実績馬が揃って、ハンデの厳しい馬が多い、小倉で行われる中日新聞杯。
トップハンデは約1年ぶりのミヤビランベリで58キロ。捨てる。
57キロが多い。サンライズマックス、ナムラクレセント、バトルバニヤン、マイネルスターリー、ヤマニンキングリー。
まずサンライズマックスは、3年前の覇者だし、小倉大賞典も勝っているので小倉でも大丈夫なのだが、ここ最近は完全に調子を落としている。休み明けだし捨てる。
続いてナムラクレセント。福島記念は後ろからの競馬で全く通用しなかったが、気性さえ落ち着けば重賞で十分通用する馬。かからずに先行できれば怖い。
バトルバニヤンは、今年の小倉記念は2着だったし、小倉との相性がいい。
マイネルスターリーは洋芝巧者。函館記念を56キロで勝ったが、小倉での57キロは不安。
ヤマニンキングリー。そろそろ復活してもいいのではないだろうか。天皇賞春も、負けはしたが10着なら力は出せている。ローカル小倉、そしてこのメンバーなら。
続いて56キロはゲシュタルト、ダンスインザモア、メイショウクオリア。
ゲシュタルトはそろそろ復活するだろうか。それでも3歳で56キロのハンデは厳しい。
ダンスインザモアとメイショウクオリアは福島記念で好走したが、福島の荒れ馬場のおかげだろう。開幕2週目の荒れていない小倉なら厳しい。
55キロ。怖いのはトゥザグローリー。マイルは短かっただろうが7着と健闘。同じ3歳のゲシュタルトが56キロで、この馬が55キロなら狙っていい。ただ、3歳馬のデムーロといえば、このレースをヤマニンキングリー、サンライズマックスで勝った時と同じ。ここまで同じことが何度も続くのだろうか。
同じく3歳のコスモファントム。ダービー、天皇賞秋では見せ場がなかったが、京都新聞杯では休み明けながらゲシュタルトの2着。ラジオNIKKEI杯2歳Sでもヴィクトワールピサの2着。しかし、展開こそ向くかもしれないが、開幕2週目のスピード馬場では厳しいだろう。
それなら前残りで考えたいのはスリーオリオン。先行してしぶとく粘る馬。ミヤビランベリもメイショウクオリアもスタートのスピードは早くないので、ハイペースにはならないだろう。スローペースの前残りを警戒するならこの馬。
1枠1番 | トゥザグローリー | 牡3 | デムーロ | 55 | ◎ |
1枠2番 | メイショウクオリア | 牡5 | 武幸 | 56 | |
2枠3番 | バトルバニヤン | 牡6 | 藤岡康 | 57 | △ |
2枠4番 | オートドラゴン | 牡6 | 渡辺 | 54 | |
3枠5番 | スリーオリオン | 牡5 | 武豊 | 55 | ▲ |
3枠6番 | ダンスインザモア | 牡8 | 丸田 | 56 | |
4枠7番 | ゲシュタルト | 牡3 | 池添 | 56 | ○ |
4枠8番 | コスモファントム | 牡3 | 太宰 | 55 | |
5枠9番 | ナムラクレセント | 牡5 | 小牧 | 57 | △ |
5枠10番 | ミヤビランベリ | 牡7 | 丸山 | 58 | |
6枠11番 | ドモナラズ | 牡5 | 北村友 | 54 | |
6枠12番 | シゲルタック | 牡6 | 松山 | 53 | |
7枠13番 | エーティーボス | セ6 | 鮫島 | 53 | |
7枠14番 | エアシャトゥーシュ | 牡5 | 中舘 | 55 | |
7枠15番 | ダイシングロウ | 牡6 | 田辺 | 53 | |
8枠16番 | ヤマニンキングリー | 牡5 | 吉田隼 | 57 | △ |
8枠17番 | マイネルスターリー | 牡5 | 丹内 | 57 | |
8枠18番 | サンライズマックス | 牡6 | 福永 | 57 | |
ワイド6点 1-7 1-5 1-3 1-9 1-16 5-7自信度★☆☆☆☆
抽選突破組を考える。
タガノラヴキセキ。りんどう賞は不良馬場で度外視。ただ、それでも新馬戦のタイムもそこまで早いわけでなく、上位勢とは力の差がありそうか。
ならばまだ底を見せていないリトルダーリン。これを押さえておく。新馬では終始大外を回っておきながら、直線に入るとしっかり伸びて勝利。まずまずの力はありそう。
抽選突破組は1頭だけにする。あとは、賞金の足りている実績馬。
アヴェンチュラ、ダンスファンタジア、ホエールキャプチャ、ライステラス、レーヴディソール。この5頭で行きたい。
フォーエバーマーク、マルモセーラはマイルでは最後に後続に捕まりそうだし、ピュアオパールは距離が不安。マイネイサベルは前走は叩き台なので度外視するとしても、新潟2歳Sの上位馬がそれ以降あまり活躍できていないことからも、メンバーが弱かったのではないかと思ってしまう。
本命はダンスファンタジア。対抗にレーヴディソール。3番手はアヴェンチュラ。
ダンスファンタジアは中団か好位から抜け出すだろう。レーヴディソールはそれより後ろ。明らかに末脚を見ている限りでは格が違うものの、レーヴの馬があっさりここを勝ってしまうのだろうか。それに、毎年G1級の馬を出している母レーヴドスカーだが、G1を勝ちきれていないのも現実。3年前このレース2着のレーヴダムールは2戦1勝のキャリアのまま引退。続くアプレザンレーヴも青葉賞を勝ったが神戸新聞杯を最後に引退。さらにレーヴドリアンは菊花賞後に死亡。何かワンパンチ足りない産駒が続いているが、今年はどうなのだろうか。
アヴェンチュラは阪神の新馬戦で圧勝。続く札幌2歳Sは休み明けで強豪相手にあれだけ走れれば十分強かったといえるだろう。再び2か月ぶりと少し間隔があいて、このレースに向けての陣営の本気度がいまいち見えないのは気がかりだが、素質はこの馬もなかなかのものだろう。
ホエールキャプチャはファンタジーSですごい追い込みを見せたが、メンバーがそこまで強くなかったように思える。今回で真価を問われるレースになるか。ライステラスは距離延長で最後まで粘れるのかどうか。京王杯も展開に恵まれてなんとか粘ったという印象が強い。昨年の京王杯2着のアニメイトバイオと同じように行くかは疑問。
1枠1番 | アヴェンチュラ | 牝2 | 和田 | 54 | ▲ |
1枠2番 | ハピシン | 牝2 | 酒井 | 54 | |
2枠3番 | トツゼンノハピネス | 牝2 | 佐藤 | 54 | |
2枠4番 | ホエールキャプチャ | 牝2 | 池添 | 54 | △ |
3枠5番 | フォーエバーマーク | 牝2 | 吉田豊 | 54 | |
3枠6番 | マイネイサベル | 牝2 | 松岡 | 54 | |
4枠7番 | リトルダーリン | 牝2 | 後藤 | 54 | ☆ |
4枠8番 | ピュアオパール | 牝2 | 内田 | 54 | |
5枠9番 | マルモセーラ | 牝2 | 田中健 | 54 | |
5枠10番 | タガノラヴキセキ | 牝2 | 岡部 | 54 | |
6枠11番 | レーヴディソール | 牝2 | 福永 | 54 | ○ |
6枠12番 | ツルマルワンピース | 牝2 | 安藤勝 | 54 | |
7枠13番 | オースミマイカ | 牝2 | 柴原 | 54 | |
7枠14番 | ダンスファンタジア | 牝2 | 武豊 | 54 | ◎ |
7枠15番 | クリアンサス | 牝2 | 渡辺 | 54 | |
8枠16番 | グルーヴィクイーン | 牝2 | 藤岡佑 | 54 | |
8枠17番 | マリアビスティー | 牝2 | 小林慎 | 54 | |
8枠18番 | ライステラス | 牝2 | デムーロ | 54 | × |
土曜の注目馬
阪神11RベテルギウスSワンダーアキュートとマチカネニホンバレ。2頭の実力馬がJCダートではなくここに出走。連勝時の勢いを失っている2頭だが、復活はあるのか。そして、2年半ぶりに復活したのはオーシャンエイプス。まずはダートのここで叩き台だと思うが、新馬戦で武豊が飛んだと表現したこの馬の復活はあるかどうか。