差し出すことで、ムーア騎手にサインまでもらうことができた。
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日本ではファンファーレの生演奏のために吹奏楽の人たちが出てくることはあるものの香港ではファンファーレがない。しかし、表彰式での国歌演奏のために吹奏楽の人たちが出てきた。
日本馬が勝利した香港ヴァーズと香港カップの後は君が代も生演奏された。ということは、事前に出走馬がいる全ての国の国歌を練習していたのかと思うと頭が下がる。
ただ、君が代は半音か全音低かった。そこのアレンジはなんだったのか。

そんな中で買った馬券はというと、香港スプリントの馬連が当たった程度で、ここでも約300香港ドルを失う。マカオと合わせて回収率では20%程度。クソ、今思い出しても腹が立つ。
職場へのお土産のお菓子も、最低限の安い小さなものしか買えないほどに。
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そんな流れで、夕方までで10レース。10レースの頃には周りも暗くなって照明の灯が入る中での開催となった。
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と、こんな感じで観光なんてほとんどせずに競馬に特化した旅行だったが、せっかくの海外だからということで馬券の金額は増えるし、穴狙いが進むしということで、これまでにないほどの負け方。気分は最悪。
しかも、香港ヴァーズも香港カップも、日本馬が勝ったのに馬券を外しているので、せっかく日本馬が勝っても全く楽しくない。海外旅行で競馬なんて、せっかくの海外旅行が楽しくなくなる、気分を害する、不機嫌になる、というように何もいいことがなかった。


というような初海外の競馬でした。
馬券は散々な結果に終わり、結論として、競馬は早くやめた方がいい、海外に行ってまで競馬なんて馬鹿なことはやめた方がいいという思いが一杯になりました。

そうは言うものの、これまでの国内競馬場めぐりに加えて、海外の競馬場めぐりをしたいなあと感じながら、翌日月曜日の昼に日本に帰国しました。
帰りもLCC、香港エクスプレスで、機体はやっぱりエアバスA320。


最後に、G1に出走した全馬を意地で写真に収めましたが、その中から日本馬を中心にピックアップ。

香港カップ
クイーンズリング&エイシンヒカリ&モーリス
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ステファノス&ラブリーデイ
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パドック(武豊騎手)
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モーリス(直線独走)
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香港マイル
ロゴタイプ
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ネオリアリズム
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サトノアラジン
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香港スプリント
ビッグアーサー(パドック)
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レッドファルクス(パドック)
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ビッグアーサー(本馬場入場)
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レッドファルクス(本馬場入場)
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エアロヴェロシティ(ウイニングラン後)
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香港ヴァーズ
サトノクラウン
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ヌーヴォレコルト
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スマートレイアー
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サトノクラウン(ハイランドリールに並ぶ)
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2016年08月22日

競馬場めぐり2

今年の年初に、これまでの競馬場めぐりの記録のような記事をアップしました。
リンクを貼っておきます。

競馬場めぐり1

この時に書いた一言が、
「とりあえず、2016年は夏の新潟競馬を予定しています」
と言いながら、今年は有言実行の新潟競馬にとどまらず、他にも新たな競馬場に行っています。ということで、競馬場めぐりのパート2です。
行った競馬場と、その日は以下の通り。

12、名古屋・・・2016/2/15(平日)
13、高知・・・2016/3/13(日曜ナイター)
14、金沢・・・2016/4/3(日曜)
(9、川崎・・・2016/5/27(平日ナイター))
15、福島・・・2016/7/24(福島TVOP)
16、新潟・・・2016/8/7(レパードS)


競馬場めぐり1で、「青春18きっぷ」や「秋の乗り放題パス」など、JRの鈍行列車を軸として安く旅行することにもこだわっていることを書きました。それに「毎日王冠観戦後、宇都宮へ移動。翌日朝から日光で観光、夜には日比谷野外音楽堂でイベントに参加後、さらに移動して湘南に宿泊。火曜日の朝一で湘南を出発し、鈍行列車での帰宅途中に笠松で寄り道。」みたいな、無茶苦茶なスケジュールを書いていますが、「いかに安く旅をするか」、「時間を最大限使って行きたい場所は全部行く」というモットーがあるのです。
それを踏まえて、前回の続きを書きたいと思います。
今回も、自分のノルマとしている、行った競馬場での馬券的中の写真付きです。


12 名古屋競馬場
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草津温泉旅行の帰り道。新宿でレンタカーを朝に返して帰路に。小田急、JR東海休日乗り放題きっぷ、名鉄という、わずか新宿・名古屋間4500円の最安ルートを使用して名古屋まで移動し一泊。翌日名古屋競馬場で計7レース参戦。
名古屋競馬場は市街地からのバスや、名古屋駅からのモノレールと交通手段は十分整っている。見方を変えると、それだけ都会のど真ん中にあるような感じで、本当に普通の幹線道路沿いに競馬場があるような感じ。パドックの向こうはもう道路。
笠松同様、小回りコースで前残りが基本の競馬。ならば先行馬を狙えばいいだろうという話なのだが、追い込みが届かないだけであって、先行馬がバテることはよくあるので、人気馬があっさり失速というケースもよくあり、ほとんど当たらず、真冬の寒い競馬場で心も寒く凍え果てて帰る羽目に。
というのも、名古屋競馬場はスタンドがあると言っても投票所が並んでいるようなだけの場所が多く、ドアで仕切られた完全な屋内に入れる場所が少ないので、とにかく寒くて仕方なかった。
あと、これは中京に行った時も思ったことだが、名古屋の競馬場にいる人はかなりマナーが悪い気がする。よく中山はヤジがきついとか言われるが、それとはまた違うマナーの悪さが名古屋にはあると思う。


13 高知競馬場
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青春18きっぷを使って尾道観光の翌日、一度はやってみたかったしまなみ海道サイクリングで尾道から今治へ。青春18きっぷで今治からその日のうちに高松まで移動。翌日高松から高知へ。この区間は鈍行列車の本数が非常に少なく、高知駅に着いた時点で16時を過ぎており、JR四国の不便さを感じる。
高知駅からは徒歩15分→バス15分→徒歩10分というような道のり。バスも1時間に1本ほどなので、待ち時間も長い。基本は地元民が車で行く場所。周りには何もない。それが高知競馬場。高知駅からの直行バスは一応あるものの、往路が1レース前、復路が最終レース後の1日1往復のみ。
しかし、たどり着いてみると競馬場としての環境は今まで行った地方競馬場の中では大井に次ぐ素晴らしい環境に心踊った。当日は雨だったが、スタンドは全席屋根付きで雨には当たらないし、廃れている地方競馬場だと1階の一部分しか窓口が開いていなかったりするが、高知競馬場だと2階、3階など窓口が分散して開けられており、かつての経営難の面影はない。パドック、ターフビジョンとも見やすく新しいものが設置され、また音響環境は抜群に良くどの席にいても実況の声がクリアに聞き取れる。4コーナーの引き込み線のスタート地点まで行って観戦できる広さも素晴らしかった。
そうして気分よく競馬を楽しもうとしたのだが、馬券は当たらない。小回りなので基本は前残りで、さらには内枠の砂が深いので外有利。そう分かっていても、予想に反した馬が先行したりしてさっぱり当たらない。
そうこうしているうちに、高知競馬のどうしても許せない点を見つけてしまった。それが、マークシート。
高知競馬場のものは、他の競馬場とは、馬連・馬単や、三連複・三連単の配置が逆転している。そのため、三連複を買う時にいつもの癖で右から2つ目の券種をマークしたおかげで、2、3着固定の意味不明な三連単を買ってしまう大失敗を犯してしまった。これさえ間違えていなければプラス収支で帰れたのだが。最終の名物レース、一発逆転ファイナルレースも一発ノックアウトされ、高知駅から夜行バスで帰宅。
高知競馬場は、かつて大赤字で存続の危機にあったところから大回復したことがきっかけなのか、地域の住民との一体感があるように感じたし、日曜の開催が中心ということもあって家族連れもちょくちょく見かけ、何より客のマナーがすごくよかった。ちょうど黒船賞、藤田菜七子騎手も来る日の2日前の開催ということでそういう地元の人たちの会話もちらほら聞こえた。


14 金沢競馬場
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高知に行った時の青春18きっぷの余り2回分で1泊2日の北陸旅行で金沢競馬場へ。初日に金沢観光をすませ、2日目朝は高岡観光を済ませたのちに戻って金沢競馬場へ。シャトルバスが金沢駅から十分な本数が出ているので不便はない。
金沢競馬場自体は見どころは少ない。内馬場に入れるが、それを除けば行動できる範囲が非常に限られており、直線付近では観戦できるがコーナー付近には立ち入りできず、コース自体はそこまで狭くないのに狭さを感じる競馬場だった。日曜だしJRAの重賞も金沢競馬場で買えるということで入場者はそれなりに多かったことも、狭さを感じる一因だったのだろう。
競馬自体は、コースが広く紛れが少ないのか、名古屋や高知のような波乱は少なかった。前走好走した人気の先行馬が今回は直線でバテるというような姿は見られない。差し馬が今回はいきなり先行してみたとか、これまでイマイチだった追い込み馬が今回はいきなり追い込みを決めたりということもないし、馬券としては予想しやすく、ワイドで簡単にノルマ達成しただけでなく、珍しく買った枠連など、1点買いしかしなかったにもかかわらず4レースのうち3レース的中で、気分よく帰路についた。


川崎競馬場
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競馬場めぐり1で書いた時には、川崎競馬場は毎日王冠の日のウインズ開催でしか訪問していなかったため、横浜出張終わりに現地観戦。着いて最初が5頭立てが1頭取り消して4頭立てだったので簡単に当てることができた。
川崎競馬場は面白いことに、ターフビジョンが向こう正面のさらに奥にある。それだけ、超小回りコースで向こう正面までの距離が近いということ。そのため、向こう正面の様子を肉眼で見ることができるという他の競馬場にはない楽しさがある。
ちなみにこのときは、金曜に川崎競馬場で観戦したため、土曜に千葉マリンで野球観戦をして、日曜には東京競馬場でダービーも現地観戦してから帰った。


15 福島競馬場
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青春18きっぷで見に行けない競馬場は東京だけ。それは、「競馬場めぐり1」の記事でも紹介したように、18きっぷの使用期間と東京競馬の開催日が全く重なっていないため。ただ、東京は秋の乗り放題パスを使えば行ける日数が多いことを考えると、それよりも行きにくい競馬場がある。それは、夏の2日間しか18きっぷ使用期間と競馬開催日が重なっていない、函館と福島。そのうちの1つ、福島へ。
金曜日に東京へ。人生初の東北上陸を果たしたのが土曜。仙台で一泊した後に、日曜に福島競馬へ。
中央競馬といえば駅から直結の通路があったりするイメージを持っていただけに、普通の道路沿いにいきなり競馬場があるのは、まるで地方競馬場のような感覚になった。それは、上で書いた名古屋競馬場の感覚に近い。それに、パドックもスタンド裏側に、ベランダのような場所がありそこからしか見れないようになっており、屋外のスペースがほとんどなく非常に狭いこともまるで地方競馬場のようだった。ただ、スタンド内はきれいで、これは地方競馬とは雲泥の差だった。
馬券のほうはヨシトミ先生が特別レースを2連勝する異常事態に対して、両方を単勝で的中させる謎の適応力を見せただけ。最近は中央競馬でまともに馬券を当てたためしがない。
レース後には福島競馬最終週だったため馬場開放イベントがあり、福島の荒れ馬場を自らの足で踏みしめることができた。


16 新潟競馬場
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年初に宣言した新潟はようやくここで。お盆休みを利用しての青春18きっぷ長期旅行途中に。
土曜日に東京観光後大宮へ。翌日始発で新潟に。中央の競馬場では新潟はなかなかアクセスが悪い。新潟駅から20分に1本のバスで行くしかない。そのバスが20分くらいかかる。
福島競馬場は名古屋競馬場に似て道路沿いに他のお店のように競馬場が並んでいると書いたが、アクセスが悪い新潟競馬場はやはりアクセスが悪い同士で高知競馬場に似て駐車場が充実していた。
7月の福島は涼しいくらいの天気だったが、8月の新潟は猛暑。競馬なんてやってられるかという日差しの強さ。JRAは夏競馬なんて宣伝するよりも、涼しい建物の中でタダでお茶が飲めると宣伝したほうが人を集められるのではないかと思ったほど、暑くてたまらない。
福島と同じような扱いだと思っていた新潟だが、電光掲示板や券売機などは古い設備のままなのが気になった。福島は全体的にきれいで新しく見えたが、新潟はコースの広さが素晴らしいものの古い設備のままなところが目立った。
客席はそこそこ広く、スタンドが2つありゴールから遠い側は人が少なく快適だった。スタンドとコースとの距離が近く臨場感があり、またゴールから遠い所ではスタンドとコースの間に、他の競馬場よりもかなり広い芝生のスペースがあり、寝転んだりしながら見るのに快適な場所だった。
そして、臨場感と言えばやはり直線1000m。一瞬にして脚音とともに馬群が外ラチギリギリを走り抜ける。ただその姿が一度しか見られなかったのは残念でしかない。
馬券は5レースから参戦して全然当たらなかったので、ノルマの馬券的中が達成できなかったらもう一度新潟に来なければいけないのではないかと覚悟したほどだったが、なんとか特別レースでトリガミでも当てることができたのでよし。


さて、これで16場。残りは小倉・佐賀の九州2つに、盛岡・水沢の岩手2つ、そして最も遠い北海道の4つと、計8場。3分の2を制覇し残る3分の1も時間の問題と言いたいところですが、今住んでいる関西からは遠い場所しか残っていません。目標は、現在休止中の姫路競馬が2018年以降に再開の噂があるので、そのタイミングまでに他をすべて制覇し、最後に姫路で完全制覇としたいと考えています。
posted by ナイト at 14:44| Comment(0) | 競馬観戦記 | 更新情報をチェックする

2016年01月01日

競馬場めぐり1

ここ2、3年で、競馬場めぐりの旅行をしており、これまでに行った競馬場をここに記録します。
これまでに行った競馬場は、阪神、園田、京都、中京、東京、浦和、中山、船橋、川崎、笠松、大井。
気が付けば11場。とはいっても、その場所で競馬観戦をしたわけではなく、地方競馬場でのウインズ開催日に行ったというものもありますが、それもカウントして11場です。

また、初めて行った日付も、ほとんどが写真撮影の記録とその記憶から掘り出せます。

1、阪神・・・小学生のころ
2、園田・・・2008/11/3(JBC)
3、京都・・・2009/10/25(菊花賞)
4、中京・・・2013/3/24(高松宮記念)
5、東京・・・2013/11/10(武蔵野S)
6、浦和・・・2014/12/28(有馬記念当日のウインズ)
7、中山・・・2014/12/28(有馬記念)
8、船橋・・・2015/10/9(平日ナイター)
9、川崎・・・2015/10/11(毎日王冠当日のウインズ)
10、笠松・・・2015/10/13(平日)
11、大井・・・2015/11/5(平日ナイター)


園田、京都、中京、東京は過去に記事をアップしていますので、リンクを貼っておきます。

2 2008JBC観戦記
3 2009菊花賞観戦記
4 2013高松宮記念観戦記
5 2013武蔵野S観戦記

そして、目標としているのは、行った競馬場では馬券を当てて帰る、というもの。その記録として、当たり馬券を写真に撮ることにしています。
阪神、京都、園田あたりはいつでも行くので特に記録していませんが、浦和競馬場以降はその競馬場での初めての的中馬券を記録するようにしています。
ということで、今回はその記録をせっかくなのでアップしてみました。


6、7 浦和競馬場のウインズ&中山競馬場
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2014年末、青春18きっぷで関西→北陸→関東というルートで旅行した時のもの。前日夜は高崎に宿泊し、有馬記念の日は浦和→中山という2競馬場を巡る。
朝にウインズ浦和で馬券購入。ウインズ開催日でも駅からシャトルバスがあるのは便利で、利用者も多かった。その浦和競馬場で馬券を買って、昼に中山競馬場へ。
有馬記念は身の危険を感じるほどの人の多さ。あれはもう2度と行きたくないと思えるものだった。
ホープフルSの馬券を買ったはいいがスタンドから外に出られない。レースが終わって有馬記念のために外に出たはいいが、人の圧力が凄すぎて将棋倒しのような事故が起きかねない状況だった。
肝心の有馬記念はトゥザワールドを軸としたもののジェンティルドンナが来てしまったためハズレ。その代わりに最終レースで的中。


8 船橋競馬場
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2015年秋、関東4泊5日旅の初日となった金曜日。関空→成田→船橋というルートで訪問。成田観光を終え、船橋の1レースから参戦。
駅からは歩いて5分ほどの距離でアクセスは便利。ナイターなので開始が遅いが、競馬場のそばに商業施設的なものがあるので時間つぶしにはちょうどいい。また競馬場真横にはマクドナルドがあり、開場前に着いたので時間つぶしに寄ってみると、新聞を持った老人が多数スタンバイしていた。
(2016年、このマクドナルドが潰れたとのこと)
馬券のほうは、3連勝のあと5連敗。次馬券が当たったら帰る!と決めて勝負した9レースで400円超えの複勝的中で収支をプラスに戻して上機嫌で帰った。写真はその時のもの。
船橋の印象は、直線が長いので追い込みがよく決まる。あと、直線が長いということは、競馬場やスタンドが広いということ。なのでそれなりに人はいたのかもしれないが、人の多さは気にならなかった。


9 川崎競馬場のウインズ
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金曜日は船橋から少し移動して本八幡に泊まり、土曜日は東京ドームで野球観戦後、新宿で宿泊。そして日曜日は朝から川崎に移動。今回の旅行は秋なので青春18きっぷが使えないものの、秋の乗り放題パスが使える期間を選んで行ったため、移動はほぼJRの鈍行を利用。
川崎に着いて朝から早速競馬場に向かうが、道選択を誤ると危険。朝の客引きしかいない風俗街を抜けて競馬場に行く道を歩くのは少し怖かった。
着いて最初のレースで当てて目標達成したいと思っていたところで、京都といえばキングカメハメハ産駒ということを信じた結果、1レース目で一発的中して目標達成。川崎はこの1レースで終えて、気分よく川崎競馬場を離れ、東京競馬場へ向かった。


東京競馬場
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川崎競馬場で馬券的中の目標を達成したので、そのまま同じ日に毎日王冠を見に東京競馬場へ。
2013年の武蔵野Sで東京競馬場では観戦済みだったが、当たり馬券を写真で保存していなかったので、固いところで確実に的中させ記録を残す。
面白いことに、青春18きっぷ旅行で全国の競馬場を巡ろうとした場合に、絶対に現地観戦できないのがこの東京競馬場。なぜなら、18きっぷの使える期間と、東京競馬開催日は全く重なっていないから。しかし、今回は18きっぷより多少割高ながら、秋の乗り放題パスを使うことで人生2度目の東京競馬場にも行くことができた。


10 笠松競馬場
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毎日王冠観戦後、宇都宮へ移動。翌日朝から日光で観光、夜には日比谷野外音楽堂でライブ観戦後、さらに移動して湘南に宿泊という無茶苦茶すぎるスケジュール。そして火曜日は朝一で湘南を出発し、鈍行列車での帰宅途中に笠松で寄り道。昼間の合計6レース遊ぶ。
駅から競馬場までは、信号すらない道路を横切っていく、あまりの田舎っぷりにそろそろ潰れるのではないかと不安になったが、その道路にはきちんと警備員が交通整理していた。ウインズもそうだが、競馬関係の施設の周りは全国どこに行っても警備員による交通整理がしっかりしている。
今までは複勝で150円くらいを1点で狙う買い方をしていたが、笠松は8頭立てとかばかりで複勝だと平気で100円元返しになるので、三連複1点で勝負。到着後1レース目で即的中で気分よく目標達成。それより驚いたのは、笠松は地方競馬のなかでも馬券の紙質や印字など、他場と全く違ったということ。券売機も他場と違ったことに結構な驚きがあった。また、競馬場のパドックがコースの中にあり、騎手は待機室からパドックまでシャトルバスで運ばれてくるという、他の競馬場にはない面白さがあった。
レース自体は前残りの印象が強く、同じ小回りでも園田はまくりのイメージなのに対して笠松は先行でそのままのイメージが植え付けられた。


11 大井競馬場
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船橋、川崎、東京、笠松を一度に廻った4泊5日旅の3週間後、東京出張があったのでちょうどいい機会と、仕事終わりに立ち寄った大井競馬場。南関東は開催場所が頻繁に変わるわけだが、出張した日の開催が見事に残り1個の大井だったため、これを逃す手はなかった。
4レース終わって的中1回となかなか当たらなかったが、複勝1点勝負をやめてワイドの穴狙いに切り替えた途端に2000円超えのヒット。日帰り出張で大井から自宅へは4時間かかることから、ナイターも始まったばかりの19時前の時点で勝ち逃げ。
品川からすぐという立地に加えて競馬場の規模のためか、他の地方競馬場よりも客が多く、また設備もきれい。競馬場の門の目の前がバスターミナルになっており、無料のシャトルバスも複数の場所と繋がっていてアクセスも良く、中央競馬とも張り合えるほど整った競馬場だった。
レースとしては船橋のように広い競馬場なので差しも決まるのだが、船橋よりは先行有利な印象。あと船橋の時も思ったが、南関東の馬はそれほど力の差がないのか、2、3走前あたりに好走し、前走は凡走、そして今回人気落ちで好走のパターンが目立った。成績欄だけを見ると買えそうなのに人気を落としている馬を素直に買うと、それなりに好配当の馬券を取れるかもしれない。


さて、他にも行きたい競馬場はたくさんありますが、まずは中央の残る5場は行きたいです。
地方競馬場では、関西から行きやすいのは名古屋か金沢です。中京競馬場に以前日曜日に行った時は、その週の水曜日からずっと名古屋に泊まっていたので、せっかくなら名古屋競馬に行っておけばよかったと後悔しています。また、2014年の9月には旅行の途中に高知競馬場の真横を車で通ったことがあるので、これもその時に行けていれば、と少し後悔しています。

近いうちに競馬場全場訪問したいと思い、今後も競馬場を巡る旅行計画を立てようと思っています。
とりあえず、2016年は夏の新潟競馬を予定しています。
昨年は新たに4つも競馬場を巡りましたが、今年はどれだけ増やすことができるか、自分でも楽しみにしながら、これを仕事の励みにしていきたいと思っています。

それでは、今年もよろしくお願いいたします。
posted by ナイト at 14:38| Comment(2) | 競馬観戦記 | 更新情報をチェックする

2015年09月23日

シルバーウィーク全レース予想記

中央競馬の全レースを予想する。
そんな新聞記者のようなこと、続けることはできません。時間も気力もないですし。
でも、一日だけなら、あるいは一週だけならやってみたいと思いませんか?実際にやったことある方もいるのではないですか?

これは、そんな競馬ファンの究極の勝負、中央競馬全レース勝負に挑んだ、戦いの記録である。(プロジェクトX風に)


2014年12月。チャレンジCの行われる日の阪神競馬場の2階席に、私はいた。
阪神、中山、中京の3場開催、全36レース勝負に挑むため、朝早くから競馬場に乗り込んでいた。(プロジェクトX風に)

勝負は全て複勝1点、100円で勝負。(そうでもしないと、大損するため。)
目標は、複勝の控除率である80%。これを超えれば勝ち、超えなければ負けとなる。(いったい何と戦っているのか、そのルールはどこから生まれたのか。)


途中経過は全てすっ飛ばして、結果がこれ。

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36戦、16勝20敗。
的中金額2960円。回収率82.2%。
回収率80%超えを達成。見事に勝利で阪神競馬場を後にしたのだった。




しかし、中央競馬は毎週土日開催。土曜日の36レース勝負を終えても、翌日にはまた別の36レースがやってくる。
とは言っても、土曜日のレースを終えて帰宅後に日曜日の36レースを予想するのは無理がある。あらかじめ予想しておけば可能だったかもしれないが、この時はその準備ができていなかった。
それに、この時は初めての1日36レースをやり終えた達成感に満足していた。

それでも、心残りではあった。1週間の72レースに全て勝負してこそ本当の戦いではないのかと。
ただ、もうこんなしんどいことはしたくないとも思っていた。




リベンジの時は、2015年9月にやって来た。(プロジェ(以下略))

1日36レースは予想の時間があまりに短くなってしまうためもうやりたくない。それでも、72レース勝負はやりたい。
そんな要望を叶えられる週が存在することに気が付いた。それがシルバーウィーク。連休のため中央競馬が3日間連続で開催される。
1日2場開催の24レースを3日間で合計72レース。ここで、真の全レース勝負をする。



再戦の舞台はやはり阪神競馬場。戦いの火ぶたが切られた。

9月19日土曜日、最高の滑り出しを見せる。

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24戦、12勝12敗。
的中金額2200円。回収率91.7%。
回収率80%どころか90%を超え、あわや収支をプラスにするのではないかという、素晴らしいスタートダッシュを決めた。少し穴っぽいところを狙いつつも、分からない時はオースミムーン、ロスカボスと連続して大本命を狙う潔さ。これが大成功となる。


9月20日日曜日。

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24戦、10勝14敗。
的中金額1790円。回収率74.6%。
80%を切りはしたものの、前日の貯金を活かしトータルでは80%を超えている。午前中の大不調を、午後で少し巻き返す。
難しいと思ったのは芝のレース。馬場状態を読もうとし過ぎて裏目裏目に出る始末。桜花賞のどスローの前残りが頭をよぎって、ローズSはシングウィズジョイなんかに手を出してしまった。


9月21日月曜日。

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24戦、10勝14敗。
的中金額1550円。回収率64.6%。
最終日にして大ブレーキ。軸馬がはっきりとした本命レースの本命馬を当てることしかできなかった。そのうえ、ヒモもほとんど荒れず、そのせいで110円などの安い払い戻しが多発。結果、的中率は日曜と同じにもかかわらず回収率を上げられなかった。


こうして、3日間開催の勝負を終えたのであった。
その結果は・・・

72戦、32勝40敗。
的中金額5540円。回収率76.9%。
回収率80%には、わずか220円及ばず。あと一歩のところで負け、戦いは終わった。

色々悔しいところはあるものの、一番は土曜中山メイン。金曜の時点で本命だったライズトゥフェイムを、当日競馬場でダイワリベラルに変えてしまったところ。これが当たっていれば払い戻しが230円、回収率は80.1%を記録していたので、非常に悔やまれる結果となった。



こういうブログでよく見かけるのは、収支をプラスにするというものだと思います。そんななか、目標を80%に据えるというのは意識の低い奴だと思われるかもしれませんが、単純に新聞を見てオッズもほとんど見ずに現地で予想し、そしてレースを選ばず全部のレースに賭けることで、長期的に回収率100%なんていうのは夢のような話だと思っています。

ただ、あとから計算してみた結果、今回の買い目で、全レース単勝を買っていると、実に1000円以上のプラスになっていたという事実に気が付いたのです。
これは今回2000円超えの単勝が一度当たっているので、それによるところが大きいですね。

実際に単勝勝負は、おそらくしないと思います。理由は単純。当たる回数が減るので、面白くないから。
もし実際に単勝勝負をするとなると、1着に来る馬という考えで予想することになるので、買い目は変わってくるのも面白いとは思いますが。







しかし、このシルバーウィーク、これでは終わらなかった。
競馬とは、中央競馬だけなのか。
そう、日本には地方競馬もある。

以下は、シルバーウィーク前後の関西圏の競馬スケジュールである。

9月16日(水) 園田競馬
9月17日(木) 園田競馬
9月18日(金) 園田競馬
9月19日(土) 阪神競馬
9月20日(日) 阪神競馬
9月21日(月) 阪神競馬
9月22日(火) 園田競馬
9月23日(水) 園田競馬
9月24日(木) 園田競馬
9月25日(金) 園田競馬
9月26日(土) 阪神競馬
9月27日(日) 阪神競馬

なんだこのスケジュールは!(歓喜)
いくらでも競馬ができてしまうではないか!

とはいっても、さすがに競馬のために会社の有休をとって12日連続で競馬場に行くような暴挙には出られない。
それでいて、最大限競馬を楽しめるスケジュールを考えた結果、出た結論は、


シルバーウィーク、100レース馬券勝負!


先ほど書いた中央競馬全72レース勝負に、さらに地方競馬28レースを追加して100レースの馬券勝負をすることを決意したのだった。
その100レースは、以下のスケジュールを予定。

9月18日(金) 園田競馬場(仕事終わりにナイター5レース)
9月19日(土) 阪神競馬場(阪神中山全24レース)
9月20日(日) 阪神競馬場(阪神中山全24レース)
9月21日(月) 阪神競馬場(阪神中山全24レース)
9月22日(火) 園田競馬場(園田全11レース)
9月23日(水) 園田競馬場(園田全11レース+浦和オーバルスプリント)

しかし、初日の金曜日、いきなりアクシデント。仕事のスケジュール的に、どうしても残業を避けられない事態に。
結果、いきなりの軌道修正。それでも、100レースという大きな目標を一度は掲げた以上、それを減らすことは考えられない。
その結果、次のスケジュールで100レースを実行した。

9月18日(金) 園田競馬場(仕事終わりのナイター4レース)
9月19日(土) 阪神競馬場(阪神中山全24レース)
9月20日(日) 阪神競馬場(阪神中山全24レース)
9月21日(月) 阪神競馬場(阪神中山全24レース)
9月22日(火) 園田競馬場(園田全11レース)
9月23日(水) 園田競馬場(園田全11レース+浦和オーバルスプリント+名古屋秋の鞍)

初日残業のため、予定より1レース少なくなったものの、最終日に名古屋のメインレースを追加し、100という数字をキープ。これで100レース勝負に挑む!

もう一度繰り返すが、勝負は全て複勝1点、100円で勝負。
複勝の控除率である80%を超えれば勝ち、超えなければ負けとなる。



初日、9月18日、園田競馬の金曜ナイター。

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4戦、1勝3敗。
的中金額520円。回収率130%。
複勝で520円というなかなかの好配当的中。そのため的中1レースにもかかわらずプラスの収支に。


2、3、4日目は先に述べた中央競馬。4日目を終えた時点での回収率は、79.7%。
わずかに80%には及ばず。


巻き返しが必要となる9月22日、5日目。仕事帰りには不可能だった、自転車で園田競馬場に行くという初めての経験。そして初めて園田競馬で全11レースに挑戦するというワクワク感が大きい日だった。

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11戦、9勝2敗。
的中金額1170円。回収率106%。
恐るべき的中率。8レースまで全部当たっていたため、パーフェクトが頭をよぎった中、9レースでは惜しくも狙っていた馬がハナ差の4着に敗れ、200万馬券が飛び出すという結果に。10レースもクビ差の4着。ただ、それ以外は全て的中という強運を味方に付け、11戦中9戦を的中。基本は本命狙いで確実に当てに行きつつ、本命馬が飛びそうなレースは穴を狙う。この本命戦と波乱のレースの見極めが抜群に当たった日となった。ただ、200万馬券が飛び出した9レースでは、パドックでかなり良く見えた大穴を狙い切れず。結果、その大穴が勝ち、馬券を買った中穴は4着という悔しい結果となった。

それでもこの時点で、トータルの回収率は83.1%。最終日に、アドバンテージを持って挑むことができる。


運命の最終日9月23日。残り13戦を、770円の払い戻しで勝利が確定する。
この計算をしていた前夜に考えていたことは、ローズSでヒモ穴狙いではなく軸のミッキークイーンを狙っておけば、もっと楽に最終日を迎えられたのにということ。
回収率60%でいいにも関わらず、なぜか追い込まれた気分になってしまう。
そうして迎えた最終日。

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13戦、10勝3敗。
的中金額1270円。回収率97.7%。
前夜の不安を余裕で吹き飛ばす、またしても高い的中率。5レース終了時点で全的中、払い戻しは600円に届いており、もうその時点で余裕の勝利を確信。前日同様、本命戦と波乱との見極めが抜群に冴えている日となった。この余裕の勝利を確信しながらも、本命戦と見るや最後のオーバルスプリントでもタガノトネールを買うような、まさに「置きに行く」勝負に徹した。



こうして終わった100レース勝負。その結果は・・・

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100戦、52勝48敗。
的中金額8500円。回収率85.0%。

目標の80%を超え、見事勝利でこのシルバーウィーク100レース勝負を終えたのだった。



最後に一言。

もうこんな勝負はしないと思います。
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2013年11月25日

2013武蔵野S観戦記

高松宮記念以降、観戦記を書いていませんでしたが、久々に写真をアップしようと思います。

観戦には、今年も高松宮記念、大阪杯、天皇賞春、宝塚記念、セントウルS、秋華賞、菊花賞、マイルCSと数多く行っているのです。
しかし、常々思っていました。京都、阪神以外の競馬場ももっと行きたいと。
今まで、研究の用事で何度も神奈川の方へ行く用事はあったのですが、なかなか日程が合わずどこにも行くことができませんでした。
唯一行くチャンスがあった日も東京JSの日ということで、さすがに地味すぎてそれは回避。
川崎競馬場に行くことも考えましたが、研究で関東に行っているのにその合間に抜け出して平日の夜に競馬場には行きづらかったため、これも回避。

他にも、学会発表の次の日に小倉競馬場に行くチャンスもあったのですが、土曜のパークウインズで小倉競馬場に行っても仕方ないと思い、こちらも回避。
JBCなら金沢なので京都から2時間で行けると思っていましたが、雨と別の用事が入ったため、こちらも回避。

しかし、ついに初の東京競馬場へ行くチャンスが巡ってきました。
上に書いたように何度も神奈川へ研究の用事で来ているのですが、今回は週跨ぎの出張。土日は自由に遊ぶ時間がもらえたのです。

これは行くしかない!ということで、少し前になるのですが、初の東京競馬場、武蔵野S観戦に行ってきました。

東京競馬場へのアクセスは非常に便利で、新宿駅から電車に乗り、東府中駅で乗り換えて府中競馬正門前駅へ向かったのですが、競馬開催日は東府中駅に特急などが臨時停車してくれるうえに、新宿側から来ると降りたホームの向かい側に府中競馬正門前行が止まっているので、新宿からそれほど時間がかからず着くことができました。
京都競馬場に行くときも、かつては淀駅に快速急行が臨時停車していたのですが、最近は快速急行が昼間に走らなくなり、特急は通過と不便で、京阪電車も見習ってほしいと思いました。

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駅から降りても、駅の真正面に競馬場のゲートがありまっすぐ進むと入口、スタンドに直結という近さ。
そしてなんといっても驚いたのが、東京競馬場のスタンド。ここは本当に競馬場なのかと思うほど、建物内は広くてきれいで、豪華な造りをしていました。
それと同時に、駅からまっすぐスタンドに入るとちょうどそのフロアはレストランやイベントホールなどがある階で、全く券売機が存在しないフロアでした。これもあって、競馬場とは思えない、何か別の場所に来てしまったかのように思えました。

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券売機や払い戻し機、オッズやレース映像のモニターは、ちょうどそこの上下の階にありましたが、それでもきれいでお洒落な内装をしており、今まで行った他の競馬場とは全く違う空間のように感じました。

ちなみに、スタンドに入る前には右手にパドックが見えたのですが、イメージ的には競馬場の隅っこにパドックがあるような印象でした。ちょうどスタンドを挟んでゴール板の裏くらいの位置でした。
おそらく、東京競馬場のパドック、本馬場への通路、ウイナーズサークルなどがおそらく全てゴール板側に寄っているのでしょう。つまり、賑わっているのはコースに向かって右側。右回りの京都、阪神に慣れているのでいつもと反対の位置が賑わっているため凄く違和感を感じました。

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そして、東京競馬場の目玉ともいえる、国内最大のターフビジョン。ただ、京都競馬場に慣れているせいで、東京競馬場では競馬場そのものが大きすぎて、ターフビジョン自体はそれほど大きく感じませんでした。ターフビジョンとスタンドが遠いのだと思います。なので、見た目にはそれほど大きさを感じませんでした。

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他に思ったこととしては、競馬場内のゴミが少ないということ。京都や阪神へ見に行くと、マークカードや外れ馬券が捨てられているのをよく見かけますが、東京競馬場はそんなことはありませんでした。ただ、当日はG1がなかったため、人が少なかったからなのかもしれませんが。

レースのほうは、初めてG1を他場から見るという経験をしましたが、G1のファンファーレともなると他場でも手拍子が起こっていることを初めて知りました。とはいっても、やはり現地に比べると、一部の人しかやっておらず静かなものでしたが。

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2013年04月24日

2013高松宮記念観戦記

2011年の阪神競馬場で行われた高松宮記念観戦記以降、しばらく観戦記を更新していませんでしたが、別に競馬場に行っていなかったわけではありません。

更新していなかっただけで、2011年は、その他に、京都金杯、宝塚記念、神戸新聞杯、秋華賞、菊花賞、エリザベス女王杯。
2012年は、桜花賞、天皇賞春、宝塚記念、秋華賞、菊花賞と現地観戦していました。

ただ、写真をあまり撮っていないので、更新していなかっただけということです。

そして今年2013年、一発目の現地観戦はなんと、高松宮記念。初の中京競馬場遠征です。
というのも、学会が名古屋大学であり、それがちょうど高松宮記念前の水曜から金曜までという素晴らしい日程でしたので、自費で2泊追加し、日曜に中京競馬場に行っていました。ちなみに、前日の土曜日はナゴヤドームで野球のオープン戦観戦をしていました。


今更となりますが、久々に写真を貼りたいと思います。

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ロードカナロア(むしろ岩田?)ばかりの写真となりましたが、貼ってみました。
他にも何頭か写真は撮っていますが、ここではカットします。


中京競馬場の印象として、まず駅から遠い。住宅街を10分ほど歩いてようやく競馬場に到着。なんとも不便です。
駅ということでそのアクセスについてもう少し言うと、中京競馬場前駅という、最寄り駅がある名鉄という電車が複雑でよくわからない。
「この電車は○○駅以降、準急に変わります」
みたいなシステムの運行体系。
さらに、特急などの種別も多く、どの電車に乗ってどこで乗り換えれば早く着くのかというのが全くわからず、とても不親切な印象でした。

競馬場自体の印象としては、初の左回り競馬場ということで最初少し戸惑いました。それとは関係なしにやはり狭かったです。ローカル競馬場だなあという印象は拭えませんでした。
コース改修で広くなったと言っても、それはコースだけで、実際の客席はと言うと3、4コーナーの方までは広がっておらず、ゴール前近くだけに密集しているので、結局狭い競馬場というイメージは拭えませんでした。
写真からもわかるように、ターフビジョンも古くて小さいままで、少し残念でした。
京都のターフビジョンに慣れてしまっては、この小さなサイズでは迫力に欠けてしまいました。
でも、東京競馬場のターフビジョンはさらに大きいということで、一度行ってみたいものです。

あと、全く関係ありませんが、ものすごくマナーの悪い客が隣に来たせいで、中京競馬場を含め、名古屋全体の印象が悪化してしまいました。
レープロとか新聞で場所取りをするのは、本来は禁止されていることかもしれませんが、競馬場では暗黙の了解。なのに、それを勝手に捨てて場所を陣取る女。終始大声で上から目線の物言い。そして、泣いている自分の子供をうるさいと怒鳴りつけ、子供のことを全く考えずに自分のやりたいように動きまわる。最終的には母親と思われる人に子供を押し付け、金がなくなったからと母親から金を巻き上げ馬券を買いに行く。こんな人間のクズみたいなのがいるのかと驚きました。また一緒に行動している母親はいたって一般人のように見えたので、こんな子供と一緒にいてどういう心境なのか、何か弱みでも握られているのかと思うほどでした。

ちなみに、1レースから参戦して収支は最終的に180円のプラスという、すごく小さな振れ幅に落ち着きました。
大きくプラスなら新幹線で帰ろうかと思っていたのですが、そうではなかったので在来線の新快速でゆっくり帰りました。(中京競馬場から家まで約4時間)

最近の実際の馬券のほうはローカル競馬場(特に中京・福島)と中山巧者ぶりが顕著で、一方京都や阪神での成績がいまひとつな状態が続いているところです。なので、この時は中京の収支は良かったにもかかわらず、阪神競馬に手を出して撃沈したり、また阪神・京都競馬場に行ったときは現地で沈黙していながら中山メインで盛り返したりという結果が続いています。

ちなみに、今年はすでに高松宮記念、大阪杯と現地観戦しましたが、大阪杯観戦時も、ダービー卿CTでプラスに戻すというような結果でした。

簡単でしたが以上が観戦記となります。

予想の更新時間帯もバラバラで忙しく過ごしてはいますが、相変わらず競馬熱は冷めていません。
今後も、機会があれば観戦記は更新していきたいと思っています。
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2011年03月30日

2011高松宮記念観戦記

今後見ることが出来るかどうかわからない高松宮記念。せっかく中京が工事中で使えなくて阪神競馬場で開催されるのなら、見に行っておこうと思い、行って来ました。


それに、高松宮記念だけでなく、最終レースに毎日杯もあるということで、お得な1日という感じです。
さらに、前日の夜にドバイのレースがあったということで、周りの人もドバイの話をしている人も多く、また何度かレース映像もターフビジョンで流されました。メインレース前にドバイワールドカップの映像が流れ、ヴィクトワールピサが1着でゴールした時には多くの人の拍手に包まれていました。


そんな雰囲気で迎えた高松宮記念ですが、出走馬はこんな感じ。

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それから、いつも通りパドック写真です。今回はかなり後ろのほうから撮ったのですが、ズームを使っても割ときれいに撮れてます。

レッドスパーダ
ショウナンアルバ
サンダルフォン
キンシャサノキセキ
ジョーカプチーノ
アーバニティ
スプリングソング
サンカルロ
ヘッドライナー
サマーウインド
シンボリグラン
ビービーガルダン
ダッシャーゴーゴー
エーシンフォワード
ワンカラット
ウエスタンビーナス


さらには何頭か本場場入場。芝の重賞レースならいつもゴール板正面のところから入場してくるので、その目の前にスタンバイしていたのですが、G1だからなのか、馬場の中央からダートコースを横切って芝のほうに入場してきたため、目の前で撮ることはできませんでした。それから、震災の影響なのか、本場場入場のときの音楽はありませんでした。

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変な順番ですが、なぜかキンシャサノキセキ、ジョーカプチーノ、サンカルロの3頭だけ先に入場していました。その後、1番のレッドスパーダから順番に入場という形に。


レースはウエスタンビーナスが故障、予後不良という残念なことも起こりましたが、キンシャサノキセキが連覇達成。ジョーカプチーノが不利を受けた映像が流れると、負けたのも仕方ないといった雰囲気でした。それと共に、スプリンターズSに続いて斜行したダッシャーゴーゴー、川田騎手に対して非難の声が多かったような気がしました。


あとは表彰式ですね。

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このあとさらに毎日杯もあったのですが、ずっと立ちっぱなしで疲れたので、写真は撮らずに座っていました。


馬券のほうは、三連複中心に買っていたのですが、9、10R共に本命の軸馬2頭はよかったもののどちらも大穴1頭が突っ込んできて当たらず。高松宮記念は相手にアーバニティ、さらには4着だったビービーガルダンまで入れていたのに、今度は逆に1頭軸のジョーカプチーノが撃沈。

毎日杯は、本来ならレッドデイヴィス、トーセンレーヴ、コティリオンの3頭の三連単ボックスでもいいかと思っていたのですが、疑心暗鬼になってしまいレッドデイヴィス、トーセンレーヴの2頭軸で三連複6点。新馬1戦1勝の馬、初芝の馬などまで押さえた結果、最初に予定していた3頭で決まり、三連複は当たったものの1100円。三連単なら万馬券という悔しい結果になってしまいました。
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2010年12月06日

2010JCダート観戦記

おなじみ、観戦記です。


今回は、阪神競馬場まで遠征してきました。

改めて、京都競馬場といろいろ比較していたのですが、京都競馬場は通路が端から端までまっすぐなので、すごくわかりやすいです。それに比べて、阪神競馬場のほうは、スタンド内に斜めの通路があったりして、少しわかりにくいかもしれませんが、慣れれば問題ありません。
そして、阪神競馬場のほうが、スタンド内や通路が広くて、それにパドックは階段が長いので後ろのほうからでもよく見えるという利点があります。それに、パドックでは屋根もありますから、雨に打たれずにすみます。
ただ、馬場のスタンドのほうでは、京都競馬場のほうが圧倒的に座席数も多くて大きいです。そして、パドックと馬場のほうの行き来をしやすいのは京都競馬場のほうですね。
そして、ターフビジョンの大きさは、圧倒的に京都競馬場のほうが大きいです。

ただ個人的には、阪神競馬場は、パドックの中央と馬場との間を結ぶ通路に、大きな吹き抜けみたいなものがあって、そこが好きで、そのあたりを含めて、阪神競馬場のほうが好きですね。


そんな阪神競馬場でのJCダートですが、今回はこんなG1馬も出走していました。それは、阪神8Rでの出来事。

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中山大障害へ向けての調整出走、マルカラスカルです。2年前の中山大障害で、途中のコーナーで曲がり切れず大外へ吹っ飛んでいったせいで負けるという、信じられない負け方をしてしまったのですが、それ以来のレースです。次走は中山大障害でしょう。現役最強障害馬の復活はあるのでしょうか。


そんな中でのいつも通りJCダートのパドック写真ですね。メンバーはこちら。

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シルクメビウス
キングスエンブレム
トランセンド1
トランセンド2
マルカシェンク
ラヴェリータ
ダイショウジェット
アリゼオ
バーディバーディ
トーセンブライト
ヴァーミリアン
クリールパッション
アドマイヤスバル
ダイシンオレンジ
グロリアスノア
マカニビスティー
オーロマイスター


馬券のほうは、藤田騎手のトランセンドを捨てて、グロリアスノア、キングスエンブレム、シルクメビウス、ラヴェリータ、ヴァーミリアンの5頭ボックスで。またしてもブログの予想と大きく違う買い方ですね。アリゼオは前日の晩に考えた結果、捨てることにしました。その分グロリアスノアを入れたところまではよかったのですが。

この日は、8、9、10Rで藤田騎手の2、2、1番人気の馬が3連続で大敗するという波乱があり、馬券のほうは惨敗。そのせいで、トランセンドも飛んでしまうのか?とか思って捨ててしまいました。言い方が悪くなりますが、最後まで藤田騎手に振り回された形になりました。

今までサイン的なこともいろいろ見てきましたが、騎手のメインレース前の成績と、メインレースの成績って真逆になっている気がしますね。
今回の藤田騎手は、メインレース前は散々な結果でしたが、メインで勝利。
エリザベス女王杯の時は、後藤騎手が平場で6枠で2連勝したのに、メインのアニメイトバイオは同じ6枠で惨敗。
1年前のエリザベス女王杯の時は、安藤勝己騎手がずっと8枠で活躍してきて、メインのブエナビスタが3着に敗れるという結果に。
府中牝馬Sの時は、北村宏司騎手が1日4勝の固め勝ちをしていたと思えば、メインでは1番人気のニシノブルームーンで大敗。

このサインは、頭の中にはあったのですが、それでも結局トランセンドを捨ててしまいました。トランセンドだと配当が安いと思って捨てたのに、結局グロリアスノアが来ているので割と高かったんですよね。人気にこだわらず買っておけばと後悔しています。


あとは優勝したトランセンドの写真です。

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表彰式の時には、藤田騎手と、馬主代表で表彰をする側にいたアドマイヤの近藤利一氏とが話している姿が見えました。確執があって藤田騎手には依頼していないというアドマイヤ側ですが、別に仲が悪いというわけではなさそうでした。


最終的に、今回は-2020円と、完敗でした。当たったのは中山メイン、小倉メインと阪神7Rの3つだけ。無敗の連勝記録を誇っていたプレミアムレースも、1番人気の武幸四郎なんていう危険なものに手を出してしまい、案の定大敗。調べてみましたが、武幸四郎騎手の1番人気での今年の成績は、3勝15敗。関東の穴男、江田照男騎手でさえ3勝11敗ですし、勝率であまり差のない吉田隼人騎手は10勝37敗。本当に極端な穴男という印象が強くなってしまいました。


あと、この日はプレゼンターにオリックス・バファローズのT-岡田選手と金子千尋選手が。小柄な騎手や競馬関係者が並ぶ中、今年のパリーグ本塁打王のT-岡田選手。存在感有りすぎでした。

この日は19時から京都に戻ってバイトがあったため、最後にJCダートレース回顧で藤田騎手と安田調教師の話を聞いて、そのまま帰ってきました。その後にT-岡田選手と金子千尋選手のトークショーもあったようですが、それを聞いている時間はありませんでした。


また、最後にちょっと面白いものを見つけました。
阪神競馬場最寄駅の阪急電鉄仁川駅から、梅田方面への臨時急行が出ているのでそれに乗って帰ったのですが、最後尾の座席に座っていると、車掌が使う、運行ダイヤが印刷された手帳みたいなものが置いてあるのが見えたのです。17時00分に仁川駅発とか、17時23分30秒に梅田駅着とか、列車のスケジュールが書かれたものなのですが、その手帳の「列車種別」の欄には、何と、「JCダート」と印刷されていました。臨時列車とはいえ、列車の種別がまさかレース名とは。写メでも撮りたかったんですが、さすがに車掌の持ち物を撮るのはやめておきました。
posted by ナイト at 15:30| Comment(0) | 競馬観戦記 | 更新情報をチェックする

2010年11月15日

2010エリザベス女王杯観戦記

この秋3度目のG1観戦でしたが、今回が一番人が少なかったような気がしました。クラシックの秋華賞、菊花賞と比べると地味なんでしょうか。ブエナビスタも出ていませんでしたし。



そして今回は、競馬歴5週間という友達を見つけ、その友達を引き連れての競馬参戦でした。

こちらとしては競馬歴10数年のプライドもあり、大負けするわけにはいかない!とか思いながらの参戦でした。


この日は5Rから。ペルーサの弟とトゥザグローリーの弟が出ているということで、少し気になって、珍しく新馬戦からの参加となったわけですが、新馬戦なんてレース全くわかりません。人気順で上位3頭の三連単ボックスとかいう遊んだ買い方をしてみたんですが


当たりました。びっくりしました。
とりあえずこれで面目は保てそうかというスタートを切りました。
ちなみに勝ったのはトゥザグローリーの弟のほうでした。


そのあとも、6R、8Rと馬券は的中。福島のメインで13番人気の馬を狙ったら4着で、3着に来ていればというのはありましたが、やはり勝負はメインレース、エリザベス女王杯。

2人で行動しているので、パドック写真はありませんが、本場馬入場だけ撮れたので、それだけアップしておきます。


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目の前を走る馬はやっぱりきれいに撮れないですね。


そして、本番。

友達は三連複と単勝。僕は馬連と単勝で馬券を買いました。


テイエムプリキュアが今年も思い切って逃げて、2番手集団は何頭かいましたが、その後ろとの差が今年も大きく離れていて、まさかという展開で進みますが、直線に向かうと外からリトルアマポーラとアパパネの2頭が追い上げてきます。

しかし、その2頭に注目している間に、内からあっという間にスノーフェアリーが抜け出して、圧勝。これは強かったとしか言いようがありません。

最後は、外からメイショウベルーガの追い上げを、前のアパパネとリトルアマポーラがしのげるか、それとも交わされるかという場面でしたが、メイショウベルーガもさすがの差し脚で、前を捕らえて2着に。

3着は接戦の写真判定でしたが、ハナ差でアパパネが3着に。

やはりアパパネは人気で、3着にアパパネが表示されると、歓声が上がりました。



馬券のほうはというと、友達は三連複的中。とはいっても、取って損。リトルアマポーラが3着ならばという結果でした。

僕はというと、狙う馬を7頭に絞って、あと1頭どの馬を外そうかという状態で、迷いに迷った挙句、「京都大賞典で太目残りだった」というコメントがありながら、またしても今回プラス体重だったメイショウベルーガを切って、アパパネ、アニメイトバイオ、スノーフェアリー、サンテミリオン、リトルアマポーラ、ヒカルアマランサスの馬連6頭BOXで見事に外れてしまいました。単勝のほうは自信があって、スノーフェアリー、サンテミリオン、リトルアマポーラ、ヒカルアマランサスの4点でこちらは当たりましたが、結局馬連と合わせて取って損。何か、1着馬だけは妙に自信を持って予想できるときってあるんですよね。それで単勝は取れたんですが、2着馬は候補が多くて、迷いに迷って1頭絞ったらそれが来るという結果になってしまいました。

この日はJRAが馬場を変えてきた様子がすごい伝わってきました。芝のタイムが全体的に遅すぎました。何か、ヨーロッパの馬向けに馬場を作っているのではないかという感じを受けました。


そして、最終のプレミアムレース。今年3戦して、単勝、馬連、枠連と3連勝中のプレミアムレース。配当上乗せということもあり、ここはしっかり取りたいところ。
前回の菊花賞の時のプレミアムレースで2着に来て枠連を取ることができた、メイショウタメトモの1頭軸で三連複、相手4頭の6点買いをしました。

この馬は前走2着に来ているのになぜか4番人気。そしてこの馬に負けて前走3着だったサンライズモールが2番人気という謎のオッズでしたが、前走2着の実力を信じてこの馬から勝負すると、見事に1着に。2、3着にも狙っていた馬が来て、三連複が的中。しかも、1番人気の馬は4着に敗れ、予想以上に配当もついて、これでプレミアムレース4戦4勝となりました。


ちなみに、プレミアムレースとの相性もいいのですが、思い出してみると、このサンライズモールとの相性もいいんです。

天皇賞春の時には、この馬が1番人気だった端午Sがあったのですが、この時は1番人気のこの馬を外して買ったところ、超ハイペースに巻き込まれて大敗。
神戸新聞杯の時には、相手が来なかったので外れはしましたが、この馬から狙うときっちり1着に。
そして菊花賞の時と今回のプレミアムレースでは、この馬を狙うと連続して3着の馬券圏内に。
というか、今年僕が見に行った時はいつもサンライズモールが出走しているんですよね。何か縁があるのでしょうか。


馬券のほうは、6800円を使って8520円の払い戻し。今回もわずかながらプラスで終了となりました。
競馬歴の長さに恥じない結果にはなったかなという感じでした。


これで今年の京都競馬場観戦は終了です。来週は学園祭のイベントで行きたいものがあるので、マイルCSは行けません。
ちなみに、あくまで今年の京都競馬場観戦は終了というだけであって、まだ競馬観戦に行く可能性はあります。


最有力は、阪神競馬場へのJCダート観戦ですね。
そして、もう1つは、冬休みの土曜日の阪神競馬場でのラジオNIKKEI杯2歳Sですね。
posted by ナイト at 15:52| Comment(2) | 競馬観戦記 | 更新情報をチェックする