2019年02月05日

ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬(タイ)観戦記

2019年、早々に新たな海外競馬観戦に行ってきました。
以前、ロイヤルターフクラブ競馬観戦記を書きましたが、今回はその時にも紹介した、同じバンコクにあるロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場です。
地名から、プラトゥーナム競馬場とも呼ばれるようです。

どうしてこんなハイペースで海外に行っていたかと言うと、前回のクランジ競馬観戦記で書いたように、エアアジアの返金デポジットがあり、これの使用期限が2月までと迫っていたからです。
個人的な都合と競馬開催日を考えると、1月の3連休に合わせていくのがちょうど良かったので、9月のタイ、11月の香港・シンガポールに続いて、年明け早々の1月に再びタイに行くことに決めたのです。


出発は年明け最初の3連休の前日、1月11日の金曜日の夜に成田空港からバンコクのドンムアン空港へ。LCCのエアアジアを利用してA330でのフライト。まさかの3人並び席に自分一人だけという席の空き具合だったおかげで、その3席をベッドのようにして寝転んだりという、行儀の悪いことをしてこれまでになく飛行機内でくつろぐ・・・はずだったが、後ろの席の日本人2人組は離陸早々に酒盛りを始めてうるさいし、隣の列のオッサンは自分と同じように行儀悪く寝転がり、イビキをかいて寝やがったために、快眠とはいかず。
それに加えて、エアアジアの女性CAは前にも書いたように乗客への配慮が全然行き届いておらず、ハイヒールでズカズカと歩き回るため、通路を通るたびに座席が揺れ、足音も響くという環境。恵まれた座席からのクソみたいな機内環境にストレスが溜まってしまった。
エアアジアは就航路線や機内食のようなハード面は優れているかもしれないが、CAのサービスのような人間の気配りといった面では、日本の航空会社や日本人CAには遠く及ばないと改めて感じた。

さらにこの便はドンムアン空港到着が翌朝1時すぎで、非常に不便。入国審査を終えていざバスで市街地へ、と思っても、バンコクの中心部へ向かうバスの始発は朝7時とかなり遅い。夏休みならラジオ体操も終わっている時間だ。
愚痴ってもしょうがないので、空港の椅子で寝たり、6時にオープンする空港の安いフードコートで朝食を食べたりしながら、空港で6時間も過ごすことに。

さらっと書いたが、前回の満足感から、バンコクの食事=安いフードコートで決まっている。これに勝る物はない。

ようやく7時になり、バスで移動できる時間に。
意外だったのは、この市街地へ向かうバスがガラガラだったこと。前回もそうだったが、このバスの利用者は少なく、たいていの人はタクシーでも使っているのだろう。市街地までのバスとの差額は200バーツ、約740円ほどらしいので、一般人はこの程度の金額は気にしないのだろう。だからバスの始発も遅いのかと、真相にたどり着いたような気がした。

バンコク到着から6時間半が過ぎた朝8時頃、ようやく市街地へ。と言っても前回でバンコク市街地の行きたい場所は一通り回ったので、どこへ行こうかと考えながら街をぶらついた結果、たどり着いた先は・・・

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結局、空港に続いてのフードコート。55バーツ、約190円。

前回、猛烈にプッシュしたフードコートのあるターミナル21はバスの到着地点から少し離れていたため、今回は市街の中心部に近い、プラチナムファッションモールのフードコートへ。このフードコートも品揃えと安さの面でなかなか優れている。コスパの面でターミナル21に次ぐ2番手と評したい。

と、バンコクフードコート評論はこの程度にして、腹ごしらえを終え、競馬場へ。
通常はロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場の開催は日曜日だが、年始の初開催日だからなのか、この週は年に数回しかない土曜日開催。なので到着したその日、1月12日に競馬観戦というスケジュール。

ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場は、地図で見ても分かるし、実際に行っても分かることだが、ラーチャダムリ駅と完全に隣接している。これならアクセスは抜群、と言いたいところだが、残念なことに駅が隣接しているのは競馬場の向こう正面。そしてその向こう正面には、入口はない。
ならば競馬場のスタンド側の駅はと言うと、スタンド側には電車は走っておらず、結局サイアム駅やシーロム駅あたりから10分程度歩くことになってしまう。サイアム駅というのがバンコクで一番の繁華街の近くにあり、そこが競馬場の最寄り駅という素晴らしい立地のくせに、実際に入場するまでのアクセスは最悪。後でも書くが、タイはあくまで競馬はギャンブルとしか考えていないように感じて、それはこういった観客への配慮の足りなさにも表れているように思う。

そうは言っても、タクシーやトゥクトゥクを使うほどの距離でもないので、結局歩くことに。
こういう所に行くと、駅と競馬場直結の東京、京都、小倉、阪神あたりの競馬場のありがたみを実感する。ただし、中山競馬場、こいつはダメだ。
サイアム駅に向かい、高架の駅の歩道橋から競馬場の方向へ。駅から競馬場へ向かう出口の階段を降りると、早くもそこでは競馬新聞が売られていた。

間違いない、この道で合っている。
自信が確信に変わった。(松坂大輔談)
前回と同じく、タイ語の新聞は種類も豊富で値段も安かったが、英語版は1紙のみで100バーツ。これを購入。

競馬場自体は塀で囲われているので、全く見えていない。石垣やコンクリート塀のようなものでしっかり覆わなければ侵入してくるような輩がいるのだろうか。敷地内が全く見えず、道路と建物がきっちり区別されていて、多少の圧迫感、閉塞感がある。
それでもこの道を歩いて行くと、どこの国でも変わらない、安心の光景を見ることができた。

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1人1人ばらばらのオッサン達が、何かに引き寄せられるように全員同じ方向に歩いている姿である。言うまでもなく、その何かとは競馬場。オッサン達と一緒に、当然ながら自分も競馬場へと吸い込まれていった。

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入場口は3つあり、会員、入場料100バーツ、入場料50バーツの3カ所。日本のようにスタンドの上のほうが値段が高いわけではない。会員エリアはゴールのかなり手前、入場料100バーツだとゴール付近、50バーツだとゴールを通り過ぎた1コーナー付近といった具合にフェンスで区切られている。今回も前回に続いて100バーツエリアに入った。

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さっきからどこかで見たことのある文章が続く気がしたのなら、それは気のせいだろう。ロイヤルターフクラブ競馬観戦記のコピペだなんて言えない。
この新聞で気になったのは、「Sports」ではなく、単数形の「Sport」になっている。ずっと誤植のまま放置されているのだろうか。これではスポーツではなくスポート。
ちなみに、今回のロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場の新聞ではプラトゥーナム競馬場とも併記されているし、新聞の出馬表の成績欄はロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場がプラトゥーナムのP、閉鎖になったロイヤルターフクラブ競馬場がナンルーンのNとして書かれているので、地元民にとってはこの地名で呼ぶほうが定着しているのかもしれない。たしかに、「ロイヤルバンコクスポーツクラブ」は競馬場名として長すぎるわな。


中に入ると、その雰囲気はロイヤルターフクラブ競馬場と変わらない。
スタンドの階段に座っている多数のオッサン達、手作業で用意される出馬表、画質が悪いターフビジョン、レース前にはターフビジョン前でパドックのように歩き回る馬達、口頭で買う馬券、13の英語「サーティーン」を理解していない馬券売り場のババア。

入って最初に目に付くのはパドックのような場所だったので、ロイヤルターフクラブ競馬場と違ってパドックがあるのかと思いきや、これがパドックではなかった。レース前の馬はここの右奥から出てきて真ん中手前からコースに出て行くだけ。
ではいったい何のための場所なのかと見ていると、レースの終わった馬がシャワーを浴びたり鞍を外したりする場所だった。

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なぜかここを見れる位置に陣取っているオッサンもいた。タイの人にとって競馬は、馬券を買うことしか興味が無くてレースが終わった馬には興味なんてないだろうに、というのは言い過ぎだろうか。まあ、日本でもWINSの階段を拠点にしているオッサンがいるくらいなので、どこにでもよく分からないオッサンはいるもんだ。

スタンドは3階まで立ち入ることができるが、1階部分は観戦に適していない。このパドックのような場所も、1階には網が張り巡らされているし、そもそもパドックではない。またコース側に出てレースを見ようとしても、こちらも柵があるうえに日陰にならない場所なのでとにかく暑い。そのためか、1階部分はほとんど観戦スペースがなくすぐ真後ろに階段がある。
写真を見ても分かるように、ほとんどの人はスタンドの日陰になる2階部分か、スタンドの中に入った3階で観戦していた。スタンドといっても冷房が効いたような閉鎖された建物ではなく、完全な吹き抜け空間なのでそこまで涼しいわけではないが。

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あとは特筆すべきことがあるとすれば、内馬場だろうか。
ロイヤルバンコクスポーツクラブという名前の通り、別に競馬だけをやっているわけではなく、スポーツクラブの外周で競馬をやっているという認識が正しい。
その内馬場は、ゴルフコースになっている。さすがにゴルフボールが競馬のコースに飛んでくるようなことはなかったが、レースとレースの間には、芝コースを横切ってゴルフコースに出入りしている人がいた。
内馬場がスポーツ施設なのは香港のハッピーバレー競馬場もそうだったが、さすがに芝コースを横切って内馬場に出入りできる作りではなかった。そこは、さすがはタイ、と褒める?べきところだろう。JRAが年に1度しかできない芝コース開放を、タイでは毎日やっているのだから。

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ロイヤルターフクラブ同様、ロイヤルバンコクスポーツクラブも左回りでコースは芝のみ。熱帯のスコールのある地域では水はけを考えるとダート競馬は不可能だろう。シンガポールのクランジ競馬場ではポリトラックコースもあったが、それはお金のあるシンガポールだから可能なのであって、タイのような国がそんな最先端の馬場を導入できるわけもない。
この日のレースは1200m戦だけ。他の距離のレコードタイムが新聞には書かれていたので設定はあるようだが、戦績を見ても他の距離は見当たらなかったので、現在は1200m戦しかやっていないのではないか。これはJRAでも京都芝1100mとかが記載され続けているので、どこの国にもあることだろう。
話はそれるが、京都芝1100mのレコードタイムを見直してみたら、3歳以上のレコードタイムは2歳のレコードタイムより遅く、今や1200mのレコードよりも遅い。これが50年以上前の競馬なのか・・・。

話は戻って、ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場の1200mのスタートは向こう正面。スタート位置を考えると、少しロイヤルターフクラブ競馬場よりは1周の距離は長いのだろう。
フルゲートは14頭だったが、これは謎だった。というのも、スタートゲートがこちら。

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ロイヤルターフクラブ同様、JRAのお下がりだった。競馬場名にRoyal Bangkok Sports Clubの略称、RBSCが付けられている点は違うものの、JRAのロゴやRACE COURSEの文字、ゲート番号はそのまま残されていた。
ロイヤルターフクラブ競馬場と同じようにJRAのお下がりを使っていながら、あちらはフルゲート15頭、こちらはフルゲート14頭。しかし、よく見るとゲート番号は16番まで用意されているので、謎のフルゲート設定だった。

レース前にはターフビジョン前で周回するパドックのような時間があるのだが、これはロイヤルターフクラブ競馬場と違って十分に時間が確保されていた。そこで何度かあったことなのだが、気性の荒い馬がパドックでイレ込んで、そのまま暴走気味に返し馬で走り出してしまっていた。
単に気性が荒いということではなく、調教として馬をなだめる技術と、騎手が馬を押さえる技術、その両方のレベルがかなり低いのだろうと感じた。明らかに体力を消耗するレベルで暴走していたので、こうなってしまった馬で馬券に絡んだ馬はいなかった。
おそらく騎手間の実力差もかなり大きい気がする。勝率や連対率が異常に高い騎手がいてオッズでも騎手人気は顕著だし、逆に過去の戦績でリーディング下位の騎手が乗った時だけ人気と成績が急激に悪くなっている馬もいたりした。まあ、八百長ということもあり得るかもしれないが。


1レースの発走は12時20分。前回のロイヤルターフクラブ競馬場では、ターフビジョンに表示されている締切時刻のカウントダウンは発走の10分前で0になっていたが、こちらはちゃんと新聞通りの時間に向けてカウントダウンしていた。4分前に1回目のベルが鳴り終わり、3分前に2回目のベルが鳴り終わり、2分前には船橋競馬の平場競走のファンファーレが鳴り終わる。そしてちゃんと時間通りに0分になった。
ちなみに、4分0秒前にベルが鳴り始めるのではなく、4分0秒前にベルが鳴り終わるタイミングでベルが鳴り始めるのは文化の違いなのだろうか。
また、時間通りというのが日本の感覚とは違って、カウントダウンが0になるのは新聞に書かれている時間+1分だった。要するに、12時20分と書かれていれば、12時20分59秒まではOKで、12時21分0秒にカウントダウンが0になっていた。

とは言っても、発売締切はゲートオープンの瞬間なので、カウントダウンが0になった後も、馬券売り場の混雑を見ながらなのか、馬がゲートに入ってから少し待たされることはあった。
ただ、それもこの日は1分程度。この日がたまたまだったのか、徐々にタイの競馬進行が改善されているのかは分からないが、前回やネットで見た他の人の記事とは違って、かなり時間通り進行されていた。

しかし、まだまだこの競馬場には改善すべき点がある。
タイの競馬はレースのレベルも低いのは当然として、中継のレベルが低すぎる。前にあったロイヤルターフクラブ競馬場はターフビジョンが大きく、もっと見やすい映像だったものの、こちらはターフビジョンが小さく、ちゃんと映像を映さないこともしばしば。映ったとしても画質が悪く、先頭集団しか映さないのでレースの展開が分からない。
レースを映すならまだマシなほうで、ひどい時にはレースが始まってもまだオッズ画面のままだったりもして、実況の言葉が分からないので知らない間にレースがスタートしていた時もあったほど。ターフビジョンの映像がようやくレースに切り替わった頃にはもう3コーナーで、自分の買った馬なんてどこにも見当たらず、映らないまま終わった時のやるせなさは、日本では味わえないものだった。別に味わいたくないのだが。

あと、実況はタイ語なので何を言っているか分からないものの、明らかに馬の位置取りを紹介しているような口調ではなく、レース中は何か歌っているかのようだった。言葉にリズムや抑揚があるし、発せられる文字数が明らかに少なく、実況をしているとは思えない口調で、聞いていて耳障りで鬱陶しくてたまらなかった。それに比べればフジテレビはまだ優秀と言える。ラジオNIKKEIの足下にも及ばないが。

もう少しターフビジョンや中継映像がきっちりしていれば楽しめるものの、肝心のレースを楽しむことができないのがこのロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場の致命的な欠点だと痛感した。
ターフビジョンが無い競馬場と比較すれば、ターフビジョンがあるだけマシかもしれないが、逆に使い物にならない中途半端なターフビジョンがあるからこそ、向こう正面が肉眼では見えなくなっている。
その解決策として、競馬場の外では双眼鏡の貸し出しをやっているので、それを借りているオッサンもそこそこいる。ただ、別に双眼鏡を借りたところで馬券が当たるわけではないので、借りる気にはならなかった。

また、入場口によってスタンド内で移動できるスペースが制限されており、その幅が非常に狭いため、競馬場内をうろうろ歩いて見て回ろうにも、そんな場所がほとんど無い。食事は売っているものの、タイでは街中のいたる所で同じような屋台を見かけるし、料理の内容も肉やらを焼いたような、タイのあらゆるところで見かけるものと同じで、特に目立つものもなかった。

そんな環境なので、エンターテインメント性はほぼ皆無で、ただの賭博場という印象が非常に強く残った。これがタイの文化の一面なのかもしれない。オッサンのたまり場で、若者や女性の姿は当然少ない。おそらく、これまで行ったどの競馬場よりも少なかったように思う。
競馬場に落ちている馬券を見ても、競馬の予想をしっかりしている人がいるようには思えず、馬連1点200バーツ、約680円というような買い目のものが当たり前に転がっているので、一発的中の一攫千金を狙った博打好きがタイには多いのではと思った。
ただ、200バーツ1点買いというのは、物価から考えると日本で1000円くらいを1点買いするようなもの。つまり、タイの競馬場にいる人は、意外にもそれなりの金を持った人なのかもしれない。タイの人なんて貧乏で、競馬をする人なんてなおさらだろうと思い込んでいたが、汚い競馬場の環境のわりには、集まっている人の所得はそこそこなのかもしれない。
ただ、それは入場料100バーツエリアだったからで、50バーツエリアに行けば想像していたタイの姿が見えてくるかもしれない。
または、お金のない人だからこそ、一攫千金を夢見て博打にのめり込んでいるのかもしれない。
一応補足するが、決してタイを馬鹿にしているわけではない。


あとは自分の馬券の話。
博打で財産を減らして苦しい生活を送っているタイ人(強烈な思い込みと偏見)とは違って、前回と同じように1レース1点50バーツ買いで、とりあえず当てることを主眼に置いた買い目を選んだ結果、第2レースで1.4倍の安い複勝が当たり、馬券的中という最低限のノルマは達成。
当たりが出た後は多少の人気薄を狙っていたところ、まさかの複勝7.7倍を当てることができた。1200mで時計も遅いので基本的に逃げ馬が強いのだが、実績のある逃げ馬が揃っていたレースがあったので、競り合って総崩れになることを期待した結果、期待通りに前の人気馬が崩れ、好位追走で結果を残していた人気薄の馬がきっちり差し切ってくれた。

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現地で理解できなかったこととして、同じ馬番が2頭いるレースが何度かあった。出馬表を見ると、1、2、2A、3、4・・・といった具合。こうして、大外の馬は11番なのに、フルゲート14頭になっていたりするのだから、全く理解できなかった。
Aって何やねん・・・と日本語で突っ込んでも、空砲。サーティーンが通じない馬券売り場のおばちゃんに英語でがんばって聞いてもたぶん無駄だろうし、理解することは諦めた。

これは日本に帰ってから調べた結果だが、同じ馬主の馬はまとめて1頭と扱う制度のようだった。海外では場所によって採用されている制度だと知ってはいたが、実際に採用されている競馬場に行ったのは初めてだったので現地では理解できなかった。
また、どうやらタイでは去年の11月頃に導入されたようで、そのため前回はこの制度に巡り会えず、今回初めて遭遇することになった。


現地で理解できていなかったこの制度のおかげで、この番号の馬を買うべきなのか買わないべきなのかと迷って翻弄されたこともあり、途中から馬券が全く当たらなくなってしまった。さらに、先に書いたようにレースがちゃんと見えず、場内を見て回る場所もないことから、途中からはあまり競馬観戦が楽しく感じなくなってしまった。
それに、深夜便で到着したその日、しかも35℃近い暑さの中での観戦ということもあり、疲労困憊。なんとか体調を持ち直そうと、競馬場内の怪しげな屋台で何度か飯を補給して体調回復を試みるも、結局は回復できず。せっかくの海外競馬なので最終10レースまでと思っていたのだが、7レースを終えた時点で競走中止とすることにした。

最終的には、7レースまでなので350バーツを使って、払い戻しは455バーツ。105バーツ、約350円のプラス収支でホテルに向かった。要するに勝ち逃げだった。
あと、不安だった屋台飯で腹を壊すこともなかった。


翌日、日曜日は世界遺産のアユタヤ観光。
アユタヤへは、1時間や2時間遅れが当たり前という国鉄を使った。この国鉄が完全に想定外。まさかまさかのアユタヤ1分早着と、遅れるのを覚悟して行ったらむしろ時間より早く着いてしまった。全く期待していなかったが、最高の結果で応えてくれた。渋々丹内の馬券を買ったら当たった時のような感覚。
ちなみに、バンコク・アユタヤ間は2時間ほどかかるものの、最も値段の安い普通列車の自由席だったので15バーツ、約51円で行けた。この国鉄は、交通費が安い東南アジアの中でも破格の安値だった。

アユタヤからの帰りも国鉄で、ドンムアン駅へ。
ドンムアン空港と繋がっているドンムアン駅だが、本数が少ないことと、国鉄が時間通りに運行されないことから、移動手段としてはメジャーではない。ただ、アユタヤからだとバンコクに戻らずに直行できるという大きすぎるメリットがある。
田舎のアユタヤは観光地としては充実していても休憩できるような施設がなく、暑さにまいってしまい、エアコンの効いた空港にさっさと戻って休憩したくなり、かなり早めに空港へ移動することに。
列車が2時間に1本程度と少ないこともあって、飛行機出発の7時間前の列車の切符を購入。
これならかなり遅れたとしても大丈夫と思いながらアユタヤ駅で待っていると、今回は1分早着なんてものではなかった。列車が入ってきたのは、予定の10分以上前。本当に自分が乗る列車はこれで合っているのかどうか不安になるレベルでの早着だった。
時刻表の時間より早く出発するのは日本では違法なはずだが、そんなこともお構いなしに定刻より前に出発した列車は、ドンムアン駅にも3分の早着を決めてくれた。

やればできるやん!
と素直に喜べない。列車が遅れる前提で切符を買っていたおかげで、早着したドンムアン空港で6時間過ごすことになってしまった。
ここで思い出すのが、ドンムアンに到着した前日のこと。深夜便での到着後に、このドンムアン空港で6時間過ごしている。
同じ空港で2日続けて6時間も過ごすという、なかなか真似の出来ない時間の無駄な過ごし方をしてしまった。

ただ、前日の未明とこの日の夜では、空港に決定的な違いがあった。

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安いフードコートが開いている。
24時間営業の高いフードコートではなく、それなりの地元グルメが安く食べられるドンムアン空港のフードコートは、確か6時から21時までの営業で、2カ所ある。そのフードコートのはしごを決め、去年の9月に続いてタイの料理を満喫してやった。
ここのコスパはターミナル21に匹敵するレベルで、前日のプラチナムファッションモールよりも優れている。と、バンコクフードコート評論をする時間も存分にあった。


フードコートだけで時間を潰したわけではないが、6時間の長い空港滞在を終えて帰路へ。帰りは23時40分発という、理想的な時間帯のスクートの深夜便。そして帰りのボーイング777でのフライトも、行きに続いてまさかの3人並び席に自分一人だけという席の空き具合で、行儀悪く3席を独占して寝転んでくつろいだ。

帰り先は関西空港。
今回の旅行は、競馬観戦とエアアジアのデポジットを使い切ることが目的と最初に書いたが、それに加えて関東から関西に移動することも目的だった。
バンコクを経由して関西に行くことで、旅行と用事の移動を一度にまとめ、交通費を浮かせることに成功し、無事に帰国した。
posted by ナイト at 09:00
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